すい臓がん発覚までの経緯・3 | 膵臓がんがやってきた!! 〜いきなり闘病生活〜

膵臓がんがやってきた!! 〜いきなり闘病生活〜

2018年12月に48才で膵臓がん、膵頭十二指腸切除術(ステージ2b)、2020年5月、穿孔性腹膜炎で手術、再発判明。2021年3月、肝転移。治療法もなくなりそう。あとどれくらい生きられるだろう?

12月21日(金)

この日はガンの告知があった日です。

以下、ちょっと長いです。

 

午後、家族と一緒に、先生から細胞診の結果の説明を受けました。

 

まずは、消化器内科の先生から…。

「よくない細胞がありました。がんですね。大きさは2cmくらいです。胆管がんの可能性があると思っていましたが、膵管も詰まっています。これはすい臓がんが大きくなって、胆管、膵管両方を圧迫していると思います。でも、CT、MRIからは早期なので手術できますし、根治の可能性もあります。」

 

大体こんな趣旨だったかと思います。

 

そして、

「外科のほうには連絡してあります。もし手術を受けられる希望があれば、このあと、外科の先生から詳しく説明してもらいますが、どうしますか?」

と聞かれたので、説明をお願いしました。

 

しばらくして、消化器外科の先生から…。

「手術としては、膵頭十二指腸切除術になります。すい臓がんは、見つかった段階で7、8割の人は手術できなくらい癌が進行しています。残りの2,3割の人が手術できるのですが、でも、そのうち2,3割の人は開腹しても、画像で分からなかった肝転移、腹膜播種やリンパ節転移などが判明して、そのままお腹を閉じてしまうこともあります。手術時間は6~8時間くらいかかりますが、手術できない場合は、早く終わります。朝から手術をしますが、お昼くらいに手術室から出てきたら、手術できなかったと思ってください。」

 

といった趣旨の説明。このほか、術後6か月の補助化学療法を受けること、術後の合併症等の説明がありました。

 

今思うと、この時はステージの話とか余命の話は何もありませんでしたね。

 

手術日は、偶然12月27日に空きができたので、もしよければその日にしましょう、という説明を受けました。

 

自分としては、進行の早いすい臓がんを一刻も早く切ってしまいたかったので、27日に手術を受ける心づもりを決めました。27日が無理となると、年明けになってしまいますからね。

 

 巷にいうセカンドオピニオンは受けなかったです。年明けに、診療情報提供書を書いてもらって、そこからセカンドの病院に予約して、となると、セカンドオピニオンは一体いつになるのか?そして、あらためて、今の病院で手術予約するとなると、手術受けられるのは、1月末?、2月上旬?

 もし、セカンドオピニオンの病院で手術受けたいとなると、必然的に別の大学病院になるのですが、おそらく初診、再検査などを行うと、手術できるのは2、3か月くらい先になるのではないでしょうか?

 どんどん進行してしまいそうで、怖い。

 

 それに、説明を受けた消化器外科先生は、病院ホームページのプロフィールによると、 肝胆膵外科学会高度技能指導医 、肝胆膵各分野の指導医で、説明時にも、「こういう手術ばかりやってきた」とおっしゃっていたので、もうこの先生にお任せしようと。

 

 おそらく、セカンドオピニオン受けても、術式は細かい部分では違うかもしれないけれど、大きくは変わらないだろうし、時間だけが経って転移とかして手術できない7,8割になるのは避けたい、という思いが強かったです。

 

「手術できる2,3割の中に入っていて良かったと思うしかない。」

 

そんな気持ちでした。

 

一応その日は同意書にはサインせず、病室に戻ってじっくり診療行為説明書を読むことにしました。