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jdeafのインフレカバー研究

世界の超インフレーションの郵便物研究

オーストリアインフレカバーのデータベースを作り始めました。集まっているものから良さそうなのをピックアップして、200通くらいでと思ったのですが、インフレ後期になるほど、外し難くなり、300通を超えてしまいました。これは時間がかかりそうです。5フレーム作品なので、最終的に160通弱を選ぶことになるでしょう。意外と集まっているなと思う一方で、基本的な料金で抜けがあることに気付いたりします。データベースは、元来、ドイツインフレが先なのですが、ちょっと色々と集まり過ぎて、取っ組むのが億劫になってました。オーストリアが先行するとは、想定してませんでした。ドイツとは同じ年代で、ミニドイツといった感じのオーストリアで予行練習いった感じでしょうか。作品のスタートは、1921年2月1日で決めちゃっていますが、終わりが決まってません。1925年は決めちゃっていますが、2月28日(または3月31日)、6月30日、9月30日、12月31日の4つの候補があり、データベースを作りながら、考えてみることにします。と、いっても作品提出締切りまで、時間がないので、ちんたらと作成する余裕ないです。
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画像は、1922年10月24日、オーストリア・グラーツ(Graz)から、インドネシア・セラン(Serang)宛の外国書留です。2100クローネ分の切手が貼られていて、4倍重量(60~80g)です。消印が読みずらいのですが、オーストリアでは普通であり、2つある消印を読み合わせると、1922年10月24日と読めます。これは、オーストリアインフレで、2番目に短い料金期間で、このような面白い珍しい宛先を良く入手できたものです。
今年のJAPEXは、オーストリアインフレでいくことにしたのですが、肝心の料金表のデータが見つかりません。料金表は、切手展の作品を作る上で重要な基礎データなのですが。2010年のポルトガル国際切手展の直前に、パソコンのデータを失ったのが原因でした。ハンガリーなど主なものは、すぐに復旧したのですが…。JAPEX2009でオーストリアインフレの1フレームを出品した後、競争展に出してなかったので、4年間気付きませんでした。幸いにプリントして、書き込みなどもしてなかったのが残っていたので、OCRソフトを使って、復旧させました。完全ではないのですが、かなりの精度でデータを生成してくれるので、おかしくなった箇所を修正するだけで済みます。全てを手入力していたら、時間がかかるだけでなく間違いが多くなります。更に、最近のOCRソフトは、表をそのまま、Excelに出力出来るなんですね。助かりました。出品を決めなければ、未だに、料金表のデータがないことに気付かないままでした。そうしている間に、プリントした紙をなくしたら、調べ直しから始めるところでした。
全日展、そして韓国世界展が終わったばかりなのだが、JAPEX2014が近づいてきた。展示そのものは、1ヶ月半以上先なのだが、出品申込み締切が、土曜の午後6時必着と、既に残り3日を切っているのです。韓国世界展の後、ずっと気になっていたのですが、いつものパターンというか、ギリギリにならないと動けないんですね。JAPEXには、2008年にハンガリーインフレを出品してから、レギュラークラスに出品してないので、今年は何かを出品したい。昨年も同じことを考えながら、結局は、ワンフレームで済ませてしまいました。候補は、まず、昨年の全日展に3フレームで出したウクライナなのですが、買ったままの束がかなりあり、更に言語の問題もあり、どうしょうかなと思案。他は、ポーランド、オーストリア、中国あたりが候補。頑張れば、ルーマニア、ギリシャ、1920年代のハンガリーも。ポーランドはちょっと調べたいと思いながら調べてないものがあり、先送り…。オーストリアは、ぼちぼち集まっていて、まぁまぁ、かな。でも、おとなしいインフレだし、1920年代にしては珍しく、到着印が押されないので、展示上の面白みが弱いし、消印は鮮明なのが少ないし、まず、料金初日・最終日が揃ってない。特にインフレ初期のが無いなと思いつつ、ネットでオーストリアインフレのカバーを漁ったら、下記の葉書を発見。ちょっと高めだが、即購入。
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画像は、 1921年2月1日、オーストリア・ウィーンからクーフシュタイン(Kufstein)宛の国内葉書。消印が読み難いのがオーストリア・インフレの特徴。葉書の文面最初に1921年1月31日を意味する"31.I.21"が書かれているのと、左端の切手上の消印で、かろうじて"-1.II.21"と読めるので、料金初日の1921年2月1日と判断できる。料金は、100ヘラー(=1クローネ)で、50ヘラーから2倍になった所。1クローネと切りの良い数字なので、作品の一番最初に示すのに持ってこいのマテリアル。オーストリアインフレの場合、1918年、1920年、1921年のどれかをスタートにするかがちょっと迷っていたが、これを入手ということで、今度のJAPEXは、オーストリアインフレ1921~1925(かな)の5フレームに傾きつつであります。ちょっと、予定と違うのですが、まぁ、これでいいのでしょう。
先日書いた80通ほど入手したハンガリーインフレカバーは、ライブで直接入札したもの。通常、深夜に行われるのだが、開始時間が、たまたま、土曜の夕方ということで、参戦。登録して、ログインするだけで、あとは欲しいマテリアルが表示された時、ボタンを押すだけ。"Going!","Going!","Gone!"の3つの表示があって、プロレスの3カウントみたいに、順に赤に切り替わり、"Gone!"が赤に切り替わったら、その時点での最高入札者が落札という仕組み。初めての参戦だったが、あっけないほど、簡単だった(事前に、PayPalで送金可能など確認しておいたが…)。刻み値はあらかじめ決まっているため、eBayみたいに0.01の差をつけたり、ラスト数秒でいきなり跳ね上がるということもない。そして、最低値が低いため、落札値に達するまで、延々と入札が続くこともあり、高速レースというより、自転車でサイリングしているようなもの。競って、片方はすぐに入札するも、もう一方がカウント3になろうかという時に連続して入札する場面もあり、もどかしい場面もあった。750点ほどで4時間強。1分あたり3点というペース。最低値が低かったため、ほぼ100%近い落札率だった。なお参加した、ライブは、ひとつのオークションハウスが築いたものではなく、システムがあって、色々なオークションハウスが出すという仕組み。そのため、オークションスケジュールをみると、切手だけでなく、美術品とかもある。どんどん便利になってきた。
発注したリーフも届き、本来なら、JAPEX向けて、準備中という所なのですが、全く手付かず。というのは、韓国展の後、2つのオークションが続き、そちらを優先しているため。共にハンガリーインフレとドイツインフレのコレクションの処分セール。ハンガリーのは目ぼしい品はないもの状態が良いものを中心に入手。一方で、ドイツインフレの方は、書留葉書とか書留印刷物とか配達記録など、高額ではないが、なかなか入手できないものがかなり…。資金と相談しながら、絞って入札したのですが、マイナーなオークションハウスで、知られていないのか、不落札品が多く、入札し忘れも含めて、かなりの不落札品を入手。オークションにも出ない即決販売もあり、それらを合わせて100通超という大幅補強。オークションを知らせてくれた方に多謝。そうしているうちに、ハンガリーのが届いていて、整理中。JAPEXの作品を優先すべきなのだが、データを整備しているのは、ハンガリーインフレのみなので、そのデータ整備を優先。
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画像は、1946年3月10日、ハンガリー・ブタペストのローカル便。今回、入手したものの1つ。ありふれたもので、従来なら見向きもしないようなもの。それに同じ料金のローカル便を入手済。何故、入手かというと、下のスペースが広いのが理由。ハンガリーインフレカバーは、いわゆるクラシックよりサイズが大きく、2通/リーフで展示すると、書き込みスペースの確保すら苦労する。余白を出して美しく見せるところではない。小さいサイズのカバーがあれば、良いのだが、なかなか無い。なので、下のスペースを隠して展示に使えそうかなと、とりあえず入手してみたもの。今回は、このような平凡なカバーばかり80通ほど、入手。

リーフサイズについて。現在、使用しているリーフのサイズは縦297mm×横215mm。初めての国際切手展Portugal 2010への出品の時、最初は、ボストークサイズの縦279mm×横216mmで準備をした。直前になって、ハンガリーの大立者と連絡を取るようになり、見てもらった所、カバーを横にずらして書き込んでいるのは見苦しい、リーフの高さを高くして、カバーを中央に揃えるべしというアドバイス。ヨーロッパの審査員はそれを好む、とも。郷に入れば郷に従え、ということで、リーフの高さを高くすることに。当初は、A4サイズの縦297mm×横210mmを考えたが、国際切手展経験者から、もう少し横を拡げた方が良いというアドバイス。A4ではリーフの横の隙間が気になるとのこと。横230mmも考えたが、合う市販の保護ラップがない。あれこれと考えて、レターサイズの横幅に注目。ボストークサイズは、レターサイズとほぼ同じということに気付く。ほぼ同じというのは、レターサイズは縦11インチ×横8.5インチで、ミリに置き換えると、279.4mm×215.9mmとなる。その端数を四捨五入したのがボストークサイズ。そして、表向きはA4サイズ向けとなっていながら、実際にはレターサイズの横幅もギリギリ収納可能な市販のクリアポケットを見つけたので、保護ラップの問題もクリア。そして、リーフの出し入れ易さも考慮して、端数を切り捨て縦297mm×横215mmに辿り着く。A4より横に5mm長く、ボストークサイズより縦に18mm長い。縦18mmの差は大きく、書き込み3行分が入る。書き込みが出来ないため、カバーを横にずらして、カバーの横に書いていたのが、カバーの下に書き込みやすくなった。また、実際の展示でも、4段の最上段のリーフ上部がフレーム枠に隠れる場合があるが、概してコンパクトに展示フレームにおさまっている。横には隙間なくおさまり、またリーフが重なることもない。横230mmだとリーフが重なる。また横に5mm拡げたため、縦向きにしたり、折り曲げたりする必要がなくなったカバーも出てきた。インフレカバーの場合、保護ラップや展示フレームも併せて考慮すると、縦297mm×横215mmがもっとも適したリーフサイズであろう。

先日、リーフのストックが500枚を切ったから、リーフの補充に動いたと書いたが、これについて、補足します。紙には、向きがあり、縦目と横目があります。紙が丸まりやすい向きが、短い辺なのが縦目、長い辺なのが横目です。そして横目は、リーフをたてにかけると、中央部分がたわみやすくなります。たわみが大きくなると、リーフが外れたりしやすくなります。逆に縦目はリーフが丸まると逆にリーフが倒れにくくなります。縦目の方が、展示用としては最適です。しかし、縦目だけで四六判から切り出すと9枚となる一方で、縦目6枚・横目5枚の11枚で切り出すことが可能です。ですので、最高のものを使うと書きながら、ここでは最大数11枚で切り出しています。横目でも、保護ラップで包むとかなり強靭になります。ですので、展示期間が3日程度の国内展では横目を使い、展示期間が長い国際切手展では縦目を使うことにしています。外国の国際切手展では、展示フレームが古くなったりして、リーフ受けの枠が落下したりしているのを何度も目撃していて、中には、4段の上の3段が全部崩れて落ちるようなケースもありました。4段のリーフが4枚重なるように落下ならばいいのですが、下落した枠が邪魔をして、下段のリーフの上に枠が引っ掛かりその上にリーフ、その上に枠というようなケースもありました。貴重なマテリアルを傷めかねないので、完璧な回避は難しくでも、極力回避すべく、縦目で使うことにしています。その縦目と横目を使い分けている一方で、新たに補充したリーフと従来のリーフに違いがあって、同時に使い難い場合も有り得るので、早めの補充と考えた訳です。リーフが充分にあるという安心感が大きいというのもあります。8フレームを印刷するも方針変更で再作成する場合、256枚必要となり、500枚を切った時点で補充したくなったのでした。
韓国展で、リーフのストックが500枚を切ったので、余裕があるうちに、リーフを依頼。紙はダイヤベークという中性紙。四六判から切り出してもらうのだが、1枚から11リーフ切り出せる。四六判125枚が最小単位で、1375リーフとなる。結構な金額になるのと、リーフ数が多いので、グループ購入が多い模様だが、こちらのサイズは縦297mm×横215mmと特殊なのと、出品が増えて、リーフの利用数が多いので、個人で注文している。1通10万円を超えるものも含むカバーをきちんと保護してくれるのを考えると安い。最高のものを使用することにしている。なお、昔は良い中性紙があり、デラックスリーフとして販売されていたが、製造されなくなり、ダイヤベークが現時点でもっとも安心して使える紙と考える。

韓国展が終わり、バタバタしているうちに、再びやってきた週末。残務処理が残っているが、ドイツインフレの面白いカバーが多数出ているオークションをチェック中。収集しているカバーを細かくExcelで管理しているのは、ハンガリーのみ。他は、料金表のリストに入手の有無の印のみ。既に入手済の印があると、判断に迷うこともあり、チェックがすんなりと進まない。今後のことを考えると、ハンガリー以外もExcelで細かく管理しなければ…。切手展出品の際、このExcelが威力を発揮するので尚更。

韓国展が終わり、残務処理中。7月末に入手し、韓国展に間に合ったカバーを紹介します。全日本郵趣602号に、ハンガリーインフレ期の確認66通目の航空便を新マテリアルとして紹介しましたが、原稿提出後に、67通目が見つかり、幸運にも入手。しかも、実質最高郵便料金というおまけつきでした。
 
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画像が、確認67通目の航空便です。1946年7月27日、ブタペストからアメリカのニューブランズウィック(New Brunswick)宛で、料金は450,160万AP(アドーペンゲー)です。外国書状20gの160万APに対し、航空料金が450,000万APと非常に高額になっています。これは、郵便料金の中でも、航空料金のみ、アドーペンゲーでなく、相場が日々変動するゴールドフラン建てになっていた影響によるものです。それにしても、160円の外国書状に対し、45万円の航空料金を払うようなもので、凄まじいというか異常というしかありません。そして、この航空料金は、アドーペンゲー期の航空便15通の中でも最高です。他の郵便料金は、アドーペンゲーを元にしていますので、このような桁違いの郵便料金は航空便以外にはありえず、アドーペンゲー期での最高郵便料金となります。更に、アドーペンゲーに対するペンゲーの相場は、7月27日から31日までは、2×10**21(ゼロ21個)でした。ペンゲー換算で、450,000万APは9×10**30P相当となり、ゼロが30個という途方もないものになります。
ネットオークションでの入手でしたが、最低値9.95ドルで出品されたのが、ラスト10秒での競りとなり、驚いた出品者が、何故かと訊いてきました。訳を話して、他にもあったら連絡願います、と伝えると、連絡するとのことですが、今のところ出品者から連絡は来ていません。