切手展も折り返し点。審査員は大変だろうだが、特にこれという仕事もなく自由に参観したり出来た。会場が、ジャカルタ中央郵便局が入った建物内なので、ジャカルタ中央郵便局の窓口で葉書を購入しようとしたが、うまく出来ず、結局、各国郵政や切手商のブースのエリアでのインドネシア郵政のブースで購入。送料は、一万ルピアということで、該当する切手を、探したが、どうしても2枚以上の組み合わせになる。と、思ったら、担当が奥から何かを持ってきてくれた。見ると、PHILANIPPON2011の小型シートでびっくり。限定75,000シートのシリアル番号付。早速購入。
アジア切手展2日目。相変わらず、ルータ発見の連絡はなく、諦めることに した。スマホを持ち歩いているが、実質、カメラと変わらない。コミッショナー会議で、エキスパートチームから、沙汰があるかどうかで、1日が大きく変わる。残念なことに、JAPANが呼ばれて、憂鬱な一日に。スマホで連絡も取れないので、勝手に動くわけにもゆかず、殆ど動けず。ようやく、展示作品を一通り拝見。拙作展示の部屋は、扇風機すらなく、苦行でしかない。湿度も高く、肝心の切手が心配。夕方には、早くも、エキスパートチームの判断が記された書類が用意され、各国コミッショナーに渡された。要鑑定書となったら、次回出品時、鑑定書を入れないと5点減点といった厳格なルールが適用される。出品時、該当マテリアルを入れるかどうかの確認が来るので、その確認作業もコミッショナーの業務に含まれ、コミッショナーは楽ではない。のんびりとした1日で、空き時間には、コミッショナーと有意義な話をすることが出来て、収穫のあった一日でした。
アジア切手展初日であるが、日本のとは、異なって、午後4時に、オープニングセレモニーがあり、それで、実質終わりです。前日、全作品を展示し終えたが、実際の透明パネルをはめたところまでは確認出来てないので確認すると、問題があり、展示をし直すことになるが、せっかくはめたパネルを外すことになり、その静電気で問題なかったリーフもめくれたりして簡単ではない。それらの確認を済ませると昼過ぎで、いったん、ホテルまで、歩いて戻り、準備をして、再び会場へ赴き、オープニングセレモニーに参加し、軽く食して、解散という流れに。本格的な参観は、明日から。ただ、審査員は、忙しく、審査を進めている模様。
23時過ぎ(日本時間で夜1時)にジャカルタの空港に着。預けた手荷物を受け取った時は、既に日付変更線を超えてた。が、空港内は人で溢れていた。日本のコミッショナーが、税関を済ませ、進んだら、実行委員の方が待機していた。コミッショナーの顔写真を持っていたそうで、わかったそうだ。強い雨 が降って止んだところで、じっとしても汗ばんだ。すぐに、ホテルかと思ったら、結構待たされ、他の国のグループも来て、車に分乗してホテルへ。古いが思ったより悪くない。3時頃、就眠。7時半過ぎに、朝食コーナーへ行ったら、何人ものの顔見知りがいて、ようやくアジア切手展に来たと実感。朝食後、会場へ移って、作品展示。A4サイズOKとのことだったらしいが、きっちりA4で作成されて、遊びがなく、保護ラップに収めたA4リーフが収まらない、ボストークサイズのリーフだと、上側のリーフ抑えにあと1ミリ届かないなど、意外と展示作業がやりずらい。4箇所(1箇所は、3つ別々の部屋なので、6箇所)に分散。ともあれ、午後4時過ぎには、全作品の展示をし終える。全体の展示は半分ほど、終わったかどうかの感じでした。実は、会場へ移動する最中、ルータを紛失(汗)。とりあえず、探してと頼んだが、どうなるやら。ホテルではインターネットが使えるので、ブログ書き込みができるが、ホテル外でのメールやり取りなどは不可。また、ルータは借り物なので、見つからなかった場合の弁償とか、冷や汗が出ます(確か、紛失とかの場合の保障をつけたと思うが…?)。ともあれ、バタバタした一日でした。
今日より、アジア切手展JAKARTA 2024(7/3~7/7)で、インドネシアのジャカルタへ行ってきます。7月8日帰国の予定です。
昨年の五大ニュースです。
2023年五大ニュース
(1)IBRA2023 ドイツインフレ金賞受賞
(2)ドイツインフレの師匠と会う
(3)ユーゴスラビアインフレの師匠と会う
(4)ポーランドインフレ8フレーム出品資格獲得
(5)国際切手展皆勤
(1)IBRA2023 ドイツインフレ金賞受賞
ドイツで世界切手展開催自体が久しぶりで、しかも、ドイツインフレから100年という節目の年。IBRA自体、2021年開催予定だったのが、コロナで2年延期となり、ちょうどインフレ100年となったのは、話が出来過ぎです。出品を申し込まない手はありません。幸いに申込みが受理され、出品となった。ところで、最初知らされた審査結果は、金賞より1つ下の賞だった。後になって、金賞と判明。メンタル的に良くなかった(逆よりはマシだが…)。
(2)ドイツインフレの師匠と会う
2004年、ドイツインフレカバーを集め出したのはいいが、文献はドイツ語ばかりで、困っていた。英文の小冊子があり、迷わずに入手した。その著者から色々と教わり、水を得た魚のように、どんどん収集が進み、収集範囲もハンガリーインフレなどに拡がり、競争切手展に出品し、更に世界切手展にも出品するようになった。その小冊子の著者とは、メールでのやりとりだったが、IBRA2023会場で初めて会えた。ブースにいるので、そのブースで会うことになっていたが、開場直後は、どのブースも混みあっていたため、後回しにして、ブース回りをして、インフレカバーを漁ろうとしていた所、偶然、師匠がこちらに気付くという、ドラマみたいな流れに。
(3)ユーゴスラビアインフレの師匠と会う
ユーゴスラビアインフレはかなり前から、注目し、採算度外視で、集めていたが、やはり料金表がないと進まないと困っていた所、向こうから連絡が来て、郵便料金表を入手し、飛躍的に収集が進んだ。PHILANIPPON 2021で、横浜に来てくることになっていたが、コロナの影響で、FIP展からFIAP展に変わったこともあり、頓挫。LONDON 2022で会う話も、こちらがロンドンに行けず、持ち越し。HUNFILEX2022もこちらがブタペストに行けず、更に持ち越し。そして、IBRA 2023でようやく叶った。
(4)ポーランドインフレ8フレーム出品資格獲得
世界切手展 THAILAND 2023 に当初、出品を考えていなかったが、誘いもあって、アジア切手展 SINGPEX 2019 (83点)の作品を、ほぼそのまま、出品した所、85点頂き、8フレーム出品資格獲得。
(5) 国際切手展皆勤
2023年には、世界切手展(FIP展)が2回、アジア切手展(FIAP展)が2回、計4回あり、気付いたら、4回全部出品でした。
5月 NZ 2023(アジア切手展) Austrian Inflation 1921-1925 (81p,金銀賞)
5月 IBRA 2023(世界切手展) German Inflation 1922-1923 (93p,金賞)
8月 TAIPEI 2023(アジア切手展) Hungarian Inflation 1920-1926 (81p,金銀賞)
11月 THAILAND 2023(世界切手展) Poland inflation 1922-24 (85p,大金銀賞)
複数出品したことはありますが、1年間で4作品出品は初めてでした。
ほぼコロナ発生以前に戻り、切手展なども開催され、出品したり参観したりできるようになったのは、大変有難いことです。
ドイツインフレ100年という節目の年、ドイツ・エッセンで久しぶりに開催された世界切手展 IBRA 2023 に、ドイツインフレを出品し、金賞という高評価を戴き、ドイツインフレの師匠と会えたのは、インフレ収集の中でも、忘れられない事でしょう。 IBRA 2023 では、ユーゴスラビアインフレの師匠とも会い、その師匠の作品、ユーゴスラビアインフレがモダン部門(現代郵趣部門)の郵便史で初の金賞となったのも大きな出来事です。
今後も、インフレカバー収集を進め、切手展出品を続けることが出来ればと思います。
良いお年をお迎えください。
ちょうど100年前の1923年12月31日まで、インフレ切手は有効でした。翌1924年1月1日、インフレ切手は無効となります。
画像は、1923年12月31日、Endingen am Kaiserstuhl (エンディンゲン・アム・カイザーシュトゥール) から Pforzheim(プフォルツハイム)への国内葉書です。貼られているのは、100億旧マルク切手5枚です。
差出局が、Endingen am Kaiserstuhlとなっているのは、出来過ぎです。しかも、現人口1万人程の小さな町のようです。フィラテリックの可能性も考えたのですが、ドイツ人の知り合いに見てもらったところ、文面は、ごく自然なものだそうです。時系列作品の場合、映画の最後の"Fin" (フランス語ですね)のようで、最終リーフを飾るのに相応しい逸品でしょう。
ちょうど100年前の1923年12月1日、インフレ切手は販売停止となり、レンテンマルク切手が発行されました。4倍料金は、このレンテンマルク切手を作成するための措置でした。4倍料金は廃止されました。国内書状800億マルク(4倍料金)は、11月26日から30日までの5日間でした。
インフレ切手は、1923年12月31日まで有効で、100億旧マルク(Mark) = 1新ペニヒ(1Pfennig=0.01 レンテンマルク) で換算されました。
1923年12月、インフレ切手のカバーは、12月カバーと呼ばれています。レンテンマルク切手との混貼は人気があります。
画像は、1923年12月1日、ベルリン (Berlin) から、ライプツィヒ (Leipzig) への国内書状です。レンテンマルク切手が貼られています。額面は10新ペニヒです。切手のデザインは、ロゼッタ図案で変わっていませんが、中央の数字の字体が変わっており、特に、数字の下に、'Milliarden' や 'Millionen' の文字がなく、更に、切手下部に、ゼロが並んでいません。ロゼッタ図案を流用したことから、急ぎで発行されたため、新デザインを作る余裕がなかったことが伺えます。
画像は、1923年11月26日、ドレスデン (Dresden) から、デッサウ (Dessau) への国内書状です。貼られているのは、500億旧マルク切手です。500億マルクは、ドイツインフレの最高額面です。100億旧マルク=1新ペニヒで換算なので、1,000億旧マルクは、10新ペニヒで、最初のカバーと同一料金です。
インフレ切手販売停止と共に、4倍料金は廃止されました。4倍料金ほどではないのですが、4倍料金とは逆の混乱が生じました。4倍料金が廃止されたことを知らずに、切手額面の4倍に換算して、切手を4分の1の額面で貼ってしまった例があります。
画像は、1923年12月1日、ラグーン (Raguhn) から、ライプツィヒ (Leipzig) への国内書留です。切手の額面は、20が3枚、5が3枚で、計75 Milliarden = 750億旧マルク = 7.5新ペニヒです。書留なのに、書状10新ペニヒより安くなっています。これは、4倍にすると、30新ペニヒで、書留の料金に合致します。書留を引受けた郵便局員が間違えたのは、割と珍しいではないかと思います。




