3/7(木) ③ 過去の今日のドラマ作品だヨ(=^◇^=) | J.BO∅WYの気になる過去の今日の出来事だヨ(=^◇^=)

J.BO∅WYの気になる過去の今日の出来事だヨ(=^◇^=)

過去の今日、『太陽にほえろ!』のどのエピソードが放送されたかを後悔なく公開するブログでしたが、
2023(令和五)年2月2日(木)曜日に突然、きまぐれに気が変わってしまい変更しました土佐ヨ(=^◇^=) 
いうことでどうか④⑥③⑨お願いしますm(__)m(__)m

 ┏━━━━━━━━━┓
 ┃ 『愛しの刑事』 ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━┛ 20:00~20:54
 ┌─――――――――─―――――――――――――――――――――――――――┐
 |1993(平成五)年 3月 7日(日) 第18話「刑事防犯課を占拠する女!婦警が人質に!?」|
 └─―――――――――─――――――――――――――――――――――――――┘
     脚本・・・宮下隼一 鈴木康之
     監督・・・澤田幸弘
 メインゲスト・・・松田美由紀
    視聴率・・・9.2%
  平均視聴率・・・8.5% 関東地区・ビデオリサーチ社調べ
     備考・・・二十世紀に制作された、石原プロ制作の最後のドラマ作品
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-28988
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=23052
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E3%81%97%E3%81%AE%E5%88%91%E4%BA%8B
 ┏━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『この世の果て』 ┃フジテレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─――――――――─――――――――――――――――┐
 |1994(平成六)年 3月 7日(月) 第09話「小さな命が消える」|
 └─―――――――――─―――――――――――――――┘
    視聴率・・・21.2%
  平均視聴率・・・22.9% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ。全ての回で20%以上の視聴率を記録しているヨ(=^◇^=)
  今夜のお話・・・まりあ(鈴木保奈美)は、母親の夕子(吉行和子)に、士郎(三上博史)の子どもを身ごもったことを話した。産むと言うまりあに夕子は、「堕ろしてしまえ」と勧めた。<br />佐々木(小木茂光)が、士郎と会った。佐々木は士郎に、ルミ(横山めぐみ)と一緒にいない方がいい、彼女は危険な女だと話した。そしてまりあにもある忠告を・・・。
 http://fod.fujitv.co.jp/s/genre/drama/ser4271/4271120009/
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%AE%E4%B8%96%E3%81%AE%E6%9E%9C%E3%81%A6
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=950
 ┏━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『巡査・今泉慎太郎』 ┃フジテレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━┛ 01:10~01:20
 ┌─――――――――─――――――――――――――――┐
 |1996(平成八)年 3月 7日(木) 第09話「箱入り慎太郎の巻」|演出・・・河野圭太
 └─―――――――――─―――――――――――――――┘http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-31196  
 ┏━━━━━━━━┓ 『木曜劇場』     1996年
 ┃ 『白線流し』 ┃フジテレビ系列 日本民間放送連盟賞
 ┗━━━━━━━━┛ 22:00~22:54         優秀賞受賞作品
 ┌─―――――――――――――――――――――――――――┐
  |1996(平成八)年 3月 7日(木) 第09話「星空に咲いた友情の花」|
 └─―――――――――――――――――――――――――――┘
   関連歌詩・・・http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=64299
     脚本・・・原田裕樹
     演出・・・本間欧彦
    視聴率・・・12.6% 最高視聴率 3/14とタイ
  平均視聴率・・・10.9% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
     協力・・・松本市、長野放送、松商学園高等学校、アルピコグループ、クア・アンド・ホテル信州健康ランド、ホテル飯田屋、柳澤工機、丸の内病院、松商短期大学、井上、ジャンプ、インナップ
 酒井美紀さん、今思い出しても涙が出る「白線流し」 【私の一枚】
 2015(平成27)年 3月2日(月)11時4分『朝日新聞デジタル』配信 朝日新聞デジタル「&M」編集部
写真◆1996年のドラマ「白線流し」で七倉園子役を演じた酒井美紀さん 
 これはドラマ「白線流し」撮影中の写真です。当時、高校3年生でした。撮影は、9月から3月まで長野県松本市で行われ、群像劇だった高校生たちの成長とともに、秋の紅葉や雪景色から春への季節の移り変わりも大切に撮影された作品です。 当時、私は静岡に住んでいて、ロケ地の松本には身延線という富士山の山あいを抜けていく電車で通っていました。景色が本当に美しくて、乗っている間に気持ちが高まっていったのを覚えています。出演者が同世代だったので部活の延長のように楽しかったのですが、ほとんど演技経験のない私たちを、監督はいろんな意味で厳しく鍛えてくれました。忘れられないのが、ある夜中の撮影です。高台の公園で相手役の長瀬智也さんにようやく思いを伝える場面。長セリフな上、「思いがあふれて徐々に涙が出る」を表現しなければなりません。当時の私には「徐々にあふれ出る涙」が難しく、何度も「最初から涙が出ているじゃないか!」と監督に怒られ、やり直しに。ただでさえ感情のコントロールが難しいシーンなのに、寒さで口はこわばるし。何度もやり直しになりスタッフや長瀬くんにも迷惑をかけていることで気が散ってしまうし。異例の25回のやり直しでも撮れなかったのが悔しくて悔しくて。ほとんど眠る時間もなく翌日の撮影に臨んだ思い出があります。受験生の役を演じた裏で、実は私自身も私生活では受験生でした。ただでさえ勉強する時間が取れない上に、私が受ける大学の入学試験には小論文がありました。不安な私に高校の担任の先生が毎日、撮影の宿泊先のホテルに天声人語をFAXで送ってくれました。それをテーマに私が夜に小論文を書き、夜中に先生の自宅にFAXで送信。それをまた翌日の夜までに先生が添削し、次の天声人語と一緒に送ってくれるという指導を繰り返してくださったんです。その上、友達も私が受けられなかった授業のノートのコピーを送ってくれて。そうやってみんなが支えてくれたことは、今思い出しても涙が出るほど。多くの人に協力してもらい、時間のない中で必死に勉強し続けたあの時間は、もし「人生の壁」がきても「自分は絶対に乗り越えられるはず」という自信が得られた貴重な体験になりました。あれから20年。今回は「めんたいぴりり~博多座版」という舞台に出演します。戦後、釜山から博多にひきあげ、明太子(めんたいこ)の店を創業した夫婦の物語です。博多華丸さん演じる夫を支える妻を演じますが、楽しくて明るく、ほろっと泣けるすてきな作品です。釜山で食べた明太子の思い出の味を命がけで完成させたい夫とそれを支える妻と周囲の人。戦後まだ食べることに苦労していた時代に、みんなで支えあって懸命に生きた空気が伝わったらうれしいですね。
    ◇
さかい・みき 女優 1993年に「永遠に好きと言えない」で歌手デビュー。映画「Love Letter」と「ひめゆりの塔」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。ドラマ「白線流し」シリーズで人気を博すと、その後もドラマ、映画に多数出演。映画「愛する」で日刊スポーツ映画大賞新人賞受賞などキャリアを重ね続ける。◆酒井さんの出演する舞台、「めんたいぴりり~博多座版」。辛子明太子を初めて製造、商品化した「ふくや」創業者・川原俊夫氏を描いた「明太子を作った男」(川原健・著)を原作にドラマ化され人気を博した作品を、ご当地博多で舞台化。戦後間もない博多の町で、明太子づくりにおける苦労とともに夢を持つ力、そして元気で明るく生きる家族や町の人々の人情を描く。公演期間/2015年3月6日(金)~29日(日)会場/博多座 出演/博多華丸、酒井美紀、紺野美沙子、宇梶剛士、モロ師岡・西村雅彦(Wキャスト)、瀬口寛之、斉藤優(パラシュート部隊)、福場俊策、井上佳子、ゴリけん 他
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-31200
 主題歌 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=5344
 挿入歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=11530
 挿入歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=8487
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E7%B7%9A%E6%B5%81%E3%81%97
 ┏━━━━━━━━━━━━┓  水曜劇場
 ┃ 『ロケット・ボーイ』 ┃フジテレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─―――――─――――――――――――――――――――――┐
 |2001(平成13)年 3月 7日(水) 第5話「小林晋平、宇宙を目指す」|
 └─――――――――─―――――――――――――――――――┘
    視聴率・・・17.3%
  平均視聴率・・・18.8% 関東地区・ビデオリサーチ社調べ
  平均視聴率・・・フジテレビ『水曜劇場』平均視聴率 第④位
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-34783
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=20070
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%9B%9C%E5%8A%87%E5%A0%B4_(%E3%83%95%E3%82%B8%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93)
 ┏━━━━━━━━━━━━┓ 金曜ドラマ
 ┃ 『高校教師』season2 ┃ TBS系列
 ┗━━━━━━━━━━━━┛22:00~22:54
 ┌─―――――─――――――――――――――――――┐
 |2003(平成15)年 3月 7日(金) 第09話「壊れかけた先生」|
 └─――――――――─―――――――――――――――┘ 
     脚本・・・野島伸司 ※全話脚本皆勤担当
     演出・・・
    視聴率・・・今井夏木 11.2%
  平均視聴率・・・10.8% 関東地区・ビデオリサーチ社調べ
    主題歌・・・森田童子 ♪ぼくと観光バスに乗ってみませんか♪ ※第9話
   あらすじ・・・ついに雛に真実を知られてしまった湖賀。唯一の希望であった雛を失ってしまったショックは想像以上に大きく、自分を見捨てないで欲しいと、もはや形振り構わず懇願する。雛は自分の湖賀への気持ちが一体何であったのか整理がつかず、頑なに拒絶してしまうのだった。 
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-36406
 主題歌http://j-lyric.net/artist/a001d58/l01c23e.html
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A0%A1%E6%95%99%E5%B8%AB_(2003%E5%B9%B4%E3%81%AE%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)
 ┏━━━━━━━┓
 ┃ 『砂の器』 ┃ TBS系列「日曜劇場」
 ┗━━━━━━━┛21:00~21:54
 ┌─―――――─――――――――――――――――――――┐
‡|2004(平成16)年3月 7日(日) 第08話「聞こえてきた父の声」 |
 └─――――――――─―――――――――――――――――┘
      演出・・・金子文紀
     視聴率・・・18.6%
   平均視聴率・・・19.6% 関東地区・ビデオリサーチ社調べ
   テレビ放送・・・『砂の器』TV放送第四回目
 テレビドラマ化・・・TBS系列第2回目
 https://www.uta-net.com/song/18650
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%82%E3%81%AE%E5%99%A8
 https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B01MCY0TFI
 https://ja.wikipedia.org/wiki/Sand_Castle
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓season2(最終回)
 ┃ 『ほんとにあった怖い話』season2 ┃フジテレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 19:00~19:54
 ┌─―――――─――――――――――――――┐第113話 S2第48話「心霊スポット」 小池栄子
 |2005(平成17)年 3月 7日(月) 第33回 S2第16回|第114話 S2第49話「亡者(亡霊)の棲む土地」 袴田吉彦 ※本人の体験
 └─――――――――─―――――――――――┘第115話 S2第50話「季節はずれの贈り物」 黒川智花
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-38163
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BB%E3%82%93%E3%81%A8%E3%81%AB%E3%81%82%E3%81%A3%E3%81%9F%E6%80%96%E3%81%84%E8%A9%B1
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓月曜ドラマシリーズ
 ┃ 『ハチロー~母の詩、父の詩~』 ┃ NHK総合
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛21:15~21:58
 ┌─――――――――――――――――┐サトウ・ハチロー波乱万丈物語
 |1903(明治36)年 5月23日(土)    |サトウ・ハチロー 生誕
 |1973(昭和48)年11月13日(火)    |サトウ・ハチロー 逝去
‡|2005(平成七)年 3月 7日(月) 第7回 |
 └─――――――――――――――――┘
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-38095
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=25526
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%81%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%80%9C%E6%AF%8D%E3%81%AE%E8%A9%A9%E3%80%81%E7%88%B6%E3%81%AE%E8%A9%A9%E3%80%9C
 ┏━━━━━━━━━━┓
①┃ 『相棒』seasonⅤ ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─――――――――――――――――――――――――――┐
 |2007(平成19)年 3月 7日(水) No.095 第19話「殺人シネマ」 |
 └─――――――――――――――――――――――――――┘
  杉下右京(水谷豊)の階級・・・警視庁特命係 係長・警部
  杉下右京(水谷豊)の相棒・・・警視庁特命係 巡査部長 亀山 薫(寺脇康文) ※初代相棒
          ゲスト・・・星由里子
           脚本・・・岩下悠子 
           監督・・・橋本一
          視聴率・・・15.3%
        平均視聴率・・・16.0%『AIBOU: THE MOVIE 3』パンフレットP.40より
        平均視聴率・・・16.1% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
           備考・・・season5よりアナログ放送は16:9サイズでの放送となるヨ(=^◇^=)
           備考・・・『season4』『season5』放送時の公式HPの表記は『seasonⅣ』『seasonV』であるヨ(=^◇^=)
         season5・・・前シーズンで初参加した脚本家・古沢良太による元日SPが日本民間放送連盟賞ドラマ優秀賞を。右京が22年前に関わり、迷宮入りしていた事件(第1話)、花の里女将・宮部たまき(益戸育江)が事件に巻き込まれる(第3話)、season4で描かれた事件の続編(第5話)など、『相棒』ワールドの深さを実現。『AIBOU: THE MOVIE 3 DOCUMENT FILE』(パンフ)P.40
 ┏━━━━━━━━━━━━━┓
②┃ 『相棒ten』season10  ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─―――――――――――――――――――――――――――┐
 |2012(平成24)年 3月 7日(水) No.189 第18話「守るべきもの」 |
 └─―――――――――――――――――――――――――――┘
  杉下右京(水谷豊)の階級・・・警視庁特命係 係長・警部    ㊦↓最後のseason、最終話で昇格異動
  杉下右京(水谷豊)の相棒・・・警視庁特命係 警部補<元:警視> 神戸 尊(及川光博) ※二代目相棒
          ゲスト・・・今井朋彦 合田雅吏 手塚とおる
           脚本・・・ハセベバクシンオー 
           監督・・・近藤俊明
          視聴率・・・16.5%
        平均視聴率・・・16.6%『AIBOU: THE MOVIE 3』パンフレットP.41より
        平均視聴率・・・16.6% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
           備考・・・『season10』はseason表記ではなく、『相棒ten』といった数字を英語表記となったヨ(=^◇^=)
        season10・・・初回SPで、花の里の女将・宮部たまき(益戸育江)が店をたたむことになり、後に月本幸子(鈴木杏樹)が店を継ぐことに。さらにはシーズン放送中に神戸の卒業を発表。クローン人間をテーマとした最終回SPで、生命の倫理観を巡り右京と意見が対立した神戸が警察庁に戻る形で特命係を去ることに。『AIBOU: THE MOVIE 3 DOCUMENT FILE』(パンフ)P.41
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『相棒SeasonV』ザ・潜入!AP連載ルポ ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 ┌─――――─―――――――――――――――――――――┐
 |2007(平成19)年 3月 7日(水) repo 050「来週は 最終回 !!」|
 └─――――――――─―――――――――――――――――┘
 ┏━━━━━━━━━━━┓┌─――――――――――――┐2BOX仕様
 ┃ 『相棒 season5』  ┃|2008(平成20)年 3月 7日(金)|DVD・Blu-ray DISC リリース
 ┗━━━━━━━━━━━┛└─――――――――――――┘
 ┏━━━━━━━━━━━━┓┌─――――――――――――┐第1話から第10話を小説化 ノベライズ作品
 ┃ 『相棒 season2・上』 ┃|2008(平成20)年 3月 7日(金)|朝日文庫 ISBN 978-4-02-264434-3
 ┗━━━━━━━━━━━━┛└─――――――――――――┘脚本は輿水泰弘、砂本量、櫻井武晴。
 ┏━━━━━━━━━━━━┓┌─――――――――――――┐第11話から第21話を小説化 ノベライズ作品
 ┃ 『相棒 season2・下』 ┃|2008(平成20)年 5月 7日(水)|朝日文庫 ISBN 978-4-02-264437-4
 ┗━━━━━━━━━━━━┛└─――――――――――――┘脚本は輿水泰弘、砂本量、櫻井武晴、深沢正樹、坂田義和。
 ┏━━━━━━━━━━━┓┌─――――――――――――┐ISBN 978-4-02-250913-0
 ┃ 『杉下右京の冒険』 ┃|2012(平成24)年 3月 7日(水)|発売:朝日新聞出版
 ┗━━━━━━━━━━━┛└─――――――――――――┘シリーズ・ノベライズ担当の碇卯人によるオリジナル作品第2弾。
 ┏━━━━━━━━━━━┓┌─――――――――――――┐ISBN 978-4-02-251064-8
 ┃ 『杉下右京の密室』 ┃|2013(平成25)年 3月 7日(木)|発売:朝日新聞出版
 ┗━━━━━━━━━━━┛└─――――――――――――┘シリーズ・ノベライズ担当の碇卯人によるオリジナル作品第3弾。
 http://aibou.main.jp/
①http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_05/ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A3%92#Season5
②http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_10/ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A3%92#Season10
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=6876 HEY!HEY!相棒(=^◇^=)
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=105566 2010
 ┏━━━━━━━━━━┓NHK BS-hi 07:30~07:45
 ┃ 『ゲゲゲの女房』 ┃NHK BS-2 07:45~08:00
 ┗━━━━━━━━━━┛NHK総合TV 08:00~08:15
 ┌─―――――─――――――――――――――――――――――――――┐
‡|2008(平成20)年 3月 7日(金) 実業之日本社 単行本発行日 ※①     |
 |2011(平成23)年 9月 9日(金) 実業之日本社 文庫本発行日 ※②     |
 |2009(平成21)年11月14日(土) ドラマ撮影開始             |
 |2010(平成22)年 8月18日(水) ドラマ撮影終了             |
 |2010(平成22)年 3月29日(月) 第01週 第001話「ふるさとは安来(やすぎ)」|第1回視聴率14.8%
 |2010(平成22)年 9月25日(土) 第26週 第156話「ありがとう」 最終回  |最終回視聴率23.6%
 └─――――――――─―――――――――――――――――――――――┘
  NHK連続テレビ小説・・・82作品目
          著者・・・武良布枝 ※水木しげるの妻
          脚本・・・山本むつみ
       平均視聴率・・・18.6% 関東地区・ビデオリサーチ社調べ
       平均視聴率・・・15.9% 関西地区・ビデオリサーチ社調べ
          備考・・・この作品からNHK総合での放送が15分繰り上がり「8:00スタート」開始
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-42182
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=94247
①http://www.amazon.co.jp/dp/4408107271
②http://www.amazon.co.jp/dp/4408550493
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%81%8C%E6%88%A6%E5%A0%B4%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E6%97%A5
 ┏━━━━━━━━━━┓ ドラマ24
 ┃ 『怪奇恋愛作戦』 ┃テレビ東京系列
 ┗━━━━━━━━━━┛ 00:12~00:52
 ┌─―――――─―――――――――――――――――――――┐
‡|2015(平成27)年 3月 7日(金) 第09話「乙女☆純情奇譚・前編」|脚本・・・田中眞一
 |2015(平成27)年 3月14日(金) 第10話「乙女☆純情奇譚・後編」|監督・・・濱谷晃一
 └─――――――――─――――――――――――――――――┘
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-57898
 オープニング♪ヴィーナス♪http://www.uta-net.com/song/180497/
 エンディング♪Fallin' Down♪http://www.uta-net.com/song/180872/
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%AA%E5%A5%87%E6%81%8B%E6%84%9B%E4%BD%9C%E6%88%A6

 映像◆【水戸黄門】の助&格【相棒】に登場!http://video.fc2.com/content/20120725r57sW3sa/
 大分前の話なんですが【相棒ten】に【水戸黄門】の共に5代目の助&格が登場しました ただ…登場なんで共演じゃないのが残念な所なんですが去る、
 2012(平成24)年2月29日(水)放送の第17話〈陣川、父親になる〉で、5代目助さんの原田龍二氏が陣川公平役で…そして翌週の
‡2012(平成24)年3月7日(水)放送の第18話〈守るべきもの〉で、同じく5代目格さんの合田雅吏氏が土方勇作で登場しました5代目の助さん原田に関しては、元々【相棒】でも当ブログ認定の2代目相棒の陣川公平役で出ており【相棒】では御馴染みですから珍しい事でも無いんですが合田格さんに関しては【相棒】には初出演でした
【水戸黄門】5代目助さん【相棒】に登場そして動画の内容なんですがまず原田助さんが登場します
 原田助さんの場合 ⇒ ある日特命係に来た助さんが突然「父親に…」と宣言します。その助さんが、馴染みの写真屋に勤務する女、由香利に一目惚れ、更にシングルだと知ります。その由香利がテレビの密着取材を受けましたが、担当ディレクターが自殺。それを不振に感じ助さんに相談(?)。【水戸黄門】5代目10格さん【相棒】に登場次が合田格さん。合田格さんの場合、番組冒頭からいきなり銃弾を受けて死亡…。従って、その後は全て回想シーンでの登場だったんですがこの格さんは、神戸と警察学校で同期で民間警備会社に勤務と言う設定。ただ、元はSPでSP業務に恐怖を覚えて辞めたと神部は知りました。しかし、その辞めた理由と死に方に疑問を持った杉下と神戸が捜査に…と言う内容です。【水戸黄門】の助&格【相棒】に登場!そして、最後が【水戸黄門】時代での両者の共演。これは1番分り易いシーンと思い【水戸黄門】名物の紋所シーンを入れてます
 http://mitokohmon02.blog93.fc2.com/blog-entry-467.html

‡「③⑦%は童貞のまま死んでいく」さえない警備員を有田が好演――てれびのスキマ「テレビ健康診断」
 2017(平成29)年08月07日(月) てれびのスキマ『わにとかげぎす』TBS
 2017(平成29)年08月10日(木)号『週刊文春 』とある雑誌の企画で「今期のドラマ期待度ベスト10」を選ぶというものがあった。僕は迷わず1位を『わにとかげぎす』にして提出したら、識者、記者、編集者らの票を集計したランキングで10位以内にも入らずびっくりしてしまった。確かに、深夜の放送だということに加え、出演者もヒロインの本田翼はともかく、水曜日のカンパネラのコムアイや、ラッパーのACEやDOTAMAといった異色の名前が並ぶ。何より、主人公を演じるのがくりぃむしちゅーの有田哲平だ。相方の上田晋也が『天才バカボン』で今時あり得ない演技を披露したことも記憶に新しい。いわゆるイロモノ的ドラマと見られてもおかしくはない。主人公の
 富岡ゆうじはショッピングセンターの警備員。38歳になっても恋人はおろか友達もいない。
‡「③⑦%は童貞のまま死んでいく」というセミに感情移入しながら、うだつが上がらない日々を過ごしている。それを有田が静かなトーンでリアルに演じているのだ。屋上でパンツ一丁で筋トレに励んでいるが、お腹はプニョプニョ。それだけでこの男がこれまで怠惰な生活を送ってきたことや何かに真剣に取り組んでこなかったことが想像できてしまう。そしてある日、
 富岡はドアに挟まれた一枚の紙を見つける。
 「警備員へ お前は一年以内に頭がおかしくなって死ぬ」こういうことはしないでほしいなぁ~と力無くつぶやく
 富岡を演じる有田のトーンが絶妙だ。まずこの導入から、イロモノとは一線を画するドラマであることが分かる。そんな時、知り合ったのがアパートの隣に住む羽田梓(本田翼)。どうやら彼女は富岡を“監視”しているようだ。若くて美人だが、どこか間が抜けていてバカっぽく、サバサバしている。まさに原作の古谷実が描くヒロイン像にピッタリだ。この本田翼が顕著だが、有田やコムアイなど、このドラマにキャスティングされた人たちは、見た目から古谷実が描きそうな雰囲気を持っている。おかしな言い方だが、彼らの風貌は“絵柄”が古谷漫画っぽい。だからこそ、ミュージシャンやお笑い芸人が多数出演していても、変な浮き方をしていない。闇金社長をインテリヤクザ風に完璧に演じているDOTAMAは今後、役者仕事が急増するに違いない。奇をてらったキャストではないことが証明され、古谷作品独特の不穏な空気が充満している。期待通りの滑り出しだった。
 ▼『わにとかげぎす』TBS (水) 23:56~24:26
 http://bunshun.jp/articles/-/3593

第138話 愛こそすべて
脚本/長野洋 監督/竹林進
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レース場でスポーツカーがコースを走るのを観客席から見て居る男がいた。男の指には婚約指輪。ドライバーがピットに戻ると男性は近づく。女性はそんな彼にA級ライセンスは取れるかと問うと合格間違い無しだと語る。ボスは仕事を終えると宿直のゴリに後を頼むとして帰宅する。デンカはゴリに今夜は何もないと良いですねとし、明日はデートでしょと、店屋物で夕食を食べているゴリに語る。テキサスはゴリに明日は雨じゃないかとからかう。加納の妻・真知子は帰宅する。部屋の灯りを付けて着替えていると、突然革靴の男が真知子に襲いかかり首を絞める。一方加納三郎は部下の伊藤と共に飲み屋をハシゴして泥酔状態で帰宅する。伊藤は介抱すると、マンションの部屋まで社長を送る。オレが婿養子だと思って妻の尻に敷かれていると思っているのかと絡む。伊藤が社長の鍵でドアを開けると電灯を付ける。思わず何かに躓いて倒れると、そこに倒れていたのは首を絞められて気絶している真知子だった。しかし真知子だけでなく、男性が倒れているのを知る。しかも置物で頭を殴られ男性の方は亡くなっていた。三郎は伊藤に対してすぐに110番と救急車に連絡するよう告げると、彼は妻をソファーに眠らせる。部屋には鑑識がやってくる中、宿直のゴリが真っ先に現場に駆けつけ、後から山村やテキサスがやってくる。状況からすると忍び込んだ男が人妻に乱暴しようとして逆に鈍器で頭を殴られ死亡し、殴った妻は失神して倒れたのだろうという。男性は身元を示す手がかりがないとのこと。指紋から割り出されるのを待つしかないという。夫の三郎は妻に付き添い病院に行っているとし、伊藤から話を聞くと、三郎とはずっと一緒だった事を語る。本来は午後から大阪出張だったという。真知子は加納コンツェルンの一人娘で、三郎の方は元カーレーサーだという。現在ではKG企画の社長をしているというゴリ。病室にゴリや山村はやってくるが、当分妻から話を聞くのは無理だという。錯乱状態で運ばれて来たので鎮静剤を打ってもらったこと。少なくとも明日の朝までは話を聞くのは無理だという。山村は死んだ男に心当たりはないかとするが、全く知らないという。奥さんは運ばれる時に何か言っていなかったかと尋ねると、怖い、助けてと魘されていたとのこと。出張が取りやめになった時に真っ直ぐに帰宅すれば良かったと語る。これは正当防衛が認められるのでしょと尋ねる。そんな中病室では真知子が目覚めると、錯乱していた為にゴリたちも流石に今は話を聞くのは無理だと感じていた。可哀想に当分ショックからは立ち直れないだろうと。正当防衛だとしても相手を殺してしまったのだという。山村はあの犯人の男はどうやって部屋に入ったのかとしてボスに報告。侵入経路が分からないという。ドアの鍵は壊されておらずテラスにも侵入した形跡はなかった。男は合鍵を使って中に入ったのか。しかし男の持ち物の中に鍵はなかったという。彼女がかけ忘れた可能性とか、自分で開けた可能性はないのかというテキサス。そんな中、長さんは被害者/犯人の身元が判明したという。木塚アキオ、横川町の繊維問屋の跡取りだという。店で主人から話を聞くと、経営状態が火の車で明後日には手形の決算日であること。若社長は必ず何とかすると言っていたと山村とゴリに語る。真知子のことを尋ねると、アキオとは学生時代の知り合いだと分かる。
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元レーサーの加納三郎の妻・真知子が帰宅した際に暴漢・強盗によって襲われる。真知子が抵抗して近くに有った像を使って強盗の頭を殴り飛ばしたことから彼女は助かり、犯人は死亡する。亡くなったのは繊維問屋の若旦那の木塚アキオだった。調べていくウチに真知子とアキオは学生時代の同級生だということが判明する。繊維問屋の経営は火の車で、真知子とは10日以上前に接触してきて借金の申し入れをしてきたというが・・・今回は恋愛関係にあるゴリさんが主役のエピソード。ゴリさんにとって目の前でいたわり合う加納夫妻が理想的のように思えて、とても殺しをするような人物たちではないとのことから、この件でも当事者間に事件性はないかに思われた。ボスも一度は正当防衛で片付けようとした案件だったけれど、山村が唱える2つの疑惑がどうしても解せないということで捜査は継続して行われることになる。その2つとは、
 1) 木塚はどのようにして部屋に入ったのか。合鍵で入ったならばどうやって手に入れ、そして何故被害者の遺体から鍵が発見されなかったのか。
 2) 木塚の目的は明らかに殺意を持っていたこと。恋の恨みか借金を断られて自暴自棄なのか。しかし数日後には金が入ると断言していたことが有る。更に追加した疑問として、夫が妻の殺害を依頼したのであればその動機が何なのかということになる。三郎は妻の七光りでのうのうと暮らしているのに妻を殺して何の得があるのかと。まぁ他にも自分としては疑問は多い事件だった。そもそも人を殺すというのは並大抵のものではない。例え金の為でも例えプライドの為でも、顔見知りの人物をそれだけの理由で殺せるのかという点が有ったな。一度の事件だけならばともかく二度も殺されかけたとすれば、当然容疑が夫側に向けられることが分かっても犯行を行っている。今回は状況証拠は揃っているが、直接殺害したとする証拠自体はまるでなく、ゴリの説得によって自白の形でそれを証明したこと。その流れに恋に盲目になっている妻の男を傷つける「パパ」発言のお陰も有って自白することになったけれど、この夫が普通の人物ならばそんなプライドも押さえられたのだろうけど、やはりカーレーサーとして活躍していたという人物だけあって、プライドが人以上に高かったのかな。心理学的に男のプライドの象徴は車とも言われているけれど、冒頭では彼の十八番であるスポーツカーにも乗ってレースに興じる姿が有ったしね。しかしまぁ自分で鍵を作るというのは正直素人では難しくないのか?それにしても当時の峰岸徹さん、格好良いですね。
藤堂俊介 …… 石原裕次郎 (七曲署・一係のボス、係長)
山村精一 …… 露口茂 (山さん)
石塚誠 …… 竜雷太 (ゴリさん)
島公之 …… 小野寺昭 (殿下)
野崎太郎 …… 下川辰平 (長さん)
三上順 …… 勝野洋 (矢追町派出所から異動、テキサス)
加納三郎 …… 峰岸隆之介 (元レーサー、KG企画社長)
加納真知子 …… 平本晶子 (加納コンツェルンの娘)
木塚 …… 笹川恵三 (繊維問屋先代)
伊藤 …… 小坂生男 (三郎の部下)
メカニック …… 亀井三郎 (レース場)
ドライブイン"ピット"のよし子? …… 芝さなえ
古能成二
https://itawind.web.fc2.com/1970/taiyou/taiyounihoero138.htm
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太陽にほえろ! 第138話「愛こそすべて」
2016-11-04 10:46:50 テーマ:テキサス編
第138話「愛こそすべて」
■ストーリー■
元カーレーサーの加納三郎(峰岸隆之介さん)は、妻の加納真知子(平本晶子さん)のレースカーの運転を評価していた。
真知子はA級ライセンス取得を目指していた。
真知子は帰宅後、窓から侵入して電気を消した男に絞殺されそうになった。
加納は泥酔しながら帰宅していたが、部下の伊藤とともに、男の遺体と、気絶していた真知子を発見した。
加納が警察に通報し、山村と石塚と三上が現場に駆けつけた。
石塚は男が乱暴しようとして真知子に鈍器で殴られて死亡し、ショックで真知子も失神したと推理していた。
加納は午後から大阪に出張する予定だったが、相手の都合で中止になり、バーを渡り歩いていた。
真知子は加納コンツェルンの令嬢であり、婿養子の加納は現在KG企画の社長に収まっていた。
加納は真知子を看病していた。
加納によると、真知子は病院に到着するまでに錯乱状態が続いて鎮静剤を注射されており、明日の朝までは事情聴取が不可能な状態だった。
加納は真知子を襲った犯人に心当たりが無かったが、真知子がうわ言を叫んでいたために、まっすぐに帰宅すればよかったと後悔していた。
真知子は錯乱状態を起こしていたが、加納の説得で収まった。
ドアの鍵が壊れておらず、テラスにも侵入の形跡が無いので、男が合鍵を持っていた可能性が出てきたが、男は合鍵を所持していなかった。
男の身元が、横山町の繊維問屋の跡取りの木塚章夫であると判明した。
木塚商店は明後日が手形の決済日であったが、木塚が死亡してしまった以上どうにもならなかった。
店主(笹川恵三さん)は、木塚の知人に真知子がいたことを話した。
木塚と真知子は学生時代の知人だった。
山村は加納の制止を振り切って真知子に事情聴取を行った。
加納は真知子と木塚の関係を知っていたが、真知子を信じていた。
真知子は殴り倒してしまったときに木塚だと気づいたと述べたが、殴った後の記憶を喪失していた。
真知子は木塚を部屋に入れていないと主張したが、山村の質問に動揺した。
真知子は10日以上前に木塚が金を貸してくれという電話をかけてきたが、断ったことを話した。
山村は真知子の主張を事実と見ており、木塚の革手袋の跡が首に残っていたため、真知子の正当防衛が認められた。
しかし山村は木塚の侵入経路と合鍵の所在、木塚の侵入目的を疑問に思っていた。
木塚が数日後に金が入ると言っていたことから、第三者から真知子の殺害を委託された可能性が出てきた。
山村はデートをすっぽかされた道代のためにブローチを購入した。
三上は伊藤から当時の現場の状況を聞き出し、加納が真っ先に木塚の遺体に触れたという情報を得た。
加納はマンションで真知子に付き添っていた。
石塚は加納とマンションで話し合った。
真知子はショックから立ち直り、元気な状態に戻っていた。
真知子は加納と真知子の父親との衝突を案じ、マンションにいた。
石塚は加納と真知子を良い夫婦と思い、加納が真知子を殺害しようとしたことに納得していなかったが、藤堂は優しすぎると直感していた。
加納のよく通うサーキットの従業員は、加納が一人でサーキットに来たことを伝えた。
従業員によると、ガレージで合鍵を作ることは容易だった。
山村が木塚のメモにあった電話番号をかけたが、その電話番号はドライブイン「ピット」だった。
「ピット」は木塚と加納の待ち合わせ場所だった。
木塚は前に真知子に借金を断られて、直接加納に会い、真知子殺害を依頼され、合鍵を渡されたものと推測された。
しかし、加納が真知子を殺害する動機が分からなかった。
藤堂は捜査員に、加納をマークするように命じた。
加納は山中湖へ外出することにし、途中で真知子とサーキット場で落ち合う約束をした。
真知子は加納の要求で薬を飲んだ。
島は加納を尾行し、石塚と三上は加納のマンションを張り込んだ。
加納はニュー山中湖ホテルから薬を飲むように電話をかけた。
真知子は外出し、東名高速道路に入った。
石塚と三上は真知子の自動車を尾行していたが、山道を走行中に真知子の意識が朦朧としてきた。
石塚は真知子の自動車に割り込み、真知子の車を停車させた。
真知子は幻覚剤を飲まされていた。
石塚は加納に真知子の事故のことを伝え、同行するように要求した。
真知子は幻覚症状が消え、三上の同伴で帰宅した。
石塚は加納と真知子を直接会わせた。
石塚は告訴を覚悟で、加納が薬と幻覚剤を交換したこと、1週間前にサーキット場で合鍵を作成したこと、「ピット」で木塚と会ったこと、木塚の遺体に駆け寄って合鍵を抜き取り、薬と幻覚剤をすり替えたことを推測し、質問した。
真知子は加納を信じていたが、石塚は人間を信じたい気持ちで事実を確かめたいと伝えた。
真知子は父親に電話して弁護士を呼ぼうとしていた。
加納は電話を遮り、飼い殺しにされている男の気持ちが理解できるかと語った。
加納は負傷してレーサーを辞めたとき、自分に尽くした真知子を憐れみと思い、真知子が自分にとって人形やアクセサリーに過ぎなかったと語り、我慢できずに真知子の殺害計画を立てたと自供した。
石塚は藤堂に男と女は分かり合えないのかと質問したが、藤堂は理解し合う努力を捨てたら終わりと答えた。
■メモ■
*久しぶりにゴリさんの食事シーンが登場。明日は道代とのデートの日だったらしいが、見事に取り消された。
*山さんがデートをすっぽかしてしまったゴリさんと、すっぽかされた道代のためにブローチを購入。
*ボスが独自の恋愛論を披露。惚れた女性の過去を知ったときは気持ちの整理の時間が欲しいという。
*「個人のために一生懸命尽くす」を「僻みに思う」加納。愛とは一体何なのだろうか…
*転倒してプレゼントの箱を潰してしまうゴリさん。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
三上順:勝野洋
島公之:小野寺昭
野崎太郎:下川辰平
加納三郎:峰岸隆之介(現:峰岸徹)
加納真知子:平本晶子
亀井三郎、古能成二
木塚商店店主:笹川恵三、木塚章夫:小坂生男、芝さなえ
石塚誠:竜雷太
山村精一:露口茂
脚本:長野洋
監督:竹林進
#太陽にほえろ#ゴリさん主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12216209599.html
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2021-10-18 01:37:18
第397話「音の告発」通算第607回目
1980/3/7 ロッキー&スニーカー編
■ストーリー■
西山(三景啓司さん)という男が一係室を訪れ、藤堂に、生録音する装置のテープに奇妙な音が入っていることを伝え、調査を依頼した。
西山は自宅に島を招待した。
西山の唯一の趣味は、SLの音やレーシングカーの排気音、海鳴り、雷鳴、寺の鐘の音などの「音」を生録音することだった。
西山は現在、都会に生息する野鳥の鳴き声の生録音に凝っており、自宅の先の矢追公園に生録音に行っており、今朝も午前4時頃、公園の雑木林に生録音装置を設置していた。
西山が再生したカセットテープには銃声が入っていた。
集音マイクは真南の、水銀灯の方向に向いていた。
野崎と石塚と島と岩城と五代は矢追公園を訪れ、水銀灯周辺を調査した。
島は大量の血痕を発見し、銃声を本物と断定した。
血痕から、被害者は重傷を負っているか、既に死亡しているものと推測された。
島は、生録音装置に銃声が聞こえてから約2分後に自動車が走り去る音が生録音されていることから、被害者が自動車で運び去られたものと報告した。
目撃者は皆無だった。
銃声が聞こえたのは生録音装置の設置から15分後であることから、犯行時刻が午前4時15分と考えられた。
鑑識の結果、血痕が人間の血液であること、血液型がAB型であること、拳銃の銃声であることが判明した。
藤堂は捜査員に管内の病院の捜査と、身元不明の死体と捜査願が出ている者の捜査を命令した。
事件発生から2週間が経過したが、未だに被害者の身元すら不明だった。
岩城は都会で1人の人間が消息を絶っているのに、誰も目撃されていないことに対し、憤りを感じていた。
一係室に城南署から、管内の桜ハイツ造成地から射殺死体が発見されたという電話連絡が入り、捜査員が出動した。
死体は死後数週間が経過していることから、腐乱状態であり、胸部に銃弾を受けた痕跡があった。
所持品の名刺から、死体の身元が北星観光K・Kの代表取締役の高沢栄一であることが判明した。
北星観光は約2週間前から閉業していた。
島は高沢のマンションに赴いた。
管理人(岩城和男さん)によると、高沢はマンションに引っ越してきたころから独身だった。
室内には、2月13日付の夕刊と、食事をしていた痕跡があった。
島は藤堂に、高沢が2月13日に、自宅で夕食を済ませた後に外出し、失踪したと報告した。
マンションの住人の中に、高沢が外出するのを目撃している者はいなかった。
高沢の血液型はAB型で、血痕と一致した。
死体の胸部から摘出された銃弾は22口径で、至近距離から撃ち込まれたらしく、ほぼ即死状態だった。
死体は腐乱しており、正確な死亡時刻が不明だったが、2月13日の午後11時から2月14日の午前5時頃までと推定された。
高沢は2月14日の午前4時に殺害されるまでの足取りが問題点となった。
島は高沢の友人の観光会社社員(若尾義昭さん)に、高沢が殺害されたことを告げ、高沢のことを聞いた。
高沢は元々、大手の観光会社の営業部員で、2年前(1978年頃)に独立し、現在の北星観光を設立したが、経営に関しては素人だったため、資金繰りに苦労していた。
高沢は悪質なサラリーマン金融業者「浅倉金融」からも多額の借金をしており、友人に取り立てが厳しいことを愚痴っていた。
島は浅倉金融を訪れ、社長の浅倉(江角英さん)と面会した。
浅倉は高沢に2000万円を融資したこと、返済の期限が迫っていたために厳しい取り立ての催促をしたことを認めたが、法定内利子の合法的融資であり、違法行為をしていないことを強調した。
浅倉は2月14日の午前4時頃、事務所で税金の申告のために徹夜で帳簿の整理をしていたこと、4時30分頃に仕事を終わらせ、近所のスナック「紫苑」に行き、麻雀をしたことを話した。
島は高沢に、浅倉が撃たれたことを告げた。
浅倉は金を貸した相手を殺害しては元も子もない、人命など担保にならないとうそぶいた。
「紫苑」のバーテンダーは、2月14日が開店2周年だったため、閉店後に常連客と麻雀をしていたこと、浅倉が午前5時頃に来店し、麻雀に参加し、午前9時頃までやっていたことを教えた。
矢追公園から造成地までの距離は約1時間だった。
浅倉が午前4時15分に高沢を射殺し、造成地に遺体を遺棄したと仮定すると、造成地に到着するのは午前5時15分であるため、アリバイが成立してしまった。
島は浅倉が高沢を射殺した後、遺体を乗用車内に隠したまま、別の日に遺体を遺棄した可能性も考えていた。
浅倉は刑事事件こそ起こしていないものの、非合法すれすれの商売をしている悪質な金融業者であるが、暴力団との直接的な関係性はなかった。
高沢は浅倉金融の大口の借金2000万円以外に、5件の金融業者から合計3000万円の借金をしていた。
金銭絡みの犯行である可能性が濃厚だった。
22口径の拳銃は元々、数が少なかった。
岩城と五代は響組と銀竜会に的を絞り、捜査を続行した。
高沢は両親をかなり前に亡くなっており、兄弟もおらず、1年前(1979年頃)から夫人の高沢綾子とは別居していた。
綾子は現在、矢追2丁目に住んでいたが、高沢の死を全く知らない様子だった。
山村は高沢が1年前に、契約額が5000万円の生命保険に加入しており、受取人が綾子であるという情報を入手した。
島はスーパーマーケットで勤務中の綾子(片桐夕子さん)と会った。
綾子は高沢と最後に会ったのが、離婚訴訟の件で高沢宅を訪れた2月10日であると述べた。
綾子は高沢がどうしても離婚に同意しないため、家庭裁判所に調停の手続きをとっており、そのために何度か高沢と会ったが、その時も変わった様子がなかったことを話した。
綾子は5000万円の生命保険について、高沢が自分を繋ぎ止めるための方便だったと思っていた。
綾子は仮に保険金を手に入れても、高沢の借金返済に充てたら1円も残らず、むしろ喜ぶのは債権者のほうであること、自分の唯一の望みが高沢と別れることであることを話した。
岩城と五代は逃走中の、銀竜会の拳銃の売人(永野明彦さん)を追跡し、追い詰めた。
チンピラは拳銃を取り出したが、五代に拳銃を蹴り飛ばされ、岩城との格闘の末に逮捕された。
売人が所持していた拳銃は32口径で、マニアから買い込んできたものであり、高沢殺害に使用された拳銃とは別ルートだった。
島は綾子を尾行した。
綾子はレストランにて、竹内昭二という男と食事をし、竹内にネクタイを贈った。
島は帰宅後の綾子と対面し、竹内のことを質問した。
綾子は高沢との生活が、夫婦とはいってもただ形ばかりで、愛情のひとかけらもなかったが、じっと耐えてきていた。
しかし、耐えれば耐えるほど、高沢との溝が深まるばかりで、綾子は耐えることにも疲れていた。
綾子はその時、竹内と知り合い、高沢との離婚を決意し、幸せになることを願っていた。
島は綾子に謝罪し、綾子宅を去った。
綾子は心象的には犯人ではない可能性が高かった。
島は、竹内と会っている時の幸福そうな綾子を見て、この愛が殺人の動機にもなり得ると考えていた。
綾子は犯行当日、仙台の実家に帰郷しており、証人が多数いた。
島は綾子が誰にも分からず、警察にも追及されずに高沢を殺害する方法があれば、躊躇なく高沢の殺害に踏み切ったのではないかと直感した。
動機を金銭欲に絞ると、5000万円は債権者の手に渡り、合法的に保険金を差し押さえ、借金を回収することが可能だった。
高沢が死亡すると、5000万円の保険金が綾子の手に渡り、浅倉がその保険金を差し押さえれば、結果的に間接的な保険金詐欺が可能だった。
しかし、それを裏付ける証拠が皆無だった。
島は浅倉の自動車の車内から、高沢の血液反応が検出されることを予測し、浅倉金融に直行した。
浅倉は島と岩城に、先月に事故を起こし、大した傷ではなかったが、縁起が悪かったために廃車にしたことを伝えた。
スクラップ工場「山崎商店」の工員は島と岩城に、浅倉の乗用車が焼却されて残っていないこと、浅倉が2月14日の午前10時頃に山崎商店に乗用車を持ってきたことを話した。
浅倉は2月14日、午前9時まで麻雀をしていたことから、その日に乗用車に遺体を乗せて造成地まで運ぶのは不可能だった。
島は保険金が動機だった場合、むしろ早く遺体が発見されたほうが都合いいのに、浅倉が遺体を現場から運び去ったことを不審に思った。
島は遺体が発見された、加山総合開発の桜ハイツ建設予定地の着工日が3月2日だったことを思い出した。
浅倉は工事が開始されれば、必ず遺体が発見されると計算していた。
島と岩城は西山と再び会っていた。
西山は浅倉のことを知らなかった。
西山の野鳥生録音のことを知っているのは、生録音マニアの友達だけで、野鳥の生録音が早朝だったため、近所の住人と顔を合わせたことがなかった。
西山が矢追公園で野鳥の生録音を始めたのは、2月8日だった。
島は2月8日からの生録音のカセットテープを一通り聞いてみることにした。
島と岩城は生録音テープの中に、集音マイクに気付いた、浅倉らしき男の音声が入っていることに気付いた。
浅倉は矢追公園の雑木林に生録音装置が仕掛けられていることを知っていた。
浅倉は別の場所で高沢を射殺し、造成地に遺体を埋めた後、矢追公園に向かい、生録音装置の付近で拳銃を発砲するトリックをした。
島は浅倉に、完全犯罪が絶対に成立せず、必ずどこかに落し穴があると忠告し、浅倉の返答の声を録音した。
山田鑑識課員(三上剛さん)の鑑定の結果、浅倉の声とテープの声の声紋が一致した。
島と岩城は浅倉金融に急行し、浅倉に拳銃不法所持容疑で家宅捜索をすると宣言した。
浅倉は書類棚から拳銃を取り出したが、拳銃を叩き落され、島と岩城に逮捕された。
島と岩城は浅倉を取り調べた。
浅倉の拳銃の銃弾と、高沢から摘出された銃弾と条痕が完全に一致した。
浅倉は高沢に何度も催促に行ったが、高沢が言い逃ればかりして借金を返済する気がないため、高沢を殺害し、保険金を詐取しようとしたことを自供した。
浅倉は2月13日の夜、高沢を誘い出し、造成地に連れていき、車内で高沢を殺害したことを認めた。
浅倉は高沢宅に借金催促をしに行った際、偶然に高沢宅の中で拳銃を発見したことを供述した。
浅倉は金目のものを捜索していた際、高沢の書斎の棚の引き出しから拳銃を発見していた。
浅倉は誰が家探しを許したのかを質問され、綾子に許可されたと答えた。
綾子は浅倉に、高沢の居場所が分からずに困っていることを話し、浅倉に借金返済を迫られ、差し押さえたければ高沢の書斎を家探しし、好きな物を持っていくように頼んでいた。
浅倉は綾子から、高沢の5000万円の生命保険のことを聞いていた。
浅倉は拳銃の指紋を拭っていなかった。
島は拳銃の出どころを疑問に思っていた。
拳銃が高沢の物であるならば、高沢の指紋が付着しているはずだが、拳銃には浅倉以外の指紋が検出されなかった。
何者かが拳銃の指紋を、浅倉が拳銃を持ち出す前に指紋を拭ったものと考えられた。
そうすると、高沢が指紋を綺麗に拭う必要がないため、島は拳銃が高沢のものではないと断定していた。
島は直接手を下した犯人が浅倉であるが、本当に殺人を意図したのは、浅倉に高沢を殺害すれば金が入ると教え、拳銃をその手に握らせた綾子であると断言し、藤堂にその犯罪を見逃すことができないことを伝えた。
竹内と綾子の結婚式が執り行われていた。
島は綾子に、いくら幸せを掴むためでも殺人をすることが許されないと告げた。
綾子の旧友が、海外旅行で密かに購入した拳銃を綾子に売ったことを全面自供していた。
■メモ■
*「島刑事よ」シリーズ除くと、最後の殿下主役編。中村氏らしい複雑な謎解き回。
*冒頭、一係室の棚が開かなくなり、困るボス。ゴリさんが力づくで開けようとするが開かず、指を痛めてしまう。殿下は鍵そのものが違うと判断したことで解決。(ナーコが鍵を間違えていた)
*「音マニア」の西山。
*聞き込み中に、一係室のナーコが卓上の日めくりカレンダーをめくるシーンがあり、時系列が分かるようになっている。
*レジスターの形が古い。
*トリック、事件の構造が非常に巧妙で面白い。録音に入っていた銃声は高沢射殺の銃声ではなく、アリバイトリックの銃声であること、浅倉の拳銃が綾子のものだったのが、ひねりが利いていて特に良かった。
*殿下は「再出発」でも結婚式当日の花嫁を逮捕していた。
*ラスト、「結婚は怖い、ボスを見習って良かった」と発言し、ボスに睨みつけられるゴリさん。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
岩城創:木之元亮
五代潤:山下真司
野崎太郎:下川辰平
松原直子:友直子
高沢(岡)綾子:片桐夕子
西山:三景啓司、浅倉社長:江角英(後の江角英明)
観光会社社員:若尾義昭、ビル管理人の声:永谷悟一、佐藤功、山田鑑識課員:三上剛(後の三上剛仙)
村上幹夫、舮居達彦、マンション管理人:岩城和男、荒瀬寛樹、拳銃の売人:永野明彦
石塚誠:竜雷太
島公之:小野寺昭
山村精一:露口茂
脚本:中村勝行、小川英
監督:木下亮
#太陽にほえろ#殿下主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12704528066.html
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太陽にほえろ! 第687話「男と女の関係」
2018-05-18 17:40:37 テーマ:デューク登場編
第687話「男と女の関係」通算第381回目
■ストーリー■
南郷貿易社員の本田光子(28歳)が自宅のマンションにて、遺体となって発見され、七曲署捜査一係と鑑識課員が現場に駆けつけた。
本田の死因は青酸中毒死だった。
本田のハンドバッグの中の免許証入れから、弁護士の小田切達明(中谷一郎さん)と一緒に写っている写真が発見された。
小田切は元検事長で、検事時代に山村と交流があった。
山村と島津が本田宅に到着した。
本田は鑑識により、死後20時間、死亡推定時刻が昨夜の午後8時前後と鑑定され、帰宅後にすぐに死亡したと推測された。
遺体の第一発見者は保険の勧誘員であり、扉のノブを回して開いたため、中を覗いていた。
山村は小田切と本田の写真を発見した。
コップの中身のコーラと、小瓶から青酸反応が検出されたが、指紋は本田のものと思われるもの一種だけだった。
島津は箱詰めのクイーンコーラの瓶8本と、冷蔵庫のクイーンコーラの瓶4本を発見した。
12本のコーラ瓶の中身からは青酸反応が検出されなかったため、コップに注ぎ入れ、青酸を溶かして飲んだものと思われた。
コーラ瓶には本田の両腕の指紋が付着していた。
西條は本田の死を自殺と断定しようとしていた。
山村は本田の所持品の、大半のコーラ瓶の製造年月日が1986年2月20日となっているのに、1本だけ1985年12月25日のものがあることを不審に思った。
山村は飲みかけのコーラ瓶に青酸カリを混入させ、本田の死後、別のコーラに瓶をすり替えたと推理し、偽装自殺ではないかと判断した。
島津は城南署在籍時代、法廷で2回小田切と会っていた。
小田切は警察側の証人だった島津に、再三厳しい尋問を投げつけていた。
山村は小田切を敵に回したくなかった。
山村と島津は小田切宅を訪れ、小田切と小田切夫人の小田切柊子(谷口香さん)と面会した。
小田切は柊子と2人暮らしであり、柊子は体が弱く、子供を産めなかった。
小田切と本田の写真は去年(1985年)の春、本田の同僚が遊びで撮影したものだった。
小田切は山村と島津から、本田が青酸中毒死したことを告げられ、殺人事件なのかを尋ねた。
小田切は本田が自分の愛人ではないかという噂を否定し、裁判後に食事や酒飲みに連れて行っただけであると主張した。
小田切は本田宅に入ったことについて、記憶にないと述べた。
写真から採取した小田切の右手親指の指紋と、本田宅から採取した右手親指の指紋が一致した。
山村は毒殺の場合、死亡時刻と犯行時刻が必ずしも一致しないことを考慮し、犯人が青酸カリを仕込んだ時刻を調査することにした。
青酸カリが入っていたビタミン剤の瓶は、本田が近所の薬局にて、死亡する2日前に購入したものだった。
犯人がビタミン剤の中身をすり替えたとしか考えられなかった。
島津は本田が妊娠していないにも関わらず、本田宅の書架に、妊娠に関する書籍があることを不審に思った。
本田の妊娠に関する書籍は、本田が大学の家政学部児童科に所属していた頃の教科書だった。
山村と島津は赤坂ビルの小田切法律事務所を張り込み、小田切を七曲署まで連行した。
山村は小田切に、小田切の指紋が本田宅のリビングルームから8点、寝室から2点検出されたことを突きつけ、説明を要求した。
小田切は去年の秋、本田と一緒に食事をした際に、本田が体調を悪化させたため、マンションまで送迎し、ベッドに寝かせたことを話した。
小田切は昨夜には思い出せなかったため、記憶にないと述べており、それ以降は本田に会っていないと主張した。
築地の料亭「いっそう亭」の女将は小田切が複数回、本田を連れて来店したことを記憶していた。
山村は小田切に、一昨日の行動の説明を要請したが、小田切は山村が自分を容疑者扱いする場合、以後黙秘するつもりだった。
西條と令子は昨夜から本田の同僚や小田切の友人を聞き込んでいたが、2人が愛人同士だったことをはっきり証言できる人物がいなかった。
西條は目撃者が不在であるため、逮捕して万一送検できるだけの証拠が揃わなかった場合を想定し、任意捜査を進めることに賛成した。
藤堂は山村の意思を重要視した。
山村は小田切を犯人と断定し、逮捕状を請求した。
山村は3月3日午後3時に、小田切を本田殺害容疑で逮捕した。
小田切は山村の逮捕状請求に呆れ果て、全て自白することを決心した。
小田切は一昨日、昼まで法律事務所に、午後は東京駅付近のホテルエミナーズで仕事をしたと供述した。
小田切は事務所を出発したのが午後12時30分頃で、途中に駅前の蕎麦屋で昼食を取り、午後1時5分にホテルにチェックインし、それから午後6時にチェックアウトするまで部屋で仕事をしていたことを主張した。
小田切は助手の桑田にもホテルの名前を言っておらず、ルームサービスもとらなかった。
小田切はホテルを退出した後、午後7時前に帰宅し、食事や読書をした後、午前0時に就寝まで一歩も外出していないと話したが、証人が不在だった。
小田切は助手の桑田から、午後8時過ぎと午後9時頃に、2度ほど電話があったことを伝えた。
桑田は小田切宅に2回電話し、最初は小田切が直接、2度目は柊子が取り次いで出たことを証言した。
桑田は仕事の件で、勝手に小田切宅に電話していた。
電話をしたのが午後8時10分、本田の死亡時刻を午後8時15分として、小田切宅から本田宅まで車で30分かかるため、本田の死亡時、小田切が本田宅に不在だったことが明確だった。
小田切が午後6時までに、本田宅に合鍵で入り、コーラに青酸カリを仕込むことが可能であること、柊子が休んだ午後9時30分以降、小田切がマンションに戻り、偽装工作をしたという推理が出来た。
帰宅を午前1時以降までとしたのは、終電に乗った場合を仮定したことであり、タクシーを使用すると痕跡が残る可能性があり、自宅の車を使用すると、音で近所の者に気付かれる恐れがあったからだった。
山村は小田切の電車利用に賛成で、推理に矛盾点がないと判断したが、本田の行動が引っかかっていた。
小田切は本田がお洒落な服装にアクセサリーを付けていたため、男とデートをしていたのではないかと思っていた。
小田切はマンションのコーラがあくまで偽装で、別の場所と方法で、飲ませたのではないかと推測し、犯人が場所のトリックを使用したと主張した。
小田切は水木の紫斑に関する反論に対し、4,5時間以内に紫斑が転移すると論破した。
小田切はあくまで、自分が犯人という先入観に囚われすぎていると語り、念入りに本田の所持品を調査し、行き先を突き止めるように怒った。
水木は小田切の、検事時代に戻ったような物言いに苛立っていた。
令子は本田の戸棚のコートを調査し、コートのポケットからエリカの花を発見した。
エリカはツツジの仲間で、この時期には東京に咲いていなかった。
水木は本田のコートに、当日の土曜日に付着したと思われる、薄い青色のペンキを発見した。
本田の行き先が伊豆の小室山であると断定された。
小室山はエリカの名所で、伊東駅から車で約20分間の距離にあり、土曜日の午前中に薄い青色のペンキを塗り替えていた。
水木は小田切が本田と同行したのであれば、ヒントを発言しないと思っていた。
令子と水木は、小田切が本田の死亡推定時刻の午後8時前後には、桑田の電話に出ているため、別に犯人がいない限り、伊豆が犯行現場になるのは有り得ないと結論付けた。
水木は藤堂に、小田切が送検までの時間稼ぎをしていると進言した。
藤堂は小室山公園に井川と水木を行かせた。
井川と水木は水色のペンキが塗られた柱とエリカの花を確認し、徹底的に調査した。
水木は伊東駅近辺にて、本田を乗せたタクシーの運転手(町田幸夫さん)を探し当てた。
運転手は土曜の午後2時30分頃、本田に花の綺麗な場所を尋ねられ、小室山公園まで乗せたが、小田切は乗っていなかった。
井川は小室山公園の掃除婦から、落し物が伊東署に集められることを聞き出した。
井川は小田切が犯人ではないという気分になっていた。
小室山公園の落とし物からは小田切の指紋が検出されなかった。
3月3日に駐車場裏手で発見された、落し物の赤いハイヒールから、本田の指紋が検出された。
小田切の発言通り、遺体の移動が行われた可能性が浮上した。
*犯人が小室山公園で本田を殺害し、車に乗せたが、ハイヒールが落ちたことに気付かなかった。
*犯人は本田をマンションまで運び込み、部屋で自殺に偽装しようとした際、ハイヒールに気付いた。
*犯人はハイヒールの片方を持ち去り、別の靴を玄関まで運んだという推理も出来上がった。
小田切が犯人でない可能性も高くなった。
小田切は無実の罪が着せられなくなることに安堵したが、山村は明日の午後3時まで小田切を釈放しようとしなかった。
島津は小田切に、柊子からの差し入れを届けた。
山村は単独で本田の部屋を再調査していたが、そこに島津が駆けつけた。
島津は山村に、小田切を逮捕したのがミスであるのかということ、山村にもミスがあるのかということ、確信の根拠が何なのかということを詰問した。
山村の確信の根拠は小田切が何もやっていないはずなのに、「本田と会っていない」と嘘を吐くはずがないこと、本田の周辺で巧妙な偽装工作が可能なのは小田切だけというものだった。
島津は山村の確信に間違いがないと考えていた。
小田切は検事時代、法律に縛られることなく、意のままに法律を操り、法廷では巧みな誘導尋問で相手の弁護士側の証人を切り崩していった。
小田切は弁護士としても、検察側の証人が小田切の罠に陥り、全てが終って、小田切の計算通りだったことに感付いていた。
山村と島津は全て小田切の計算であり、伊東の件が偽装で、死亡場所がマンションではないかと直感した。
山村は午前9時、小田切に自分の推理を打ち明けた。
小田切は第1のトリックとして、本田が自殺ではないかという偽装を仕掛けていた。
小田切にとっての最初の問題点は、自殺の偽装工作が成功するかどうかだった。
小田切は本田からの電話で、小室山公園でエリカの花を見たこと、コートにペンキが付着したことを聞き出していた。
小田切は第2のトリックとして、本田のコートのポケットに花屋で購入したエリカの花を入れ、翌日小室山公園に、昨晩に持ってきていた本田の片方の靴を置いていた。
小田切は七曲署に連行された後、逮捕を恐れず、簡単に露見する嘘を吐き、捜査一係を挑発していた。
小田切は七曲署捜査一係が必ず、伊豆の偽装犯行現場を発見することを見抜いていた。
小田切の偽装には、本田が伊東で殺害される可能性が出たが、ただの状況証拠に過ぎないという重大な欠陥があった。
小田切の目的は自分が犯人であろうか無かろうが、送検できない状況を作ることであり、見事に成功した。
小田切は検事時代、警察に対して「このような証拠では起訴できない」と何度も叱咤しており、見事にそのケースを作り上げていた。
小田切は警視庁随一の推理派の山村の推理を称賛したが、証拠が皆無であると拒絶した。
山村は推理が真実であれば証拠があると確信し、午後3時までに証拠を発見すると宣言し、見つけられない場合には刑事を辞職すると断言した。
捜査員は証拠探しに奔走した。
小田切の所有車は濃いグレーのBMWだった。
澤村は柊子から、日曜日の午後9時頃、小田切が調査のために、車で事務所に向かったという情報を得た。
柊子は午後10時前に就寝したため、小田切の帰宅時刻を知らなかった。
午後2時になり、送検まであと1時間となった。
小田切は自分が犯人ではないと高笑いし、七曲署捜査一係が第一歩から間違っていたと言い放った。
小田切は本田が自分にとって娘のような存在だったため、本田を殺害する動機が皆無であると発言した。
小田切はずっと前から子供、特に娘を欲しいと思っており、仕事で本田と出会い、何度か会っているうちに、本当の娘のように思えていた。
小田切は本田との間に、男女間の愛情が無かったと断言し、捜査員から言い逃れと思われなかったため、このタイミングで発言したと述べた。
小田切は本田に対し、本当に可愛く、優しく、いじらしいという感想を抱いていた。
山村は小田切の発言、殺人を犯していないという供述が事実であると確信した。
山村は小田切に、犯人ではないがどうしても2重3重の偽装工作をせざるを負えなかった理由があったと考察した。
山村は本田宅の書架から、妊娠に関する書籍を取り出した。
捜査員は小田切に関する証拠を発見することができなかった。
伊東駅近辺で小田切の姿を目撃した者がいなかった。
午後3時、藤堂は小田切を釈放した。
山村と島津は小田切の意思を振り切り、謝罪とマスコミを口実に、七曲署の裏口から小田切を自宅まで送迎した。
山村と島津は自宅前に柊子を呼び寄せた。
山村は柊子に、小田切を殺人犯と疑ったことを謝罪し、小田切が本田と愛人関係ではなく、娘のように可愛がっていたことを告げた。
全ては柊子の誤解だった。
土曜日の晩、柊子は小田切の帰宅前に本田宅を訪れ、ちょうど伊東から帰ってきた本田と対面した。
柊子は本田に、今まで誰と会っていたのかを詰問していたが、小田切はホテルで仕事をしていて、本田と会っていなかった。
柊子は本田の弁解を信じず、妊娠に関する書籍を見て、本田が小田切の子供を宿していると誤解し、激情した。
柊子は小田切が席を立った隙に、コーラに用意してきた青酸カリを混入していた。
書籍に付着していた指紋と、風呂敷に付着していた柊子の指紋が一致していた。
柊子は思わず書籍を手に取ったことを、小田切に言い忘れていたため、小田切はそこまで証拠を隠滅できなかった。
柊子は千葉県でメッキ工場を経営しているいとこから、青酸カリを入手していた。
山村は小田切夫妻を七曲署まで同行させた。
本田のコーラに青酸カリを混入させたのは柊子で、小田切はその偽装工作をしただけだった。
柊子は午後7時45分に本田宅を出発し、午後8時30分に帰宅し、その間に本田が死亡していた。
小田切は柊子の様子から何かをしたと直感し、全てを聞き出しており、その晩のうちに偽装工作をしていた。
小田切は柊子に疑惑が向けられるのを恐れ、殺害したこと以外は正直に話すように頼んでいた。
■メモ■
*殉職編を除くと山さん最後主演作。また、最後の「山さん対決編」となる。
*サブタイトルのBGMは「護送車強奪」、「検視官ドック」、「ドック潜入! 泥棒株式会社」にも使用されたもの。
*今回の相手は元検事長(通称「ヤメ検」)の弁護士。山さんとは交流があり、デュークとも面識があった。デュークを「自分の攻撃に一歩も引き下がらなかった」と高評価している。
*小田切は、山さんの相手としては「逆転」と並ぶ強敵。幾重にもトリックを仕掛け、七曲署捜査一係を攪乱していた。
*事件の犯人は、実は柊子だったという驚愕の結末。柊子の嫉妬、誤解から始まった事件であり、苦い結末となった。
*「てっきり小田切弁護士が犯人かと思いましたよ」というマイコンの発言は、完全に視聴者の代弁に思える。
*ラスト、事件の鍵を見抜いたデューク、一番落ち着いていたボスを称賛する山さん。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
島津公一:金田賢一
澤村誠:又野誠治
水木悠:石原良純
岩城令子:長谷直美
小田切達明:中谷一郎
小田切柊子:谷口香
大石源吾、阿南聡、山田鑑識課員:三上剛仙、山河連滉
市川千恵子、森篤夫、タクシー運転手:町田幸夫、山中康司、岡田和子、竹内靖、野川ひとみ
西條昭:神田正輝
井川利三:地井武男
山村精一:露口茂
脚本:古内一成、小川英
監督:鈴木一平
#太陽にほえろ#山さん主役編
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