UFJカードの定期情報誌6月号です。
特集は、表紙を飾るとおり絶海の孤島「イースター島」です。カード会社の情報誌でイースター島の記事を読めるとは思いませんでした。
ご存知の通り、イースター島といえばこの巨石文化「モアイ像」ですね。
どうやって、何のために、作られたのか・・・近年の研究で少しずつ明らかになってきているそうです。
この絶海の孤島に最盛期には1万人以上が住んでいて、あちこちでモアイ像が作られました。
モアイ像を作る巨石は島のほぼ中央にある「ラノララク」という山から切り出すわけですが、これを島の反対側まで運ぶために、丸太を何本も敷き詰め、その上を転がして巨石を移動させていったそうです。
作られ始めた当初は地域の守り神的なものだったのがいつしか大きさを争うようになり力の象徴になっていきました。そして巨石を運ぶために森を伐採したために土地があれ、飢饉がおき、食料不足になり、民族間で紛争が起こり・・・という流れでついにその文明は幕を閉じました。
イースター島にはじめてやってきたのはポリネシア人だという説が有力ですが、このイースター島とニュージーランド、そしてハワイを結んだ三角形をポリネシア圏と呼びます。この大きさは実にヨーロッパよりも広いことには驚きました。それだけ古代ポリネシアの海洋技術が優れていたことの裏づけです。
空と海しかない絶海の孤島ですが、今では空港もホテルもあり日本からもツアーで行くことができます。