ポールニューマン、緒形拳、峰岸徹と良い俳優さんが次々となくなられ、寂しい限りだ。
余命が少しという状況で毎日を大切に生きていたんだろうと思います。心よりご冥福をお祈りします。
まさかの三浦和義被告の自殺。自殺を考えつつ、あたかも自殺を考えてないように振舞ってたのではないか。
「ダブルシンンキング」
池袋のカラオケボックスでの殺人。入店して10分後に友人に殺される未来があるなんて思ってもいなかっただろうに。
「国家繁栄維持法」がなくてもいつも死は隣り合わせである、「生命の価値」を感じられる。
映画「イキガミ」ミを見た。
日本のような国で行なわれてる国家繁栄維持法。法の名のもとに若者が殺され「生命の価値」を意識させることで国の生産性を高めてる。一見自由と繁栄を謳歌してる国だが、思想管理をされてる統制国家である。
表向き法に従いつつも、心中ではおかしいと思っている。
オーエルの「1984」のようなダブルシンキング(二重思考)だ。
選ばれた若者は死ぬ24時間前に「死亡通知書」(イキガミ)が渡される。そのイキガミを渡す政府機関の人間が主役で、イキガミにまつわる3つのエピソードの映画。
政府側の機関の描き方がモノトーンな統制感、監視カメラ映像で「管理されてる」気配でまくりである。
子供からの思想教育が充分なら、ヤクザとか犯罪がはびこる社会、今の日本のような社会のままなものだろうか。もっと気持ち悪い清潔な社会になってそうな気がするが。そのあたりにこの映画の違和感があった。
不満といえばそこだけで他は大満足の映画だった。
ストーリー的には三つ目のエピソード、兄と盲目の妹の話が反則(笑)
泣くだろこんな話。館内にすすり泣く女性客の声がかなり聞こえた。
出た俳優さんもみんな上手かった。劇団ひとりもね(笑)
主人公の上司の笹野高史のセリフに、映画が進むに連れて少しずつ本音が出てくるのが上手いなあ。
主人公の松田翔太は「強い顔」を持ってるな。スターの素質がある。
主題歌が心の染み入る映画だった。
漫画原作のこの映画はエピソードがたくさんあるので続編やテレビドラマスペシャルも可能だな。