苦しみを捨てる | 逢茶喫茶σ(・ε・`)逢飯喫飯

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A Counterpoint of the Formless Self and the Omnipotent

人は独りでは生きられないが、常に独りである。


独りではいられないが、独りでしかいられない。


人の心は、窓の付いた真空のようなもので、


ひとたび窓が開かれれば、貪欲に外気を取り込もうとする。


だが、いつまで経っても満たされることはない。決してない。



故に、我々に残された唯一の抵抗策は、その虚空を認識することだ。



人は死ぬまで独りであり、死んでも独りである。


何者もその隙間を埋めることは出来ない。永遠の零である。



その真理を受け入れず、苦しみに生きがいを見出すのは愚かである。



正しい認識を受け入れたとき、人は生きることに苦しまなくなる。


さあ、苦しみを捨てよ。ただ独りで歩め。生きることは、とてもたやすい。