Nuit Blanche (白夜祭) | フランス人の彼との結婚までの道のりとその後のふたり

フランス人の彼との結婚までの道のりとその後のふたり

2012年11月に日本で結婚、2013年2月からフランスに住んでいます。
国際結婚手続きとフランス生活やフランス語の学習記録。
旅の思い出も時々織り交ぜて、庶民の暮らしをお届けします。

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ちょっと古い話題ですが。。

10月5日と6日はNuit Blancheという夜のお祭りがありました。

言葉の意味は「白夜祭」ですが、フランスでは白夜になるわけでもなく。。

夜通し行われるので、この呼び名になったのかもしれませんね。

2002年にパリで始まり、メスでは2008年に始まりましたが、今年は6年目であり、残念ながら最後の年でもあります。なので2日連続になったのかもしれません。

5日の土曜日はすっかり忘れていて、6日に雨でしたが、出かけました。

近くの広場では、以前から大掛かりなセットが準備されていて、夜の9時半開始でしたが、30分以上前からかなりの人が集まってきていました。 クレーン車のさらに大きいものがいくつかあり、それぞれがロープで結ばれていて、白装束の人があちこちにぶら下がっていました。この人たちは、夏のミラベル祭りでみかけたグループかもしれません。

雨の中、ずっと上空にぶら下がっているのは寒いことでしょう。。晴れていたら写真を撮りたかったですが、混雑する中、雨でしたし、写真はあきらめました。

かっこいい音楽(前衛的であり少しエキゾチックなアジア風)が始まり、白装束の人たちにライトが照らされ、彼らは動き出して、かなりのスピードで移動しながら、箱から白い羽を下界のわたしたちにばらまきました。この白い羽(plumes)はNuit Blancheではおなじみだそうですね!

とても芸術的でずっと見ていたかったですが、会場は他にもたくさんあって、わたしたちは他の人が移動する前にと、次のメイン会場に歩いて行きました。

20分強歩いたでしょうか、そこは、入り口にセキュリティがいて、わたしは鞄の中をチェックされました。他の人はボディチェックなども受けていました。

以前、バス会社の車庫として使われていた場所ですが、そこがエレクトロやメタルのライブ会場になり、他には前衛アートの美術展もありました。 無料で入場できましたが、飲み物はチケット制になっていて、チケット売り場に列ができていたので、買いませんでした。 爆音を避けるための、耳栓が無料で置いてありました。

前衛アートでは、プジョーの透明の車があったり、古いプジョーの後部座席同士をくっつけた車があったり、レコードを敷き詰めたコースを走らせるラジコンコーナーがあったり、面白かったです。

メスは、歴史のある街(その昔、EU本部を招致したかったのにストラスブールに負けたこともあったとか。)ですが、前衛アートや若者を応援する魅力もあり、ますます気に入りました^^



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小さい車がこのコースを走りますが、自分が中に乗っているかのように運転できるのが面白そうでした!

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これはスケルトンになったプジョーの車です。

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自動で動きまわる金魚鉢です。

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帰り道は、白い羽でいっぱいでした!





白夜 (角川文庫)


ドストエフスキーの「白夜」です。
サンクトペテルブルクを舞台にしたせつないラブストーリー。
とても読みやすい短編小説です。
ロシア文学の入門におすすめです^^