親子旅 1日目 ① | 三温糖のブログ

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夢への 道のり




さて 私の過去巡りの親子旅


一口に神戸と言っても広いよねーー!


まだ16歳だった私が最初に住み着いたのは


三ノ宮近く 中山手通りと言う街でした


三ノ宮の北野坂のクラブホステスをしていた姉の


マンションに同居したのがスタートです。


当時の私は朝から昼過ぎまで近くの喫茶店


夜は歳を誤魔化してクラブホステスをする日々


その生活スタイルは母と暮らす為に鷹取駅近くの


母のマンションに引越してからも変わらず


働く喫茶店や夜の店が変わるだけでした。


私には明確な目的があって水商売をしていました


だから金銭感覚がバグりそうな夜の世界に染まり


たく無い一心で朝からの喫茶店の仕事を続けて


いました、私が神戸に行った理由は姉が居たから


私と姉と弟は大人達の身勝手な生き方により


バラバラになってしまいました それが私には


納得がいかず 大嫌いな姉だけど数年で良い


姉妹として暮らしたいと思って姉の側に行きました


弟の中学入学に必要なモノを全て揃えて弟と高校


受験までには必ず帰ってくると約束して神戸へ


行きました 姉との数年は まあ大変だったけど


約束通り弟の側に帰って数ヶ月後に姉は亡くなった


ので行って良かったと思っています。


そうゆう生活だったので私の行動範囲は広くなく


地図の赤マルが住んでいた場所


青線で囲っている場所が私の行動範囲です


色々予定を立て まずは鷹取駅近くっても正確


には須磨水族園近くの母と姉と住んだ街…


と姉が亡くなった水族館前のマンションに僕は


行きたいと言いました。


マジかぁ…その地雷踏む?


僕だもん そら踏むよなꉂ(ˊᗜˋ*)ヶラヶラwww


なんせ私が両親の刃傷沙汰を見た借家にも何度


も連れて行かせた子だもん 


あの借家に僕と最初に行った時 死ぬかと思った


あの時の血の匂い 血の温かさ…etcがぶあっと


襲ってきて 呼吸が出来なくて冷や汗は出るわ


心臓がもう身体から飛び出るんじゃないと…


守らなきゃいけない我が子 僕が目の前にいた


から何とか必死に現実にしがみつけたもんよ


あんなんを まあ何度も喰らったらたいがいな事


は平気になる 震災があったからどっちの


マンションも残ってるか分からんよーって


昔言ったのね、したら僕 数ヶ月後お得意の


航空写真で見つけた!


残っている当時の写真から両方とも場所特定して


お母さん ほらここでしょ!って満面の笑みで


言うわけですよ 


だから今回も僕はマンションがまだある事を確認


済みでしてね 行きたいと言うのです


私の過去を知りたい僕の衝動 欲求は凄まじい


熱量でしてね びっくりします まあ慣れたけど


てな事から 須磨区に最初に行く予定でした


が!何故か車のナビは私が知る道でなく変な道を


行かせるんですよね 大雨の中 軽くパニックに


なりながら まあナビが間違える訳無いよねー


たぶん10年来ない間に道が変わったのだろうと


で、高速を降りたのが三田 新神戸駅近く


………わけがわからん 私達が来た方面は須磨区


方面から来てるんですよ だから須磨区に行くに


バックするんですよね…クソナビが!!


雨もだんだんと酷くなってきたので予定変更


僕が行きたい私が住んだ場所巡りをこの大雨の中


歩いて回るのは現実的では無い為


僕が行きたい場所の一つ私がよく行った商店街


に行く事にしましたよ商店街なら雨関係ないしね


僕が食べたい神戸グルメ巡りもできるからって事


新開地商店街へ


当時の私の休日の楽しみは商店街巡りでした


三ノ宮のセンター街や元町も行くけど


古い昔からある雑多な下町の商店街が好きでした


三ノ宮近くに住んでいたので最初に行ったのが


湊川商店街 東山商店街 新開地商店街


この3つの商店街はほぼ繋がってるんです


厳密には他にも繋がってたりする


神戸ってね 私が生まれた街と同じく山と海に


挟まれた街なんです そして都会でお洒落なのに


どこか田舎っぽいの 三ノ宮とか山手に住む人や


新しく出来たポーアイ方面に住む人達は気取った人


が多かったけど それ以外の区に住む人達は


気取ったところがない気さくで明るい人達が


多くてね 田舎から出てきた16歳の私はそうゆう


場所がとても心地よかったんです


で新開地商店街には私が初めて食べた神戸の洋食屋


さんがありました そこで僕にビフカツを食べさせ


てやりたくて向かいました。


私が神戸で食べたモノで1番美味しかったのが


ビフカツサンドでした まだ16.7の小娘だった


私はとても衝撃を受けたもんです


ホステスをしていたので様々な高級な食事もした


けど思い出に残っているのはビフカツサンドが


高いくらいで他は下町グルメみたいなものが多い


すべて商店街で食べ歩きしたようなものばかり


一般的に 大阪 食い倒れ 京都 着倒れ


神戸は履き倒れと言われます


神戸には靴屋さんが多い為 そう言われますが


私的には 神戸は食い倒れの街です


安くて美味しいものが なんせ多い


神戸から田舎に帰って最初に感じたのが


田舎の物価の高さ 飲食店の値段の高さでした


喫茶店に勤めていたからもあるけど神戸では


650円も出せばランチにデザートとドリンクが


ついてくる店が多かった うどん そはなども


500円も出せばいい方だった


なのに田舎に帰ってきたらランチで1000円以上


が当たり前でモーニングすら600円以上する


うどんや蕎麦は800円前後が当たり前だった


高いなぁ その上…美味しくない( ;∀;)


だから正直に言うと田舎に帰って3日で神戸に


帰り たくなったのです


私は大阪や東京も短いけど住みましたが


神戸が一番住みやすくて とにかく食べ物が


安くて美味しい んで大事な事 有名店だけが


美味しいのでなく 何処に行っても不味く無い


大阪や東京は当たりハズレが大きいのね


けど神戸は違うハズレがない 少なくとも私は


ハズレた事がない だから僕にもそう教えました




グリル一平さん まだありました……ってか


めちゃくちゃ有名店になっていました( ゚д゚)


新開地商店街の中の2階 小さな洋食屋さんです




朝から動いて 一平さんの洋食を楽しみに2人とも


朝ご飯も抜いてたからはらぺこさんでした………


閉まってる? 臨時休業って書いてある!


あー台風で臨時休業したの?


……… どうしよう 2人ともショックが大きくて


取り敢えず うん喫茶店に行こう!


神戸はミックスジュースが美味しいからね!




うん やっぱりハズレナシ 美味しかったです!


さてどうしようか? 


もう一件の洋食屋さんはこの日は定休日だしなぁ


僕はどうしてもビフカツが食べてみたいって言う


そう僕 ビフカツを食べた事無いんです


僕が私の話しを聞いて食べたがるから市内探して


見るけど無くて仕方なく見様見真似で私作って


みたんだけど何度作ってみても私が覚えてる


ビフカツの味にならなかったんです


カツはなんとかなる問題はデミグラスソースです


神戸の洋食文化は古くデミグラスソースが


なんせ何処に行っても美味しかったんです


その味がどうしても出なくて 僕デミグラスが


大好きだから 神戸のデミグラスを食べさせて


やりたいなぁと思うんだけど…なんせ私が居たの


って30年以上前の話し 分からん!


こうゆう時は聞く!喫茶店のママさんに近く


に美味しい洋食屋さんありませんか?って聞いた


優しく教えて頂き お礼を言って僕といそいそと


その洋食屋さんに行きました!


やっと食べられると思ったら…


ビフカツが売り切れ!( ・᷄ᯅ・᷅ )


………ビフカツ以外にも美味しい洋食はある


けど これじゃないよなぁって事で せっかく


たどり着いた洋食屋さんを食べずに出ました。


って言うのも もう一つ僕に食べさせてやりたい


料理があって その店を見つけてたからです。




源八寿司さん お寿司です。


たぶん私達が住む町を知る人ははぁ?寿司


って言うと思う 私達が住む町は港町で魚が


美味しいからお寿司も当然美味しいです


ただね 不思議なんだけど私神戸から帰ってから


一時期お寿司が全く食べられなくなったんです


不味くて 魚臭くて食べられなくなったの


どうも田舎の港町だから魚が新鮮なもんだから


魚の下処理 寿司の仕込み方が手抜きになり


易いことが原因だったみたいなんです


だから高いお店に行けば普通に食べられる


けど神戸では安いお寿司で充分美味しかったの!


新鮮さでは多分私達が住む町の寿司屋の方が上


県外からいらっしゃる方々はみな口を揃えて


地元にあるくるくる寿司のクオリティの高さを


褒めて下さいます けどさぁ寿司って新鮮なら


良い訳じゃ無いと思うんですよね


同じ事を昔 北海道旅行でも感じたんです


北海道 何を食べても美味しかったです


けど寿司はダメ 私的にダメだったんですよ


だから田舎の港町あるあるかなぁ?って思います


源八寿司さん 昔からあるお店で私が居た頃は


三ノ宮の東門筋の下にもお店がありました


仕事が終わって帰る時に1000円の安い折を買って


帰って食べるのが好きでした。




昔と変わらず 庶民的なお値段でしたよ


「お母さん めちゃくちゃ美味しい!それに


全く魚臭く無い!お母さんが言ってた意味はコレ


かぁ 僕も これ好きだわ」


って僕にも合ったようでペロッと御完食


さてお腹はいっぱいになったけど外は大雨


服が見たいと僕が言うので服なら三ノ宮だなぁ


って事で三ノ宮センター街に移動しました。




センター街にきたら 取り敢えず食べなきゃいけ


ないのが…




たちばなの明石焼き


これも不思議なんだけどね 明石の魚棚商店街に


たくさん本場の明石焼き屋さんあって


まだ神戸との縁を切る前に小さな僕を連れて行って


食べた事があるんですが…4.5店舗回ったんだけ


私が好きな明石焼きの味じゃなかったの!


本場なのに 元祖なのに違うのよ!


旦那さんも僕も初めて食べたんだけど………


美味しくないって(−_−;)


違うの これが食べさせたかった明石焼きじゃ


ないの!って随分と私が言ったのを僕覚えてて


お母さんの好きな明石焼き屋さんに行きたい!


って言われてたから 行ってきましたよ。


厳密には私が好きな明石焼き屋さんは新長田の


商店街にあったんだけど震災後なくなったんです


ただこの たちばなさん  の  明石焼きも美味しく


て須磨区に引っ越すまでは良く食べました。


久しぶりに食べて そうそうこの味よ(*´꒳`*)


僕も 全然明石で食べたのとも地元で食べるのと


も味が違うって 美味しい美味しいとペロって


食べましたよ。


一口に明石焼きって言ってもお店によって味は


随分と違うんです 私が好きな明石焼きは出汁と


たこ焼き?卵焼き?が一緒になって味が完成する


タイプのやつ 別々に食べたら薄い味なんだけど


合体するとあら不思議 めちゃくちゃ味がしまる


美味しくなるんですよ 玉子に出汁を吸わせる


タイプは冷凍のお土産に多い 玉子が味が濃くて


出汁が要らないとかソースつけたりするタイプは


板宿より向こう明石寄りに多い気がします


私の行動範囲にあった明石焼き屋さんは合体する


タイプが一番多かったような気がします


料理は科学だって私の持論 味覚は神戸で培われ


たように思います ぼっかけうどんもそうだよね


合体すると相乗効果で素晴らしい味になる


思い出の食べさせてやりたかった明石焼きを僕に


食べさせてやれて私も大満足です(*≧∀≦*)