10月5日と6日はNuit Blancheという夜のお祭りがありました。
言葉の意味は「白夜祭」ですが、フランスでは白夜になるわけでもなく。。
夜通し行われるので、この呼び名になったのかもしれませんね。
2002年にパリで始まり、メスでは2008年に始まりましたが、今年は6年目であり、残念ながら最後の年でもあります。なので2日連続になったのかもしれません。
5日の土曜日はすっかり忘れていて、6日に雨でしたが、出かけました。
近くの広場では、以前から大掛かりなセットが準備されていて、夜の9時半開始でしたが、30分以上前からかなりの人が集まってきていました。 クレーン車のさらに大きいものがいくつかあり、それぞれがロープで結ばれていて、白装束の人があちこちにぶら下がっていました。この人たちは、夏のミラベル祭りでみかけたグループかもしれません。
雨の中、ずっと上空にぶら下がっているのは寒いことでしょう。。晴れていたら写真を撮りたかったですが、混雑する中、雨でしたし、写真はあきらめました。
かっこいい音楽(前衛的であり少しエキゾチックなアジア風)が始まり、白装束の人たちにライトが照らされ、彼らは動き出して、かなりのスピードで移動しながら、箱から白い羽を下界のわたしたちにばらまきました。この白い羽(plumes)はNuit Blancheではおなじみだそうですね!
とても芸術的でずっと見ていたかったですが、会場は他にもたくさんあって、わたしたちは他の人が移動する前にと、次のメイン会場に歩いて行きました。
20分強歩いたでしょうか、そこは、入り口にセキュリティがいて、わたしは鞄の中をチェックされました。他の人はボディチェックなども受けていました。
以前、バス会社の車庫として使われていた場所ですが、そこがエレクトロやメタルのライブ会場になり、他には前衛アートの美術展もありました。 無料で入場できましたが、飲み物はチケット制になっていて、チケット売り場に列ができていたので、買いませんでした。 爆音を避けるための、耳栓が無料で置いてありました。
前衛アートでは、プジョーの透明の車があったり、古いプジョーの後部座席同士をくっつけた車があったり、レコードを敷き詰めたコースを走らせるラジコンコーナーがあったり、面白かったです。
メスは、歴史のある街(その昔、EU本部を招致したかったのにストラスブールに負けたこともあったとか。)ですが、前衛アートや若者を応援する魅力もあり、ますます気に入りました^^
小さい車がこのコースを走りますが、自分が中に乗っているかのように運転できるのが面白そうでした!
これはスケルトンになったプジョーの車です。
自動で動きまわる金魚鉢です。
帰り道は、白い羽でいっぱいでした!
ドストエフスキーの「白夜」です。
サンクトペテルブルクを舞台にしたせつないラブストーリー。
とても読みやすい短編小説です。
ロシア文学の入門におすすめです^^