動画で見るJC-120(結局どれもくそみそ編)
こんばんは。
正月三が日も終わろうとしていますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は本日届いたCubaseをいじり倒してたら一日が過ぎました。
これまでオーディオインターフェースに付属していたCubase AI7を使い続けてましたが
一念発起してPRO11を買いました。
インターフェイスが相当変わっていてブチ切れ寸前です。
その怒りも込めた上で動画の紹介です。
結局全部ジャズコの音じゃねーか!!
あ、でもVEMURAMの音だけはちょっと良かった!!
それでも結局ジャズコの音になってるのでサギやサギ!!
「カキ」とか「プチ」っていうジャズコ特有のアタック感は抜けません。
動画でうたってる真空管っぽい音にはなりません。
これはジャズコのプリアンプ特有の問題かと思いきや、
そんなに根は浅いものじゃありません。
今後はそれを話していこうと思ったりしてます。
あと話し手のリップノイズが酷くてしゃべってる間つねにピチャとかネチャネチャした音が入り込んでて
ジャズコのサウンド以上に不快でした。
終わり。
改善編(大学の軽音サークル1回生時代。GFX-707)
数年前に書いた「キ●キマユのマネージャーのババアと喧嘩になり途中で中止になった学園祭ライブ」から2か月。
年末に軽音サークル内のライブがあった。
僕はV-AMPとジャズコの組み合わせというショボい音コンビに嫌気がさし、
新たな音作りを模索しはじめた。
特に今回のライブはカバーするバンドが多かった。
ミスチル、Do as、アヴリルラビーン、GO!GO!7188、ペニシリン、Cocco。
もうメチャクチャや。 そしてそれぞれ出す音が違う!特に歪み!!
これV-AMPだと無理やな、何かないかなと思って手持ちの機材を見てみると、
あった!!
ZOOM GFX-707!!
高校時代に初めて買ったマルチ、そして使う機会が減り放置してたやつ!!
しかしこいつもV-AMPに負けず劣らずのローコストエフェクター。
まともに鳴るのか分からなかった。
そして曲に合わせて音を作り、
スタジオの
…あれ!!??意外と悪くないぞ!!!
当然チューブアンプみたいな歪みは望むべくもない。
ただ、ある種スカッスカのオーバードライブ、ディストーションがショボ目のロックにマッチした。
あ、あと関係ないけどライブの少し前にインフルにかかってしばらく寝込んでた。
ライブ当日はPAさんの力もあってか、「これならまだ妥協できる」という外音で演奏できた。
特に最後のペニシリンのロマンスはハンパなく盛り上がった。
ボーカルも風邪をこじらせ酷い声。僕も下痢は治ってなかった。
でもまあ音も盛り上がりも含めて良いライブになったと思う。
ちなみにこの時が僕のライブハウスでの初めての演奏だった。
今は無き夙川バートンホール。
こうして、その後しばらくこのJC-120、GFX-707は僕のゆるい軽音ライフの定番組み合わせに、
ならなかった。
続く。
「ジャズコええやん」派と「ジャズコはあかん」派の二つを分断する「溝」
こんばんは。
散々JC-120で音作りについてディスって来ましたが、
これまでのバンド活動を通じてジャズコを好んで使うギタリストを結構見てきました。
個人的には「なんでそっちを!?」と思って見てきましたが、
ある時わかりました。
シングルコイルのギターで足元のペダルで音作りをする、
ロック系のギタリストは結構ジャズコを好んで使います。
逆にハムバッカーを載せてるギターでアンプ本来の歪みを好んで使う私みたいなギタリストは蛇蝎の如く嫌います。
良くも悪くもジャズコの音って□(しかく)なんですよ(感覚的な話ですが)
お気に入りのペダルの音が分かっていればそれを再現できるんですよね。
エフェクターの乗りがいいんです。
それに対してスタジオとかライブハウスにあるマーシャルその他チューブアンプは
凹だったり凸だったり、▽だったりして(これも感覚的な話やけど分かる人はいるはず)
安定しないんですよ。
それで好みのペダル持って行ってもちゃんと鳴るか分かりません。
これはもうジャンルによるところが所が大きいですが、
シングルで「ジャキーーーーーーン!!ガチャーン!!」
と鳴らしたい人にはジャズコの方が安定してます。かき鳴らすロックみたいな。
私みたいに基本ハムバッカーとディストーションで「ズジャーーーー!!!!」
と鳴らしたい人はやっぱコンプレッションがかったチューブアンプを好むわけですね。
パンク、メタル派としては。
私の話をすると、シングルコイルのギターを自分で買ったのはギタリスト人生折り返してからで、
それまで2ハムのギターしか持っていなかったのでそこは盲点となっていました。
自分でジャキジャキやって初めて、「あ、こういうジャンルだったらジャズコ悪くないな」と思えました。
逆にどれだけパンク、メタルにだけ傾倒してたのかよくわかりますよね。
結論を言うと、使うピックアップとジャンル。これがJC-120肯定派、否定派の分かれ目になると思います。
これはあくまで極論なのでシングルのロック派でもジャズコを毛嫌いする人もいると思うし、
ハムでもジャズコ肯定派はいると思います。
ただ、ジャズコの良し悪しを議論する際、参考にしてください。
この前提、「溝」を理解しない限り、水かけ論になります。
最悪喧嘩になります。
おやすみなさい。
私が見たJC-120にコンパクトエフェクター1発の潔いギタリスト2人
こんばんは。
新年一発目にやりたい事、やらなきゃいけない事が色々ありますが、
年越しから始めたDTM(Bandlab)の設定方法が分からずせっかく作った曲をブン投げてブログ更新していきます。
これまで散々ジャズコで音が作れなかった事について述べてきましたが、
バンド活動を長くやってるとジャズコでもいい音を作ってる人はいっぱいいるわけでして、
そんなギタリストを紹介したいと思います。
1:大学時代に見たslipknotのコピバン。
大学の時に全サークル合同ライブというものがあって各サークルから選抜されたバンドが出演するイベントがありました。
そこでslipknot のコピーやってるバンドがあったんですよ(当時の軽音サークルで腕に覚えのあるメタラーがどこかしらやってました)。
そのうち一人のギタリストがめちゃくちゃ良い激歪みサウンドを作ってたので
モッシュで沸くステージ前をかき分けて足元の機材見に行きました。
足元:BOSS のメタルゾーン1発。
アンプ:JC-120
以上!!
すげえなと思いましたね。
2:まかロニ研究所
これも大学時代、当時インディーズのパンクバンドのギターとして大阪を中心にちょくちょくライブ活動をしてました。
そんな中で確か心斎橋のサンホールで対バンしたまかロニ研究所さんってバンドのギターの音が
たまらなく良いドライブサウンドでバンドの音を牽引してました。
これも気になって足元見に行ったんですね。
足元:BOSS のオーバードライブ1発。
アンプ:JC-120
以上!!
これまた潔いな~と思いました。
元も子もない話ですが、
結局は音作りする人の腕次第
なんですよ。
それを目指して根気よく、研究を続けたいですね。
以上です。
ハコのデカさで音は変わる(JC-120音作り失敗編)
こんにちは。
今住んでいる東京都では某新型ウイルスの影響で外出できず2021年新年早々引きこもっています。
ただ、普段外出するタイプでもない上に盆暮れ正月は実家に帰省しない習慣をここ数年続けているので
例年と変わらないといえば変わりません。
本題ですが、スタジオのJC-120と手持ちのペダルで音を作りこんでいざライブ!となって、
リハか最悪本番で音がおかしくなったと感じる事はありませんか?
(慣れてる人はそんな事はないと思うので読み飛ばしてもらって構いません)
そんな場合の原因(と思われるもの)とその対策について実体験を踏まえて話したいと思います。
これはJC-120に限らず(顕著になりますが),アンプ全般に言える事なので参考になればと思います。
【原因】
これにつきますが、タイトルにある通り
ハコのデカさで音は変わります。
①アンプが遠くなる分音量を上げがちになる。
・感覚的な話ですがジャズコはある一定のボリュームまで上げると途端に音が割れ始める傾向にあります。
スタジオで最適な音量で音作りをしたとしても、ステージ上でアンプが遠くなると中音が聴こえにくくなり、
無意識にボリュームを上げてしまいます。
ただ、相当狭いライブハウスやミュージックバーでアンプの位置がめちゃくちゃ近いところだとそこまで音量は上げないとは思います。
②広いライブハウスだと音が拡散する。
・相当デカいスタジオでもない限りライブハウスの方が広いですよね。
広いと音が「散る」んですよ。
狭いスタジオだといい具合に音が回ってそれだけでコンプレッションかかった感じになりますが、
デカいハコだとそれが無くなったように思えます(それが本来の音、といえばそれまでですが)。
スカスカになったような感じです。
③無意識にピッキングが強くなっている。
・これは余談的ですが、テンションが上がる本番の方が練習より力んでしまってキツ目のアタックになり
音がジリジリ言う感じになりがちです。
【失敗談】
08年ごろですが地元の音楽フェスに招かれて出演しました。
その当時使用していた機材はオービルのレスポールカスタムにBlackstarのHT-DISTという歪みペダル一発で
小さいハコでライブをしていました。
↑これね。
真空管内蔵でジャズコでも割といい音がするんですよ。
そしてそれを持って出演したステージが、
市民文化会館大ホール。
待っていたアンプは当然
JC-120!!!!
「ガガーーーー!!ジャゴーーーーー!!!!」
酷い音でやってしもーーーーた!!!
当時は上記の傾向なんて知らんかった!!!ステージ広すぎた!!
しかも当時のベーシストが控室で大酒を飲んでステージ上がり、前後不覚で演奏がままならず、
挙句の果てに他のバンドさんが機材を置いてる机に上り、自力で降りられないという最悪な状況になり
スタッフさんに降ろされるという醜態を晒し、演奏終了後にスタッフさんにメンバー全員叱られるという
自分のバンド人生始まって最低のライブになりました。
その体験を踏まえて、JC-120の失敗談でした(いや酔っ払いは別やけど)。
【対策】
ということで、上記の無意識にボリュームを上げすぎる、音が拡散する、という傾向を踏まえてできる対策は1つ、
・練習で音作りをした時の音量とイコライザーをメモしておいて本番も同じ音量、セッティングで臨む。
だと思っています。
中音が聴こえないじゃん、と思うかもしれませんが、そこはPAさんに頼んで返しの音量を上げてもらう事でカバーできると思います。
音が散るのは建物の構造上しょうがないのですが、マイキングする分には変わらないはず。
「そういうものだ」と割り切って本番に臨むのが一番精神衛生上良いと思います。
テンション上がることによるピッキングがキツくなる傾向についてですが、
心は爆熱ファイアーでも肩から下は冷静になる事でカバーしてください。これは慣れです。
長くなりましたが、スタジオとハコでは構造が違う事、
またハコがデカいとアンプの音が変わってしまう事について書きました。
ライブをする事自体が困難になっている昨今ですが、
今後大きいハコでJC-120を使う機会があった際には上記ポイントを踏まえて冷静に対処してください。
ありがとうございました。
アンプ直結派を襲う「悲劇」@バンオフにて
バンドオフ会、通称バンオフ。
最近あまり聞かなくなったけど一時期主催してくれる人がいたりして活況でした。
内容はあるジャンルのバンドやサークルの曲を有志が集まってカバーする演奏会っていう感じです(ボカロのバンオフとか東方バンオフとか)。
そこで見かけたとあるギタリストの話です。
ものすごく潔い人でした。
持参した機材がギター(エピフォンのエクスプローラーゴシック!)、
シールド。
以上!!
そしてツインギター編成、もう一人がマーシャル、
彼は
JC-120直アン!!
カバーしてた楽曲がオーバードライブ基調のギターサウンドを必要とする中、
彼はひたすら
「ペラン、ペラーン…♪」
とクリーンでコードを鳴らしていました。
直接話しはしなかったので何でそうなったかは分かりません。
普段家で使ってる又はスタジオで鳴らしてるアンプにGAINがついてて
ギターを差してツマミを回せば歪むと思っていたのか、
そもそもそういう音に拘りがあったのか…。
(JC-120にもDistortionノブはあるけど、アレでいい音鳴らす人を殆ど見たことがない…)
個人的に直アンは最も理想的なセッティングだと思ってます。
音の減衰が無く、ギターとアンプの音だけで鳴らす。
ただ…
歪みが必要なライブでJC-120直結という選択肢は、
ないわ…と思った次第です。
パンク・ハードコア系のジャンルでジャズコーラス(JC-120)を鳴らすには?
こんばんは。ふっかんです。
twitter(@fukkan_kishu75)で
「パンク・ハードコア系でジャズコーラス使うときのコツってあります?」
という質問を頂いたことが更新のきっかけになりました。
ありがとうございます。
返答させていただきました。
マーシャルを使ってください。と。
全然こたえになってないやんね!?
いきなり腰折ってるやん!!
というわけで、仕切り直しで真面目に考えました。
まずパンク・ハードコア系のギターのサウンド、という点で
「ロックンロールよりは歪みが深く、かといってメタルのドンシャリよりは浅い、ミッド寄りの歪み、パワーコードもストロークもある程度聞き分けられるバランスの取れた歪み」
と勝手に定義しました。
んで勝手に結論言うと、
①真空管搭載のプリアンプとか使ってジャズコのリターン繋ぐ(仮想チューブアンプにする)
か、表に繋いで音作りこむ。
↑俺のボーカルがあんまうまくないけど横須賀の GREEN HILLでやったときの動画。
GREEN HILLのジャズコは当時(2011年)裏パネルの接続端子が破損してて、
ケトナーのTUBEMANを表から突っ込んだけどマイキングすると遜色ない音を出してくれた。
(イントロの単音リフは俺が弾いてます。)
でもメサのV-twinはジャズコにお勧めできない。
個体差はあるかも知れないけどすんごい鼻づまりの音になる。
でもV-twin持ってる人は騙されたと思ってマーシャル(2000とか)のリターンに繋いでみてほしいです。
鼻づまりのプリ×ハイ上がりのパワーアンプで壁みたいなディストーション作れるから。
レクチまではいかんけど。
kochは分からん。試したことないから。
最近いっぱいフロア型とかラックのプリ出てるからいろいろ試したい。
②POD、Axe,kemperなんでもいいけど取り合えず宅(ミキシングコンソール)に直で送ってジャズコはモニター要因。
ぶっちゃけコレで解決するような気がする。
「アンプから出た音がライブの音の全て」ってワケじゃないし。
①②の総括やけど、やっぱトランジスタアンプである、個体差があまりない、
ていう個性を把握した上で、自分の出したい音をどうインプットさせるかっていうことに尽きると思う。
根気と多少の出費がかかるけど。
…
③
マーシャルを使う。
はじめに。
“ROLAND JCシリーズ(120、160、90等)”、所謂ジャズコーラスについて、
私ふっかんの馴れ初めを語り、ともに過ごした音楽人生を振り返り、
音作りに苛まれた思い出を呼び覚まし、
ワレ何で音が割れるねんとか、めちゃくちゃ音硬いやんけとか野次り、
じゃあどないしたらええねん、てのを自分なりに考えながらセッティングした例を示しながら、
このアンプの魅力を探ろうと考えております。
下記の方には特に読んでいただければ、共感するものが多いかと思います。
・JC-120の音作りに苦労している。
・バンドにギタリストが二人いて、年功序列もしくはバンド内での力関係でJCしか使わせてもらえない。
・逆にもう一人が初心者で、自分がJC-120使わないと音作り的にヤバい。
・パンクやメタルでもJC-120で弾き倒したい。
・エフェクターで音を練るのが好きだ。
ジャズコの"裏"に潜む「罠」
ふっかんです。
今回はプリアンプで音を作るギタリストにとっての
JC-120のリスクを3つ紹介します。
その1
以前の記事 で少し触れましたが、
ジャズコは年式によってはリターン端子がないやつがあります。
(いつの時代のものかとかは探してみましたが不確かな情報しかヒットしなかったので言及は避けます。結構古いやつです)。
代わりに何があるかというと、
LINE(?) INの right leftっていうインプットがついてます。
コレ何が曲者かというと、普段リターン端子接続を前提で音を作っていると
右か左の片一方しかシールドをさせなくて
結果ジャズコの片一方のスピーカーからしか音が出ないという事態になります。
当然普段リターン接続で音を作ってたら
半分ぐらいの狭いレンジで聴こえます。
ラック式のプリアンプとかであれば大体ステレオアウトができるので
対応できますがフロアタイプだと苦慮します。
LINE OUTがモノラルなので二股に分ける工夫が要ります。
ちなみに僕はギター用のジャックとRCAピンジャック(いわゆるアカシロ端子)
が左右についてるケーブルを買ってアカシロに
ジャック用の変換端子を繋いで試しましたが
鬼のように音痩せして失敗しました。
その2
ライブハウスのジャズコのリターン端子が壊れてる。
アホみたいな話ですが実際に経験しました。
僕「このチューブプリでジャズコのリターンから音出します」
PAさん「分かりましたー♪」
・・・
僕「あの・・・音出ないんですけど・・・」
PAさん「え・・・(チェック中)
・・・これ・・・断線してますねぇ・・・}
ライブハウスの店員さんを責める気は毛頭ありません。
リハ前と終演後にアンプのサウンドチェックする
ライブハウスはありますが、
裏パネルの配線まで気にかけるトコロはごく少数だと思います。
その3
ジャズコの裏パネルが外されてる。
これも経験しました。
上のふたつよりは軽い話ですが
一瞬ドコにさせばいいのかわかんねえよ!!!ってなります。
・・・以上、3つほど紹介しましたが
事前の対処法はリターン端子が仮に使えなくても
表のインプット側にプリアンプを接続して妥協できる音を作れるよう、
練習の時にセッティングを考えておくことだと思います。
ぶっつけ本番だと割りとショックを受けます。
ちなみにその2で紹介したとおりジャズコの裏側の状態を把握している店員さんが
居れば救いですがだいたい望めません。
事前に問い合わせても「???」て感じのリアクションが返ってくるのがオチです。
結論ですが、
「プリアンプとJC-120があれば俺はどこでも俺の音が出せるぜぇ~~~!!」
と思ってたら
トンデモなくショボい音でライブ本番に挑むハメになる
という事態があるということを、
覚えておいてください。