3/16(土) ③ 過去の今日のドラマ作品だヨ(=^◇^=) | J.BO∅WYの気になる過去の今日の出来事だヨ(=^◇^=)

J.BO∅WYの気になる過去の今日の出来事だヨ(=^◇^=)

過去の今日、『太陽にほえろ!』のどのエピソードが放送されたかを後悔なく公開するブログでしたが、
2023(令和五)年2月2日(木)曜日に突然、きまぐれに気が変わってしまい変更しました土佐ヨ(=^◇^=) 
いうことでどうか④⑥③⑨お願いしますm(__)m(__)m

 ┏━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『週刊ストーリーランド』 ┃日本テレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━┛ 19:58~20:54
 ┌─――――――――――――┐
 |2000(平成12)年 3月16日(木)|放送休止 04回目
 └─――――――――――――┘備考・・・放送回数は約2年間で56回+1回の合計57回にとどまったが、これはプロ野球の開催時期にプロ野球中継のため放送休止になることが多かったためだヨ(=^◇^=)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B1%E5%88%8A%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓  日曜劇場
 ┃ 『GOOD LUCK!!』  ┃ TBS系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━┛21:00~21:54
 ┌─―――――─―――――――――――――――――――┐
 |2003(平成15)年 3月16日(日) FLIGHT #09「約束守ってよ」|
 └─――――――――─――――――――――――――――┘
     演出・・・福澤克雄
    視聴率・・・33.5%
  平均視聴率・・・30.6% 関東地区・ビデオリサーチ社調べ
  平均視聴率・・・TBS『(東芝)日曜劇場』平均視聴率 第②位 ※2014(平成26)年1月期まで
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-36423
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=4782
 http://ja.wikipedia.org/wiki/GOOD_LUCK!!
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9B%9C%E5%8A%87%E5%A0%B4
 ┏━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『相棒』season3 ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─―――――――――――――――――――――――――――――――┐
 |2005(平成17)年 3月16日(水) No.054 第18話(第17話)「大統領の陰謀」 |
 └─―――――――――――――――――――――――――――――――┘
  杉下右京(水谷豊)の階級・・・警視庁特命係 係長・警部
  杉下右京(水谷豊)の相棒・・・警視庁特命係 巡査部長 亀山 薫(寺脇康文) ※初代相棒
          ゲスト・・・藤吉久美子 生瀬勝久 七森美江 きたろう 新藤栄作 綾田俊樹
           脚本・・・近藤俊明 (脚本協力:輿水泰弘) 
           監督・・・近藤俊明
          視聴率・・・11.6%
        平均視聴率・・・13.2%『AIBOU: THE MOVIE 3』パンフレットP.40より
        平均視聴率・・・13.2% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
           備考・・・『season4』発表前までは、『season3』は『3rd season』と表記・呼称されていたヨ(=^◇^=)
         season3・・・一つのストーリーが初回SPを含む第3話までの4時間で描かれるなど、ほかのドラマにはないスタート。衆議院議員・片山雛子(木村佳乃)や特命係、第三の男・陣川公平警部補(原田龍二)など、その後の『相棒』ワールドで活躍する人物たちが初登場したのもこのシーズン。『AIBOU: THE MOVIE 3 DOCUMENT FILE』(パンフ)P.40
  備考・・・season3からハイビジョン制作(アナログ放送ではサイドカットで放送)へ移行。◎season3より、オープニングテーマが再び変更。以後のシーズンでは、このオープニングテーマが継承され、様々な所でアレンジを加えられながら使われ続けていく事となる。更に本作からは、話数の表記がされなくなった。
 http://aibou.main.jp/
 http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_03/
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A3%92#Season3
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=6876 HEY!HEY!相棒(=^◇^=)
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=105566 2010
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『ナイトビジョン“Night Visions 1st Season”うしみつショー』 ┃日本テレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 26:40~27:35
 ┌─――――――――─―――┐
‡|2006(平成18)年 3月16日(木)|放送休止
 └─―――――――――─――┘
 http://odds.mond.jp/blog/archives/cat22/
 http://en.wikipedia.org/wiki/Night_Visions_(TV_series)
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『特命係長・只野仁』3rdシーズン ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 23:15~00:10
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 |2007(平成19)年 3月16日(金) No.31 第10話「狙われた女ハスラー」|最終話だヨ(=^◇^=)
 └─―――――――――─―――――――――――――――――――┘
     脚本・・・旺季志ずか
     演出・・・植田尚 
    視聴率・・・17.0%  最高視聴率
  平均視聴率・・・14.3%[24] 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
     備考・・・2ndシーズンで記録した平均視聴率、最高視聴率を更新、2007年3月19日現在、金曜ナイトドラマ枠の歴代第①位
     備考・・・第31話は金曜ナイトドラマ枠史上初の15分拡大(70分)になったヨ(=^◇^=)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%91%BD%E4%BF%82%E9%95%B7%E3%83%BB%E5%8F%AA%E9%87%8E%E4%BB%81
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=51643 ED
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=78841 1990
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃『世にも奇妙な物語』、フジ人気5番組とコラボ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 ┌─――――――――――――┐
 |2010(平成22)年 3月17日(水)|『サンケイスポーツ』
 └─――――――――――――┘タレント、タモリ(64)がストーリーテラーを務めるフジテレビ系人気オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語』の20周年記念版が4月4日(後9:00)に放送されることが●16日(火)、分かった。『世にも奇妙な物語 20周年スペシャル・春」と題し記念イヤーを豪華に祝う「華やかで楽しいお祭り的な企画」(フジ編成部の瀧山麻土香氏)。同局の「めざましテレビ」「はねるのトびら」「爆笑レッドカーペット」「ちびまる子ちゃん」、スペシャルドラマ「わが家の歴史」の5番組とコラボし、「世にも-」の不思議な世界に各番組のキャストが本人役で出演する。4話「まる子に会える町」で「ちびまる子ちゃん」と共演する俳優、西田敏行(62)は「まるちゃんとの絡みがどう仕上がるか楽しみ」と期待。5話「台詞の神様」は「わが家の-」の脚本家、三谷幸喜氏(48)が自ら脚本を手掛け、ドラマ初主演。3話「もうひとりの私」でも、お笑いコンビ、FUJIWARAの藤原敏史(39)が本人役でドラマ初主演する。世にも絶妙な夢コラボから目が離せない。
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 ┃『世にも奇妙な物語』20周年特番で人気番組とコラボ!!┃
 ┃ 三谷幸喜初主演&西田敏行とちびまる子ちゃん共演も』┃
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 ┌─――――――――――――┐
 |2010(平成22)年 3月17日(水)|『ORICON STYLE』
 └─――――――――――――┘お笑いタレントのタモリがストーリーテラーを務める人気オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語』(フジテレビ系)の20周年記念特番が4月4日に放送され、同局の人気番組とコラボレートすることがわかった。『めざましテレビ』『はねるのトびら』『爆笑レッドカーペット』『ちびまる子ちゃん』、スペシャルドラマ『わが家の歴史』をテーマにした5作品で、各作品には、香里奈、西田敏行、ドラマ初主演となるFUJIWARAの藤本敏史、柴咲コウら豪華キャストが集結し、各番組のキャストも本人役で出演。『わが家の歴史』とコラボする第5話『台詞の神様』では、同作の脚本家・三谷幸喜が自ら脚本を手掛け、さらに俳優としてドラマ初主演。三谷は「48歳にしてやっとつかんだ“ドラマ初主演”ですから、悔いの無いように頑張っています(笑)。まあでも自分自身という設定の役ですから、そんなに大変ではないですね」と余裕の表情だ。第1話は、香里奈主演の『めざましテレビ』がテーマの物語『ニュースおじさん、ふたたび』。同番組のスタッフ・朝倉瑞希(香里奈)がどんな事件や事故の現場に行っても野次馬として、その場にいる“ニュースおじさん”の存在に気づき、スクープを撮るために奔走する。第2話は『はねるのトびら』をモチーフにした『ナデ様の指輪』で、ドランクドラゴンの塚地武雅が主演。人気コーナー・ほぼ100円ショップの収録が終えた塚地(本人)は、そこにあった古ぼけた指輪をはめてると、外れなくなり、そのまま過ごすことに。だが、その日以来、塚地は美人タレントにハグされる、ミスしたコメントがきっかけでCMが決まる、ハリウッドに進出するなど幸運が次々と舞い降りる。第3話は『爆笑レッドカーペット』が元となった『もうひとりの私』で、FUJIWARAの藤本敏史がドラマ初主演。モニターで人気若手芸人のコントを見ていた藤本は、相方の原西孝幸から、テレビに映る後輩芸人にまた新たなレギュラー番組が決まったと聞く。自分たちを追い越すように活躍する後輩の存在が面白くない藤本だが、さらに別の後輩から身に覚えのない借金返済の催促をされ、さらに災難が続く。その直後、藤本は『爆笑レッドカーペット』の本番中、客席に自分にそっくりな男の姿を発見する。第4話は『ちびまる子ちゃん』が舞台の『まる子に会える町』で、西田敏行が主演。長年勤めた会社から突然リストラを言い渡された楠本一郎(西田)は、職探しをするもアテがなく、結婚して子供もいる1人娘に電話をかける。だが、「一緒に暮らすなんて無理だから」と告げられた楠本は電車で寝過ごし、終点で飛び起きると、そこは見知らぬ街で、まる子ちゃんに呼び止められる。第5話は『わが家の歴史』とコラボする『台詞の神様』で、三谷が主演。ドラマの脚本をホテルの一室にこもって執筆中の脚本家(三谷)は、シーンの肝となる台詞が丸2日決まらずに煮詰まっていた。“台詞の神様”の到来を願う彼が、ルームサービスを頼むと、そこに現れたのは、『わが家の歴史』の主人公・柴咲コウそっくりのホテルスタッフ(柴咲)。すでに書き上がった部分を彼女に読んでもらえば、イメージがふくらむと思った彼は、彼女に協力を依頼する。『まる子に会える町』で、アニメキャラとの初共演を果たす西田は、「まるちゃんと共演するっていうのが、面白いですよね。まる子が持っている癒しの力のようなものをドラマの中に取り入れているというのがとても面白い試みだなあと思いました」と異色の共演を楽しみにしているようだ。さらに「人間を相手にしない芝居をたっぷりとするのは初めてのことなので、どういうリアクションをするのか、どういう思いに至るのかというのは、実際現場に行ってみないとわからないですが、ワクワクしますね」と期待をのぞかせた。『台詞の神様』で、実体験をテーマに脚本を書き、初主演する三谷は「脚本に書いてあるとおり、一晩完徹しても一行も出てこないというのはザラですね。台詞の神様、まさに僕の心情をここに書いた感じ」と告白。今後の俳優業は、「ないですね。本音を言うと、本当に大変ですね。(俳優というのは)すごく尊敬する職業なんですけど、とても僕ができるジャンルではないと思いますし、柴咲さん含めて、みんな役者さんというのはものすごい才能を持っていらっしゃる。才能がないとやっちゃいけないんだと思いますね」と語り、今作が三谷の最初で最後の主演作となる可能性も。三谷の演技に共演した柴咲は「ああいった(ユニークな)文章を書く方ですから、自然にコミカルな動きになるんですよね。狙ってやっていると言うより、賢明にやっているという感じが、一緒に演じていてとても面白いです」とその演技を絶賛していた。
 http://yonikimo.com/
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E3%81%AB%E3%82%82%E5%A5%87%E5%A6%99%E3%81%AA%E7%89%A9%E8%AA%9E
 ┏━━━━━━━━━┓
 ┃ 『中学生日記』 ┃NHK教育 
 ┗━━━━━━━━━┛スペシャル番組
 ┌─――――――――――――┐
 |2012(平成24)年 3月16日(金)|放送の最終回
 └─――――――――――――┘『中学生日記 最終回スペシャル「命」』は、閉校が決まった東桜中3年のクラスの男子生徒がいじめを苦に卒業式当日に自殺しようと画策するも、それを知った女子生徒がいじめの事実を加害者や大人たちに認めさせるよう孤立のなか奮闘する。そして「命」の重たさを共有し、東桜中最後の門出を迎えるクラスメイト達が描かれた。この番組は3月20日の13:05から総合テレビでも放送(ただし、東北地方は「被災地からの声」と「お天気バラエティー 気象転結」に差し替えた関係で時差放送される「特集小さな旅 山の歌総集編」に差し替えられる)。
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-40128
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E7%94%9F%E6%97%A5%E8%A8%98
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『日曜エンターテインメント』 ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 20:58~23:10
 ┌─――――――――――――┐不定期放送だヨ(=^◇^=)
 |2014(平成26)年 3月16日(日)|『テレビ朝日開局55周年記念二夜連続ドラマスペシャル宮本武蔵・第2夜』放送
 └─――――――――――――┘別途20:58 - 21:00に「今夜のドラマスペシャル」も放送)のため休止。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9B%9C%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88

 片桐竜次が『週刊現代』で特集される!
 2015(平成27)年03月05日(木) 13時37分07秒 | イベント・出来事・生活
 波多野貢二くんから連絡がありましてね。彼の特集が「週刊現代」で、4ページにわたって掲載されるんだって。「波多野貢二?」ってと思う人は、彦中の同期生じゃない方だと思います。波多野くんの職業は俳優。芸名は「片桐竜次」といいます。彼は彦島中学校の同期生なんです。だから、応援しています。
×2015(平成27)年3月9日月曜日発売の『週刊現代』だそうです。
→2015(平成27)年3月16日月曜日発売の『週刊現代』だそうです。
(追記:16日に延期だそうです)読んでくださーい! そしてなんらかの方法で「拡散」を希望します。「うーん、聞いたことがあるような、ないような・・・」という人も多いんでしょうね。でも、彼は「有名」なんですよ。顔はね。では、ご登場いただきましょう。まずは若い時から。これなんか今のイメージからすると爽(さわ)やかすぎるかな?これなんかどう?故川谷拓三さんとの2ショット。そう、「片桐竜次」も「ピラニア軍団」の一員だったのです。「そうか!あの彼か! 彼が片桐竜次なのか」とこの辺で、思い当たった方もおられるかも。映画俳優なんだから、イケメンか異形の人が多いんだけど、「片桐竜次」はイケメンの方。これなんか本来はイケメンだったってのが、お分かりいただけると思います。故松田優作氏も下関市出身で、仲も良かったようで共演も多かったそうです。このショットの雰囲気、もしかしたら松田優作主演の映画のワンシーンかもしれませんね。次は中年初期の「片桐竜次」これは「地方記者・立花陽介」シリーズの1カットだと思います。水谷豊さん主演のシリーズものでは、レギュラーで出演することが多いです。このシリーズは「片桐竜次」にとっては、珍しく「エエモン」の役です。この辺で、50パーセントの人が「ああこの人が『片桐竜次』か」と納得されたんじゃないでしょうか。次は中年中期から現在に至る「片桐竜次」です。そうです。人気テレビドラマ「相棒」で、内村刑事部長役を演じている「片桐竜次」さんなのです。これは「おみやさん」の方です。これも「相棒」と似たような役回りで、渡瀬恒彦さんが演じるおみやさんに、嫉妬し妨害する上司を演じています。ここまで御紹介すると、70パーセントの方が「片桐竜次」の名前と顔が一致すると思います。あとの30パーセントは、邦画やテレビドラマをあまり観られない方達だと思いますので、応援依頼は遠慮させていただきますね。あともう一枚。これはやくざのボスあたりを演じているんでしょうね。見事に表情が変わるもんですね。「おぬしも役者よのー」と役者に向かって声を掛けたくなるようなショットですね。
 顔は有名ですが、名前「片桐竜次」を憶えてもらい、字義通りに「有名」になってもらうのが、僕らの切なる願いです。片桐、片桐、片桐竜次でございます。どうか応援宜しくお願いいたします。当ブログでの片桐に関する過去記事は以下のURLです。あわせてお読みいただけると幸いです。
 http://blog.goo.ne.jp/hikochu38sotu/s/%CA%D2%B6%CD%CE%B5%BC%A1
 by K
 https://blog.goo.ne.jp/hikochu38sotu/e/a93ad1357e6f1fc894463e2d28bbc43b

‡00 035.1973.03.16 愛するものの叫び プレ登場編 松田優作(プレ出演作)
【出演者】石原裕次郎、萩原健一、(関根恵子)、小野寺昭、下川辰平、竜雷太、露口茂、小泉一十三、武田一彦、松田優作、二見忠男、向井正人、橋詰由美、小竹外登美、若狭夕紀、友田順子、加藤土代子、【監督】土屋統吾郎【脚本】鎌田敏夫【音楽】大野克夫(音楽)、井上尭之バンド(演奏)【原作】魔久平
【あらすじ&優作心の叫び】焼き芋を買いに行かされるマカロニ。署に戻る途中、彼は妙齢の美人にぶつかる。部屋に戻ってもマカロニは彼女のことが気になり、窓の外を覗いていた。何故かウロウロしている女性。突然、女性に二人の不審な男が近づく。堪えきれず外へ飛び出すマカロニ。男を追っ払い、困ったことがあったらと優しく接したが彼女は少し躊躇っていた。心配になり、尚もマカロニは尾行を続けた。アパートの表札には深道弓子(小泉一十三)。満足して帰ろうとする彼の後ろに弓子の悲鳴。彼女は突然、侵入していた男に首を絞められたと証言する。七曲署でボスとチョウさんが弓子の事情聴取を始めたが口を開くのはマカロニばかり。度を越した彼はボスに窘められる。彼女は印刷会社に勤めるタイピストだった。ゴリは弓子が住んでいた前のアパートを訪ねる。当時から彼女の隣には野田サヨコ(橋詰由美)という女性が住んでいた。ボスから弓子のボディガードを頼まれ、嬉々として引き受けるマカロニ。 だが、二人を付ける女性の陰があった。事件はマカロニが弓子から目を少し離した彼女の会社で発生した。女性に呼び出された弓子は正当防衛のために女を屋上から突き落としてしまう。この女はあの野田サヨコと判明。弓子の証言だと男を返してくれと迫って来たというのだった。サヨコを殺したと動揺する弓子、それを宥めるマカロニ。弓子の危機から彼は24時間監視を義務づけられる。向かいのアパートで彼女を見張る。マカロニにとっては願ってもない任務。二人は楽しそうに夕飯も一緒に食べる。その時、弓子を見張るもう一つの男の目。それはマカロニが彼女との楽しい想い出に浸りながら眠って間もなくしてから起きた。応答のないインターフォン。直ぐに彼女のアパートに向かったマカロニは部屋の中で何者かに殴られる。翌朝、散乱したシャケ缶を挟んで倒れる男二人と女一人。マカロニは意識を取り戻し、弓子も助かったが謎の男は死亡した。弓子の証言だと亡くなった木村ノブユキ(武田一彦)という銀行員が無理心中しようとしたとの事だった。けれど、ヤマさんの調べで弓子が男から一時間遅れてシャケ缶を食べた事が分かる。もう一度、捜査はやり直し。それでも懲りずにマカロニは弓子の看病。ゴリは彼女に小児麻痺の弟が存在する事。チョウさんは木村がサヨコと結婚しようとしていた事実。ヤマさんがサヨコの2000万円横領事件。弓子は20歳になる弟を金の掛かる施設に移すために苦悩。もうロンドンに行ってしまった恋人にも打ち明けられずに・・・。ボスはこれらの事実を踏まえて、想像だとした上でマカロニに真実を伝える。マカロニが向かったのは「東京北部身体障害センター」だった...。
 優作『え、深道ノリオ君は今月から別の施設に移る事になっています。お姉さんが来て、もう手続きも済まされました』
 マカロニ『凄く金の掛かる施設へですか?』
 優作『え、大変だろうとは思うんですけどね・・・』
 マカロニ『どうして追い出さなきゃいけないんですか?幾ら、20歳になったからといったって、手足が殆ど利かない人間をどうして追い出さなきゃいけないんですか?』
 優作『規則なんですよそれが・・・』
 マカロニ『その規則のために犯罪が起きたんですよ。その子の姉が人を殺したんだ!それでもあんた方、規則が大事なのか!!』
 優作『規則なんです。規則なんですよ。刑事さん、私達がどんなに辛いか分かりますか?手足の不自由な人に出ていってくれという事が・・・。俺だって、皆にいつまでも居て欲しいんだ。居させてやりたいんだ。でもね、規則なんだ!規則なんですよ!!』
 http://yusaku.from.tv/t112.html

‡1973.03.16 第035話「愛するものの叫び」脚本・鎌田敏夫 監督・土屋統吾郎
 佐藤利明(娯楽映画研究家・オトナの歌謡曲プロデューサー)の娯楽映画研究所
 https://note.com/toshiakis/n/n322c24ff2aef

「そして、愛は終わった」&「愛するものの叫び」
「太陽」が名作へと化け出すのは、第20話「そして、愛は終わった」作家・市川森一氏の「太陽」デビューがキッカケではないかと思います。「そして、愛は終わった」がロックバンド「PYG」の集大成であるという私の持論は、別のページに書かせて頂いていますが、それを踏まえなくとも、萩原氏の沢田氏射殺後の取り乱した名演技。(隣にいるベテランの下川氏をも食ってしまう迫力)なにより映画的なモンタージュを重ねる、甘いフィルムの映像美の数々。どれをとってみても、これはまさにテレビが作った映画です。また、少し後になってから「太陽」へ参入された作家・鎌田敏夫氏も「愛するものの叫び」という“映画”的な世界観を作っています。この作品はデイブ平尾氏の「僕たちの夜明け」の劇中使用や松田優作氏のプレ出演(萩原氏と唯一の共演)などが話題になりがちですが、注目すべきは犯人である女を追って走るマカロニの姿に思い出がフラッシュバックする演出。そしてそこに、たたみかける「衝撃のテーマ」のドラムソロの美しさにあるのではないでしょうか。この2本の存在は、「太陽」全体を通しても異色であり、後期の作品群には無い芸術性の高い作品と言えます。
  第20話 そして、愛は終わった  / 市川森一
  第35話 愛するものの叫び    / 鎌田敏夫
  第36話 危険な約束       / 市川森一
  第41話 ある日 女が燃えた    / 鎌田敏夫
  第46話 黒幕は誰だ       / 鎌田敏夫
  第52話 13日金曜日マカロニ死す  / 小川英
上記を並べても、マカロニ編後期における傑作のほとんどが鎌田氏、市川氏によって作り出されていることが分かります。「太陽」が年数を重ねる毎に、面白みがかけていったという印象を持っていらっしゃる方々も多くいらっしゃるようですが、それは演技者の能力によるところではなく、市川氏や鎌田氏らの偉大な作家陣が年々「太陽」を離れていったことが原因ではないでしょうか。もし、ラガーのラブロマンスを鎌田氏が書いていたら…もし、マイコンの苦悩を市川氏が書いていたら…名作はもっと生まれたように感じます。
http://www.taiyonihoero.net/macaroni/turedure.htm
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第35話 愛するものの叫び
脚本/鎌田敏夫 監督/土屋統吾郎
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マカロニは勝負に負けて焼き芋の買い出しに出される。その際七曲署の周りを彷徨いていた女性・深道弓子とぶつかり思わず芋を落としてしまう。マカロニはゴリたちに芋を届ける中、窓から女性が二人の男性によって揉めているのを見かけると、すぐに外に飛び出し二人の男を追い払う。弓子は何も言わずに何処かへ歩いて行ってしまった為に、急いで追いかけると、署に何か相談に来たのではないか?と問う。困った事があれば何でも遠慮無く言って欲しいと告げるが、女性は"良いんです"と言って立ち去る。マカロニは気になり彼女の事を尾行し自宅アパートまでついて行く。表札を見て名前が深道弓子だと確認すると、アパートから出て行く。すると弓子の部屋から悲鳴が聞こえる。急いで弓子の部屋に飛び込むと、部屋に入ったら人がいて首を絞めてきたのだという。窓から逃げたと聞いて急いで外を確認するが、誰も居なくなっていた。現場には彼女の首を絞めたであろうロープが落ちていた。マカロニは弓子を署に連れて行くとボスたちの前で、彼女に起きている事情を説明する。最近男性の声で電話が鳴り、何度も殺してやると脅されたのだという。何か恨まれるれような心当たりは無いかと尋ねるが無いとのこと。現在彼女は一人暮らしで両親は幼少期に他界していた。半年前まで中野に住んでいたが、アパートの家賃が値上がりしたので出て行かざるを得なかったのだという。現在はタイピストの仕事をしているとのこと。半年前まで住んでいたというアパートの管理人から話しを聞きに行くと確かに弓子が住んでいた事を聞く。男の人が来ていたのは知らないが、時々弓子の事を男性に尋ねられたことがあるという。そんな中弓子の部屋の隣に住んでいた野田サヨコ(27歳)がやってくる。彼女から話を聞くが、私も仕事をしているのであまり顔を合わせたことがないとの事だった。ボスはマカロニに弓子のボディガードをするよう告げる。マカロニは彼女が会社から行き来する道のりをピッタリ寄り添ってガードする。そんな中、弓子のことを監視している女性の姿が有った。会社に着くとマカロニはボスにとりあえず現在までのところ異常は無いと報告する。しかし仕事が終わった後にも弓子が会社から出てこないことを知る。同じ職場の同僚に話を聞くと、彼女を訪ねて来た女性がいるとし、二人で会社の屋上に行ったとのことだった。急いでマカロニは屋上へと駆け寄ると、弓子は女性と争っており、止めようとする中、弓子は彼女を屋上から突き落としてしまうのだった。マカロニはどうして屋上なんかに来たのかと問うと、人の居ない所で話がしたいと言われたのだとし、かつて隣に住んでいた野田さんだったので大丈夫だと思ったのだという。彼女は突然私に掴みかかると男を返せと言って来たとの事だった。彼女から話を聞くと、野田と付き合っていた男性木村ノブユキ(31歳)が居たが、弓子が引っ越しすると同時に野田の家に尋ねてこなくなったので、弓子によって奪われたと思い込んだのだろうとの事だった。野田は新橋の貿易会社に勤めているが最近辞めていたとのこと。
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■謎の女性■男性によって脅迫を受けているとする女性をマカロニが主導で助けていくもの。女性は最初は警察署の前で男性二人に絡まれ、帰宅した際には首を絞められ、会社にいけば女性・野田に襲われ、マカロニとのディナーの後には木村に襲われてしまった。果たしてなんの恨みで襲いかかってくるのか。
■張り込みを一人でさせるな■24時間張り込みさせるのは良いけど、一人じゃ無理だろうってかんじ。いつ寝るのさって突っ込み所が有ったけど、マカロニが今回役得で、彼女の家の前のアパートで張り込みする際に、ゴリさんが布団を運んできたけど、敷いて置いてねと語るマカロニをみんなでボコっていたのが面白かった。
■野田、木村など次々と死んでいく■当初弓子は結婚詐欺でもしているのかと思って見ていたのだけど実際には野田が元いた会社で杜撰の会社から経理の件で経営者を脅して2000万円を奪い取ったという。その金を弓子がどうやってか奪ったようだ。
■マカロニと弓子の青春ドラマ■海辺で車を走らせたり夕日を見たりするシーンって正直必要有るのか?って感じもしたけど、あのシーンで彼女に渡したサングラスが最後の逮捕時にコロリと転げ落ちるところが何とも言えないよさが有った。ショーケン全盛の頃だろうので、こういう演出になるのもある意味仕方がないのか。
■弓子には障害者の弟が居た■その弟は施設に入っているけど20才を過ぎると自分で引き取るかより高額な施設に預け入れないといけないらしい。現在の施設の職員をしているのか、なんと松田優作さんだった所が驚き。本当は追い出したくはないのに、規則なので仕方がないと訴える松田さんの姿がとても印象的。ショーケンと松田優作さんのツーショットシーン。ウルトラマンにウルトラセブンが出てきゃったみたいな感動のシーンだね。
■弓子は高飛びに失敗■随分とドラマとしての尺が余っていたので女性の中にも何か企みがあると思っていたけど、最後は外国に高飛びして彼氏とよろしくやる予定だったようだ。ただ弓子の境遇は不幸と言えば不幸だよね。マカロニとは親が居ないという共通項で結ばれていたのに結果として弓子に裏切られた。
藤堂俊介 …… 石原裕次郎 (ボス、係長)
山村精一 …… 露口茂 (山さん)
石塚誠 …… 竜雷太 (ゴリさん)
島公之 …… 小野寺昭 (殿下)
野崎太郎 …… 下川辰平 (長さん)
早見淳 …… 萩原健一 (マカロニ)
内田伸子 …… 関根恵子 (シンコ)
小泉一十三、武田一彦、松田優作、二見忠男、向井正人、橋語由美、小竹外登美、若狭夕紀、友田順子、加藤土代子
評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)    
https://itawind.web.fc2.com/1970/taiyou/taiyounihoero035.htm
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 ショーケンが松田優作と唯一からんでいた作品!太陽にほえろ!第35話「 愛するものの叫び」
 2021-01-24(日) 07:53:31 テーマ:ショーケン
 太陽にほえろ!第35話 3月16日 愛するものの叫び
 脚本:鎌田敏夫、監督: 土屋統吾郎
 主演は小泉一十三さん、動く姿をみたことがなかったので、フンコーし放映順を無視して昨年11月29日「ショーケンの恋愛成就祝唄、太陽に吠えろ!の挿入歌♪愛するものの叫びは、傷天最終回の前兆!」に書きましたが、、、
 第35話、もうひとつのみどころがあって、ショーケン兄さんと松田優作のからみ!
 映画のフィルモグラフィでみたところ、共演作品はみあたらない。
 共通する監督としても、1981年「陽炎座」、1985年「カポネ大いに泣く」を撮った鈴木清順さんくらいではないか!
 この作品、松田優作はウィキではテスト出演と書かれているが、クレジットにはない(笑) 役は福祉担当職員。
 アニキは、アサヒ芸能のインタビューでは
 79年の東京・厚生年金会館のコンサートの楽屋に、松田優作が「健ちゃん、ありがとう!」って興奮した表情で飛び込んできたよ。あのツアーの衣装は、バンドの分も含めて僕が全て決めた。アルバムのジャケットにもあるけど、赤いシャツに銀のネクタイ、それにソフト帽をかぶって。優作がその直後に始めた「探偵物語」の衣装、あれとほとんど同じだもんね。
 自伝ショーケンでも、優作について、俺のまねばっかりしてるって(笑)、語っていましたが、、、
 以下、この作品でからんだシーン
 優作は、公務員らしからぬ髪型(笑)
 でも、現場にはいるんだなぁ、個性的な公務員(笑)
「いくら20歳になったといって、手足の不自由な人間を追い出されなければならないんだ」って、
 アニキは優作を追い込む。
 規則なんですよ、それが、って耐える優作、、、
 その規則のために犯罪が起きたとしても、
 姉は人を殺したんだ!それでもあんたがたは、規則が大事なんかぁ
 って、アニキは優作をさらに追い込む、、、
 えっ、
 ですが、反撃、、、
 規則なんです、規則なんですよ
 刑事さん、私達どんなにつらいことか、わかりますか?
 手足の不自由な人に出ていってくれって、いうことが、、、
 俺だって、いつまでもいて欲しいんだぁ、いさせてやりたいんだぁ
 でもね、規則なんですよ、規則なんだぁ~
 って、優作は涙を流した、、、
 これは脚本通りの台詞だったのかなぁ、、、、
 優作がのしあがっていくためのアドリブであったような気もしましたが、、
 逆襲で想わぬ反撃を受けたアニキは、世の中の矛盾を感じて、悩む、、、
 刑事としてのアニキは規則とやらで、国外逃亡直前の小泉一十三さんに手錠をかけて逮捕した!
 チクショーって、叫んでいた愛する者の叫び!
 アニキは、酔っぱらって、暴れて、留置所に(笑)
 こんな役、やってられないなぁって、思ったのかも、、、
 https://ameblo.jp/osakaeco/entry-12652202978.html
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太陽にほえろ! 第35話「愛するものの叫び」
2016-03-10 22:28:59 テーマ:マカロニ編
第35話「愛するものの叫び」
■ストーリー■
早見は焼き芋を買い出しの帰り際、深道弓子(小泉一十三さん)とぶつかった。
早見は一係室の窓から深道を見ていたところ、チンピラ(吉中正一さん)に絡まれているのを目撃し、助けに行った。
早見は女性に刑事であることを示し、深道が七曲署に入ろうか迷っていると直感したが、深道は立ち去った。
早見は深道を尾行して自宅と名前を確認して帰ろうとした矢先に、深道の悲鳴を聞いて深道宅に駆けつけた。
深道は誰かが部屋に来て首を絞めようとしたこと、窓から逃走されたと答え、紐を発見した。
早見は一係室にて、深道の自宅に何度も男性の声で「殺してやる」という電話が入ったこと、七曲署に入ろうとしたが結局警察との関わり合いが嫌で帰宅した途端に首を絞められたことを藤堂と野崎に報告した。
深道は独身であること、両親が幼少の頃に他界しており、半年前までは中野に住んでいたが2年目から家賃が上がったので転居したこと、印刷会社のタイピストをしていることを伝えた。石塚は半年前まで深道が住んでいたアパートを調べた。
家主(加藤土代子さん)によると深道は綺麗だったので、独身の男が自分に深道のことを聞いてくることが度々あった。
家主は隣人の野田沙代子(27歳) (友田順子さん)に深道のことを尋ねたが、深道を尋ねる男の客については知らなかった。
早見は藤堂に深道のボディガードをするよう命じられ、深道と一緒に行動した。野田が深道と早見を尾行していた。
早見が藤堂に連絡している隙に深道が客を連れて屋上に行ってしまった。
早見が深道の悲鳴を聞いて屋上に駆け寄ると、深道は野田ともみ合っていた。
野田は屋上の柵を誤って乗り越え、転落死してしまった。
野崎が深道に屋上に行った理由を尋ねたところ、深道は野田が人のいないところで話したいと言ったこと、野田が女性で前のアパートの隣人だったので安心してしまったと述べた。
深道の話では、野田が「男を返せ」と掴みかかってきたこと、野田のところに男がいたが深道が引っ越してから来なくなったので深道を逆恨みしたこと、男のことを知らないと言うと野田が殺してやると言って掴みかかってきたというものであった。
野田が以前勤務していた貿易会社を辞めた理由は、その男の行方を捜すためであった。
深道は男に一度言い寄られたことがあるがきっぱり断られていた。
深道は自分が野田を殺したことに動揺していたが、鎮静剤を打たれて眠った。
藤堂はもう一度深道が殺されると察し、早見に向かいのアパートで24時間張り込むようにと命じた。
石塚と島は、早見が張り込んでいるアパートに布団を持っていった。
早見はインターホンを用意し、深道との電話を録音できるようにしていた。
早見は深道の自宅で食事をしていた時に、野田の殺人は正当防衛で証人もいるから大丈夫と伝えた。
早見がアパートに帰った際に、尾行している木村信行(30歳)という男の姿があった。
早見が眠りについた頃に通信が入り、応答が無かったために深道宅に急行したところ、早見は木村に気絶させられてしまった。
早見が目を覚ましたときには、木村と深道が倒れていた。深道は助かったが、木村は死亡してしまった。
木村は深道が引っ越したのを自分から逃げたと思い、深道を必死に探していた。
木村は持ってきた缶詰の鮭に入れた毒で無理心中するつもりであり、深道の口に無理やり押し込んでいた。。
木村は銀行員であり、銀行には病気を理由に休暇届を出していた。
山村が胃の消化量から、深道が木村より一時間遅く毒入りの鮭を食べていることを報告した。無理心中にしては不自然な事項であった。
石塚により、深道には紀夫という弟がいるが小児麻痺で施設に入っていることが判明した。野崎が木村の部屋のカレンダーを持ってきた。
野崎は大安の11月8日に○がついていたことを不審に思い都内のホテルに問い合わせたところ、木村は西城ホテルの結婚披露宴を半年前に申し込んでいた。新婦は死亡した野田であった。
深道は、木村がその頃に野田と別れ自分にプロポーズしてきたと言ってきたので、話が嘘である可能性が出てきた。
藤堂は早見にもう1度アパートを張り込むことを命じた。早見は深道宅で料理を作っていた。
山村は居酒屋で情報屋(二見忠男さん)と話していた。
情報屋によると、野田はかつて南東貿易の経理をしていたが、帳簿の杜撰な管理につけこみ2000万円を恐喝していた。
南東貿易の重役は秘密の暴露を恐れていた。
深道紀夫は施設の規則により、20歳になると施設を出なくてはならなかった。
施設を出るとより高額な施設に入れるか、自分が引き取らなければならなかった。
深道は以前に有明ビルの山下物産に勤務していたが、その頃に現在はロンドンにいる恋人がいた。
深道は弟のことを誰にも言い出せずに身を引いて会社も辞めていた。藤堂は早見に対し、深道のことについて話した。
深道は野田の部屋から野田が横領した2000万円を強奪してアパートを出た後、自分を追跡してきた野田と木村を殺害した。
そして、早見を正当防衛に見せかけるためにアリバイの証人に仕立てあげたというものだった。
早見は東京北部身体障害者センターに赴き、職員(松田優作さん)になぜ紀夫を追い出さなければならないのか、そのために犯罪が起きたことを伝えた。しかし職員は「規則なんだ」と叫ぶばかりでどうしようもなかった。
石塚から、深道が旅に出るという報告が入った。
深道は紀夫の名義で20軒の銀行に100万円ずつ預金していた。
石塚と島は東京国際空港に向かう深道を尾行していた。
藤堂と野崎と早見は東京国際空港で深道を待ち受けていたが、早見が深道を発見し、走って追跡した。
早見は悔しがる深道を逮捕した後、道路を走って行った。
早見はバーで飲み過ぎて勘定が足りなくなったために、玉木橋の酔っぱらい収容所に収容されていた。
藤堂が着替えを差し入れたときには、早見はおとなしくなっていた。
■メモ■
*今回ゲストヒロインを演じたのはモデルの小泉一十三氏。ドラマ出演は今作のみのようである。後にマカロニこと萩原氏と結婚するが、その後離婚している。(正直、かなり演技が酷い…萩原氏もだけど)
*正直、マカロニの思いが伝わりにくい上に、話もさっぱり…(私が悲恋編で一番好きなのは「愛と怒り」ボンの思いがよく伝わる)
*土屋監督の「太陽」初監督作品。土屋氏はマカロニ編のみの担当。
*マカロニがゴリさんに命令したために布団詰めにされるシーンが笑える。
*マカロニの両親が幼少期に死亡していたことが判明。
*ラーメン大盛りと餃子2枚を出前で呼ぶゴリさん。
*マカロニと深道のデートシーンに萩原氏の歌が挿入曲として使われている。
*後のジーパンこと松田優作氏のテスト出演作としても知られる作品。デビュー作であるが、かなりの名演である。
*「ちきしょー」という深道の演技が酷すぎて笑える。
*これで何回目か分からないが、刑事かと疑われるマカロニ。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
早見淳:萩原健一
島公之:小野寺昭
野崎太郎:下川辰平
深道弓子:小泉一十三
野田沙代子:友田順子、アパートの家主:加藤土代子
武田一彦、東京北部身体障害センター職員:松田優作(テスト出演)、情報屋:二見忠男
酔っぱらい収容所職員:向井正人、橋語由美、小竹外登美、若狭夕紀
ノンクレジット チンピラ:吉中正一(現:吉中六)
石塚誠:竜雷太
山村精一:露口茂
脚本:鎌田敏夫
監督:土屋統吾郎
#太陽にほえろ#マカロニ主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12137829499.html
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太陽にほえろ! 第346話「華麗なる証人」
2020-12-16 01:42:16 テーマ:ボン&ロッキー編
第346話「華麗なる証人」通算第556回目
■ストーリー■
矢追町のクラブにて、原田洋三(河村弘二さん)が大田黒物産の小西専務(相沢治夫さん)を脅迫し、暴行を加える事件が発生した。
竹本義雄(山本亘さん)は暴行の瞬間を目撃し、怒りに震えた。
翌朝、地方検察庁の栗原検事(幸田宗丸さん)は一係室に、昨日の原田が小西を脅迫した事件の捜査を依頼した。
原田は大企業の揉め事に必ず顔を出す大物の企業ゴロで、地方検察庁にマークされていた。
小西は暴行事件のことを通報しておらず、事件の通報者も不明な状態だった。
小西にも公表できない事情を抱えている可能性があった。
藤堂は捜査員に、目撃者から証言を得るように指示した。
クラブのマスター、ボーイ、ホステス、客の全員は何も目撃していないと証言していた。
クラブの客(奥野匡さん)は石塚に、何を恐れているのかを尋ねられても、あくまで何も目撃していないと答え、真実を証言しようとしなかった。
竹本が石塚と岩城の前に現れ、原田の暴行事件の一部始終を目撃したと証言した。
竹本はルポライターであり、真実の証言及び、自身の取材メモを捜査資料として提供することを承諾し、約束した。
原田は恐喝暴行容疑で逮捕され、地方検察庁に送検され、栗原の取り調べを受けた。
原田は全面否認しつつ、起訴処分が決定し、初公判が来月3日となった。
石塚は栗原から、原田が2000万円の保釈金をあっさり積み上げ、今朝に拘置所を出所したことを告げられた。
栗原によると、竹本が証人でいる限りは、原田を有罪に持ち込むことができた。
石塚は一係室に帰った時、藤堂から、石塚宛に封筒が送られたことを伝えられた。
この封筒は普通に開封すると、剃刀で指を切る仕組みとなっていた。
封筒の中身は白紙だった。
一係室に竹本から、何者かから狙撃され、窓ガラスを貫通した銃弾が頭すれすれに命中したという通報が入った。
野崎と石塚と岩城はスカイビルの竹本宅に急行した。
狙撃は1発のみで、銃弾が椅子の木製の部分に命中していた。
スカイビルの真向かいには高層ビルが建っていた。
石塚はボールペンを使い、椅子の木製の部分から銃弾を摘出した。
銃弾は38口径のライフルで、高威力のものだった。
竹本は花瓶が割れる音と、耳元で鳴ったキュンという音が同時に鳴ったこと、床に伏せた後は何も覚えていないことを述べた。
竹本は左手の人差し指を、剃刀入りの手紙で負傷していた。
野崎と石塚は狙撃と手紙が、竹本に対する原田の警告ではないかと推測した。
竹本は狙撃を脅迫と思い、激怒した。
石塚は公判まで竹本を警護することにした。
ライフルマークの鑑定の結果、銃弾は中道不動産社長が所有するライフルから発射された銃弾であることが判明した。
中道不動産社長の中道(大矢兼臣さん)は島に、ライフルの盗難届をすぐに提出したことを話した。
原田と社長のつながりは未だに発見されていなかった。
七曲署捜査一係は原田一派のうち、原田本人と、暴力専門の原田企業を張り込んでいた。
竹本は町を歩いていたが、石塚が目を放している隙に、地下鉄の階段で何者かに背中を突かれ、腰を強打した。
竹本は自宅の8B室に入る寸前、外出する前に施錠したはずなのに、扉が施錠されていないことを不審に思っていた。
石塚は拳銃を構え、8B室に突入し、ハンカチで口を塞ぎ、厨房のガス栓を止め、換気した。
原田が竹本を殺害しようとしている可能性が濃厚だった。
原田企業、原田本人の両方とも、特に行動している気配がなかった。
石塚は原田が外部の人間を雇ったのではないかと意見した。
山村は原田の容疑が暴行恐喝で、実刑でも懲役2,3年程度なのに、その罪を逃れるために殺人罪まで犯すのかということを疑問に思った。
原田はこれまでにもあらゆる手段を使い、逮捕されないでいた。
藤堂は竹本の身柄をホテルに送致することを決定した。
竹本は石塚に感謝した。
山村と岩城がホテルに入り、石塚に異常がないことを報告した。
山村はホテルの屋上に石塚を呼び出し、竹本が襲撃された3回の事件のどれにも、犯人の目撃者がいないという仮説を相談した。
石塚は竹本を信じ、警護を続行する決意をしていた。
石塚は田口から、竹本が岩城と一緒に下に行ったことを告げられた。
しかし、竹本は、島が張り込んでいる、ホテルの玄関を通らずに外出していた。
竹本は岩城の警護のもと、地下街の服屋で服を購入し、鬘とサングラスで変装していた。
竹本は矢追出版、喫茶店、政和出版を訪れていた。
3月15日の朝、竹本は石塚に休むように促した。
竹本は石塚が仮眠をとっている間に、人に会って来ますという内容の書置きを残し、部屋から外出していた。
狙撃者は、喫茶店「ルノアール」に入ろうとした男をライフルで狙撃した。
石塚は倒れている男を発見したが、その男は変装した竹本そっくりの別人だった。
変装した竹本は「ルノアール」には来店していなかった。
「ルノアール」の周囲には高層ビルが数棟建っており、狙撃地点の特定が困難だった。
竹本が「ルノアール」に駆けつけ、石塚に勝手にホテルを抜け出したことを責められつつ、毎週木曜日に「ルノアール」で友達の稲垣俊夫(36歳)と会う約束をしていたことを打ち明けた。
狙撃されたのは稲垣だった。
野崎は「ルノアール」の向かいの高層ビルの屋上の階段下から、ライフルと薬莢を発見した。
ビルの屋上から発見されたライフルは、何者かが中道から強奪したものと同一だった。
約5年前(1974年頃)、原田が土地転売で一儲けしていたが、それに中道が加担していた。
しかし、中道はほとんど儲けておらず、原田一派の大儲けに利用されただけだった。
稲垣は銃弾が心臓をわずかに外れていたため、一命を取り留めたが、当分意識不明だった。
稲垣は竹本が経営している、革製品の輸入会社「中光商事」の共同経営者だった。
出資比率は稲垣が7、竹本が3だった。
石塚は竹本が稲垣を殺害し、中光商事を独占する計画を立てていたこと、竹本の一連の行動がトリックだったのではないかと推理した。
島は石塚が眠っているのがほんのわずかな時間で、竹本がその間に殺人の計画をしたとしても、ぴったりその時に原田一派が殺人に取り掛かるとは限らないと指摘した。
山村が一係室に帰還し、藤堂に入手した情報を報告した。
中光商事は近年、業績が非常に好調で、近日中に会社の規模を飛躍的に拡大する計画があった。
竹本と稲垣の仲は、表面上は良かったが、最近にはかなり険悪になっていた。
竹本が直接、ライフルで稲垣を狙撃した可能性が高かった。
竹本はずっと稲垣狙撃のチャンスを待っていたが、石塚の警護があまりにも厳重だったため、焦って失敗していた。
田口はホテルの部屋で竹本を警護していたが、藤堂から、竹本に殺人の容疑がかかったため、証拠が発見されるまで、警護を続行するように命令された。
田口は竹本に、稲垣が死亡したという偽情報を流した。
原田は野崎と島から、中道のことを質問され、中道とは不動産取引で2,3度会ったことを話した。
原田は稲垣が狙撃されたことについて尋問されると、他人の命を狙わないと否認し、激昂した。
石塚と岩城は、狙撃地点の付近を捜査し、変装していた竹本の目撃者を探し当てようとしていた。
狙撃地点のビルの1階にある喫茶店のウェイトレスは岩城に、昨日の早番の時、客のタバコを購入しようとした際に、立っている竹本を目撃したと証言した。
石塚は竹本が稲垣に駆け寄った時、本を所持していたことを思い出した。
竹本は石塚に目撃された時のアリバイとして、ほたる書房で本を購入していた。
石塚は狙撃地点のビルの1階のエレベーター付近に、3月15日午前9時に、ビルが給水塔工事のために1時間断水するという内容の張り紙を発見した。
犯行時刻は3月15日の午前11時だった。
石塚と岩城はビルの管理人から、工事が午前7時頃から開始し、午前9時に終了したこと、工事の内容が給水塔の老朽化のために錆止めの塗料を塗ったというものであることを聞き出した。
石塚と岩城は狙撃地点が、周囲から遮断されて、狙撃者の姿が見えない階段であると予測した。
石塚は竹本の行動を思い返し、竹本が狙撃地点のビルの屋上に、狙撃前に1回登り、視察したのではないかと考えた。
給水塔の鉄骨の塗料は完全に乾いていた。
竹本は階段から狙撃し、姿勢を低くして階段を降り、ライフルを隠していた。
石塚は給水塔の、日陰にあたる部分のパイプの塗料が乾燥しきっていないことに気が付いた。
岩城はパイプに靴跡があるのを発見した。
石塚は竹本を稲垣殺害未遂容疑で逮捕した。
竹本が所持していた靴底に、給水塔の錆止めの塗料が付着していた。
稲垣が意識を取り戻した。
■メモ■
*ゴリさん主演作では珍しい推理編。
*幸田氏と河村氏の共演だが、今回の幸田氏は善役。
*「竹本」とあるが、ラガーとは無関係。
*「パイプの靴跡」という証拠が決め手になったのが面白い。
*原田が最後に逮捕されたのかどうかは不明。
*ラスト、一係室の自分の机で寝ているゴリさん。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
田口良:宮内淳
岩城創:木之元亮
野崎太郎:下川辰平
松原直子:友直子
竹本義雄:山本亘
原田洋三:河村弘二、栗原検事:幸田宗丸、クラブの男:奥野匡
小西専務:相沢治夫、中道不動産社長:大矢兼臣、山田鑑識課員:三上剛(後の三上剛仙)、千葉茂、大野原和夫
篠田薫、竹内靖、豊原英彦、井手均、藤原清世
石塚誠:竜雷太
島公之:小野寺昭
山村精一:露口茂
脚本:中村勝行、小川英
監督:斎藤光正
※2020/12/30執筆
#太陽にほえろ#ゴリさん主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12646987816.html
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太陽にほえろ! 第594話「十年目の誘拐」
2017-11-02 19:53:43 テーマ:ボギー&ブルース編
第594話「十年目の誘拐」通算第288回
■ストーリー■
井川は娘の由利の入学祝にラジカセを注文していた。
山村は10年前(1974年頃)の誘拐事件の指紋を、自動指紋識別システムで照合していた。
その結果、容疑者に窃盗など前科3犯の平田安男(当時22歳)(根岸一正さん)という男が特定された。
10年前に、稲村健太という少年が誘拐された事件の犯人は逃亡したまま、逮捕することが出来ていなかった。
唯一の物証として犯人が残していた指紋は断片的で、10年前の技術では指紋の照合が不可能だったが、最近警察庁の指紋センターに導入された自動指紋識別システムであれば照合が可能だった。
従来の技術では、指紋の中心部が無ければ照合が不可能だったが、自動指紋識別システムでは指紋の線の流れや分岐点など、あらゆる特徴を読み取ることが可能になっていた。
過去の未解決事件のうち、一部でも指紋が残っている事件は捜査し直すようにという通達があった。
営利誘拐の時効は10年だったため、誘拐事件の時効まであと2ヶ月だった。
井川と令子は稲村家を訪れ、タクシーで帰宅する寸前の稲村敏子(赤座美代子さん)と会った。
敏子は平田の写真に見覚えが無く、10年前なので健太も記憶していないだろうと思っていた。
井川は誘拐事件という大事を簡単に忘れるとは思えないと予測していた。
10年前、山村は町田にある建築資材倉庫で、不審な子供の泣き声が聞こえたという通報を聞き、健太を救出した、
山村の感触では、健太は涙を見せず、しっかりしていた子供だった。
捜査一係は健太にモンタージュ写真を作成させていたが、平田とは全く似ていなかった。
健太(上野郁巳さん)は帰宅した際、敏子から10年前の誘拐事件のことで捜査員が来たことを告げられた。
健太は誘拐事件から救出され、敏子と父親の稲村健作(睦五朗さん)と再会したときのことを思い出していた。
平田は一時期、町田の寿司屋で見習いとして勤務していたが、競馬にのめり込み、寿司屋の金に手を出し、辞職させられていた。
平田の勤務していた寿司屋は健太の発見された場所の付近にあった。
竹本は事件当時、平田が勤務し、稲村一家も何度か来店している寿司屋を探し当てた。
平田はその寿司屋に2ヶ月間のみ在籍し、事件後に辞職していた。
平田は事件の1ヶ月後、当時住んでいたアパートを引き払い、昔利用していたノミ屋(増岡弘さん)とも繋がりを絶っていた。
平田は実家に帰宅してきた痕跡がなく、10年間犯罪で手配されることもなかった。
山村は公開捜査を最後の手段に決定し、捜査員に引き続き捜査を命じた。
午後10時5分、一係室に敏子から、健太が帰宅していないという電話が入り、井川は稲村宅に急行した。
敏子は稲村について関係ないと強調した。
稲村宅に、健太を誘拐したため、5000万円を用意し、次の連絡を待つようにという脅迫電話が入った。
敏子は外で張り込み中の井川に健太の誘拐を知らせた。
藤堂は平田の捜査の中止を決定し、他の捜査員を稲村宅に直行させた。
平田が七曲署の捜査に気付き、再び健太を誘拐した可能性が浮上した。
敏子は脅迫電話の声に聞き覚えが無かった。
稲村宅に稲村が戻り、健太を引き取れば良かったという稲村と、自分から出て行ったくせに反論する敏子で口論となった。
稲村は5000万円を用意できる状態であったが、稲村夫婦は現在、離婚調停中だった。
稲村宅に誘拐犯から、午後1時に矢追公園のプールの前に金を持ってくるようにという内容の電話が入った。
井川は令子と敏子を稲村宅に待機させ、他の捜査員と一緒に矢追公園で待機した。
春日部と澤村は、矢追公園が身代金を受け取るには危険すぎる場所であること、平田が七曲署の捜査を感知したことを疑問に感じていた。
午後12時50分に稲村が到着し、午後1時頃、稲村に謎の男が接触してきたが、その男はタバコの火を借りにきただけだった。
西條と竹本は誘拐犯が現れないことから、警察の捜査を探るための陽動作戦か、平田の犯行である場合、金の受け取りが目的でないと推測した。
井川は稲村を引き上げさせた。
誘拐犯の声は聞き取りにくく加工されており、10年前の録音テープの声には声に訛りという特徴があったが、今回の録音テープには特徴が無かった。
山村は誘拐犯の声に、無理に特徴を消すために作った声に聞こえていた。
山村は今回の犯行が平田の場合、目的が金だけではなく、唯一の証人である健太の殺害の可能性もあることを心配した。
澤村は逃走するノミ屋を取り押さえた。
ノミ屋は澤村に、2,3ヶ月前に何年かぶりに平田から連絡があったこと、勤務先を聞こうとしたらそれっきりだったことを話したが、平田の居場所については知らなかった。
平田が東京に潜伏していることが断定されたが、平田が町田近辺の寿司屋に勤務している様子も、稲村宅周辺や健太の通学している学校の近辺に現れた様子も無かった。
稲村は平田の顔に既視感を覚えていた。
井川は昨日、健太が誘拐犯と接触したときの痕跡が不明なため、健太の部屋を調査した。
井川は健太の部屋の机の引き出しから、灰皿とパブ「ポプラ」のマッチの箱と、10年前の週刊トップスを発見した。
健太は由利と同い年だった。週刊トップスには健太が救出され、両親と再会したときの記事が掲載されていた。
週刊トップスは稲村が購入し、書斎に所蔵していたものだった。
稲村は平田の写真の顔に眼鏡の落書きをしていた。
稲村はその写真が、稲村ビルの地下にある小料理屋「山膳」の平沼という板前に酷似していることに気付いた。
西條と竹本は「山膳」を訪れ、出社寸前の平田を待ち伏せした。
西條と竹本は逃走する平田を追跡し、逮捕した。
平田は10年前に健太を誘拐したことを認めたが、現在健太を誘拐していることについては否認した。
平田は昨日の昼間から「山膳」の開店する午後6時頃まで、常連のパチンコ屋にいたことが立証された。
平田は午後6時から出勤し、閉店時刻の午前1時まで勤務していたため、健太の誘拐犯ではなかった。
稲村は健太の存命の可能性に安堵したが、敏子は健太が無事に帰宅すればいい、犯人はどうでもいいと叫び、井川と令子に手を引くように訴えた。
稲村と敏子は再び論争となってしまったが、井川に仲裁された。
井川は春日部と澤村と張り込みを交代し、山村と一緒に食事した。
山村は稲村夫婦が健太との再会の際、仲良く手を取り合い、無事を喜んでいたのに、現在では別れ話が出るほど冷たい関係となってしまうことが引っかかっていた。
井川は山村に促され、圭子(吉野由樹子さん)と電話した。
圭子は由利と浩史が、一緒に家族で安達太良山に行くことを楽しみにしていることを話題にした。
由利と浩史は一家で唯一の花見だったことから、かつて一家で安達太良山の山麓で花見に行ったことを記憶していた。
井川は10年前の誘拐事件の救出のことを思い出し、事件が終結次第に必ず行くからと伝えるようにと言って電話を切った。
井川は閉店間際の「ポプラ」に行き、マスターに健太のことを尋ねた。
マスターは最近健太が店をよく訪れること、昨夜に稔のグループと一緒にいたことを証言した。
誘拐犯からの連絡は未だに来ていなかった。
敏子は誘拐犯が警察の捜査を感知したと思い込み、神経質になっていた。
稲村宅に誘拐犯から、警察に手を引かせ、稲村夫婦に5000万円を持ち、車載電話付きの自動車に乗るようにという内容の電話が入った。
誘拐犯は明朝の午前6時に会社を出発し、甲州街道に向かうように指示した。
稲村は稲村ビルに、自分専用の車載電話付きの自動車を所持していた。
誘拐犯は稲村家の内部事情に詳しい者の犯行と思われた。
敏子は断固に警察に手を引くように訴えたが、西條は健太を無事に救出するため、夫婦で力を合わせるように要求した。
井川は付近を調査していたが、藤堂からの連絡を受け、誘拐犯の3度目の電話を知った。
井川は独自で、健太自身の偽装誘拐ではないかという推理を立てていた。
午前6時になり、稲村夫妻は車で稲村ビルを出発し、府中方面に走行し、西條と竹本も尾行を開始した。
車載電話に環八を左折するようにという内容の電話が入った。
令子が稲村夫妻の尾行を交代した。
井川は稔のグループを発見し、稔を誘拐事件の共犯容疑で連行しようとしたが、稔は健太にただアパートの部屋を貸しただけと主張した。
車載電話に世田谷通りを右折するようにという内容の電話が入り、尾行が春日部と澤村に交代された。
稲村夫妻の車は多摩水道橋を渡り、町田市方面を向かっていることになるため、井川の推理が的中した。
井川は稔のアパートの部屋を捜索し、誘拐犯の音声の入ったテープを入手した。
誘拐犯の音声は健太の声を変えたものだった。
健太は目的地で、10年前に監禁されて発見された町田市に先回りしていた。
稲村夫婦は10年前と同じように、健太の無事を祈る気持ちで身代金を抱いていたことを思い出した。
稲村は健太が無事に戻ったら、再度敏子とゆっくり話すことを決意した。
稲村夫妻は健太の指定場所に到着し、待機した。
10年前にあった建設会社の資材置き場は、現在無くなっていた。
健太は遠方から稲村夫妻を見守っていたが、井川と令子に発見された。
健太の目的は自分の誘拐事件をでっち上げ、10年前に自分を抱いて涙で喜び合った幸福を再度取り返したかった。
井川は健太に、10年経っても稲村夫婦が健太を想う気持ちは変わらないと諭した。
井川は健太を説得し、健太を七曲署に連行し、簡単な調書をとることにした。
稲村夫妻は井川に感謝した。
井川は藤堂に休暇を貰い、福島に向かうことにした。
■メモ■
*誘拐事件が発生した「10年前」の1974年3月16日は、時期的には「島刑事・その恋人の死」の頃。まだジーパンの在籍期である。
*技術の発達を感じさせる自動指紋識別システムだが、さらに後には七曲署にコンピューターが配備されることとなる。
*健太の証言のもとに作られたモンタージュ写真は、「夏子という女」のモンタージュ写真の流用。
*山さんが久しぶりに長さんやゴリさんのことを発言。しかし、回想シーンには当時の捜査員は映らず、山さんが健太を発見する回想シーンも、山さんは声のみとなっている。
*赤座氏は「お母さんと呼んで」でも、偽装誘拐を企む子供の母親を演じている。
*離婚調停中であるためか、口喧嘩の絶えない稲村夫婦。健太の偽装誘拐の目的は夫婦仲の改善であり、圭子と別居中の身であるトシさんには耳の痛い話だった。
*今回のトシさんの「浩史」の呼び名は「ヒロ」。由利と浩史は台詞のみの登場となっている。
*今回のサブテーマは「年月の重み」。年月が経てば人間関係も変わるうえに、建造物も変わる。「年月」や「二度死んだ女」でもテーマとなっている。
*「夫婦は別れれば他人だが、親子を辞めることはできない」
*結局、平田が稲村の近くの店に勤務した理由は不明。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
春日部一:世良公則
竹本淳二:渡辺徹
澤村誠:又野誠治
岩城令子:長谷直美
稲村敏子:赤座美代子
稲村健作:睦五朗
井川圭子:吉野由樹子(現:吉野由志子)、平田安男:根岸一正、ノミ屋:増岡弘、稲葉年治
原田育江、矢追公園の男:岸本功、稲村健太:上野郁巳、秋吉信人、福原学
西條昭:神田正輝
井川利三:地井武男
山村精一:露口茂
脚本:金子裕
監督:堀内泰治
#太陽にほえろ#トシさん主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12325031328.html
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 ┃『太陽にほえろ!』放映リスト┃
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 日本テレビ系列/金曜日 夜8:00~8:54
 七曲署捜査記録~ジーパン編 全59話+1話
‡00 035.1973.03.16 愛するものの叫び プレ登場編 松田優作
 01 053.1973.07.20 ジーパン刑事登場! 南原宏治、秋吉久美子
 02 054.1973.07.27 汚れなき刑事魂 水谷豊
 03 055.1973.08.03 どぶねずみ 高木門、武智豊子
 04 056.1973.08.10 その灯を消すな 深江章喜、江幡高志
 05 057.1973.08.17 蒸発 山本耕一、長内美那子
 06 058.1973.08.24 夜明けの青春 峰竜太、降旗文子
 07 059.1973.08.31 生命の代償 小山田宗徳、佐原健二
 08 060.1973.09.07 新宿に朝は来るけれど 桃井かおり、阿藤海
 09 061.1973.09.14 別れは白いハンカチで 浜美枝、黒部進
 10 062.1973.09.21 プロフェッショナル 郷瑛治、三林京子、柳生博、大滝秀治
 11 063.1973.09.28 大都会の追跡 夏純子、江守徹、田中浩
 12 064.1973.10.05 子供の宝・大人の夢 千秋実、武藤英司
 13 065.1973.10.12 マカロニを殺したやつ 萩原健一、山西道広
 14 066.1973.10.19 生きかえった白骨美人 天地総子、浜村純、西沢利明
 15 067.1973.10.26 オリの中の刑事 藤岡琢也、明石勤、加藤和夫
 16 068.1973.11.02 一万人の容疑者 川口敦子、沖正夫(再放送なし)
 17 069.1973.11.09 初恋への殺意 稲垣光穂子、松宮五郎
 18 070.1973.11.16 さよならはいわないで 有吉ひとみ、川辺久造
 19 071.1973.11.23 眠りの中の殺意 長谷川哲夫、北川めぐみ、富川徹夫
 20 072.1973.11.30 海を撃て!!ジーパン 山西道広、トニー.セトラ
 21 073.1973.12.07 真夜中に愛の歌を 堀内正美、中田喜子、渥美国泰
 22 074.1973.12.14 ひとりぼっちの演奏会 佐藤仁哉
 23 075.1973.12.21 仕掛けられた銃声 土屋嘉男、木内みどり
 24 076.1973.12.28 おふくろ 小原秀明、武藤英司
 25 077.1974.01.04 50億円のゲーム 藤田進、草薙幸二郎、重松収
 26 078.1974.01.11 恐怖の瞬間 木下清、井上博一
 27 079.1974.01.18 鶴が飛んだ日 深江章吾、有吉ひとみ
 28 080.1974.01.25 女として刑事として 小野進也、松崎緑子
 29 081.1974.02.01 おやじバンザイ! 石垣恵三郎、松平健
 30 082.1974.02.08 最後の標的 北村和夫
 31 083.1974.02.15 午前10時爆破予定 加藤武、波多野憲
 32 084.1974.02.22 人質 高峰圭二、原口剛
 33 085.1974.03.01 おやじに負けるな 有島一郎、森塚敏
 34 086.1974.03.08 勇気ある賭け 宇佐美淳、鈴木瑞穂
 35 087.1974.03.15 島刑事その恋人の死 浜田寅彦、有吉ひとみ
 36 088.1974.03.22 息子よ、お前は...... 平田昭彦、宮崎和命
 37 089.1974.03.29 地獄の再会 藤岡琢也、勝野睦浩(洋)
 38 090.1974.04.05 非情の一発 内田良平、片山由美子
 39 091.1974.04.12 おれは刑事だ! 伊東四朗、渥美国泰
 40 092.1974.04.19 シンデレラ刑事 佐々木剛、多々良純
 41 093.1974.04.26 真実の詩 山本紀彦、剛達人
 42 094.1974.05.03 裏切り 横山リエ、宮川洋一
 43 095.1974.05.10 愛のシルクロード 杉田景子、山西道広
 44 096.1974.05.17 ボスひとり行く 赤座美代子、今井健二、信欣三
 45 097.1974.05.24 その子に罪はない 伊藤孝雄、石橋蓮司
 46 098.1974.05.31 手錠 溝口舜亮、五藤雅樹
 47 099.1974.06.07 金で買えないものがある 一の宮あつ子
 48 100.1974.06.14 燃える男たち 垂水悟郎、鈴木瑞穂、清水紘治
 49 101.1974.06.21 愛の殺意 酒井和歌子、村井国夫
 50 102.1974.06.28 愛が終わった朝 江夏夕子、内田喜郎
 51 103.1974.07.05 狼を見た少年 上田忠好、小高賢、橋爪功
 52 104.1974.07.12 葬送曲 宮本和男、長浜藤夫
 53 105.1974.07.19 この仕事が好きだから 松木路子、池田秀一
 54 106.1974.07.26 着陸地点なし!(再放送なし)
 55 107.1974.08.02 光の中を歩め 柏木由紀子、柴田光彦
 56 108.1974.08.09 地獄の中の愛 田口計、谷岡行二、菅本烈子
 57 109.1974.08.16 俺の血をとれ! 水谷豊、横光勝(克)彦
 58 110.1974.08.23 走れ猟犬 今井健二、石山政五郎(雄大)
 59 111.1974.08.30 ジーパン・シンコ その愛と死    ハナ肇、手塚しげお、苅谷俊介
 http://yusaku.from.tv/TAIYO.html