1/11(木) ③ 過去の今日のドラマ作品だヨ(=^◇^=) | J.BO∅WYの気になる過去の今日の出来事だヨ(=^◇^=)

J.BO∅WYの気になる過去の今日の出来事だヨ(=^◇^=)

過去の今日、『太陽にほえろ!』のどのエピソードが放送されたかを後悔なく公開するブログでしたが、
2023(令和五)年2月2日(木)曜日に突然、きまぐれに気が変わってしまい変更しました土佐ヨ(=^◇^=) 
いうことでどうか④⑥③⑨お願いしますm(__)m(__)m

 ┏━━━━━━━━┓
 ┃ 『刑事貴族』 ┃日本テレビ系列
 ┗━━━━━━━━┛ 20:00~20:54
 ┌─――――――――─―――――――――――――┐
 |1991(平成三)年 1月11日(金) 第27話「危険な愛情」|
 └─―――――――――─――――――――――――┘
   脚本・・・尾西兼一
   監督・・・原隆仁 
  ゲスト・・・篠塚勝、阿川藤太
  視聴率・・・11.7%
 http://en.wikipedia.org/wiki/Mil_M%C3%A1scaras
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%91%E4%BA%8B%E8%B2%B4%E6%97%8F
 ED前http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=23053
 ED後http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=4527
 ┏━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『ふぞろいの林檎たちⅢ』 ┃ TBS系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━┛22:00~22:54
 ┌─――――――――─―――――――――――――――――┐
 |1991(平成三)年 1月11日(金) 第01話「旧友と逢いますか?」|
 └─―――――――――─――――――――――――――――┘
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B5%E3%81%9E%E3%82%8D%E3%81%84%E3%81%AE%E6%9E%97%E6%AA%8E%E3%81%9F%E3%81%A1
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=702
 ┏━━━━━━━━┓ 『木曜劇場』     1996年
 ┃ 『白線流し』 ┃フジテレビ系列 日本民間放送連盟賞
 ┗━━━━━━━━┛ 22:00~22:54         優秀賞受賞作品
 ┌─――――――――――――――――――――――――――┐
  |1995(平成七)年 8月31日(木) Mr.Children STADIUM TOUR |空(KU:)-Hounen Mansaku- 夏祭り1995
‡|1996(平成八)年 1月11日(木) 第01話「卒業までの200日」| ㊤↑のライヴで酒井美紀
 └─――――――――――――――――――――――――――┘        京野ことみ 馬渕英俚可の退場シーンあり
     脚本・・・信本敬子(脚本担当連続1回)
     演出・・・木村達昭
    視聴率・・・10.2%
  平均視聴率・・・10.9% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
     協力・・・松本市、長野放送、松商学園高等学校、アルピコグループ、深志神社、クア・アンド・ホテル信州健康ランド、東日本旅客鉄道、松本大学予備校、西武ライオンズ球場、松本・エンギザ、早稲田予備校、ジャンプ、インナップ
    ロケ地・・・東京都内
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-31200
 主題歌 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=5344
 挿入歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=11530
 挿入歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=8487
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E7%B7%9A%E6%B5%81%E3%81%97
 ┏━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『巡査・今泉慎太郎』 ┃フジテレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━┛ 01:10~01:20
 ┌─――――――――─――――――――――――――――――┐
 |1996(平成八)年 1月11日(木) 第01話「帰って来た慎太郎の巻」|演出・・・河野圭太
 └─―――――――――─―――――――――――――――――┘http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-31196
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓読売テレビ制作
 ┃ 『ボーダー 犯罪心理捜査ファイル』 ┃日本テレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 22:00~22:54
 ┌─――――――――─――――――――――――――――┐
 |1999(平成11)年 1月11日(月) 第1話「地下室の快楽殺人」|
 └─―――――――――─―――――――――――――――┘
     脚本・・・森岡利行 
     監督・・・上川伸生 
    視聴率・・・16.0%
  平均視聴率・・・11.1% 関東地区・ビデオリサーチ社調べ
    ゲスト・・・鶴見辰吾(メインゲスト) 
     備考・・・主演の中森明菜がインフルエンザでダウン。急遽当初放送予定を1回短縮
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-33288
 OPhttp://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=10826
 EDhttp://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=10800
 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/7601/border.html
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC_%E7%8A%AF%E7%BD%AA%E5%BF%83%E7%90%86%E6%8D%9C%E6%9F%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB
 ┏━━━━━━━━━━┓
①┃ 『相棒』seasonⅣ ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─―――――――――――――――――――――――――┐
 |2006(平成18)年 1月11日(水) No.067 第12話「緑の殺意」 |
 └─―――――――――――――――――――――――――┘
  杉下右京(水谷豊)の階級・・・警視庁特命係 係長・警部
  杉下右京(水谷豊)の相棒・・・警視庁特命係 巡査部長 亀山 薫(寺脇康文) ※初代相棒
          ゲスト・・・七瀬なつみ 菊池隆則 小林隆
           脚本・・・戸田山雅司 
           監督・・・橋本一 
          視聴率・・・12.5%
        平均視聴率・・・14.8%『AIBOU: THE MOVIE 3』パンフレットP.40より
        平均視聴率・・・14.7% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
           備考・・・『season4』『season5』放送時の公式HPの表記は『seasonⅣ』『seasonV』であるヨ(=^◇^=)
           備考・・・『season4』発表前までは、『season1』は『First season』、『season2』は『Second season』、『season3』は『3rd season』と表記・呼称されていたヨ(=^◇^=)
         season4・・・これまで別々に登場していた長門裕之、津川雅彦兄弟がついに共演。また現在、花の里の女将となっている月本幸子(鈴木杏樹)が犯人として右京と対峙するエピソードで初登場する。このシーズンから元日SPがスタートし、16.1%の高視聴率を記録した。『AIBOU: THE MOVIE 3 DOCUMENT FILE』(パンフ)P.40
  備考・・・◎season4以降、曜日に関係なく元日に2時間もしくは2時間30分のスペシャルとして放送。◎本作から、メロディは変わらないが、リアレンジしたオープニングテーマに変更され、season6までこのアレンジを使用。
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『相棒SeasonⅣ』AP日記 inside watch ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 ┌─―――――――――――――――――――――――――――――┐
 |2006(平成18)年 1月11日(水) Report 052「相棒が特集されます!」|
 └─―――――――――――――――――――――――――――――┘
 ┏━━━━━━━━━━━━━┓
②┃ 『相棒ten』season10  ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─―――――――――――――――――――――――――――┐
 |2012(平成24)年 1月11日(水) No.182 第11話「名探偵再登場」 |
 └─―――――――――――――――――――――――――――┘
  杉下右京(水谷豊)の階級・・・警視庁特命係 係長・警部    ㊦↓最後のseason、最終話で昇格異動
  杉下右京(水谷豊)の相棒・・・警視庁特命係 警部補<元:警視> 神戸 尊(及川光博) ※二代目相棒
          ゲスト・・・高橋克実 松岡由美 矢柴俊博 陽月華
           脚本・・・戸田山雅司 
           監督・・・近藤俊明 
          視聴率・・・16.3% 
        平均視聴率・・・16.6%『AIBOU: THE MOVIE 3』パンフレットP.41より
        平均視聴率・・・16.6% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
           備考・・・『season10』はseason表記ではなく、『相棒ten』といった数字を英語表記となったヨ(=^◇^=)
        season10・・・初回SPで、花の里の女将・宮部たまき(益戸育江)が店をたたむことになり、後に月本幸子(鈴木杏樹)が店を継ぐことに。さらにはシーズン放送中に神戸の卒業を発表。クローン人間をテーマとした最終回SPで、生命の倫理観を巡り右京と意見が対立した神戸が警察庁に戻る形で特命係を去ることに。『AIBOU: THE MOVIE 3 DOCUMENT FILE』(パンフ)P.41
 ┏━━━━━━━━━━━┓┌─――――――――――――┐全12話を小説化。
 ┃ 『相棒 season1』  ┃|2008(平成20)年 1月11日(金)|朝日文庫 ISBN 978-4-02-264428-2
 ┗━━━━━━━━━━━┛└─――――――――――――┘脚本は輿水泰弘、櫻井武晴、砂本量。
 http://aibou.main.jp/
①http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_04/
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A3%92#Season4
②http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_10/story/0011/
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A3%92#Season10
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=6876 HEY!HEY!相棒(=^◇^=)
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=105566 2010
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『平清盛』NHK大河ドラマ第51作 ┃ NHK総合
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛20:00~21:15
 ┌─――――――――─―――――――――――――┐
 |2012(平成24)年 1月 8日(日) 第一回「ふたりの父」|第1回は拡大版(75分間)
 └─―――――――――─――――――――――――┘
        演出・・・柴田岳志
      清盛紀行・・・嚴島神社(広島県廿日市市)
       視聴率・・・17.3% 
     平均視聴率・・・12.0% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
      松田聖子・・・<朝廷>祇園女御/乙前(白河法皇に愛された寵妃)
        備考・・・初回放送について、神戸市長の矢田立郎は●1月11日(水)の記者会見で「実際の時代背景、当時の状況も考慮したセットを使っており、制作側の一貫した思いがあると思う。違和感はなかった」と発言している
 http://starlight.to/room/seiko/history/actress/index.cgi?mode=view&id=1313221698
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%B8%85%E7%9B%9B_(NHK%E5%A4%A7%E6%B2%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)
 ┏━━━━━━━━━┓著者:桐野夏生 
 ┃ 『だから荒野』 ┃NHK-BSP
 ┗━━━━━━━━━┛ 22:00~22:49
 ┌─――――――――――――――――――――――┐
 |2013(平成25)年10月 8日(火) 発行日       |
 |2015(平成27)年 1月11日(日) 第1回 「逃げる主婦」|
 └─――――――――――――――――――――――┘
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-57270
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E8%8D%92%E9%87%8E
 http://www.uta-net.com/song/1297 http://www.uta-net.com/song/44472

 ┏━━━━━━━━━━━┓関西テレビ制作
 ┃ 『地方紙を買う女』 ┃フジテレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━┛21:00-21:30
 ┌─――――――――――――┐『地方紙を買う女』放送No.4
 |1966(昭和41)年 1月11日(火)|「松本清張シリーズ」枠にて今夜放映
 └─――――――――――――┘
 ┌─――――――――――――┐
①|1957(昭和32)年12月27日(金)|NHK 20:45-21:00『地方紙を買う女』テレビ劇場
②|1960(昭和35)年10月24日(月)| KR 20:30-21:00『黒い断層』第15回「地方紙を買う女」 ナショナルゴールデンアワー
②|1960(昭和35)年10月31日(月)| KR 20:30-21:00『黒い断層』第16回「地方紙を買う女」 ナショナルゴールデンアワー
③|1962(昭和37)年 5月31日(木)|NHK 22:15-22:45『地方紙を買う女』前編 ※黒の組曲(第9集)
③|1962(昭和37)年 6月 1日(金)|NHK 22:15-22:45『地方紙を買う女』後編 ※黒の組曲(第9集)
④|1966(昭和41)年 1月11日(火)|KTV 21:00-21:30『地方紙を買う女』松本清張シリーズ
⑤|1973(昭和48)年 2月12日(月)| CX 23:15-24:10『恐怖劇場アンバランス』第6回「地方紙を買う女」 
⑥|1981(昭和56)年11月14日(土)|ANB 21:02-22:51『松本清張の地方紙を買う女 昇仙峡囮心中』土曜ワイド劇場
⑦|1987(昭和62)年10月23日(金)| CX 21:03-23:22『松本清張の地方紙を買う女』ザ・ドラマチックナイト
⑧|2007(平成19)年 1月30日(火)|NTV 21:00-22:54『地方紙を買う女』火曜ドラマゴールド
 └─――――――――――――┘⑧:松本清張スペシャル 地方紙を買う女 ダブル不倫の心中は毒殺!?パートタイマー涙の完全犯罪…悪女の心に恋が忍び込む…恋人の小説家に暴かれた末の交換条件は金か愛か?
①http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-1209
②http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-46814
③http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-46840
④http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-9229
⑤http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-13592
⑥http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-19040
⑦http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-24009
⑧http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-39698
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E6%96%B9%E7%B4%99%E3%82%92%E8%B2%B7%E3%81%86%E5%A5%B3

http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_04/4/contents/story_oa/0013/
2006年1月11日(水) 
第12話 「緑の殺意」  
 大型商業施設の最上階。開店を直前に控えたオーガニックレストランで、オーナーの川端敏臣(菊池隆則)にシェフの久保寺太一(小林隆)が詰め寄っている。業務契約が、久保寺に圧倒的不利な内容で締結されたからだ。しかし川端は、今辞めるなら違約金を要求すると、逆に久保寺を追い詰める。返す言葉もない久保寺。
 オープニングイベント当日。川端と久保寺は不和を押し隠し、自慢の有機野菜でゲストを迎える。場慣れした振る舞いで、自ら野菜を食べて会場を和ませる川端。ゲストの中には、宮部たまき(高樹沙耶)に誘われた杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)がいる。また、肉食の薫をも魅了した野菜の生産者、野崎春菜(七瀬なつみ)の姿も。「すばらしい野菜です」と、声をかける右京。その時、薫が突然、驚きの声で「春菜!」と呼び捨てにする。実は、美人ファーマーとして人気の春菜は元歌手で、薫世代にはアイドル的存在だったのだ。 
 会場では、久保寺のスピーチが始まっている。客の中にいる川端。が、締めの挨拶を前に、川端は会場を出て行ってしまう。そのままイベントはお開きに。帰る前にトイレへ向かった薫が『清掃中』の札の前で立ち往生していると、フロアマネージャーが血相を変えて走ってくる。「大変です!社長が、社長が!」。
 川端は、非常階段の踊り場で死亡していた。死因は首の骨折。手にハンカチが握られていたことから、トイレに向かったが清掃中だったため、別の階のトイレに行こうとして非常階段を利用。慌てて足を滑らせたのだろうと推測された。だが、そのトイレをのぞいてみると、中に清掃者の姿はない。外し忘れたのだろうか? 宴たけなわに社長がたまたまトイレに行きたくなり、たまたま清掃中の札が取り忘れられていたため、階段を利用したまたま足を滑らせた。そんな偶然が3回も続くものだろうか…?
 右京と薫は、さっそくスタッフの聞き込みを開始。そんな中2人は、久保寺が川端のデスクからファイルを持ち出すところを目撃する。
 イベントの収録ビデオを入手した右京たちは、川端が会場を出て行く様子をチェックする。川端の側には、たまきと春菜。怪しい人影はいない。やはり事故か? だが現場検証の結果、非常階段には足が滑りやすい細工がされていたことが分かる。川端が慌ててトイレに向かう原因さえ作れれば、『清掃中』の札と合わせて“遠隔殺人”が可能ということだ。 
 右京は、川端が食べた野菜の中に、アレルギーが理由で吐き出したいものが混ざっていたのではないかと推理する。実際、川端はネギ類にアレルギーを持っていた。また、外食産業界に進出する前は、春菜の芸能マネージャーだったという意外な過去も分かる。
 イベント当日、春菜はソースに使うネギ属のハーブを、食材として提供していた。春菜の農園は、川端の融資で成り立っていたが、返済のめどは立っていなかったという。古い付き合いの春菜なら、川端のアレルギーを知っていたはず。また、調理した久保寺には契約上の恨みがあり、混入のチャンスもあった。右京の推理が次第に現実味を帯びてくる。ところが、川端の胃からネギの成分は検出されなかった…? 
 
■保存版■保存版■保存版■保存版■保存版■保存版■保存版■保存版■保存版■
 ┏━━━━━━━━━━━━━━┓ テレビ朝日系列
 ┃『TRICK2(トリック2)』┃金曜ナイトドラマ
 ┗━━━━━━━━━━━━━━┛ 23:15~00:10
 episode 1 六つ墓村
 2002(平成14)年01月11日(金) 第01話(11)「六墓」蒔田光治堤幸彦10.8%
 2002(平成14)年01月18日(金) 第02話(12)「落ち武者の謎」蒔田光治堤幸彦10.3%
 episode 1 六つ墓村(手毬歌の謎の部)
 2002(平成14)年01月25日(金) 第03話(13) <前半部>「手毬歌の謎&百発百中占い師」蒔田光治堤幸彦10.3%
『どんと来い、超常現象』の出版により世間の有名人となり、さらに教授となった上田の元に、山梨県六つ墓村にある旅館「水上荘(みずかみそう)」亭主の田島松吉が訪れ、「毎年
 1月11日にある部屋に泊まると人が死ぬ」という謎を解いて欲しいと頼まれる。上田は強引に奈緒子を連れ出し、1月11日に旅館に泊まろうとする。そこには売れっ子女流作家や地元有力政治家が同様に謎解きのため泊まりに来ていたが、奈緒子らの目の前で1人が謎の死を遂げる。
 episode 2 100%当たる占い師(百発百中占い師の部)
 2002(平成14)年01月25日(金) 第03話(14) <後半部>「手毬歌の謎&百発百中占い師」蒔田光治堤幸彦10.3%
 episode 2 100%当たる占い師
 2002(平成14)年02月01日(金) 第04話(15)「100%未来予知~新たなナゾ」蒔田光治堤幸彦8.5% 最低視聴率
 2002(平成14)年02月08日(金) 第05話(16)「百発百中占い師の謎~解決編」蒔田光治堤幸彦12.2%
 100%当たる占い師、鈴木吉子に対し警察への相談が増え、矢部は部下の石原を使い実験するが、石原は鈴木吉子の占い通りに怪我をしてしまう。それに困った矢部は上田に相談に行く。上田はそのことを奈緒子に相談し、奈緒子が鈴木吉子に占ってもらう事になるが、鈴木吉子からは「あなたの一番大切なものがなくなりますよ」と言われ、それ以降上田の姿が見当たらなくなる。奈緒子は矢部を連れ、鈴木吉子の家に行く。
 episode 3 サイ・トレイラー
 2002(平成14)年02月15日(金) 第06話(17)「失踪者を必ず見つけ出す男」太田愛木村ひさし12.3% 最高視聴率
 2002(平成14)年02月22日(金) 第07話(18)「失踪者必ず発見の謎~解決編」太田愛木村ひさし10.4%
 上田の前に岡本宏という男が現れ、深見博昭という男の超能力鑑定を依頼される。彼は物や人の残留思念をたどる「サイ・トレイリング」という能力を持っており、その能力が本物であれば岡本はタクシーに乗車した女性が失踪する「人面タクシー事件」に巻き込まれた婚約者を探してもらうつもりだった。上田と奈緒子の二人は深見主宰のアカデミーを訪れ、彼をテストするが、結局奈緒子のトリックは見破られた上に「サイトレイリングを今後一切しない」と言われ、散々な結果に終わってしまう。頭にきた岡本に詰め寄られ、奈緒子は上田が出演する番組のコーナーに出演し、番組のゲストとして呼んだ深見との対決を仕掛ける。深見を負かし「サイ・トレイリング」の使用を了承させることに成功するが、深見は番組中に人面タクシー事件で失踪したとされる女性の白骨死体を見つけ出すと宣言し、報酬として1000万円を要求する。上田が支払いに困っていると突然、小早川辰巳という男が現れ、スポンサーになると申し出る。
 episode 4 天罰を下す子
 2002(平成14)年03月01日(金) 第08話(19)「天罰を下す子」福田卓郎鬼頭理三10.3%
 2002(平成14)年03月08日(金) 第09話(20)「天罰を下す子~解決編」福田卓郎鬼頭理三11.3%
 祈りによって天の代わりに天罰(死)を下す少年、針生(はりゅう)光太。その少年に天罰を依頼し、実際に死亡事故が起きたため、上田の元に女子大生の塚本恵美が原因究明を依頼しに来る。上田はその女子大生に惚れ、事件を解決しようと奈緒子を呼び出すが、奈緒子はアルバイトでイカサマセミナー・「笑顔がこぼれる会[11]」の主催者・大道寺安雄と対決することになり、上田と奈緒子、別々に謎解きを行うことに。
 episode 5 妖術使いの森
 2002(平成14)年03月15日(金) 第10話(21)「最終章 妖術使いの森」蒔田光治堤幸彦9.2%
 2002(平成14)年03月22日(金) 最終話(22)「最終回!妖術使いの謎 完結編」蒔田光治堤幸彦10.7%
 千葉県庄矢郡来さ村の白木の森に高速道路建設の話が持ち上がるが、白木の森には入ると2度と戻れないという伝説があった。そこで来さ村建設部長の橋本孝夫は上田に依頼をし、白木の森の調査を行ってもらうことに。上田から同行を頼まれた奈緒子は、妖術使いの記録が記された巻物を見て、同じ姿の妖術使いが過去に自身と遭遇していたことから、上田と共に来さ村に向かうことに。そこで2人は、橋本夫婦・建設会社社員の日向・民俗学者の柳田・ルポライターの小松・探検家のアラン井上と共に調査団を組み、白木の森の中に進むことに。だが奈緒子たちは白木の森の中で妖術使いによるものとされる不可思議な現象に襲われてしまう。
 平均視聴率・・・10.6% ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯
    ED・・・♪流星群♪ 鬼束ちひろ
 https://www.amazon.co.jp/dp/B073X52WZ6
 EDhttps://www.uta-net.com/song/15153
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-35631
 https://en.wikipedia.org/wiki/Trick_(TV_series)

 ┏━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃『太陽にほえろ!』放映リスト┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━┛
 日本テレビ系列/金曜日 夜8:00~8:54
 七曲署捜査記録~ジーパン編 全59話+1話
‡26 078.1974.01.11 恐怖の瞬間 木下清、井上博一
【出演者】石原裕次郎、松田優作、関根恵子、露口茂、竜雷太、小野寺昭、下川辰平、青木英美、門岳五郎、井上博一、小野恵子、木下清、山田禅二、夏川圭、小倉雄三、田川恒夫、松下昌司、石川隆昭、森本三郎、鈴木治郎【監督】竹林進【脚本】鎌田敏夫【音楽】大野克夫(音楽)、井上尭之バンド(演奏)【原作】魔久平
【あらすじ&ジーパン心の叫び】ライフルの標的は護送車の中にいた。だがその男も実はある男に狙われていた。ビルの出口で彼らは撃ち合う。残ったのはビルにいた若い男だった。撃たれたのは何と本庁の岡崎和一という刑事と分かった。護送車の標的は滝口松造という10数億円の脱税で捕まった高利貸し。岡崎刑事は何とか一命を取り留めた。その病院では七曲署管轄にも関わらず、本庁が幅を利かせていた。そんな隙をついて白衣に黒縁眼鏡の犯人は病院に忍び込み、トイレで本庁の刑事を後ろから棒のようなもので殴り、ジーパンを欺いて、岡崎の病室に忍び込む。病室から出てきたところをジーパンに見つかるがまんまと岡崎を殺すことには成功する。ジーパンも犯人の車上にしがみつき、必死に追い掛けるが最後は本庁の刑事同様、後ろから首を殴られ、気絶しそうなところをヤマさんに助けられる。本庁はこの責任を七曲署に求めた。ヤマさんはジーパンの行動を「命は一つしかない」と叱責する。棒状の凶器はブラックジャックという事が判明する。一方、黒塗りの車では老人(門岳五郎)とサングラスの男が密談をしていた。老人は「佐伯弁護事務所」に消える。そのサングラスの男は若い女性をアパートまで尾行し、そして彼女を脅すために入った。彼女の名前は本田マユミ(小野恵子)といい、滝口を射殺したライフルの男・坂田明男(井上博一)の女であった。彼女は二人で高飛びするためにパスポートを2つ用意していた。そこへ坂田から電話が入る。彼は異常な状況を少し感じながら「4時にいつものところで」と電話を切る。だが、執拗に迫るが明男の居場所を喋らない女に業を煮やしたサングラスの男はブラックジャックでマユミを殺害する。ジーパンはこの現実を前に捕まえられなかったことを悔やむ。今度はこの坂田明男を調べ始める七曲署の面々。彼はライフル射撃場に通っていたガンマニアであることは判明するが半年前からその消息は不明になっていた。明男には肉親がいた。競艇場に勤める兄(山田禅二)である。マユミが死んだ今、最後はこの兄を頼るものと思われた。ヤマさんとの聞き込みの途中でジーパンは例のサングラスの男を見つける。それに気付いた男は夫婦がいた白い車を乗っ取り、逃走する犯人にジーパンは拳銃を構えるが人質がいたため、発射出来なかった。犯人はそのまま逃走する。再び悔やむジーパンだったが車から指紋が採取出来た。それは10年前に実母を殺している風間五郎(木下清)という男だった。母親思いのジーパンは実母を殺していたことも相まって、今度こそ捕まえてやろうと気合いが入り過ぎていた。そんな折りに風間は明男の兄嫁のところに入り込み、ヤスオという息子を楯に明男の居場所と突き止めようとしていた。そんな心配を持った妻がいる明男の兄のところに本人から電話が入る。「もうダメだ死ぬ」と絶望する弟を兄は「絶対に一人で会いに行くから」ということで何とか宥め、弟から「ぐるぐるのところで待ってる」という言葉を引き出す。兄はチョウさんとデンカらにこの意味を伝えたくなかったが妻の取り乱した態度からそれは「あけぼの遊園地にある観覧車」だと告白する。直後にヤスオは無事に助け出される。あけぼの遊園地ではジーパンと風間による攻防が始まる。そしてジーパンは風間の運転するダンプによって危機一髪を迎えることになってしまう...。
 ジーパン心の叫び 「あの時、俺が捕まえていたら・・・」「風間五郎・・・何て奴だ!よーし、今度は必ず捕まえてやる」
 http://yusaku.from.tv/t78.html
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‡1974.01.11 第078話「恐怖の瞬間」脚本・鎌田敏夫 監督・竹林進
 佐藤利明(娯楽映画研究家・オトナの歌謡曲プロデューサー)の娯楽映画研究所
 https://note.com/toshiakis/n/nc168c6209e27
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第632話「恐ろしい」より
S110系クラウン4ドアセダン(タクシー)の破壊シーン。雨の中、乗客を拾ったタクシー(クラウン)は、スリップしてテールスライド、壁に激突、乗客が死亡してしまう。実は、この事故が巧妙に仕組まれた復讐劇とわかり・・・スタント的には、大したことがないのですが(失礼!)、破壊したクラウンが僅か5年落ちなんですね!タクシー上がりを使用したから出来た芸当でしょうが、僅か一世代前のクラウン、とてもショッキングでしたね。
http://stunt.car.coocan.jp/taiyounihoero-2/taiyounihoero(632).html
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第078話 恐怖の瞬間
脚本/鎌田敏夫 監督/竹林進
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ビルの上からライフルでターゲットを探す犯人の男・坂田明男。一方そのビルの下では、拳銃を持った男・岡崎和一刑事が見張っていた。岡崎はクシャミが出そうになるのを必死になって止めつつ、坂田が仕事をした後に出てくるのを待っていた。坂田は、護送車がやってくるとそのターゲットに向けてライフル銃を発砲するとターゲットを即死させる。急いで現場から離れるためにライフル銃を隠すと、階段を下りてビルから出ようとする。すると入り口近くでクシャミの声が聞こえることを知り警戒心を持って出てくると岡崎と鉢合わせする。坂田の方が一歩早く銃を撃つと逃走を図る。護送中の十数億円の脱税容疑が掛けられている滝口益三が射殺されたとする事件の通報を受ける。検察局に送られる途中だったこと。ボスたちはそれを話合っている中、デンカから電話が鳴り、現場近くで滝口が撃たれたのと同じ銃弾で撃たれた本庁の刑事・岡崎が病院に運ばれたことを聞く。急いで病院にいくと、病院には本庁の刑事たちが多数来ていた。話によると岡崎は胸部を撃たれたが弾は貫通し、幸いにも命は助かりそうだということ。しかし何故現場近くにいて犯人と鉢合わせたのか。タレコミが有って現場に探りに行きそこで撃たれたものなのかと考えるが、一人で行くはずはないという。本庁の刑事たちは、ボスら一係の姿を見るとこの件は本庁が調べることを告げられるが、ボスもウチの管轄で起きた事なので捜査しない訳にはいかないとして一歩も引かない姿勢を見せる。ジーパンと本庁の刑事は岡崎が入院する235号室前で意識が戻って話を聞くのを待っていた。本庁の刑事はトイレにいくのでジーパンに見張りを任せていく。するとトイレにいた刑事は医師の格好をした男・風間五郎によって頭を殴られ気絶させられる。風間は235号室にいるジーパンに対して、トイレで刑事が襲われたことを話すと持ち場を離れてトイレにいく。その間に風間は病室に入り、岡崎を殴って殺して出て行く。ジーパンはトイレで襲われた刑事の姿を確認した後、看護師にその事実を伝え、すぐに持ち場へと戻ると、病室から出てくる風間の姿を目撃する。急いで追いかけると彼は車に乗り逃げようとする。ジーパンは彼の車の上にしがみついて絶対逃がさないとまでに無謀な行動を取る。その姿を山さんが見ていた。犯人は空き地に入るとなんとかジーパンを振り下ろそうとして車を急旋回させるが、なかなか落ちずにいた。犯人は諦めて車を乗り捨て外に出る。目が回っているジーパンの頭を殴って風間は逃走する。山さんはふらついているジーパンの元に駆け寄るが、無茶はするなとして彼の行動を止める。署に戻るとボスは署長に怒鳴られることになる。犯人を目撃しつつ逃がしたことを問題視させられていた。ジーパンだけの責任ではないとするが・・・ジーパンに対して山さんはガムシャラに頑張るだけではダメだだと語る。そんな中本庁まで事情を聞きにいってきたシンコは、犯人が使用した凶器はブラックジャックと呼ばれる、芯は硬いが表面が柔らかいもので痕跡が残りにくいものだという。ボスはプロによる犯行だと語る。一方主犯格の佐伯弁護士事務所の佐伯シンイチロウは風間と共に車の中で話していた。岡崎が坂田を殺せば全ては終わっていたのに岡崎がしくじったこと。風間は最初から俺に任せてくれたらこんな面倒なことにはならなかったとするが、ドラッグ中毒の男にライフルは扱えないだろうと語る。警察はまだ坂田には気が付いていないので、判明する前に坂田の口を鬱ぐよう告げる。
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突然検察局に護送中の容疑者・滝口がライフル銃によって遠隔地から狙撃される。彼は政財界から金を強請っていたことが有り、彼に恨みを持つものが多数いることが分かる。しかし同じ管轄内で狙撃事件と同じ銃弾で倒れた本庁の刑事・岡崎和一の姿があることを知って、ボスはある想定をしていく。辛うじて生き残った岡崎が病院で暗殺された事を受けて、目撃者であるジーパンは犯人を追いかけるが、あまりの無謀さに山さんはジーパンが命を軽視しているのではないかとして、注意を喚起していく。ドラマとしてはちょっぴり天狗になっているムテキ・ジーパンに捜査に於けるリスクなり恐怖心を浴びせて自制を促し、そして捜査の慎重さを唱えるもの。しかし今回のドラマは、シチョエーションを作るあまりジーパンと接触する山さんや犯人の風間などの登場に於ける位置関係が自然界の法則を完全に無視してワープしており、まるで素人のキーパーさんが撮影再開での位置撮りを間違えているのではないかと思うところも有った。ジーパンが犯人を追いかけているのに山さんは追いかけもしなかったり、ジーパンと犯人はかなり近くにいたのに何度も取り逃がすというシーンを意図的に作り、最終的には、すぐ近くに居たのにいつの間にか相手はトラックに乗り込み、ジーパンがそのトラックによって襲われるという滑稽なシーンへとつなげてしまった。最近ではジーパンが銃をためらいなく使うというシーンがあるけどそれも時代の流れなのか。ただ銃を向けるが、人質を取られていたり、背後に電車が走っている為に容易には銃を撃てないというシチュエーションを作り、少しずつ他人の命を通して命の大切さを描き、そして最終的には自分の命というものの大切さというところにつなげていったものなのかも知れない。犯人の凶器がなんだったのかよく分からない。ブラックジャックだとしていたけど一体何だったのだろうか。あんな武器で人を殺せるとも思えないし。最後のシチュエーションは闘牛状態だった。山さんはジーパンが車に飛び移り犯人を追いかける姿を非難していたけど、結局山さんも最後はトラックに飛び移り、操縦席に向けて発砲するというシーンを演出した。山さんが犯人を殺すシーンって何気に初めてみた気がする。最後はジーパンが夜中、死を経験した為に魘されていて鎮静剤を打たれたことを語っていたが、久美ちゃんが良い薬だとしてちょっぴり非情な発言をしていた。でもジーパンは人前では、強がる姿にちょっぴり愛嬌さを感じるものが有ったのかも。
藤堂俊介 …… 石原裕次郎 (七曲署・一係のボス、係長)
山村精一 …… 露口茂 (山さん)
石塚誠 …… 竜雷太 (ゴリさん)
島公之 …… 小野寺昭 (殿下)
野崎太郎 …… 下川辰平 (長さん)
早見淳 …… 萩原健一 (マカロニ)
内田伸子 …… 関根恵子 (シンコ)
柴田純 …… 松田優作 (ジーパン)
永井久美 …… 青木英美 (七曲署の庶務係)
柴田たき …… 菅井きん (ジーパンの母、夫は殉職)
西山隆行 …… 平田昭彦 (署長)
風間五郎 …… 門岳五郎 (殺し屋)
坂田の兄 …… 井上博一 (平和島競艇で働く)
本田マユミ …… 小野恵子 (坂田の恋人)
坂田明男 …… 木下清 (殺し屋・スナイパー)
山田禅二、夏川圭、小倉雄三、田川恒夫、松下昌司、石川隆昭、邦剣典、森本三郎、鈴木浩郎
http://itawind.web.fc2.com/1970/taiyou/taiyounihoero078.htm
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太陽にほえろ! 第78話「恐怖の瞬間」
2016-06-18 13:23:51 テーマ:ジーパン編
第78話「恐怖の瞬間」
■ストーリー■
殺し屋の坂田明男(木下清さん)がライフルの照準を合わせ、護送中の滝口益男を射殺した。
坂田を追跡していた本庁の刑事の岡崎和一は殺し屋がいる廃墟を階下で張り込んでいたが、くしゃみをしてしまった。
坂田は廃墟から逃げる途中、岡崎がいることに感づき、ライフルで撃った。
滝口は金貸しで、十数億の脱税をしていたが、検察局に送検される途中に射殺されていた。
藤堂と柴田は岡崎が入院している病院に向かった。
島によると、岡崎は胸部貫通で意識不明だが、助かる容態であった。
岡崎は密告があって出かけて行き、逆に撃たれた可能性が出てきたが、密告があったにしては刑事が単独行動をしているのが不自然であった。
病院には本庁の刑事も多数来訪していた。藤堂は柴田に対し、病院に残るよう命じた。
本庁の刑事(小倉雄三さん)は柴田に、岡崎を引き取るよう命じたが、藤堂は自分の所轄の事件だとして断った。
本庁の刑事は洗面所に行っていたが、医師に化けた風間五郎(33歳)(門岳五郎さん)に後頭部を強打され、気絶してしまった。
風間は第一発見者のふりをして柴田を誘導させ、岡崎刑事がいる235号室に侵入し、岡崎刑事を殺害した。
柴田は風間を発見して追跡していたが、風間に首をブラックジャックで攻撃されて昏倒した。
本庁は七曲署に風間逃走の責任を追及していた。
柴田は回復していた。山村はがむしゃらに突っ走ればいいというわけではないと言ったが、柴田は自分が不死身だと返した。
伸子は本庁から、風間の凶器がブラックジャックであることを聞きだしていた。
風間は車内にて、雇い主の佐伯真一郎(山田禅二さん)という弁護士から坂田を殺害するよう命じられていた。
佐伯は元々、岡崎刑事に正当防衛を装って坂田を射殺させるつもりだったが、うまくいかなかった。
佐伯は風間が元麻薬患者だとして、滝口殺害を要請していなかった。
風間は、坂田の恋人である本田真由美(小野恵子さん)を追尾して強引に部屋に入り込んだ。
風間は本田が旅行社にて入手した坂田と本田のパスポートを強引に確認した。
風間は本田の自宅に居座り、坂田の連絡を待った。
本田は逃走しようとしたが、風間の投げナイフに妨げられてできなかった。
滝口に弱みを握られて恐喝されていた被害者は、政財界に多数いることが判明した。
藤堂は岡崎の役割が坂田を殺害することだったが、逆に坂田に撃たれたこと、坂田が裏切られたと知って逃げ回っていると想像した。
本田のもとに坂田から電話がかかってきた。
坂田は本田の異変に気付いてアパートに向かおうとしたが、本田は午後4時にいつもの場所で会うと言って電話を切った。
本田は窓を開けて助けを求めたが、風間にブラックジャックで殺害された。
鑑識によると、本田の死因は首の骨折であり、一撃で即死させられていた。
柴田はあの時風間を逮捕していればと悔やんだ。
本田は坂田と2人でハワイ旅行に行くことになっており、2日前にパスポートをとっていた。
坂田の元勤務先の自動車工場の社長(邦創典さん)によると、坂田は真面目な男であり、長続きすると思って可愛がっていたが、半年後に退職していた。
坂田は射撃ゲーム場に開店以来毎日来ていたが、半年前から来なくなっていたことが判明した。
坂田を半年の間に本物の狙撃手に育て上げた何者かがいることが示唆された。
野崎と柴田は、平和島競艇に勤務している坂田の兄(井上博一さん)から聞き込んでいた。
坂田の兄は、坂田が何年も家に寄り付いていないために家に来ないと思っていた。
柴田は同じく平和島競艇にいる風間の存在に気づき、風間に密かに接近しようとしていたが、逃げられてしまった。
風間は夫婦が乗っている車を占領して逃走していた。
風間が占領した車から、多数の指紋が検出され、犯人が風間であることが確定した。
風間は10年前(1964年頃)に麻薬中毒者であり、実の母親を父親のライフル銃で射殺する事件を起こしていた。
風間は精神病院に送られた後、5年前(1969年頃)に治癒して父親に引き取られたが、3年前(1971年頃)に行方不明になっていた。
風間の父親は鉄砲狂であるため、坂田にライフルを教えたのが風間であることが断定された。
柴田は風間を逮捕するという意思を固めた。
野崎と島は坂田の兄の家に入っていた。
坂田の兄の妻(坂田夫人)は駅前で小料理屋を経営しており、息子の坂田康男は夫人が連れて開店時間になったら坂田の兄が引き取ることになっていた。
風間は坂田夫人の小料理屋で康男を人質に取り、夫人に坂田から連絡があったらすぐに知らせるように強制させた。
坂田夫人(夏川圭さん)が坂田の兄の家に戻ってきた後、坂田から電話がかかってきた。
坂田の兄は坂田が自殺を仄めかすようなことを言っていたため、一人で行くことを約束し、坂田は曙遊園地の観覧車にいることを伝えた。
坂田夫人は風間に坂田の居場所を教えてしまった。
藤堂は山村と柴田を曙遊園地に行かせた。
野崎と島は坂田夫人の小料理屋に行き、康男の無事を確認した。
風間は曙遊園地に到着し、サイレンサー付きの拳銃を用意していた。
山村と柴田も曙遊園地に到着していたが、風間は観覧車に乗った坂田を射殺しようとしていた。
風間はホームにて電車の音に合わせて坂田に発砲したが、坂田は右肩を撃たれるだけで済んだ。
柴田が風間を発見し、追跡した。
柴田は風間の足を撃った。
柴田は付近を捜索中、風間が操縦するダンプカーに襲撃された。
柴田はダンプカーに向けて発砲したが、当たらずに全弾使い切り、風間に足を撃たれてしまった。
柴田は怖さで怯えていた。
そこに山村が駆けつけ、ダンプの荷台から運転席に侵入し、風間を射殺した。
柴田は山村に縋り付いて号泣した。
坂田は観覧車に手錠で繋がれていた。
藤堂と石塚は風間の雇い主の佐伯を逮捕し、身柄を本庁に渡した。
柴田は鎮静剤を打つほどのショック状態だったが、回復して立ち直っていた。
■メモ■
*鎌田氏特有の「狂気の犯罪者」がまた登場。
*タバコの火を本庁の刑事に付けてもらえなかったジーパン。ところで病院内で喫煙しているがいいの?
*山さんは「13日金曜日マカロニ死す」でも似たような助言を言っていた。
*「太陽」でブラックジャックが凶器として出るのは今回のみ。
*井上博一氏の珍しい善役。
*競艇場は道端に券がばらまかれている状態で、非常に汚い。
*風間の家族関連で放送禁止用語が連発。
*観覧車に乗った標的を殺し屋が射殺しようとする光景は「デューク刑事登場!」を、ダンプカーに乗った犯人を射殺する光景は「タイムリミット・午前6時」を思い出す。
*最後、ジーパンに対し、久美が「たまにはいい薬だ」と言っていたが、死にかけた人に言う言葉じゃないぞ。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
柴田純:松田優作
内田伸子:関根恵子(現:高橋惠子)
島公之:小野寺昭
野崎太郎:下川辰平
永井久美:青木英美
風間五郎:門岳五郎(現:三木敏彦)
坂田の兄:井上博一、本田真由美:小野恵子、坂田明夫:木下清
佐伯真一郎:山田禅二、坂田夫人:夏川圭、本庁の刑事:小倉雄三、田川恒夫
松下昌司、石川隆昭、自動車修理工場長:邦創典、森本三郎、鈴木治郎
石塚誠:竜雷太
山村精一:露口茂
脚本:鎌田敏夫
監督:竹林進
#太陽にほえろ#ジーパン主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12171899703.html
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2021-09-21 01:28:21
第389話「心の重荷」通算第599回目
1980/1/11 ロッキー&スニーカー編
■ストーリー■
岩城と五代は居酒屋で一緒に酒を飲んでいた。
午後9時30分頃、関根不動産社員の藤山(大林直樹さん)は集金から戻り、関根不動産の社内に入ろうとした直後、望月孝夫(佐久間宏則さん)という青年と鉢合わせした。
望月は動揺した態度で、慌てて走り去った。
藤山は関根不動産の部屋の中で、社長の関根吾一(51歳)(大山豊さん)の遺体を発見した。
30分後、七曲署捜査一係が現場に駆けつけた。
関根は花瓶で頭を殴られたうえ、胸部を一突きにされ、即死していた。
関根不動産は関根の自宅と兼用だった。
関根は夫人の関根朝子と二人で住んでいたが、夫人が昨日から法事に出掛けていた。
関根の胸を刺した凶器は現場から発見されず、犯人が凶器を持ち去った可能性が強かった。
社員は捜査員に、望月が関根不動産から急いで走り去ったことを伝えたが、望月が関根の甥で、とても真面目な性格であることから、犯人でないと思っていた。
午前11時55分、五代が望月を発見できないということを藤堂に電話連絡した直後、望月が一係室に入り、殺人をしたと自首してきた。
岩城と五代は望月を取り調べた。
望月は関根に金を借りに行った際、望月に貸す金などないと口汚く断られたため、激情して刺殺してしまったこと、関根に以前、高校を中退してバーテンダーをしていることを気に入らないとして、散々嫌みを言われたことを供述した。
望月は夢中で関根の頭目掛けて花瓶を投げつけ、気が付いたら血液が付着していたハサミを持っていたこと、関根が足元に倒れているのを見て、逃走したことを述べた。
望月は岩城から、自首するくらいならなぜ逃走したのかを質問され、刺したのも逃走したのも夢中で、怖くなったからと答えた。
望月の供述通り、凶器のハサミが矢追公園の砂場横のマンホールの中から発見された。
五代は望月の態度や話し方が嘘ではないかと疑っていた。
鑑識の結果、ハサミに付着していた血液がAB型で、殺害された関根と同一の血液型だったことが判明した。
五代は、望月が殺害事件からあまり時間が経っていないにもかかわらず、かなり冷静であり、そのような者が激情して衝動的に殺人を犯すのかということが引っかかり、望月の発言に嘘を感じていた。
望月は自供の最中、五代から視線を逸らしていた。
五代は朝子から話を聞いていた。
望月は幼少期に両親を亡くしており、唯一の肉親である朝子に面倒を見てもらっていた。
望月は2年前(1978年頃)まで関根夫婦と一緒に住んでいたが、朝子に話したことを関根に話さなくなったため、別々に住むようになっていた。
朝子は望月が関根を殺害したことが全く信じられなかった。
バー「キャロル」のマダムとバーテンダーは五代に、望月が堅実で貯金をしていたこと、望月が金のことについて何も話さなかったことを伝えた。
望月には美江子(小川露里さん)という恋人がいたが、別れていた。
美江子は望月と別れた理由について、別の女性が原因であると思っていた。
望月は別の女性について美江子から質問されても、否定も肯定もしなかった。
美江子は望月について、何にも一生懸命な性格であると思っていた。
野崎と岩城は喫茶店のウェイトレスから、昨日の昼頃に、関根が竜神会組員の栗本(小倉雄三さん)と一緒に来店し、喧嘩になったということを聞き込んだ。
関根は栗本と一緒に窓際の席に座り、会話をしていたが、商売だからこれ以上安く売ることができないと弁解した直後、栗本に竜神会を敵に回すのかと脅迫されていた。
野崎と岩城は竜神会の事務所を訪れ、組員(柿木恵至さん、星野晃さん他)から栗本の居場所を聞き出そうとしていた。
栗本は竜神会の事務所に戻ろうとしたが、野崎と岩城を発見し、扉の前で立ち聞きした。
組員は栗本の居場所を知らないと誤魔化した後、栗本に目で合図をしようとしたが、野崎と岩城に栗本を発見された。
栗本は逃走したが、格闘の末に野崎と岩城に逮捕された。
栗本は逃走した理由について、関根が殺害された直後だったために逃走したと答え、関根が土地の件でなかなか降参しないから激情したが、殺害をしていないと話した。
栗本は野崎から、事件当夜に関根不動産の周辺をうろうろしていることを突き付けられ、関根不動産に行ったことを認めた。
栗本は事件当夜、関根不動産には入っておらず、40歳前後の女性が関根不動産に入って行くのを目撃しており、会社に他人がいたのでは話しづらいとそのまま引き返していた。
関根は望月を知らなかった。
望月と竜神会、栗本には関係性がなかった。
藤堂は望月が美江子と別れる理由になった女を捜査することにした。
石塚は関根の友人(福岡正剛さん)と対面していた。
関根の友人は4年前(1976年頃)、関根が望月に500万円を融通していたこと、金の返済のために望月を関根不動産で働かせ、給料から返済分を天引きしていたことを話した。
関根の友人によると、望月は年上の女性にかなり夢中になっており、関根に女と手を切るように言われても断り、借金返済後も女性に貢いでいた。
望月が関根不動産を退職したのも、その女に唆されたからだった。
付近の主婦は島に、派手な水玉模様の服を着た女が関根宅の裏口から出ていくのを目撃したことを証言した。
バーのバーテンダーは望月の写真を見て、望月が、夜にバーの仕事を手伝う江島真佐子と関係していたことを伝えた。
江島は約2年前、望月を知人と言ってバーに連れてきていた。
五代はちどり荘に直行し、江島(絵沢萌子さん)を発見した。
江島はアパートの大家にゴミ当番のことを注意されても、自宅に客がいることを理由に、全く聞く耳を持たなかった。
江島は五代に警察手帳を見せられると、急いで自宅に戻った。
江島は五代から、望月との仲を関根に反対されたのかと尋ねられると、望月には迷惑していたと答えた。
江島宅にいた江島の友人(金子勝美さん)は、江島が望月から金を貢がせていたことを話した。
江島は望月の金のことを否定した。
望月は毎月21日の日に、江島を訪ねていたが、江島については知らないと頑強に否定した。
毎月20日はバー「キャロル」の給料日だった。
望月はあくまで自分が関根を殺害したと主張し、早く取調べを終わらせて休ませるように頼んだ。
望月は江島については完全に黙秘していた。
石塚は江島の過去を調査し、一係室に戻り、藤堂に報告した。
江島は20年前(1960年頃)、九州の大分から矢追町に引っ越し、18歳の時に子供を出産していたが、その父親が不明だった。
江島が水商売に出るようになったのは、4年前に息子の江島剛を亡くしてからだった。
剛は矢追高等学校の在学中に事故に遭い、死亡していた。
望月の高等学校も矢追高等学校で、中途退学したのが4年前だった。
五代は矢追高等学校を訪問し、教師(柄沢英二さん)から江島の息子の事故について説明を聞いた。
望月は在学中、野球部のキャプテンで期待の4番打者だったが、打ったファールボールがサッカー部員でサッカーを練習中の剛のこめかみに当たってしまい、剛が倒れてしまった。
剛はそのまま意識を喪失し、翌朝に死亡していた。
教師は望月が悪いわけではなく、望月も剛も若い頃にはよくある、夢中で周りのものが何も見えなくなる状態であると思っていた。
望月は教師に諭されたが、自分がファールボールを打たなければ、剛が死亡しなかったと思い、激しい責任を感じて、野球部も学校も辞めていた。
望月がいつも周囲に気を配り、夢中になりかけると自分を抑えるのは、剛の事故で、自分が夢中になって周りが見えなくなるのを恐れているからだった。
五代は犯人が江島で、望月が江島を庇っていると推測していた。
4年前の500万円は、江島への慰謝料だった。
五代は高等学校時代、遊び半分で投げた円盤が、友人の足に当たったことがあった。
幸い、友人が足首を捻挫しただけで済んでいた。
五代はもしも当たりどころが悪く、望月と同じ立場になったら、自分も一生償い続けた、金で済むことではないと熱弁下。
五代は望月の心情を激しく理解していた。
山村は五代に、江島が望月から金を送られ続けるあまり、その金を当てにするようになったのではないかと意見した。
江島は2年前まで、町工場の事務員で一応まともな生活を送っていたが、その後に勤務していたスナックでは働く熱意を失っている節があった。
その時期と、望月が関根の手伝いを辞め、給料が良いバーテンダーに転職した時期と一致した。
江島は最初から、金目当てに望月に接近していた。
島は犯行時刻の少し前の午後9時頃、関根不動産から歩いて15分ほどの距離にある喫茶店に望月がいることを突き止めた。
望月は9時過ぎに喫茶店を出ており、関根不動産に着いたのは午後9時15分か20分くらいと思われた。
望月が藤山と鉢合わせしたのは午後9時30分であり、望月が犯人ではないことが断定された。
ちどり荘の住人の若い男は、江島がいつもコインランドリーを使っているのにもかかわらず、深夜にアパートの水道で派手な水玉模様ブラウスを洗い、慌てて隠しているのを目撃していた。
石塚は、江島に金を貸していた男(篠田薫さん)から、江島がいい金蔓を掴んだため、2,3日中に金を返すと発言していたことを聞き出した。
五代は関根不動産から逃走した女性が江島であると断言し、逮捕状を申請しようとしたが、石塚に確証がないことを理由に断られた。
江島逮捕の最後の確証は、望月の自供だった。
五代は、償いがどこまですれば切りがあるのかを分からなくなっていた。
望月は江島に金を払ってきたのを認めたが、事件とは無関係であると言い張り、どうしても真実を話そうとしなかった。
望月は五代から、自分の金を当てにして遊んでばかりいる、ずる賢い江島にそこまで義理立てする理由を質問され、あくまで江島が無関係であると答えた。
五代は取調室から望月を連れ出し、現場検証の名目で覆面車に乗せた。
石塚と岩城は五代の後を追った。
五代は望月を矢追高等学校に連れて行った。
五代は望月と一緒に矢追高等学校のグラウンドのトラックを走った。
五代は望月に、自分が円盤を投げて、友人の足を負傷させてしまった過去を言い聞かせた。
望月は剛を死なせ、江島の人生をめちゃくちゃにしてしまったことに激しい責任を感じ、どんなに償っても償いきれるものではないと思っていた。
五代は、その友人が、手足不自由になったとして、五代の償いを喜んだのかと考えるようになっていた。
望月は江島に、一人息子を失った悲しさしかないと思い、責任を感じていた。
江島は剛の仏壇を戸棚に収蔵しっぱなしにしていた。
五代は望月が事故を起こしたグラウンドに望月を連れていき、望月と一緒に走ることで、望月と一緒に償いについて考えようとしていた。
石塚と岩城が矢追高等学校のグラウンドに駆けつけた。
五代は望月を説得し、ボールを打ち、走ることに熱中していた頃の望月に戻そうとしていた。
石塚と岩城も五代と望月の走りに加わった。
望月は五代と意気投合した。
野崎と五代は江島宅に突入し、江島と面会した。
江島は事件当夜、関根不動産に行き、関根を殺害していた。
江島は関根不動産に行ったことを否定したが、五代から望月が全面自供したことを告げられ、観念した。
江島は関根から金を借りようとしたが、甥を食い物にする者に貸す金などないと断られたため、激情して関根を殺害していた。
江島が激怒して関根を殺害した直後、ちょうど望月が金を返しに来ていた。
望月は現場を見て、江島の指紋が付着したハサミを取り、裏口から江島を逃がした後、ハサミの指紋を拭って処分し、自首していた。
■メモ■
*スニーカーは今回からロッキーを「先輩」から「岩城さん」と呼ぶようになる。
*ロッキーは高校時代、登山に夢中だったらしい。
*佐久間氏は真面目な青年役がよく似合う。
*過失で他人の足首を捻挫させてしまったことから、望月に同情するスニーカー。
*スニーカーは高校生時代、走高跳の選手だったようだ。
*事故から、誠実で非常に責任感が強い望月。しかし、その気持ちも江島には利用されてしまった…
*ラスト、ロッキーの分の饅頭を食べる図太さを見せるスニーカー。
*OPのハイライトには、スニーカーが望月を取調室から連れ出そうとした時、警察官に呼び止められるシーンがあるが、本編にはない。
*今回は「雨の中の女」と同時撮影。
■キャスト、スタッフ(敬称略■
藤堂俊介:石原裕次郎
岩城創:木之元亮
五代潤:山下真司
野崎太郎:下川辰平
松原直子:友直子
望月孝夫:佐久間宏則、江島真佐子:絵沢萌子、美江子:小川露里
三鈴栄子、栗本:小倉雄三、藤山:大林直樹、関根の友人:福岡正剛
矢追高等学校教師:柄沢英二、江島の友人:金子勝美、岡田勇、今井隆之、伊藤弘一、関根吾一:大山豊、麻ミナ
三沢もとこ、山田京子、池まり子(後の小峰詩織)、大原穣子、江島に金を貸していた男:篠田薫
ノンクレジット 竜神会組員:柿木恵至、竜神会組員:星野晃、江島宅にいた男:森下明?
石塚誠:竜雷太
島公之:小野寺昭
山村精一:露口茂
脚本:渡辺由自、小川英
監督:竹林進
#太陽にほえろ#スニーカー主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12699163631.html
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太陽にほえろ! 第632話「恐ろしい」
2018-01-09 15:57:30 テーマ:マイコン登場編
第632話「恐ろしい」通算第326回目
■ストーリー■
当直明けの井川は買い物の帰り道、少女が赤いスポーツカーに轢き逃げされた状況に遭遇した。
井川は田口徹夫(65歳)(大坂志郎さん)の運転する一越観光のタクシーに乗り、スポーツカーの追跡を開始した。
井川は無線機で、スポーツカーが甲州街道を多摩川方面に逃走していることを藤堂に連絡した。
令子と竹本と澤村と水木が一係室から出動した。
田口は制限速度を遵守し、遅々と走行していたが、裏道を巧みに使い、赤いスポーツカーの進路を先回りした。
井川は田口の正確無比な運転、獲物を追うハンターのような冷静なハンドル操作が気になっていた。
スポーツカーはタクシーを回避しようとして河川敷に下りたが、泥濘にはまって動けなくなった。
田口は逃走しようとするスポーツカーの運転手である轢き逃げ犯を捕らえ、憎悪を剥き出しにして必要以上に痛めつけたが、井川に制止させられた。
スポーツカーのグローブボックス内からマリファナが発見された。
井川は業務に戻ろうとする田口を、調書をとるために七曲署に同行するように求めた。
澤村によると、轢き逃げ犯は肋骨が3本折れていると思われ、救急車の出動が必要だった。
田口は轢き逃げ犯が逃走していると思い、考えている余裕が無かったために殴りつけたと述べた。
田口は自分に後ろ暗いことがないことを強調し、タクシーで七曲署を後にした。
田口は追跡中に違反をすることが無く、交通法規を遵守し、運転手をマークしていた。
轢き逃げ犯は第3胸骨にヒビが入っていたが、田口を告訴しなかった。
轢き逃げ犯に轢かれた少女は全身打撲で全治2ヶ月、生命に別状が無かった。
竹本は井川が、協力的だった田口に尋問したことを疑問に思っていた。
井川は田口が気になり、一越観光を訪れていた。
一越観光の社長(西尾徳さん)は田口の手柄に大喜びで、会社のPRのために警察に進んで協力しようとしていた。
田口は優良運転手として表彰されたことがある大ベテランだった。
田口は福島のバス会社で長期間勤務していたが、訳あって上京し、半年前から一越観光に勤務していた。
井川は田口が、不慣れな道にも関わらず、正確に運転したことが気になった。
田口の運転は慎重で、若い運転手から手本とされていた。
井川は社長から、田口の孫の恵子(吉沢梨絵さん)を紹介された。
恵子は轢き逃げされた少女と同年代で、事務員の真似をして、井川に茶を差し出した。
恵子は両親が不在で、学校が終わると一越観光に行き、田口の仕事終了を待って、一緒に帰宅していた。
井川は田口の、運転手への異常な憎悪を理解していた。
水木はホームズ三世に井川の協力要請、恵子への愛情を入力していたが、ホームズ三世は田口の犯人逮捕への協力に対し、正当性が30%、過剰性が70%という回答を出していた。
山村は田口の暴力がやりすぎであると判断していた。
田口は東京でタクシー業務を始めて、まだ半年間しか経過しておらず、普段地図を片手に運転しているが、井川より遥かに追跡した界隈の道に精通していた。
井川は田口の運転が正確すぎることに引っかかっていた。
雨の日、田口のタクシーに上原弘樹(吉中六さん)というヤクザが乗車した。
上原は田口に、矢追3丁目のパールマンションまで行くようにと要求したが、田口が裏通りを走行していたため、表通りを走るように強要した。
上原は強要を無視する田口に手をかけたが、田口のタクシーはスリップにより、高架橋に激突して大破した。
乗客の上原は死亡し、運転手の田口は無事だが、頭に軽傷を負い、矢追警察病院に収容されていた。
井川は事故現場に急行したが、交通課の刑事(島田順司さん、井上高志さん)がタクシーを調査していた。
交通課刑事は事故の原因が田口のスピードの出しすぎと、無理な左折であると推測し、単純な交通事故で一係が担当する事件ではないとして、捜査を交通課に任せるように発言した。
井川は田口から事情聴取をするため、矢追警察病院に向かっていたが、水木は轢き逃げ事件の捜査が交通課の仕事であるにも関わらず、井川が病院に向かった理由が分からなかった。
田口は事故を交通課刑事に全て話していたが、井川は田口の正確無比の運転を見たばかりだったため、事故に納得出来なかった。
田口は慢心して事故を起こしてしまったことを恥じ、上原が矢追1丁目のバー街の麻雀屋から出てきたことを伝えた。
井川はベッドに置かれていた田口の家族写真を拝見しようとしたが、田口に取り上げられ、帰宅を勧められた。
田口は病院の待合室で、学校から病院に直行してきた恵子と再会した。
井川は恵子に、田口が事故で取調べを受けていることを説明したが、恵子は田口と帰宅したがっていた。
恵子は福島在住の叔父の作助から、母親の泰代が新宿の店で働いていることを聞き出していた。
恵子は父親と兄の存在について答えようとしなかった。
井川は東京都監察医務院に向かったが、上原は身元不明で、現住所に届が無く、偽名を使っていると思われた。
井川は監察医に上原の指紋採取を依頼し、上原の情婦の三松紀子(幸田直子さん)と会った。
三松は上原が約1年前(1984年頃)に自分の勤務する店に来て、そのまま居座っていたため、上原の身元や故郷や友達を知らなかった。
井川は三松から、上原の所持品を預かった。
上原の麻雀仲間(星野晃さん)は上原の前歴を知らなかった。
上原は麻雀仲間との麻雀を一人勝ちし、そのまま帰宅していた。
井川は事故現場を再調査していたが、交通課刑事が一係室を訪れていた。
交通課刑事は身元不明の上原の所持品を自分達に無断で持ち帰ったことに抗議した。
藤堂は断りなく介入したことに謝罪した。
交通課は捜査と克明な検証の結果、田口がスピードを出しすぎて右折したためのスリップ事故という結論を出していた。
藤堂は井川が単なる事故と考えていないため、事件から手を引かないと告げた。
井川の捜査により、上原と田口の関連性が判明した。
上原は本名を河西達也といい、関西出身で、5年前(1980年頃)に福島の運送会社に勤務していた。
河西はトラックの飲酒運転で、田口の息子の田口徹、徹の夫人の泰代、徹と泰代の息子の修(当時6歳)を轢き、徹と修を即死させていた。
泰代は頭部の強打だけで一命を取り留めたが、ノイローゼになって家出していた。
河西は業務過失致死容疑で逮捕され、1年前に東京に現れた頃と同時期に出所していた。
田口は河西を計画的に、事故を装って殺害したと断定したが、交通課刑事から早計ではないかと反論された。
澤村は井川の意見に同意したが、交通課刑事に感情論の捜査を止めるように注意された。
交通課刑事は事件全体を再調査すると言い残し、一係室を去った。
交通課刑事は署長からある人物が、恵子を施設が決まるまで預かるという話を聞いていた。
井川は福島の事故現場に赴き、福島県警刑事の作助(生井健夫さん)と同行した。
河西は事故の際、飲酒、居眠り、信号無視の三拍子が揃い、反省の色も無かったため、作助達から殺人容疑をかけられていた。
業務上過失致死の最高刑は5年だったが、河西には懲役4年の刑が下っていた。
作助は地裁の法廷に赴いていたが、判決を聞いたときの、田口の怒りに満ちた顔を覚えていた。
田口は事故後、車の運転が嫌になり、バス会社を辞め、上京するまでスーパーマーケットで働いていた。
作助は田口がタクシー運転手として勤務していることに驚愕した。
泰代は頭の傷こそ軽傷だったが、事故の後遺症による精神不安定状態が半年間続き、ある日失踪していた。
福島の町民が約2年前(1983年頃)、新宿のスナックで泰代を目撃し、田口と作助がスナックに急行したが、泰代はいなくなっていた。
泰代は記憶喪失で、自分の名前すら分からなくなっていた。
殺人計画の証拠は入手できなかった。
井川は田口が完全な事故で河西を殺害するため、河西がいつも通る道を研究し、スリップ事故で殺害する道を選択し、雨を待ち、復讐を遂行したと推理した。
田口は65歳の自分が、井川の推理のような複雑な計画を遂行できないと告げた。
澤村は田口に、立派な動機があるため、殺人罪でも情状酌量の余地があるとして、正直に自白するように求めたが、田口は全く自白しなかった。
交通課が事故と確認しているため、田口を殺人で起訴するためには確証が必要だった。
井川は田口の友人、知人関係を聞き込むことにした。
田口は2年前に上京し、警備員をしながら、ずっと泰代(寺田路恵さん)を探し、半年前にタクシー会社に勤務していた。
田口は街で偶然にも河西を目撃し、殺害計画を企て始めたものと推測された。
藤堂は令子と水木に泰代の捜索を指示した。
交通課の強硬意見により、田口が業務上過失致死罪で起訴されることとなった。
田口の身柄を拘置所に送致されることとなった。
一越観光の社員が、田口の減刑の嘆願書が出ており、国選弁護人も事故が偶然を前提として、執行猶予が硬いと発言していた。
水木は河西の方が悪いと主張し、交通事故が年間50万件、死亡事故が1万件、1日に30人、50分に1人死亡していることを教えた。
水木は国や世間の交通事故に対する認識が甘く、今回のような事件が発生し、恵子が一人になってしまうことを恐れていた。
澤村は恵子のために泰代捜索に協力することにしたが、令子は藤堂の泰代捜索の目的が証拠探しだけでないことに閃いていた。
井川は恵子を自宅に預けており、恵子のために誕生日ケーキを購入した。
恵子は田口を悪人と思っており、田口のことを何も話そうとしなかった。
恵子は井川に、宝物として徹が購入した縫いぐるみ、ゲームの景品、田口が購入してくれたものを見せた。
恵子は井川に、自分が3歳のときに描いた泰代、泰代が描いた自分の絵を手渡した。
令子と澤村は、泰代が知子と名乗って働いていたクラブを探し当てたが、泰代は既に辞めていた。
泰代はクラブの常連客で、夫人と死別した大西俊隆という男に気に入られ、3ヶ月前に結婚していた。
令子は泰代に写真を見せたが、泰代は昔のことを何も分からず、自分でないと伝えた。
泰代は令子の話に全く耳を傾けようとしなかった。
令子は田口が上京してクラブに駆けつけた翌日、泰代がクラブを辞めたことから、泰代の記憶喪失が芝居ではないかと指摘した。
令子は恵子が孤児になるのを防ぐため、真相を打ち明けて恵子の母親になるように懇願した。
井川は大西を送迎した後の泰代に、何が怖かったのかを教えるように質問した。
泰代は井川から、恵子の宝物である恵子と泰代の絵を見せられ、恵子を引き取る決心を固めていた。
井川は東京拘置所を訪れ、田口に、泰代の記憶喪失が芝居であること、泰代が再婚していることを告げた。
大西は泰代から真相を打ち明けられても、恵子を自分の子供と思い、何も気にしていなかった。
田口の復讐の要因は恵子を孤児にしたくなかったからだった。
田口は恵子を放り出して逃げ出した泰代を信用できなかったが、泰代が逃げ出した理由は、5年前の事故でも河西のせいでもなく、田口だった。
田口は事故の直後、ヤクザの河西の殺害を決心していた。
井川は人を殺そうとしている人間が恐ろしいこと、河西にも殺される権利が無いと伝えた。
田口は全面自供し、井川に思い残すことがないと告げ、恵子について感謝した。
■メモ■
*暴力嫌いなので、轢き逃げ犯の運転手への対応を暴力的と考えるマイコン、主観が入っていると抗議するブルース。
*ブルースはもしも妻(泉)と息子を殺害されたら、必ず犯人に復讐すると意見したが、実際に妻が殺害されかけた「戦場のブルース」と「神戸・愛の暴走」では、復讐の意思を押さえ込んでいる。
*井上氏の珍しい善役。
*レストランで捜査会議をするマミー、ブルース、マイコン。
*交通事故の発生件数の多さを嘆き、世間の交通事故への認識の甘さを訴えるマイコン。かつては交通課所属だったマミーが言っていた。
*ブルースに興奮しないように注意するも、恵子のために自分が感情的になるマミー。
*田口は偶然目撃した河西への復讐を決心し、下準備の末に1年かけて実行したが、泰代が恐れていたのは河西ではなく、田口だったという皮肉。
*飲酒運転の罰則がまだ緩かった時代だからこそ起こってしまった悲劇。
*今回は小川氏主宰の「英塾」1期生の蔵元氏の「太陽」初執筆作。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
竹本淳二:渡辺徹
澤村誠:又野誠治
水木悠:石原良純
岩城令子:長谷直美
田口徹夫:大坂志郎
田口泰代(大西知子):寺田路恵、作助:生井健夫、七曲署交通課刑事:島田順司
七曲署交通課刑事:井上高志、上原弘樹(河西達也):吉中六、三松紀子:幸田直子、一越観光社長:西尾徳、小田健八、藤野ゆき
監察医:町田幸夫、田口恵子:吉沢梨恵、横尾三郎、石塚雅幸、西谷雅恵
ノンクレジット 上原の麻雀仲間:星野晃
西條昭:神田正輝
井川利三:地井武男
山村精一:露口茂
脚本:小川英、蔵元三四郎
監督:山本迪夫
#太陽にほえろ#トシさん主役編
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