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jdeafのインフレカバー研究

世界の超インフレーションの郵便物研究

今日、仕事納めでした。2016年もあと残りわずか。恒例の今年の切手五大ニュースです。
 
2016年五大ニュース
(1)台北世界展にドイツインフレを出品し、大金銀賞
(2)アジア切手展(THAILAND 2016)にウクライナインフレを出品し、特別賞付の大金銀賞
(3)全日展2016にウクライナインフレを出品し、金銀賞。英文を国内競争展に出したのは初めて
(4)クリミアにおける郵便事情の翻訳を監修
(5)ドイツインフレ期の点字郵便などのマテリアル入手
 
(1)PHILATAIPEI 2016(台北世界展)に、ドイツインフレを、PHILANIPPON 2011(日本国際切手展2011)以来、5年ぶり2度目の出品。5年前は5フレームでの出品で、8フレームでの出品は初めてです。5年前の時は、最初の採点で84点だったが、8フレームでの作品をみたいからという理由で、85点にしたと審査員との対話で教えてもらったのでした。そのままのレベルの8フレームで出せば、点数が下がる(と後になって気付いた)ので、5年かけて、マテリアルを充実させ、8フレームに拡張しての出品で、87点と得点を伸ばし、大金銀賞をキープしたので、ほっとしました。ダブルリーフに関する感触を得たのは大きな収穫でした。JAPEX2015でもダブルリーフを使ったのですが、使い方が分からないままに終わっていました。初めて国際切手展でダブルリーフを使ってみて、ようやくダブルリーフの使い方に関してのよりコメントを頂き、改めてみると、ダブルリーフの使い方も減点要素(少なくとも1点の減点)になっているなと感じたのでした。希少性が19点だったのは意外でした。比較的新しい時代でも、珍しい宛先を揃えるなどの努力をすれば、それに見合った評価になると意を強くしたものでした。
 
(2)ハンガリー・ドイツ以外にも、オーストリア、ポーランド、ウクライナなどと、続々コレクションが充実していて、FIP世界展だけでは、制約が強まるため、初めて、アジア切手展に出品。アジア切手展ならばでの良さもあり、今後は、アジア切手展への出品を増やそうと思った次第。現代郵趣で85点以上は難しいと思っていたので、85点を頂いたのには、少々びっくりでした。しかも、特別賞のおまけ付きでした。85点は、少々想定外でしたが、通常だと、次の出品から8フレームで出品なのですが、出品した現代郵趣部門は5フレームが上限。全日本郵趣611号(2016年秋号)に、「どうやったらFIP展に8フレームで出品できる?」はタイムリーな記事でした。結論は、アジア切手展なら一般部門に8フレームでの出品が可能ですが、FIP世界展には8フレームでの出品は不可で5フレームでの出品となります。FIP公認の大陸展ならば、85点以上獲得すればFIP展に8フレームでの出品が可能ですが、THAILAND 2016は、FIP認定の大陸展ではなかったためです。従来は、大陸展に関する運用があいまいだったようですが、最近になって厳格化されたようです。
 
(3)最近、国内展で出品し作品をチェックしてから、国際切手展に出品というパターンが増えています。これは、どうやら、以前、国内展の賞の数が決まっていたが、最近はそうでなくなったというのが背景にあるそうです。そういうことで、(2)のアジア切手展直前の全日展に出品し、チェックを試しました。綴りの間違いなどの修正は出来たのですが、時間が短過ぎたり、少々息切れしたりして、全体の作り方などは不十分なままでした(なので、85点に驚いた)。(1)のドイツインフレも、JAPEX2015に出品したのを修正したのですが、JAPEX2015は日本語で、国際展出品の前に、英語に作り直したので、国内競争展に英文(タイトルリーフのみ日本語)で出したのは初めてでした。今後、国際展作品チェックを兼ねた英語での出品を増やすかもしれません。
 
(4)ウクライナインフレの師匠が記したクリミアに関する記事の翻訳をチェックしましたが、英語が全く出来なかった自身が、こういう作業をするとは夢々にも思いませんでした。翻訳は、The Philatelist Magazine 第12号(2016秋号)に掲載されました。現在、外国でリアルに発生していることを紹介するというのは面白い作業でした。知識が入ると集めたくなるのですが、インフレではないので、時間(労力)を考慮し、マテリアル入手を我慢することにしました。
 
(5)国際展で金賞を狙うには、強力なマテリアルがやはり欲しい。ドイツインフレの点字郵便(料金改正が月に1回のみのため、短期間で値上げする他の郵便物の料金との乖離が大きくなった)、ハンガリーインフレのインド宛書留(インド宛は初確認)やハトカバーなど強力なマテリアルをいくつか入手できました。
12月になってバタバタしていますが、それに関わらず、
ザ・フィラテリスト・マガジン 第13号(2016 冬号)が発行されました。
 
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200ページを超えるだけでも凄いのに、なんと1000ページを超える付録付きです。付録の多くは、JAPEX2016出品で、1966年シリーズの二大作品もじっくりと再度鑑賞できるのはうれしい。バタバタしているので、まだ全部は読んでいませんが、山本勉氏の「不足料切手の用途とその周辺」は、今回の中でも貴重な記事。35ページに渡る力作で、大変重要な情報が散りばめられ、それだけでも年会費2000円は安いものです。インフレカバー収集とクロスする部分が結構あり、断片的に知っていましたが、今回の記事のように体系的にまとめられたのは、おそらく初めてではないでしょうか。大いに参考になります。今後、何回も読み返すことでしょう。
インフレで、ハンガリーやポーランドなどを収集していますが、結構、不足料絡みの使用例があり、理解に苦しみました。分からないながらも、ともかく現物を集め、少しずつ、理解が後からついて来ました。留置料金もその一つで、山本勉氏に教えてもらい、理解できたものです。ドイツでも留置料金が3年半だけ設定されていた期間があったのですが、ちょうどドイツインフレ期と重なります。留置料金は、ドイツでも珍しいということを記事を通して改めて再認識したものです。理解が、まだ追いついてない部分があったのですが、今回の記事でようやく追いつきそうだという感じ。
秋の切手シーズンは、終了しましたが、次への準備に余念がありません。まずは、3月のミニペックス・聴覚障害者切手クラブ切手展が、最大のターゲットですが、その間にも色々なターゲットがあります。中でも、ネットを中心としたオークションは年中休みなく、色々なマテリアルが出ており、それらのチェックおよび入札・購入は欠かせません。が、先日、狙っていたものの入札失念。気付いた時は、遅く、入札一人のみの最低値落札。競り上がっての高価ならば、諦めもつきますが、これは、ちょっと凹みます
 
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画像は、その入札を失念したカバーの1つです。他にも数通狙っていたのがあったのですが、このカバーが一番痛かった。1923年9月、ハンガリー・ブタペストから、(フランス領インドシナ)トンキン・ハノイ宛の2倍重量書留です。料金は30クローナ。最初見たときは、ハワイと誤認識し、裏面の上海中継印、フランス特有の消印で、ようやく、ハノイと認識。上海を経由しているので、シベリア鉄道で運ばれたのだろうか。到着印が11月17日に読めるので、およそ2か月かかったことになります。カバーの表面は、書込みが入って展示できるものではない。しかし、ヨーロッパからのインフレカバーでのトンキン宛自体が見た記憶がない。記憶にあるのは、中国インフレ期のもののみ。ともかく、入手しようと思ったが、入札を失念…。裏側の切手番号と思われる書き込みは、消しゴムで消せると思う。が、裏面全体が薄汚いし、消印も今一つはっきりしない。気になるカバーなのだが、状態が今一つなので、国際切手展で金賞を狙うとすれば、ちょっと使い難い。これが失念の原因なのかなぁ。ハンガリー1次インフレ(1920年代)での唯一のトンキン宛かもしれないなのだが…。微妙に好みが変化している兆候なのか。

昨日で、JAPEX2016終了。台北世界切手展、ミニペックス・ヨーロッパ切手展、全国切手展JAPEXと3週連続切手ワールドでした。次は、3月のミニペックス・聴覚障害者切手クラブ切手展です。また、アジア切手展MELBOURNE 2017にも申し込みをしているので、受理されば、その準備も。

JAPEX2016は、国際切手展出品可能な金銀賞以上が50作品を超え、第50回という節目だった昨年のJAPEX2015を上回るというハイレベルな作品が多数集まっていました。喜ばしい傾向だと思います。但し、聴こえないので、あっちこっちで行われている展示作品に関する批評などが聴けず、いつもながらですが、残念。知り合いの聴覚障害者が熱心に参観していました。作品全体より、珍しい切手のみを観る傾向を感じたので、分かる範囲で解説しました。ガイドブックには、配点リストが載っていますが、それに気付く一般参観者は少なく、また気付いても、実際にどのような展示がどう得点に結び付くのかが珍聞漢文でしょう。すそ野を拡げるには、一般の方も審査のルールなどが分かりやすい仕組みが欲しいと思いました。切手を集める聴覚障害者は多いですが、審査結果の内容が理解できる聴覚障害者は、おそらく私だけでしょう。その私自身も分からないことがたくさんあります。他の聴覚障害者は、マイペースでのやり方に楽しみを見い出し、競争展の参観を愉しめません。
話が飛びますが、日米で野球は人気のあるスポーツですが、参観者にも分かりやすい審判のジェスチャーが重要な要素ではないかと思います。審判員の声だけでは、ストライクかボールか、セーフかアウトか、が、数万人の観戦者には判りません。大げさな審判のジェスチャーが数万人の観戦者やテレビの観戦者に分かりやすく伝えています。郵趣界でも、同様に審査結果が分かりやすい仕組みを実現できれば面白いではないかと思います。ちなみに、アメリカ・メジャーリーグで活躍したダミー・ホイ(参考:ウィキペディア)という聴覚障害の選手の存在が、審判のジェスチャーを産み出し、体系化されるのに大きな影響を与えたのではないかと考えられているのは殆ど知られていないでしょう。
台北が終わったばかりですが、もう今度の金曜からJAPEXです。そして、フィラテリストマガジンが、号外<JAPEX2016 競争展示 参観ガイド>を発行してくれました。200ページを超えるボリュームで、なんと無料。ダウンロードしない手はないでしょう。興味ある分野のガイドを読むだけでも、予備知識が増えるので、参観がグンと楽しくなること間違いないでしょう。
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台北から無事帰国しました。会期中、コミッショナー夫妻、アシスタントコミッショナー、審査員の皆さん、出品者の皆さん、参観の皆さんなど大勢の方にお世話になりました。

起床して、お手洗いへ。濡れているのに気付く。昨夜のシャワーが原因かなと思ったが、隙間がなく、シャワーの飛沫がお手洗いへとべない構造。頭がおかしくなったのかなと思ったが、ルームの絨毯が濡れていることに気付く。見上げると、数秒おきに水滴が…。エアコン周囲の水漏れ。フロントへ行ったら、人がいなく、外で整備している。しばらく間を置いて再度フロントへ行ったら、外で整備していた人がいた。書くのも面倒なので、上から水滴が落ちる仕草をしたら、ついてきた。部屋に入って、指差す方向を見るなりすぐに察して、"Chang a room"と書いてきた。"Change"が正しいのだが、その程度は問題なく判る。食べる仕草をしたら、"after breakfast"と書いてきた。OKの合図を出したら、かしこまって部屋を出た。水漏れは、インドネシア2012以来、二度目。朝食後、フロントへ行ったら、別の人になっていたが、こちらの顔を見るなり、すぐに替わりの部屋に案内してくれた。こちらが予約していたのは一番狭い部屋で、予約一杯だったので、アップグレードを期待するも、空いていたのが2シングルベッドのみだったので、2シングルベッドは嫌だなと内心思って案内先へ行ったら、ダブルベッドで、元より広いワンランク上の部屋。これは悪くない。更に、コンセントもスムーズに挿し込めて、拍子抜け。
最終日なので、閉場は午後3時と早目。目ぼしい作品を見納めに見て回る。3時きっちりに、退場を促す動きが出たので、展示会場を出る。他の国際切手展では、予定時間より早く閉まることが多く、8月のバンコクのアジア切手展も早かった。その分、作品の撤去が遅くなるのだが、それでも日本勢の作品返却が終了したのは、午後8時半頃。殆どの出品者が来ていたので、作品の確認作業はスムーズに終了。その後、点心の店へ移動し、1つの丸テーブルで一緒に食事。皆、仲良しで、仲良し故のけなし合いなどで、楽しい時間。
この日は、国際切手展のハイライト、パルマレスと審査員との対話が一気に行われた。
開場すぐ、審査員との対話開始。相手の審査員はチェコの方で初対面。何回も出品しているので、既に話を聞いていたらしく、すぐ筆談に応じてくれた。まず、枝点を教えてもらう。これは、審査員との対話のみ完全な枝点は確認出来る機会。希少性が20点中19点と高得点であったことを知る。ドイツインフレで希少性19点は難しいと思っていたが、やり方で可能なことが判明。もちろん、審査員メンバーの構成など審査時の状況に左右されるのだが、意外ともう少し得点を伸ばすことが可能かもしれないと感じる。審査員の方から87点で金賞まであと3点。どうすれば良いか、と書いてくれた。その後、色々なコメントを受ける。参考になったのがいくつかあったで、今後反映させよう。
ちなみに、審査員との対話は、パルマレスの後が通常。パルマレスの後だと、最終日の朝となり、慌しいので、今回のやり方は悪くはない。審査は、初日の前日から行われていたとのこと。作品展示作業中を縫って審査していた訳で、いつでも出来るというものではなさそう。
パルマレスには、他の二人と乗り合いでタクシーに乗っていったが、何だか少し遠回りしたり、Uターンして明らかに道を間違えていて、何だかあまりいい感じがしなかった。更に、パルマレス会場で、案内されたテーブルが間違えていたらしく、同行者が2回程、言い合いになっていた。他の日本人が誰も来ないので、試しにと会場内を見て回ると、日本勢が固まっていたテーブルを発見。あまりいい感じが更に深まったのは、ちと残念。
パーティは、恙無く進行。途上、色々な音楽が流れるが、その中に、ノーベル賞受賞が決まるも連絡が取れない方の曲も入っていたと教えてもらった。式典に出なければ、賞金は貰えないけど、ベストセラーなので、大した金額じゃないだよな、賞金をもらえば、あの切手を買ってもお釣りが来るみたいな話に。あと、ポップみたいな歌は、かなりの音響らしく、隣の席の方が、凄い音響でうるさいとのこと。こういう時は、耳が聴こえない方が便利という希な場面。ソウル2014では、日本勢のテーブルが大型ステレオの直前で、体中がビリビリと伝わるのを感じたことがあったものだ。レーザー光線などの演出もあり、リスボン2010に似た雰囲気だった。日本勢は30人程で、3つのテーブルを独占していた。初めて見かける方が多く、結局、パーティ中に挨拶出来なかった方も。パーティ終了後は、オフィシャルホテルの喫茶店でコーヒーを飲む。そこで、何名かと挨拶が出来た。色々な郵趣談話に話が咲いていた模様。日本国内だと滅多に顔を合わせて話すことがないので、貴重な機会。
PHILATAIPEI 2016も後半へ。昼過ぎに、自作品の結果が判明。87点の大金銀賞でした。88点欲しかったという気持ちもありましたが、8フレームに拡大して初めての作品で、前回(日本国際切手展2011、85点)より、2点アップしたので上出来でしょう。しばらくすると、賞の貼り出しが始まり、他作品の結果も知ることが出来ます。また、日本勢の結果速報が公開されています。
凄いと思った1868-1875年のドイツからアフリカ・アジア・オーストラリア・オセアニア・北中南アメリカ宛と、珍しいレア宛先オンパレードで展開した作品が、5フレームながら特別賞つきの大金でした。経路を示す地図も綺麗でした。
あと、印紙部門で、8フレーム金銀賞が複数、更に大銀賞も1作品あったのが目立ちました。賞だけでは、前回よりスコアが上下しているかが分かりませんが、8フレームは、少なくとも過去に大金銀賞を獲得しているので、金銀賞は賞のランクが落とされたと分かります。でも、大銀賞2ランク降格は珍しい。今年のニューヨーク展での評価が甘かったのではないかという意見もありました。
 

日本から持参したパソコンの電気が残り少なくなったので、充電しようとしたら、コンセントに差し込めず、困惑。同じホテルに宿泊の方がコンセントに差し込めたとのことなので、日本のと同じコンセントのよう。持参したのは、外国対応用。ルームにあるコンセントで色々と試したら、洗面の所のコンセントにコツは必要だが、差し込めた。でも濡れたくないので、数回練習してデスクのコンセントで同じコツでやったら、何とか差し込め、ホッ。
2日目も夜8時まで開いているので、色々と参観できた。また、色々な方と再会できたりして楽しかった。日本からの参観者が多かった。日曜なので、週末を利用しての参観者が多かったようだ。夜7時過ぎに展示エリアにいた人は、地元の人を除いた外国勢では、中国からの出品がゼロのこともあり、日本が最多ではないか。
通常ながら、自作品も含めて、どう評価されるのかが気になるが、現代郵趣部門で、原画だけで5フレームという作品があり、どう評価されるか気になる。原画を入手したいのは、収集家の性だが、競争展で、原画のみというのは問題。それなりの低評価になるか、現代郵趣は、新しい部門で評価しずらい部分があり、そこそこの評価になるか気になる。
国際切手展では、あまり買い物をしないのだが、一応、ブースを見て回った。冷やかしのつもりで、日本のガラクタを探ったら、「盲唖院」の文字が入った感謝状が出てきて思わず購入。