ホタル | 三温糖のブログ

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夢への 道のり



ホタルを家族で見に行きましたよ(^^)


写真はネットから借りてきています


星もだけど蛍もスマホでは撮影出来ません


息子 僕は小さな頃から蛍が好きでね


亡くなった私の父は季節になると毎晩僕を蛍を


見に連れて行ったものです


私の両親は両方とも山間部育ちでしてね


蛍が見られる場所をよく知ってました


今思い返せば 亡くなった私の父は僕と似た感性


を持っていたのだろうと思います


でなければ あれだけ蛍が生息している場所を


知っている訳が無いから


たんぽぽの綿毛もそうだったけど 僕が拘り好き


なものを父はよく見つけ毎日毎日僕を連れて行って


くれました 吃音症を持ち口下手だった父


激昂しやすく すぐに暴力を振るう人だった


恵比寿さんのようなみたいな見た目から


怒れば 仁王さんのような顔に醸し出す空気も


変わる人だった 


普段 ニコニコして口数少ない父の爆発的噴火は


社交的で短気で男勝りな母の言動が引き金だった


人情に厚く学は無いけど人から慕われる人だった


若い頃 右翼に傾向し活動家だった父は


優しいけど暴力的な人でした


そんな父の根本は僕のような子供だったのかも


知れません だから孫の中でも僕を毛色が違うと


言い 可愛がってくれた気がします


僕の蛍好きは今も変わる事がありません


蛍に興味が無い私は毎年時期を忘れます


僕から そろそろ蛍が出る時期じゃない?と


言われて思い出す程度です


去年は時期を過ぎてて少ししか見られません


でした その為今年は随分と早くから僕は


今年はたくさん蛍が見たいと騒いでました


ので地元から少し離れた場所にある


蛍の保護区に初めて連れて行ってきましたよ


車で片道1時間以上かかる場所


ばあちゃんが生まれた場所近くにそれはあります


私も場所は知っていたけど初めて行きました


そこは蛍の時期には道路が封鎖されます


地元の方々が近くの道の駅から


シャトルバスで連れて行ってくれる場所です


街灯も無い 真っ暗な山の中です


自然の暗闇に慣れていない人は真っ暗闇を歩くと


少しめまいに似た感覚を感じたりする事を


ご存知でしょうか?


旦那さんも僕も 少しそのような症状が出ました


目が暗闇に慣れて焦点が合うようになると軽減


しますよ。


磁場の関係もあるから感覚が鋭い人は特に足元が


ふわふわして感じるかもしれません


そんな街灯の無い真っ暗な道 片側に川 片側に山


がある道を上がって行きます


ゲンジ蛍が元気よく たくさん飛んでいましたよ


満天の星のような幻想的な空間でしたよ


僕を毎年蛍を見に色々連れて行きましたが


流石に保護区です 桁違いの蛍の数


その景色を見ていて初めて【蛍の光と雪あかり】


の言葉の意味を実感しました


雪あかりは実感したことがあるけど


蛍のあかりは実感したことがなかった


この日 小雨がふり雲が多く月明かりが無かった


けど たくさんの蛍の光で明るかったです


所々に脇道がある 


僕は嬉々として その脇道の真っ暗闇へ行きます


ちょっと待ってて!って言って


止める間もなく すっ飛んで行きます


やれやれ…これだから小さい頃には連れてくる


のが怖いんだよね…もう大丈夫かなぁと思って


連れてきたけど やっぱり少し怖いよね(・・;)


蛍の光 ヒメボタルの光り方は


ヘビの目の光り方に似てたりする


ゲンジ蛍は水辺に生息し飛び回るけど


ヒメボタルは山側に生息し草木にとまってひかる


蛍を捕まえる時 手で捕まえたらダメ


必ず容器で捕まえなさい 


私が小さな頃 母方の祖母に言われた事です


子供が捕まえられる高さにいる蛍のあかりは


ヘビの目の可能性がある 真っ暗闇だから


ヘビかホタルか分からないから手を出すのは


危険だからと私は教わりましたよ


山側 草木にとまってひかるヒメボタルはそんな


危険があるものです


僕にも教えてあるので作られた道以外には絶対


に入りません 


だから大丈夫だと思うけど 


なかなか帰ってこないと心配になります


保護区は懐中電灯などの灯も禁止されています


スマホの灯なども蛍が嫌がるから撮影は禁止


だしスマホを使おうにも…電波も届いてないから


位置確認も電話も出来なかったです


仕方ないから じっと僕が帰ってくるのを所々で


待っていました じっとしてると蛍が寄ってきます


明かりは蛍だけ 川の音と木々の音のみ聞こえる


贅沢な空間 時間を過ごしましたよ


脇道に入りなかなか帰ってこない僕は聞くと


随分と奥まで行って居たようです


観光客も怖くて行かない場所には 沢山の蛍が


いたそうです 道の先には鳥居や神社が点在して


いたようですよ。


帰り道 僕が神社や鳥居があった方角に手を合わ


せるから私や旦那さんも一緒に手を合わせながら


帰りのバスまで降っていきます


どんどん蛍の灯が減り 真っ暗闇になる


蛍のあかりって凄いね!


そう僕も実感したのか そんな事を言ってました


時々 歩く僕に蛍が寄ってきました


頭にとまったり 手や肩にとまったりします


僕 蛍に好かれたのかなぁ?って言うから


もしかしたら その蛍はじいちゃんかもねー


僕と一緒に蛍が見たくて側にきたのかもね


って話しました 蛍は僕とじいちゃんの思い出


だから 私も僕も旦那さんも じいちゃんとの


思い出を自然と話しましたよ


バスに戻って私達は灯が眩しくてね 人工的な


明かりはこうも目が痛くなるものかと3人とも


暫く目が開けられませんでした


私達親子みたいな反応をする人は少なくて


皆さん平気な顔で次々にバスに乗り込んでくる


同じ体験をしても人それぞれ感じ方 感覚は違う


もんだなぁって親子で笑って帰りました


片道1時間以上かけて行き


1時間以上かけて蛍鑑賞をして帰りました


楽しかったですよ


僕が産まれなかったら私は今でも蛍の光の凄さ


を知らずにいた事でしょう 


僕が僕だから 蛍のあかりを知ることが出来た


こんな時いつも感じます


お母さん達の元に生まれてくれてありがとう


僕は僕らしく そのまま成長してね!と思う


まだ少し蛍の時期は続きます 後2、3回は


あっちこち  蛍を見に行きたい僕です(*≧∀≦*)