作り置きは手抜きだ! | 三温糖のブログ

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夢への 道のり



息子 僕 高校一年生 自閉症スペクトラム


ADHD優位 学習障害 睡眠障害

発達性協調性運動障害 異所性灰白質

3歳児検診でADHDの疑いを指摘される

5歳で自閉症スペクトラム 他障害の診断あり

さて…私達親子を見ていて 仲が良いなぁ


親子関係が良いなぁ 僕は上手く成長してるなぁ


なんて思われる方が一定数おられますが


当たり前の事ですが その印象は水面に浮かぶ


水鳥だけを見て 気持ちよさそうだなぁ


綺麗だなぁって言っているようなもんで


水面の下の慌ただしく動く足を見てないような


もんです。


僕の成長記録として私は主に楽しかった事や


嬉しかった事より トラブルになった事をブログ


には書くようにしています


今日は成長して他人からは 一見発達障害だと


分からなくなった僕だけど 当たり前なんだけど


ASDだよなぁって私が思った出来事を書き綴り


残しておきます。


何個か前のブログにお弁当のお話を書きました


私のお弁当への想いは 新しい環境に踏み出す


僕の不安を軽減 頑張る原動力となる


緊張状態を一瞬緩和出来る 


御守りのお弁当を作って僕に持たせるでした


味覚過敏も強く 偏食も強い僕の毎日の食事は


料理することが好きな私を挫折させるほど困難


なモノです 私は自分が食べる事に困る子供時代


を過ごした為 人が楽しそうに嬉しそうに食事を


するのを見るのが一番好きです


自分が作った料理を食べて人が笑顔になる


それが私の存在意義になっていたりする


だから飲食店を長く営んでいるのです


僕の味覚過敏 偏食は私のそんな存在意義 価値


を根底からひっくり返します


まだ僕が障害なんて想像もしてなかった頃


僕が喜ぶだろうと どれだけ試行錯誤して作っても


嫌だとひっくり返される 一口だけでもとムリに


食べさせると胃袋の中身を全て嘔吐する姿は


徹底的に私を打ちのめしました 


食事の時間が堪らなく苦痛でした


僕と楽しく食事なんて多動性もありムリでした


何度諦めたか分からない…


僕と何かを一緒に食べて 美味しいね!って


笑い合う事 そんな僕と私達の姿を想像しては


無理だと何度も何度も諦めました


そう何度も諦めた🟰何度もチャレンジした


んです 私諦め悪いんで(*≧m≦*)プププ


僕の食との闘いは紆余曲折してきましたよ


味覚過敏もありましたが 吸う力 噛む力が


弱くて飲み込めないからってのも偏食の一つの


要因になっていたからです 


僕が喜んで食べれるのは 白米と味噌汁と芋類


飲み物は水か決まったお茶のみ 菓子類も食べない


だからお出掛けして ちょっとお腹が空いたから


コンビニで何か買い食べさせるなんて無理でした


結果 僕とのお出掛けは他にも色々発達特性的に


必要な大量の荷物を持って歩くしかありません


でしたよ。


僕が私の作るモノ以外で最初に食べられるように


なったのは 肉うどんでした けど啜ることが


出来ないからお椀に一口分ずつ入れてやり


僕はかき込むように食べるスタイル


側からみたら多分 早食いのわんこそばみたい 


だったと思いますよ( ̄▽ ̄;)


僕が自分で麺類を食べられるようになったのは


小学生の五年生も過ぎてからです。


長々と僕の食の経緯を書きましたが 私は僕に


食事を通して大切な事 伝えたい事をその時々


教えてきました。


一緒に食事する人の気持ち


食事を作ってくれた人の気持ち


お米は八十八手の手間暇がかかっているとかの


そもそもの食材の成り立ち 命を頂く事や


作物を作る人達の気持ち 様々な事象に対して


見せたり経験させたり想像力を働かせる事を教え


感謝することを事あるごとに教えます


食べられないものをムリに食べる必要は無い


じっと座って食べられないのも仕方ない


けど人の気持ちが分からない


感謝する心が持てないのはダメだと教えた


特性的に分からない 想像出来ないのは仕方ない


だから一つ一つ 細かに教えてきました


ソーシャルトレーニングの一つの場として


一つ一つその場でその時々に必要な事を想像


させてきました 人が好きな僕が人と楽しく食事


出来るようになれるように


私はその為に日に一度 夕食は家族揃って食べる


事を何より最優先に大切にしました


営業していたお店の営業時間を変更してまで


コロナ禍になるまで続けました


丁度コロナ禍に突入した後ぐらいから思春期で


夕方5時の夕飯は早すぎるようになったし


僕の気づきの良いタイミングだと思って


毎日から週に一回 定休日だけに変更しました


人は無くなって初めてその価値に気づいたりする


その変更は僕にとって寂しく感じる変更だった


無くすまで僕はその時間を大切にする事が無かった


遊んで時間に遅れる 食事中に動画を見る


私が他の家族と喋れば腹を立て邪魔をする


僕の一方的な会話 自分だけが主役の場


それが僕にとって当たり前だった 想像はしても


実感までは至らなかったのが無くなって初めて


大切な時間だったと まわりの家族の優しさ


受け止められていた事を僕は実感したようでした


無くしたから気づけることは多いモノです


成長もあり その後ぐーんと僕は変化しました


随分と僕は成長して 食事に文句つける事も減り


我儘も減り落ち着いて 会話のキャッチボールも


出来るようになって楽しく食事が出来るように


なり大切な時間を大切に過ごせるようになった


今回お弁当を作るって言う 新しい場面になり


やっぱり僕の根本的な部分が顔を出しました


作り置きは手抜きじゃん!


って不満がそれを明らかにした


まあ僕がそう不満を感じるのは一部仕方ない


僕の気分によって私は僕のその場の食事を変更


してやったりしてました だから僕はそもそも


作り置きに免疫が無い 経験した事がない


経験した事がない事だから他者感情が分からない


普通に僕にそう不満をぶつけられて私はブチ切れ


たけど 僕の顔を見て分かって無いなと感じた


対象が母である私だからある種のバイアスが僕


にかかっているからだと感じました


今迄もなんだけど 私はこうゆうタイミングは


逃さないようにしています


親子だから許されること 他人には許されないこと


を教えるタイミングだと思いました


どうアプローチしたら正しく私が伝えたい事が


僕に伝わるか考えました


頭ごなしに正論を言っても伝わりゃしません


お母さんだから お母さんが言ってるだけだから


🟰お母さんの主観は受け付けませんよ


みたいな感じが思春期以降感じられるから


そうこんな時は他人に協力してもらうが一番!


色々考えて1番効果的な場面を設定しましたよ


僕のお誕生日&卒業 入学祝いに友人を招いた


僕が一番楽しみにしている場面でぶち上げる事


にしました。


何の下準備もナシ ただ自然に僕の考え行動


発言を僕の大好きな人達が知ったらどう反応する


のかを僕が見て感じ学んで欲しいと思いました


楽しく祝いの食事をしながら皆に伝える


「僕の高校生活に毎日お弁当がいるんだ


僕がお弁当を楽しみにしてるから色々試行錯誤


してるんだけど 僕にこないだ「作り置きなんて


手抜きじゃん!」って言われたよ!」と…


そうぶち上げられて最初僕は自分の意見を正しい


ように言ってたりした けど大好きな人達が


それぞれ優しく それは僕違うよと諭してくれる


母以外の人達にそう諭され 僕の顔から反抗的な


感じが消えましたよ そのタイミングで伝えた


「お母さんは僕のお母さんだから何言われても


我慢するし僕の気持ちも想像するよ けどさ


今回お母さんに言った言葉を僕の未来で僕の


お嫁さんや彼女に言ったら間違いなく喧嘩に


なるよ 君の事が大好きで大切だと思うから


時間をかけて君が喜ぶように料理を作る


働きながら自分がゆっくりする時間を使って


君の為に作り置きを作っている人に対して君は


手抜きじゃん!と言ったんだよ 逆の立場で


彼女や奥さんの立場に立って客観的に想像して


ごらん 君は何を感じるの?」


「ふざけんな!って思うな…」


「君 今毎日学校で頑張ってるよね?学校から


帰ったら 疲れてるからゆっくりしたいよね?


そのゆっくりしたい気持ちは 君の大切な人達


も同じなんだよ その時間を使って君の為に何


かするのはその人の想いであり自由で君が負担に


感じる必要は無い けどさ当たり前じゃないんだ


負担に思う必要は無いけど感謝する心は必要で


感謝できる感覚を感じられるのは大切なんだよ


君の発言 君の感覚はその人の君に対する優しい


想いを当たり前だと感じてるから発生する感情で


発言じゃないのかな?それは違うんじゃないの?


母は君の母だから 我が子だから君と想いが


すれ違っても伝わるまで分かり合えるまで君と


とことん喧嘩する 母だからそれが出来る


けど他人は同じようにはしてくれないし分かって


くれなかったりするよ 母だってもしお父さんが


同じ事をお母さんに言ったら 喧嘩はしないかも


だけど2度と料理は作ってやらんよ 


勝手に好きなもん食えって思う 夫婦と親子は違う


親子だからとことんわかり合おうと喧嘩出来る


けど夫婦は母でも同じ熱量で喧嘩出来ない


だってめんどくさいもん それが他人だ 


君は傷付けるつもりが無くても今回みたいな


相手の立場 想いを想像すること無く


自分の我を通そうとすると君の大切な人を


傷つけてしまうよ 傷つけ君はそれに気付けない


気付けないまま すれ違いサヨナラするかも?


母は僕に そうなって欲しくないんだよ


母は別に腹が立って今君に話してるんじゃない


君の未来にとって とっても大切な事を君に教え


たい母として心配だから伝えたいだけなんだよ」


と そんな事を僕に伝えましたよ。


僕の障害 ASDの特性 他者の感情が分からない


色々経験して随分と想像出来るようになったし


理解も深くなった けど根本は変わらない


その僕の特性は必ず未来で僕の大好きで  


大切な人達を傷つけてしまう けど僕は気づかない


その悲しいすれ違いを防ぎたくて 小さな頃から


場面に恵まれたら タイミングを逃さないように


私はしています 充分伝わったようですよ。


2度と作り置きは手抜きじゃん!って言いません


叱られて我慢して言わないのでなく


手抜きじゃないんだと理解して 作り置きの料理


には愛がこもっている事を理解したから言わない


些細な事だけど 私はとっても大事な事だと思う


他人の気持ちを理解する それも大事だよ


けど私が言外に僕に本当に伝えたかった教えたか


ったのは そこに僕に対する愛情があるって事


愛情をかけられる価値が僕にあるって事実


色々な事があって劣等感を抱えやすい僕に人から


の愛情を正しく認知できるように僕は愛されてる


とキチンと感じられる人間にしておきたい


親は先に死ぬのだから………


母以外の誰かが僕に作り置きの料理を作ってくれ


たら それをしっかりと思い出して欲しい


そしてしてもらう側からする側にもなれる事を知る


愛情の表現の仕方の一つとして僕も表現できるよう


になる 私はそれが教えたかったです。