12/28(木) ③ 過去の今日のドラマ作品だヨ(=^◇^=) | J.BO∅WYの気になる過去の今日の出来事だヨ(=^◇^=)

J.BO∅WYの気になる過去の今日の出来事だヨ(=^◇^=)

過去の今日、『太陽にほえろ!』のどのエピソードが放送されたかを後悔なく公開するブログでしたが、
2023(令和五)年2月2日(木)曜日に突然、きまぐれに気が変わってしまい変更しました土佐ヨ(=^◇^=) 
いうことでどうか④⑥③⑨お願いしますm(__)m(__)m

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 ┃ 『週刊ストーリーランド』 ┃日本テレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━┛ 19:58~20:54
 ┌─――――――――――――┐
 |2000(平成12)年12月28日(木)|放送休止 25回目
 └─――――――――――――┘備考・・・放送回数は約2年間で56回+1回の合計57回にとどまったが、これはプロ野球の開催時期にプロ野球中継のため放送休止になることが多かったためだヨ(=^◇^=)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B1%E5%88%8A%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89
 ┏━━━━━━━━━━┓
①┃ 『相棒』seasonⅣ ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
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 |2005(平成17)年12月28日(水)|おやすみですヨ(=^◇^=)
 └─――――――――――――┘
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②┃ 『相棒ten』season10  ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─――――――――――――┐
 |2011(平成23)年12月28日(水)|おやすみですヨ(=^◇^=)
 └─――――――――――――┘
①http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_04/
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A3%92#Season4
②http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_10/
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A3%92#Season10
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=6876 HEY!HEY!相棒(=^◇^=)
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=105566 2010
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 ┃ 『JIN-仁- レジェンド season1・再編集版  ┃ TBS系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛全話ディレクターズカット版
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 |2010(平成22)年12月27日(日) 仁の章 第一~第六話|演出・・・那須田淳 視聴率・・・11.0%
‡|2010(平成22)年12月28日(月) 人の章 第七~最終話|演出・・・那須田淳 視聴率・・・11.5%
 └─――――――――─―――――――――――――┘
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-42320
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=85467
 http://ja.wikipedia.org/wiki/JIN-%E4%BB%81-
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9B%9C%E5%8A%87%E5%A0%B4
 削除映像◆宮台真司 「年末年始に、怪奇大作戦!」 http://youtu.be/nM220KAE67U
 2012(平成24)年12月28日(金) デイ・キャッチャーズボイス
 ウルトラマンシリーズなどで知られる円谷プロが、1968年に製作した、空想科学TVドラマの名作『怪奇大作戦』。この魅力と見所を語りました!
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 ┃ 正月はSMAP競演 若手演出で『世にも奇妙な物語』フジテレビ  ┃
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 ┌─――――――――――――┐
 |2000(平成12)年12月28日(木)|『朝日新聞 夕刊』
 └─――――――――――――┘1990年代のフジテレビ看板番組『世にも奇妙な物語』が、1月1日、90年代のトップアイドルグループSMAPを迎えた「特別編」で21世紀をスタートさせる。SMAPの5人それぞれ1つのエピソードを競演。演出も「世にも…」シリーズのレギュラー陣や石井克人、佐藤嗣麻子といった新進気鋭の若手が競作する豪華版になっている。番組は、各20分程度の五本からなる恒例のオムニバス形式だ。“時の人”木村拓哉が主演するのは「BLACK ROOM」だ。CM出身で「鮫肌男と桃尻女」PARTY7」といった映画でも若者たちから注目を浴びる石井克人がテレビドラマを初演出する。脚本も本人。キムタク演じる米国留学中の学生が一時帰国して見ると、自宅の様子は一変している。テーブルと電灯しか見えない、暗やみに包まれた奇妙なダイニング。説明を求めても両親はあいまいな答えを繰り返すだけ。そして突然暗やみから事件が起きる。テレビの世界に黒い部屋を仕掛けた石井は、「演劇だと1つの舞台設定を特定するために暗やみがある。外の部分を意識させない、というか。でもそれに異議を唱えたかった」と語る。テレビの照明が強すぎ、四隅が明るすぎるということには、つねづね違和感を感じていたそうだ。ドラマを取った印象については「CMに近い。特に起承転結が必要な1分CMかな」。今後もメディアを限定せずに仕事をしたいという。香取慎吾は「エキストラ」に出演。売れないエキストラ男優に、カメラの入らない仕事が次々と舞い込む。ある日、台本を読み間違えてから数々の異常な出来事が起こり始める。演出は「警部補・古畑任三郎」などの星護。草彅剛主演の「十三番目の客」では、理髪店に立ち寄った青年実業家が厳格な秩序に支配され、抜け出したくても抜け出せない恐怖を描く。演出は「ナイトヘッド」などの落合正幸が担当する。稲垣五郎は「僕は旅をする」で姉の死を不審に思う弟役。死んだはずの姉から連絡があったり、目撃情報があったり。CG映像に定評がある佐藤嗣麻子が演出する。中居正広主演作は「オトナ受験」。中井演じる若者が、大人が免許制になったことを知らずに逮捕され、免許を得るまで拘束される。演出は「君の瞳をタイホする!」などの河毛俊作だ。放送は、1日夜9時からフジ系で。
 http://yonikimo.com/
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E3%81%AB%E3%82%82%E5%A5%87%E5%A6%99%E3%81%AA%E7%89%A9%E8%AA%9E
 

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 ┃『太陽にほえろ!』┃日本テレビ系列
 ┗━━━━━━━━━┛ 20:00~20:54
 1980(昭和55)年08月01日(金) 第417話「ボスの誕生日」
  監督・・・山本迪夫
  脚本・・・小川英 尾西兼一 小木曽豊一
 視聴率・・・22.6%
 ゲスト・・・堀内正美(メイン)、松原直子:友直子、伊藤正次、高田敏江、藤瀬雅子、中里綾子、永谷悟一、津田世一、飯田道郎、松尾文人、菅えりこ/カー・スタント:マエダ・オートクラブ
 http://www.asahi-net.or.jp/~bf6k-ngsk
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-18123

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 ┃『太陽にほえろ!』放映リスト┃
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 日本テレビ系列/金曜日 夜8:00~8:54
 七曲署捜査記録~ジーパン編 全59話+1話
‡24 076.1973.12.28 おふくろ 小原秀明、武藤英司
【出演者】石原裕次郎、松田優作、関根恵子、露口茂、竜雷太、小野寺昭、下川辰平、青木英美、菅井きん、武藤英司、小原秀明、北原一実、石井麗子、高尾礼子、山口雅生、与力恵子、向井淳一郎、二瓶鮫一、伊藤健、夏木順平【監督】児玉進【脚本】鎌田敏夫【音楽】大野克夫(音楽)、井上尭之バンド(演奏)【原作】魔久平
【あらすじ&ジーパン心の叫び】眠りこけるジーパンは出勤前のたきによって起こされる。「嫁さんをもらえ」と愛情のある言葉で仕事に出掛けるジーパンのおふくろ・柴田たき。心配する息子を余所に彼女は少し熱があったにも関わらず、「患者のためだ」と言って出勤を強行する。息子ジーパンが署に行くと覚醒剤の捜査と派出所の巡査が殴られて、拳銃を奪われた事件が同時に発生した。ジーパンはシンコと一緒に派出所の方に回された。それは午前3時頃、若い女性が起こしたとの事だった。弾丸5発が充填された拳銃を何かの目的で盗まれた。モンタージュ写真は直ぐに作成された。これが発射される前に犯人を逮捕するのが七曲署の任務だった。その頃、たきは勤務先の城北病院でゴミ出しをしていた。そして、何故か青い紙袋に拳銃を隠し持った男に撃たれてしまう。この事実にボスの前で取り乱すジーパン。撃たれる直前にたきの件で電話があったらしい。その一方で拳銃を奪った女性-町田和子(北原一実)は兄の勇一(小原秀明)とアパートで物騒な話をしていた。勇一は妹の前で「お母ちゃんを殺した奴らを皆殺しにする」と既に決心していた。妹は「自分もやる」というが兄に制止される。病院のたきは命には何とか別条はないようだった。ジーパンは何とか敵を討とうと感情的になっていたが母は若い男の詳細については余り覚えていないようだった。その間に勇一は次の犯行に及んでしまう。「シガタタキ」という女性を彼女のアパートで射殺したのだ。そう、「シバタタキ」と「シガタタキ」一字違いでジーパンのおふくろは誤って撃たれてしまったのである。その合間に署に桜町派出所で若い女を泥棒と言って突き出して来た喫茶店経営者がいるという情報が入った。数ヶ月前に10万円を盗んだと言って突き出された女性こそ松原和子、本名が町田和子だった。和子は取り調べに対して一言も喋らなかった。それを感情的に問い質すジーパンをボスは「冷静な心を持たない刑事は邪魔なだけ」と叱咤した。けれど、ジーパンも刑事としての冷静な目を失った訳ではなかった。和子のバックが金具だけ取り替えられているのに気付いていたのだ。懸命にバックの修理屋を探すジーパン。署では町田兄弟の過去が段々明らかになっていた。二人の父親は10年ほど前に漁船の遭難事故で死んでいた。それから母カヨと兄弟2人は方々を転々とせざろう得なかった。そんな無理がたたって母が病気になり、半年前に亡くなってしまったとの事だった。そんな最中に勇一はまた犯行を繰り返す。今度のターゲットは滝川ユキチという医者であった。調べてみると「シガタタキ」と「滝川ユキチ」には「山下病院」で働いていた共通点があった。その院長である山下(武藤英司)を訪ねると町田カヨを執刀したのは自分であり、それを補佐したのが滝川とシガタであることを渋々証言した。だが、「手術には一切落ち度がない」と言い切った。他方、和子の取り調べは核心を突いていた。お母ちゃんはお腹が痛い、痛いと言って死んだ。そして、火葬した後に出てきたのは何と手術に使われた鉗子だったのだと・・・。だが、この事実を誰に言っても実証する決め手がないという理由で断られ、しかも再手術の費用がないので母は泣き寝入りしたのだ。その復讐のために手術に関わった人間を次々と殺したのである。そして、最後の標的は山下院長であった。彼を誘き出すために勇一はドラ息子・ノブオに目を付けた。この危機にジーパンは感情より刑事であることを優先させ、東雲海岸でノブオの救出作戦を志願するのだが...。
 ジーパン心の叫び 「白衣の天使・・・気持ち悪い」「俺が嫁さん貰えば、寂しいくせに」「かあさ~~ん・・・死ぬなぁ~」「人を殺して、おふくろさんが喜ぶとでも思っているのか」「何様だと思ってんだ、バカヤロー」「貴方が自分の息子さんと同じくらいに患者の命を大切にしていたらこんな事にはならなかったはずです」「俺にはあいつの気持ちがよく分かるんですよ。確かにおふくろが撃たれた時、撃った奴が殺したいほど憎かった。しかし、あいつだって同じだったんですよ。同じように憎かったんです。たった一人のおふくろを殺した奴が・・・」
 http://yusaku.from.tv/t76.html
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‡1973.12.28 第076話「おふくろ」脚本・鎌田敏夫 監督・児玉進
 佐藤利明(娯楽映画研究家・オトナの歌謡曲プロデューサー)の娯楽映画研究所
 https://note.com/toshiakis/n/n80804654cdfa
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第387話「雨の中の女」より
E20系カローラ4ドアセダン、E70系スプリンタートレノ3ドアHB、初代コロナマークⅡ4ドアセダンの破壊シーン。復讐に燃える女の乗る車(カローラ)が、岩城刑事(木之元亮)が護衛していた男の車(デボネア)を襲う。岩城刑事の覆面車(スプリンタートレノ)も交えての三つ巴のカーチェイスとなる。途中、一般車(コロナマークⅡ)がカローラに衝突するも、復讐のために必死で追跡する女。デボネアが砂山に乗り上げ、男は走って逃亡する。カローラとトレノが大ジャンプ。トレノは追跡不能となり、散弾銃で射殺しようとする女に向かって、岩城刑事が発砲、カローラは、ロールオーバーで横転する。当時最新型のトレノが、見るも無残な破壊に遭っています。タイヤもバーストしてしまったのか、スペアのスチールホイールがついています。恐らくは、小ジャンプのつもりが、角度がつきすぎて、大破してしまったものかと。カローラのほうも、白色から再塗装されたレザートップの車が、見事に二回転します。
http://stunt.car.coocan.jp/taiyounihoero-2/taiyounihoero(387).html
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#417 ボスの誕生日
2018年07月22日 太陽にほえろ!
46年前の7月21日、「太陽にほえろ!」の放送が始まりました。その記念日に観たのが1980年8月放送の「ボスの誕生日」。ナーコもふくめ、一係総出動のエピソードです。ボス(石原裕次郎)の誕生日に一係みんなでプレゼントを贈ろうと、ナーコ(友直子)がお金を集めています。全員割り勘ではなくて、先輩たちが多く出すスタイルです。「すこっち(少し)だけど」とダジャレを添えて差し出すスコッチ(沖雅也)。和やかな空気は、このあと起こる事件をまったく予測させません。プレゼントを買いに行ったナーコが夜中になっても帰宅しないと、両親からの電話で知る一係。ふだんスーツをビシッと着こなしているボスが、ネクタイを上着のポケットにねじ込んで署に戻ってくる姿が緊張感を一気に高めます。帰宅後呼び出され、駆けつける面々。スニーカー(山下真司)の部屋で、手帳や財布、手錠などが棚の上にきれいに並べてあったのが意外でした。やがて男の声で、ナーコを返してほしければ3000万円用意しろという脅迫電話が一係に。一係の全員に恨みのあるような口ぶりながら、誰も心当たりがない。それぞれに過去の事件を回想する場面で、モノクロで懐かしい初期のころの写真が挿入される演出がすばらしい。朝になり、身代金の運び役に指名されたドック(神田正輝)とロッキー(木之元亮)は、炎天下3時間以上歩かされてヘトヘトです。しかし、ずっとロッキーに鞄を持たせているドックの方がぼやきが多いのはどういうことでしょう。珍しく現場に出たボスを含めた聞き込みの成果で、沢木(堀内正美)という若い男が浮かび、彼が一方的に好意を寄せていた女性に贈るつもりで作ったプレゼントを、犯人追跡中のスニーカーがぶつかって壊してしまったのが今回の事件の原因だとわかる。まだなんにもなかったお台場海浜公園にスニーカーを呼び出した沢木。しかし、代わりに姿を現したのはボスでした。物陰から見守る仲間たち。ドック、やけにカッコいいんじゃないかい?沢木に挑発され飛び出したスニーカー。ボスは、そんなに五代が憎いなら殺せと、ゴリさん(竜雷太)に拳銃を渡すよう指示する。一同に緊張感が走りますが、ひときわ緊張しひそかに銃を構えようとするのがドック。黙って沢木の前に歩み寄り、弁解も謝罪も一切せずじっと銃口に身をさらすスニーカー。しかし、けっきょく沢木は引金を引けませんでした。張りつめた空気をほぐすように、スコッチがスニーカーのお腹を叩く。一係には、先輩が後輩の胸やお腹を叩いて愛情を示す伝統があるんでしょうか。わりと代々見かける光景です。「いくらボスの指示だからって拳銃を渡すなんて信じらんない。また他に移りたくなった」と非難するドックに、「止めやしないよ」と笑って空のシリンダーを見せるゴリさん。そう、入って間もないドック以外は、みんなゴリさんが拳銃に弾を込めていないことを知っていたのです。それでもあの緊迫した空気。ゴリさんが今日に限って弾を込めてた…なんてことがないとは言い切れませんからね。沢木にずたずたに切り裂かれながらも、ナーコが大切に抱えつづけたボスへのプレゼント。形は失われてもみんなからの気持ちをボスはしっかり受け止めてくれたし、そのボスからの感謝の言葉が、みんなにとっての贈りものになりました。
https://blog.goo.ne.jp/k7s1/e/143a122d0a4b718f58673556caf0c555
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第417話「ボスの誕生日」より
初代カリーナ4ドアセダンの破壊シーン。直子(友 直子)を誘拐した犯人のダンプを追跡する長さん(下川 辰平)の覆面車(カリーナ)。車一台がやっと通れる土手の道で、ダンプが急にバックしてくる。後ろから迫るもう一台の覆面車との間に挟まれ、やむなく、土手を転がり落ちて回避する。実に、三回転弱。ロールバー無しに、凄いですね。初代カリーナの破壊って、意外と少ないんですね。覚えている限り、「太陽にほえろ!」では、あと一回だけだったと思います。
http://stunt.car.coocan.jp/taiyounihoero-2/taiyounihoero(417).html
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 第076話 おふくろ
 脚本/鎌田 敏夫 監督/児玉進
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 母・たきは寝ているジーパンを起こしに来る。自分はこれから仕事に出かけるということ。たきは城北病院の看護師の仕事をしていたが、最近のたきは風邪で熱が有り、ジーパンはまだ母親の額を触れると熱がある事を知って休むべきことを語るが、白衣の天使が人助けに行かねばならない事を語る。ジーパンは俺も仕事をしているのだから母には家にいた方が良いとし、朝食は俺一人で食べなければならないのかと問うと、ご飯を一人で食べるのが嫌ならば嫁でも探せと告げる。ジーパンが出勤すると、久美やシンコ、ボスがジーパンの母の容体を気にして声を掛けてくる。ジーパンは大丈夫だというが、シンコには細々と説明したことを知ってその対応の違いに久美はむくれてしまう。そんな中ボスに電話が鳴ると、派出所の警察官が深夜の警邏中に殴られ銃を奪われる事件が発生したという。すぐにボスとジーパンは警察官から話を聞きに行く。話によると夜中の3時頃、若い娘からアパートに不審者がいるということで一緒に来たら突然何者かに頭を殴られたというもの。女性の顔に関しては既にモンタージュが作成されているという。女性は共犯者なのか?恐らく共犯だとする捜査官たちは、計画的な犯行ならば犯人は目的をもって銃を奪ったのだという。銃弾に込められた弾は5発。使われる前になんとかして見つけださないといけないと語る。捜査官たちはみんなで聞き込みをして女性の目撃情報を尋ねていく。城北病院ではタキが看護師として働いていたが、ゴミ箱にゴミを捨てに行くと、なんと突然男性が目の前に現れ、彼女は撃たれてしまう。ジーパンはその知らせを受けすぐに城北病院へとやってくる。一体誰が母を撃ったのか・・・ジーパンは感情的になり今にも爆発しそうだった。ボスは母親には安静が必要だとして、今はソットしておくべき事を語る。病院のスタッフに聞くと、撃たれる前で病院にはタキはいるかという電話が有ったのだという長さん。銃弾は盗まれた銃から発せられたものだと判明する。ジーパンは発砲された現場を見ると母の血痕を流れているのを知って怒りに任せて辺りの木枠を壊しまくる。その頃、アパートにいた町田勇一と和子は、事件について話合っていた。兄の勇一は最後までやるが、これ以上は妹の和子を巻き込み事は出来ないと告げ、兄ちゃんとは別れようと語る。人殺しは一人で良いと告げ、お前に出来ることはもうないと語る。和子に対して俺や母の分まで生きろと告げると、兄は外に飛び出してしまう。妹は急いで追いかけるが、兄は妹が大声で兄を捜すのを耳にしながらも身を隠して妹が通り去るのを待っていた。
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 派出所の警察官が突然銃を奪われ、ジーパンの母・タキが銃弾に倒れる。タキは城北病院で勤める看護師だったが、人に恨まれるような事は決してしない性格だったということで、彼女を狙って撃ったものとは考えられなかった。ジーパンはそれを受けて冷静にはなれず何とか犯人を捕まえようと躍起になる。昔のドラマって兄と妹と関係が相当絆のある人物として描かれることが多いね。今回の家族の場合、両親が居ない事もあるのでどうしても互いに助け合わなければならない関係にあるとは思うけど、昔は共働きの家庭ともなると、兄が妹の面倒を見ていたということなのか。若い女性を泥棒だと知って付きだした男がいるという知らせを受けてジーパンとシンコが捜査に向かう。更にその界隈で兄を捜して叫ぶ女性の姿が目撃されていること。そして銃を奪われた派出所の職員がモンタージュを作成していたことから、その顔が泥棒だとして差し出された女性とソックリだということで、取り調べを行っていく。ジーパンが必要以上に感情を入れて捜査することに対して、ボスからは、「お前の母の敵を討つ為の捜査じゃないこと。」「命の重さは同じであり、冷静な心を持てないと捜査には邪魔だ」と一喝されていた。所持していたバッグの皮がくたびれているのに金具が新しくされていた事から、それを修理した店を見つけ出して家を捜索。容疑者が町田だと判明し、住所も分かると、町田家の父は10年前の船舶の遭難事故で亡くなり、母は一年前に手術して半年前に亡くなっている事を知る。次々と病院関係者が撃たれている現実を見て、山下病院で母親の手術を執刀する関係者が狙われていることが判明する。「アリスの棘」の父親復讐劇みたいな格好のドラマだったけど、この時代から執刀中に鉗子を体内に入れたまま手術を終えてしまうということが有るんだね。内臓とかの臓器って入り交じっているので、一度腹部に入ると見逃してしまうものなんでしょうかね。火葬した後に見つかったこと。元々母親が腹痛があるということを話していれば防げていた事故だったということも有ってちょっと微妙な感じだけど、生きるも死ぬも金次第って感じで切ない。男性は二人も殺しているので、情状酌量などは通じるのかな。妹だけを残して兄だけが逮捕されるというのもちっょと可愛そうな事件だった。ジーパンは自分の母を撃った犯人なのに、事情を知った後には同情する姿が有った。ジーパンが同じ立場だったとしたら、同じような行動に出ていたのかな。シンコが病室のタキの元に花を生けに行った際にタキからは息子の彼女かと言われ、否定しつつもちょっぴり照れている姿が印象的だったな。
 藤堂俊介 …… 石原裕次郎 (七曲署のボス、係長)
 山村精一 …… 露口茂 (山さん)
 石塚誠 …… 竜雷太 (ゴリさん)
 島公之 …… 小野寺昭 (殿下)
 野崎太郎 …… 下川辰平 (長さん)
 早見淳 …… 萩原健一 (マカロニ)
 内田伸子 …… 関根恵子 (シンコ)
 柴田純 …… 松田優作 (ジーパン)
 永井久美 …… 青木英美 (七曲署の庶務係)
 柴田たき …… 菅井きん (ジーパンの母、夫は殉職)
 町田勇一 …… 小原秀明 (兄)
 町田和子 …… 北原一実 (妹)
 山下 …… 武藤英司 (病院長)
 小原英明、武藤英司、北原一実、石井麗子、高尾礼子、山口雅生
 与力礼子、向井洋一郎、二瓶餃一、伊藤健、夏木順平
 https://itawind.web.fc2.com/1970/taiyou/taiyounihoero076.htm
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太陽にほえろ! 第76話「おふくろ」
2016-06-15 16:39:12 テーマ:ジーパン編
第076話「おふくろ」
■ストーリー■
早朝、柴田はたき(菅井きんさん)に叩き起こされた。
たきは熱があったが、看護婦であるため、病院に出勤していた。
一係室に派出所の警官が5発装填されていた拳銃を奪われたという通報が入り、藤堂と柴田が出発した。
警察官は、午前3時頃に和子という若い娘から、アパートの近隣に不審な男がいるから来るように依頼されたが、来た途端に殴られていた。
和子(北原一実さん)のモンタージュ写真が出来上がった。
拳銃の強奪が計画的なため、犯人が何か目的を持っている可能性があった。
たきは城北病院で勤務中、ゴミ出しの途中に若い男に撃たれた。
柴田は城北病院に急行した。
柴田は動揺を隠せずに絶叫したが、藤堂に、たきに必要なのが安静であると制止された。
たきが撃たれる直前、若い男の声でたきの所在を確認する電話が入っていた。
摘出された銃弾は警官から強奪されたものだった。
柴田はたきの血を見て、血がついた板を破壊するほど荒んでいた。
和子の兄である町田勇一(小原秀明さん)は皆殺しにすることを宣言し、人殺しは自分だけでいいとして、和子と別れようとしていた。
和子は町田と運命を共にするつもりであったが、町田に制止を振り切られ、逃げた。
たきは犯人に心当たりが無く、病院側もたきが人に恨まれる者でないと考えていた。
たきは犯人の年が20歳前後であることぐらいしか記憶していなかった。
柴田はたきの仇を取るために焦っていた。
町田は志方たきという女性を、桜町のアパートに入る寸前に自宅に押し入り、射殺した。
藤堂は柴田に、和子を泥棒だと言って突き出した男がいるとして、伸子とともに桜町の派出所に行くよう命令した。
アパートの隣人が午後11時頃、銃声らしい音を聞いていた。
藤堂は被害者の名前がたきに似ていることに感づき、たきが人違いで撃たれたと推測した。
志方は病院を転々として、たきが勤務している城北病院にも在籍していたが、半年で辞職していた。
桜町の派出所には和子と、和子が1年前(1972年頃)に勤務していた喫茶店の店主(向井淳一郎さん)がいた。
店主は和子が辞めた日にレジから10万円が無くなったため、和子に容疑をかけていた。
和子は喫茶店勤務の際、「松原和子」という偽名を使っていた。
柴田は和子がモンタージュ写真の女と一致することに気付き、強引に連行した。
柴田は和子を取調室で糾弾したが、藤堂が強引に廊下に連れ戻した。
藤堂は柴田に、冷静な心を持たない刑事が捜査の邪魔になると叱咤した。
和子は取調室で何も話さなかった。
柴田は和子の鞄を持ち、所轄内の鞄の修理屋を調査することにした。
鞄は革が相当くたびれていたが、金具だけ新しかった。
柴田は鞄の修理屋から、和子の住所を探し当てた。
和子のアパートには、母親の位牌があった。
和子の本名が町田和子であることが判明した。
近所では、和子が町田を追って泣き叫びながら走っているのを目撃していた。
町田兄妹は10年ほど前(1963年頃)、父親を漁船の遭難事故で亡くし、親子三人で転々として働いていた。
しかし、無理がたたって母親の町田嘉代(58歳)は病気になり、1年前に手術をしていた。
和子は同時期、喫茶店から10万円を持ち逃げしていた。
嘉代が死亡していたのは半年前だった。
町田は会社の付属施設で滝川諭吉という医師を発見し、「お前たちが母さんを殺したんだ」と言い捨て、射殺した。
嘉代が手術した病院が山下病院であること、志方が山下病院に勤務していたことが判明した。
藤堂と山村と柴田は、殺害された医師も山下病院に勤務していたため、山下病院に向かった。
藤堂たちは山下病院の山下院長(武藤英司さん)と面会した。
山下は嘉代のカルテを持ってきた。
山村は手術の失敗が原因で嘉代が死亡したのではないかと指摘したが、手術に失敗した患者を退院させないと反論した。
嘉代の手術を担当したのは、山下と志方と滝川だった。
藤堂は拳銃の弾が2発残っているとして、山下が狙われる危険性があること、署内の人間を張り込ませることを告げた。
藤堂たちは和子を取り調べていた。
和子は柴田に位牌を見せられ、真相を話した。
嘉代は手術の半年後、腹が痛いと暴れて死亡していた。
和子は町田とともに葬式場に行き、嘉代を見送った。
和子は嘉代の遺骨を拾った際、手術用の鉗子が残っていることを発見していた。
嘉代は兄妹が手術費を払うために奔走していたことを知っていたため、心配させないように我慢していた。
しかし、灰になった後では実証する決め手が無かった。
兄妹は諦めようとしていたが、嘉代は学校に行かなければ駄目だと言って一生懸命働いていた。
町田は手術の関係者を殺害することを提案していた。
柴田は山下に嘉代の中の鉗子を見せ、嘉代が死亡した経緯を話した。
山村は病院の鉗子の数が一定であることに気づかなかったのかと指摘したが、山下に抗議された。
伸子はたきに花を贈っていた。
柴田は山下の息子である山下信男が外出していくのを見て、制止した。
信男は犯人がなかなか捕まえられない警察に業を煮やし、部屋で犯人に対する嫌味を言っていた。
信男はベランダを伝って部屋から脱出し、車に乗って外出していた。
藤堂達は山下の自宅に駆けつけ、山下を警護していた。
町田は信男を捕縛しており、山下に対し、10時に東雲海岸の埋立地に一人で来るように要求し、命と引き換えに信男を返すと脅迫するという内容の電話を入れた。
町田の指示の中には、埋立地の近くの小屋がで降車するようにというものもあった。
埋立地は広大で身の隠しようがないため、車に隠れるという手段しかなく、山下が車から降りた直後に撃たれたら、防ぎようがなかった。
柴田は車のトランクの中に自分の身を隠すことを提案し、山下に小屋に接近するふりをして逃走するように指示した。
町田は車が小屋の前に到着し、山下が降りた後、直進するように命令した。
町田は山下が逃走したため、小屋から出た。
柴田は町田を射殺した。
藤堂は肩や腕を狙う余裕が無かったと言って柴田を励ましたが、柴田は町田が自分と同じように母親を殺した犯人を憎んでいたと思っていた。
伸子は取調室にて、和子に町田が死亡した事実を告げた。
検事局との相談の結果、山下を業務上過失致死で告訴することは困難だったが、病院の経営が傾くことは想像できた。
柴田はたきが好きだと言った。
■メモ■
*1973年放映最終作。
*「看護婦=白衣の天使」としてたきの顔を見て「気持ち悪い」と言うジーパンが笑える。
*ジーパンに「早く嫁を貰って一緒に食べるんだね」と言うたきだが、ジーパンは結婚寸前に殉職してしまう…
*ジーパンが激情して板を割るシーンは、後に「戦士よさらば・ボギー最後の日」でボギーが殉職した際に、ブルースが板を空手チョップで破壊するシーンにそっくり。
*なんとなく話の構図が「雨の中の女」に似ている。
*たきによると、ジーパンは「いつも怒っているようなごつい顔」をしているためにガールフレンドが出来なかったらしい。
*町田和子はこの後、「最後の標的」に登場するが、兄の町田が死んだショックで完全に不良になってしまったようであった。
*ちなみに、町田兄妹の小原秀明氏と北原一実氏は、同じ1973年の「流星人間ゾーン」のレギュラーで共演している。
*予告編はなぜか一部が紙芝居っぽくなっている。また、本編にはない赤ん坊の泣き声が使われている。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
柴田純:松田優作
内田伸子:関根恵子(現:高橋惠子)
島公之:小野寺昭
野崎太郎:下川辰平
永井久美:青木英美、柴田たき:菅井きん
山下院長:武藤英司
町田勇一:小原秀明、町田和子:北原一実(戸島一実)
石井麗子、高尾礼子、山口雅生、与力恵子
喫茶店店主:向井淳一郎、二瓶鮫一、伊藤健、夏木順平
石塚誠:竜雷太
山村精一:露口茂
脚本:鎌田敏夫
監督:児玉進
#太陽にほえろ#ジーパン主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12170961575.html
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2021-09-13 00:45:57 テーマ:ロッキー&スニーカー編 
第387話「雨の中の女」通算第597回目
放映日:1979/12/28
■ストーリー■
雨の夜、西田久道(48歳)(大木史朗さん)という男が帰宅途中、矢追公園を通った際、矢追公園の遊具の中に隠れていた何者かからショットガンで銃撃され、即死する事件が発生した。
午後9時55分、七曲署捜査一係が現場に急行した。
岩城は野崎と一緒に覆面車で現場に急行する途中、小竹久子(小林千登勢さん)という女性が、矢追児童公園前のバス停の前で待機しているのを目撃した。
久子は黒の細長い鞄を所持していた。
岩城は久子が現場を目撃している可能性を考えたが、久子の落ち着いた態度から、現場を目撃していないと結論付けた。
西田は土地開発会社「新都観光」企画部長で、矢追公園付近に自宅があった。
岩城は遊具の中で、ショットガンの薬莢を発見した。
西田夫人と西田の息子が霊安室で西田の遺体と対面し、号泣した。
野崎と岩城は、新都観光企画課長の竹岡(新井和夫さん)と企画係長の山内(矢吹渡さん)から話を聞いた。
竹岡と山内は西田について、仕事熱心で実に真面目な人柄で、恨まれる人柄ではなかったと評した。
犯人は緊急手配に引っ掛からず、目撃者も出なかった。
石塚は犯人について、至近距離からショットガンを発砲していたため、かなり凶悪であるという感想を抱いていた。
犯行に使用されたショットガンは、長さ約1mの正規品より銃身が短い改造品だった。
科学警察研究所は、銃の発射点と弾着点の散弾の広がり方から、ショットガンの長さが55~56cmであると推定していた。
55~56cmのショットガンであれば、大きめの書類鞄にも入った。
岩城は現場付近のバス停でバスを待っていた久子が、黒の細長い鞄を所持していたことを思い出していた。
岩城は久子が霧雨の中、ぽつんと悲しそうな顔で立っていたことを記憶していた。
藤堂は捜査員に、ショットガンの所有者リストのチェックと凶器の発見、聞き込みを命令した。
野崎と岩城は新都観光を訪れ、秋吉常務(幸田宗丸さん)と竹岡と山内から話を聞いていた。
秋吉は西田を、非常に高い手腕を持っている人物だったと評した。
秋吉は野崎から、土地売買やライバル会社とのトラブルで恨まれたりしていないかを質問され、新都観光に限ってそういう争いごとが全くなく、他人に役に立ち、喜ばれる商いが当社設立以来のモットーであると主張した。
岩城は秋吉達に、西田を恨んでいる30年配の女性について尋ねた。
秋吉達は動揺した素振りを見せた。
竹岡は女性が犯人であるとは考えられないと述べた。
岩城はバス会社を、野崎は藤堂に報告後、西田宅に回ることにした。
バス運転手は岩城に、矢追児童公園前からバスに乗った、焦げ茶色のコートを着ていた女性について質問され、多摩川の多摩川団地前でバスを降りたと答えた。
多摩川団地付近に住む主婦は岩城に、コートの女性が久子であることを伝え、小竹宅を紹介した。
小竹宅の庭には子供用のブランコ、如雨露やバケツやボールが置かれており、ブランコの椅子部分には熊の縫いぐるみが置かれていた。
主婦によると、久子は3ヶ月前、自動車を運転中、ハンドルを切り損ね、交通事故を起こしていた。
その交通事故で、自動車に同乗していた久子の夫の小竹裕二と、久子の娘の小竹由美(3歳)が死亡しており、久子だけが生存していた。
主婦は久子の境遇に激しく同情していた。
久子は川崎のセメント会社で事務員をしていたが、1ヶ月前に退職していた。
交通事故の事故現場は静岡県の沢井付近の東名高速道路だった。
事故の原因は単純なハンドルミスであり、自動車がガードレールに衝突し、助手席に乗っていた由美と、後部席に乗っていた小竹がフロントガラスに突撃し、即死していた。
久子は奇跡的に生存していた。
久子と新都観光の間には何の関係もなかった。
小竹の勤務先は川崎の鉄工所で、付近の託児所に由美を預け、親子3人で朝も一緒、夕方も帰宅の時間も同じだった。
小竹夫婦の夫婦仲は両方の会社で有名なほど、仲が良かった。
岩城は川崎からの帰り、もう一度小竹宅を訪れたが、久子に会うことができなかった。
山内は自宅の、世田谷区若林4丁目の柏木マンションから出勤しようとした直後、久子にショットガンの銃口を向けられた。
山内は久子の発砲を回避した。
久子は銃声で中華料理屋の出前持ちが自転車から転倒してしまったことから、逃走した。
一係室に山内の殺人未遂事件が通報され、石塚と岩城と五代が出動した。
山内は狙いが外れ、無事だった。
山内は岩城と再会し、激しく動揺した態度で、女にいきなり撃たれたこと、狙われる理由が分からないことを訴えた。
野崎と岩城は西田宅で、秋吉と竹岡に山内が銃撃されたが、無事だったこと、女性の同一犯だったこと、容疑者が久子であることを告げた。
秋吉と竹岡は久子について、知らないと話した。
野崎は新都観光に狙われる動機があると推測していた。
秋吉と竹岡は狙われる心当たりがないと強調した。
藤堂は久子を指名手配した。
野崎は秋吉と竹岡が久子に狙われる理由に気付いているが、その理由を自白しなさそうであると思っていた。
久子はまだ帰宅していなかった。
岩城は犯行の動機が交通事故にあると思い、静岡県警に赴くことにした。
岩城は静岡県警交通課署員(多田幸男さん)から、事故についての説明を受けた。
久子の自動車は約100kmのスピードでガードレールに衝突していた。
事故現場の道はカーブしており、危険な道だった。
久子は当時、交通課に、ゴルフボールがフロントガラス目掛けてまっすぐに飛んできて、それを回避しようとしてガードレールに衝突したと証言していた。
現場の山の上に、東名グリーンカントリーというゴルフ場があったが、ゴルフ場側から、コースを作った時から絶対にそんな事故が起きないように作ってあると抗議されていた。
現場の道にはゴルフボールが落ちていなかった。
岩城は東名グリーンカントリーを訪れ、職員から説明された。
ゴルフのどのコースからも、高速道路の距離は200m以上あり、ボールを打つ位置も万一のことを考えて設計されていることから、ボールが道路に落ちることは考えられなかった。
久子は東名グリーンカントリーの会員ではなかったが、現代スポーツ出版社の月刊『ゴルファー』編集部員の小滝久美子という偽名を使い、職員に9月23日にコースを回った人物を教えるように頼んでいた。
9月23日は交通事故の当日だった。
9月23日のゴルフのメンバーの中に、秋吉と西田と竹岡と山内がいた。
野崎は新都観光の表口を、五代は裏口を張り込んでいた。
山内は新都観光にいれば警察が警護してくれるとして、朝まで残業することを決意し、激しく狼狽していた。
竹岡は警察が犯人を射殺し、事件が闇に葬られることを期待し、山内に軽率な行動をとらないように命じた。
久子は新都観光の向かいの「クレタケ」という店から、新都観光を張り込んでいた。
岩城は藤堂に、久子が当日の何十組もいたメンバーの中から、秋吉達に的を絞ったため、久子が何かを突き止めたことを報告し、当日の他の組のメンバーを調査するように依頼した。
岩城は小竹夫婦の故郷の常磐に行くことを決めた。
野崎は五代に表口の警護を任せ、帰宅する秋吉と竹岡の乗用車を尾行することにした。
久子は新都観光社員に対する激しい憎悪を募らせていた。
翌朝、久子は五代の警護の隙をつき、裏口から新都観光に社員を装って侵入し、山内の勤務する企画部に入った。
山内は銃口を向けられ、命乞いをし、窓を叩いて五代に助けを求めたが、久子に発砲され、窓から転落し、死亡した。
久子はエレベーターに乗った。
五代は2階の階段でエレベーターのボタンを押し、拳銃を構えた。
久子は非常階段で地上に降り、赤い乗用車に乗って逃走した。
五代は久子を追跡したが、見失ってしまった。
岩城は常磐で聞き込みをしていた。
野崎は竹岡を、島は秋吉を警護していた。
石塚はゴルフのコースの他のメンバー(森幹太さん)と面会し、話を聞いていた。
久子は偽名で他のメンバーにも会い、9月23日のことを聞いていた。
メンバーは久子に、自分達の組に初心者がいたため、かなり時間がかかったことを話していた。
メンバーはアウトの4番ホールで、秋吉達の組が自分の組の後ろでボールを打ち、ナイスショットと発言していたことを記憶していた。
9月23日、秋吉達は順番待ちの退屈凌ぎで、コースとは逆の方向の林にボールを打って遊んでいた。
その方角には東名高速道路があった。
久子は秋吉と西田と竹岡と山内の4人のうちの誰かが、自分の乗用車にボールを打ったと確信し、真相を確かめようとしたが、とぼけられたため、4人を犯人と断定し、凶行に及んでいた。
秋吉は重役室の前で、ゴルフボールを打った件について知らないと頑強に否定した。
竹岡は新都観光を抜け出し、野崎に保護するように懇願したが、誰がボールを打ったかについては話さず、事情聴取に応じなかった。
久子の乗用車はレンタカーで、ナンバーも判明したが、未だに発見されていなかった。
岩城は常磐に行き、ショットガンが小竹の父親の所有物だったことを掴んだ。
小竹の父親は炭鉱の主任で、猟が好きだった。
久子の父親も同じ炭鉱で働いていたが、10年前(1969年頃)の炭鉱の事故で、小竹の父親と一緒に死亡していた。
岩城は久子について、小さな幸せを大切にして生きてきた普通の女性であるという感想を抱いた。
藤堂は岩城に、久子が凶悪な殺人犯であることを忘れないように念押しした。
竹岡はゴルフボールを打ったのが秋吉であることを自白したが、秋吉が打ったボールが東名高速道路で発見されておらず、証拠が何もなく、証拠があったところで過失致死にもならない、久子の運転ミスであると開き直った。
竹岡は山村に、自分が自白したからといって、秋吉が罰せられることを心配し、秋吉が会社一番の実力者で、人事権を握っていることを語った。
岩城は小竹宅の庭に座り、小竹親子の生前を想像し、久子に同情していた。
翌朝、久子が自宅に戻ってきた。
岩城は久子を発見し、拳銃を突き付け、復讐を止めるように叫んだ。
久子はショットガンを取り出し、岩城に銃口を向けた。
岩城は久子を撃つことができず、久子の発砲で足を負傷してしまった。
久子は赤いレンタカーに乗り、逃走した。
岩城は秋吉邸の前から頑として動こうとしなかった。
竹岡は昨日の深夜、秋吉が今日、香港に飛び立つことを自白した。
しかし、竹岡の秘書が事件のことを何も知らず、今朝に久子と思われる女性の電話の問い合わせに、秋吉の香港のことを話してしまっていた。
久子が秋吉を狙うチャンスは今日しかなかった。
岩城は秋吉が運転手付きの乗用車で自宅を出発するのを発見し、乗用車を停め、秋吉に、竹岡がゴルフ場のボールの件を認めたことを告げた。
岩城は秋吉に、ゴルフボールが小竹と由美を死なせてしまったことを認めるように懇願したが、証拠が無いことを理由に取り合ってもらえなかった。
岩城は秋吉の乗用車を尾行した。
久子はレンタカーで秋吉の乗用車を発見し、追尾した。
五代は久子のレンタカーを追跡しようとしたが、渋滞で追い付けなかった。
秋吉は錯乱し、空き地で乗用車を降りたが、久子に狙われた。
岩城の覆面車はタイヤが空き地の溝にはまり、動かなくなってしまった。
岩城は覆面車を降り、久子が運転しながら秋吉にショットガンの銃口を向けているのを発見し、久子を銃撃した。
久子のレンタカーは横転し、久子は死亡した。
五代が空き地に駆けつけ、久子の死を確認した。
秋吉は久子の死を見て、久子を物騒な女と嘲笑したため、激怒した岩城に殴られた。
岩城は久子の死に落胆した。
岩城は藤堂に、久子に秋吉を殺害させてやりたかったという心情を吐露した。
藤堂は岩城を、この世にどうにもならないことがあると励ました。
■メモ■
*1979年放映最終作。
*ロッキーが初めて犯人を射殺。折しもこの4年後、妻のマミーも年末に犯人を射殺することになる…
*サブタイトルの「雨の中の女」だが、雨は全然画面に映らず、何か違う感がある。
*小林氏の無表情で、冷酷かつ悲しみを秘めた演技が強烈。台詞は一言だけしかない。
*冒頭に射殺されてしまう大木氏。『太陽』ではこういう役が多い。
*幸田氏と矢吹氏は「ルポライター」でも上司と部下の関係。
*ストーリーは「俺の拳銃を返せ!」を思い出す。
*今回の森氏は善役。役名は不明。
*ラジオのアナウンサーは鹿島信哉氏?
*殿下の出番が非常に少ない。
*今回は石川氏の「太陽」唯一の執筆作。
*今回は「心の重荷」と同時撮影。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
岩城創:木之元亮
五代潤:山下真司
野崎太郎:下川辰平
松原直子:友直子
小竹久子:小林千登勢
秋吉常務:幸田宗丸、竹岡課長:新井和夫(現:新井量大)、山内係長:矢吹渡
静岡県警交通課署員:多田幸男、飯田和平、采野圭子、西田久道:大木史朗
東名グリーンカントリーのメンバー:森幹太、岸野一彦、宇都宮則之、関口和之
ノンクレジット ラジオのアナウンサーの声:鹿島信哉?
石塚誠:竜雷太
島公之:小野寺昭
山村精一:露口茂
脚本:小川英、石川孝人
監督:竹林進
#太陽にほえろ#ロッキー主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12697634790.html
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太陽にほえろ! 第630話「必死のマミー」
2018-01-07 15:41:21 テーマ:マイコン登場編
第630話「必死のマミー」通算第324回目
■ストーリー■
渋谷のクラブ「コスタデルソル」のホステスの鈴木順子(30歳前後)の遺体が、川から発見されるという事件が発生した。
鈴木は別の場所で殺害され、川に投棄されていた。
井川は令子に「コスタデルソル」の捜査を、澤村と水木に目撃者の捜索を命じた。
鈴木の死因は頸部圧迫による窒息死で、死亡推定時刻は発見の6時間から8時間前、24日の午後10時から午前0時と推測された。
鈴木は子供の貴司(5歳)(富田晋寛さん)を東都私立小学校に入学させる件で人と会うため、仕事を休んでいた。
鈴木は貴司が誕生してすぐに離婚し、女手一人で貴司を育てていたため、周辺の連中に意地を張っていたものと思われた。
東都私立小学校は教養の他、家柄などの制約があり、なかなか入学できない学校だった。
「コスタデルソル」の主人は、鈴木がかなり強力なコネクションを持っていたことを覚えていた。
寿司屋の店員(田山涼成さん)は水音で、酔漢が川に転落したと勘違いして川を見た際、猛スピードで走り去っていく車を目撃していた。
寿司屋の店員は車のナンバーを視認できなかったが、高級車であったこと、川の傍で検問があったことを記憶していた。
澤村と水木は検問を行った所轄署交通課の署員(山崎猛さん)と会ったが、署員は高級車を取り締まっていないと伝えた。
スピード違反で取り締まられたのは元総会屋の前島馨だったが、浅井代議士の名前を出されてしまい、違反切符を切ることが出来なかった。
浅井は官房長官を務めたこともある大物であり、前島は政治家との繋がりを持っていた。
令子は鈴木宅を訪れたが、貴司は浴室に隠れていた。
令子は貴司に自分の身分を示したが、貴司は令子から離れようと怯えていた。
貴司は令子の質問に全く答えなかった。
令子は冷蔵庫の食材で貴司に料理を振る舞ったが、それでも貴司は令子に接近しなかった。
令子は貴司を矢追幼稚園に預けた。
幼稚園の保母は鈴木の夫のことを知らなかった。
澤村と水木は前島経済研究所に赴き、所長の前島(川辺久造さん)が居留守を使っていると推測し、秘書の宮本(浜田晃さん)を振り払って、前島と面会した。
澤村と水木は前島と宮本に鈴木の写真を見せた。
前島は一昨日の夜に鈴木と会ったこと、パークエディホテルの一室にて鈴木から貴司の進学について相談を受けたことを認めた。
前島は東都小学校の理事長と盟友関係にあり、「コスタデルソル」に出入りしていたため、鈴木とはホステスと客の関係だった。
パークエディホテルのフロント係(島村卓志さん)は前島がホテルを利用していること、鈴木が殺害された日も前島がホテルを予約していたが、先に来訪したのが鈴木だったことを証言した。
前島は鈴木が来訪した1時間後の午後11時頃に、ホテルに到着していた。
鈴木は貴司を連れ、ホテルを訪れていた。
令子は矢追幼稚園に直行し、貴司から聞き出そうとする澤村と水木と合流したが、貴司は全く口を開かなかった。
令子は貴司に前島の写真を見せたが、貴司はしばらく何も反応を示さなかった。
貴司は前島の写真を見て、怯えた態度をとり、園舎の机の下に隠れた。
宮本の部下の矢部(堀田真三さん)と松本(草薙良一さん)が矢追幼稚園を監視していた。
前島が鈴木を殺害し、貴司が鈴木の殺害を目撃している可能性が出た。
西條は医学的な観点から、貴司が鈴木の死という極度の衝撃で唖然となり、何も物事に反応しなくなり、口を聞けなくなったと分析していた。
山村は前島に関与している女性を調査し、鈴木が9月から3ヶ月間に4回韓国に旅行していること、他の女性も時期こそ違うが韓国に数ヶ月に集中して旅行していることを突き止めた。
前島が覚醒剤に関与している可能性が浮上した。
令子は何とかして貴司の心を開いてあげたかったが、打つ手が全く無かった。
西條はショック療法として、鈴木が殺害されたときと同じ状況の再現を提案したが、令子に却下された。
西條は最もオーソドックスな方法として、令子が慌てずに時間をかけて貴司の母代わりになり、心を開くことしかないと助言した。
貴司は甘えん坊で、いつも鈴木の傍から離れていなかった。
令子は貴司に、一緒に遊ばないかと呼びかけた。
貴司は最初、無反応だったが、徐々に令子に懐いた。
午前1時30分、令子は貴司を幼稚園の寝室に寝かせ、自分も眠ってしまっていた。
矢部と部下が建物内に侵入した。
令子は貴司がうなされて目覚めた後に目覚めた。
令子は寝室に侵入した矢部と松本に頭部を殴られ、貴司を誘拐されてしまった。
令子は矢追幼稚園を抜け出た直後、矢部と松本の車「品川57 や 92-30」に轢かれそうになったが、間一髪で回避し、電話で車を緊急手配した。
前島はホステスを韓国に旅行させ、ホステスは韓国で友人と称する男から、前島に持って行くように頼まれ、民芸品を受け取っていた。
民芸品の中身は覚醒剤であり、鈴木も覚醒剤の運び屋をさせられていた。
山村は5日前に韓国から日本に帰国したホステス(藤悦子さん)と接触したが、昨日、民芸品を前島に渡してしまった。
ホステスは帰国後に鈴木と会い、鈴木が貴司を東都小学校に入学させるため、前島と会うと話していたことを記憶していた。
ホステスは鈴木に提案が無理ではないかと伝えていたが、鈴木は安心していた。
七曲署管内の検問は完全だった。
井川は強引な理由をつけ、前島経済研究所の社長室に居座っていた。
矢部から社長室に、検問で動けないため、貴司をどうするか、前島の指示を聞きたいという内容の電話が入った。
宮本は自分で判断するようにと言って電話を切った。
矢部は煙草屋の電話機から電話していた。
西條と令子は手分けして捜索することにした。
矢部は前島の様子の不審さに気付き、一言も口を聞かない貴司の殺害を決定した。
前島はホステスを利用して覚醒剤を密輸していたが、鈴木に勘付かれ、貴司を東都小学校に入学させるように強請られたため、鈴木を殺害していた。
しかし、前島の鈴木殺害の確証がなく、貴司が唯一の目撃者だった。
井川は前島の動向を封じるため、前島に張り付いていた。
前島は宮本と一緒に帰宅していた。
令子は煙草屋の女主人から、矢部のことを聞き出し、若葉町の倉庫で矢部の車を発見した。
部下は貴司を射殺しようとしたが、矢部に制止され、貴司を絞殺しようとしていた。
令子は倉庫に突入し、矢部と部下に拳銃を向け、身動きが取れなくなった隙に貴司を奪還した。
令子と貴司は中古車販売場にて、矢部と部下から逃げ回りながら、逃走に使用できそうな車を探した。
令子は鍵が付けっ放しだった白い車を運転し、逃走しようとしたが、矢部と松本から追跡された。
令子は降車し、七曲署に連絡しようとしたが、矢部と松本の接近で連絡できなかった。
井川は若葉町の倉庫で発生した銃声の通報を聞き、水木と一緒に現場に急行した。
山村は前島に、貴司が前島の殺人を目撃していると突きつけたが、前島から警告された。
竹本と澤村、井川と水木は若葉町の倉庫に到着し、貴司が拉致された場所であることを確認した。
令子と貴司は線路を通り、矢部から逃亡していたが、矢部が3人の部下(二家本辰巳さん、森岡隆見さん)を引き連れていた。
令子は廃工場内を逃げ回り、矢部達の発砲を回避し、木箱の陰に隠れ、拳銃を構えた。
令子は矢部達と銃撃戦を開始しが、左肩を撃たれて負傷してしまった。
令子は矢部の部下1名の拳銃を撃ち落としたが、拳銃の弾を撃ち尽くしてしまった。
山村は帰宅を強要する前島を無視し、前島に必ず逮捕すると宣告した。
山村は宮本を尾行した。
工事現場の作業員が、上島方向に向かう2台の車を目撃していた。
竹本と澤村、井川と水木は現場に急行した。
令子は廃工場の別の建物に隠れ、貴司に配電室での待機を指示し、スパナを構えた。
令子は背後から矢部の部下の1人に接近し、スパナで殴り、拳銃を回収しようとしたが、矢部の部下に回収を邪魔された。
令子は自分を捕らえた矢部の部下の1人を気絶させて拳銃を奪取し、松本の拳銃を撃ち落とした。
令子と矢部はお互いに撃ち合って負傷した。
矢部は令子の拳銃を叩き落とし、令子を絞殺しようとしていた。
貴司は絞殺されそうになっている令子を見て、前島が鈴木を絞殺した光景を目撃したことを思い出した。
貴司は遂に声が出せるようになった。
矢部は貴司に寄り添う令子を射殺しようとしたが、駆けつけた澤村に拳銃を撃ち落とされた。
宮本は遠方から令子と貴司を射殺しようとしたが、井川と竹本に殴られて逮捕された。
山村は前島に、秘書の宮本とお抱えの暴力団員の矢部達を逮捕したことを言い放った。
山村は前島の部屋の民芸品を叩き落とし、覚醒剤を発見した。
貴司は順子殺害犯が前島であると証言した。
令子は鈴木の別れた夫を探し出した。
今日、貴司は鈴木の夫に送迎されることになった。
■メモ■
*1984年放映最終作。
*マミーが少年と一緒に悪漢に立ち向かうのは「マミーと怒らせた少年」と同じ。脚本は同じ柏原氏で、そちらにも浜田氏が出演している。
*今回はいきなり、マミーが貴司を連れ、矢部達から線路を伝って逃走し、廃工場に逃げ、矢部との銃撃戦を開始するも、左腕を撃たれてしまうシーンからスタート。「太陽」では珍しい始まり方。
*「失語症の子供」は「小さな目撃者」を思い出す。
*まだ有名になる前の田山氏が端役で出演しているが、今とあまり変わっていない。
*ブルースとマイコンが前島経済研究所に赴き、宮本に前島がいないと言われるシーンで、「前島先生のご趣味を知っている? カチカチカチ」(ブルース)→「居留守!」(マイコン)→「ピンポン! 正解」(ブルース)と言い、前島のいる社長室に入るシーンが笑える。
*前島に礼儀のことを指摘され、社長室の壁を叩いてノック代わりにするブルース。
*マグナムを片手で発砲し、矢部の拳銃を撃ち落とすブルース。
*前島に「着替えなさい、留置場にガウンは似合わない」と冷たく言い放つ山さん。
*今回もラストに「太陽のテーマ’79」が流れた。
*ボスから再婚を提案されるマミー。ボスはその相手に山さんを紹介するが、山さんは高子のことを永遠に忘れることが無さそうなので、再婚は不可能。
*なお、マミーの再婚については「うそ」や「教室」で触れられている。
*今回は予告が他の回と比べて短い。理由は不明。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
竹本淳二:渡辺徹
澤村誠:又野誠治
水木悠:石原良純
岩城令子:長谷直美
前島馨:川辺久造、宮本秘書:浜田晃
矢部:堀田真三(現:堀田眞三)、松本:草薙良一、鈴木貴司:富田晋寛、上原敏郎
寿司屋店員:田山涼成、ホステス:藤悦子、所轄署交通課署員:山崎猛、磯部稲子、パークエディホテルのフロント係:島村卓志
矢部の部下:二家本辰巳、鈴木実、矢部の部下:森岡隆見、沢柳迪子、大原真理子
西條昭:神田正輝
井川利三:地井武男
山村精一:露口茂
脚本:柏原寛司
監督:木下亮
#太陽にほえろ#マミー主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12342555009.html


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 ┏━━━━━━━━┓┌─―――――――――――――┐ 『週刊朝日』
 ┃ 『黒い画集』 ┃|1958(昭和33)年10月 5日(日)号| 第01話連載開始『遭難』
 ┗━━━━━━━━┛|1958(昭和33)年12月14日(日)号| 第01話連載終了『遭難』
           |1958(昭和33)年12月21日(日)号| 第02話連載開始『証言』
           |1958(昭和33)年12月28日(日)号|†第02話連載終了『証言』
     松     |1959(昭和34)年 1月 4日(日)号| 第03話連載開始『坂道の家』
     本     |1959(昭和34)年 4月19日(日)号| 第03話連載終了『坂道の家』
     清     |1959(昭和34)年 4月26日(日)号| 第04話連載開始『失踪』
     張     |1959(昭和34)年 6月 7日(日)号| 第04話連載終了『失踪』…単行本化時に除外された作品。のちに短編集『失踪』(2005年、双葉文庫)などに収録
     の     |1959(昭和34)年 6月14日(日)号| 第05話連載開始『紐』
     短     |1959(昭和34)年 8月30日(日)号| 第05話連載終了『紐』
     編     |1959(昭和34)年 9月 6日(日)号| 第06話連載開始『寒流』
     小     |1959(昭和34)年11月29日(日)号| 第06話連載終了『寒流』
     説     |1959(昭和34)年12月 6日(日)号| 第07話連載開始『凶器』
     集     |1959(昭和34)年12月27日(日)号| 第07話連載終了『凶器』
           |1960(昭和35)年 1月 3日(日)号| 第08話連載開始『濁った陽』
           |1960(昭和35)年 4月 3日(日)号| 第08話連載終了『濁った陽』
           |1960(昭和35)年 4月10日(日)号| 第09話連載開始『草』
           |1960(昭和35)年 6月19日(日)号| 第09話連載終了『草』
           |1959(昭和34)年11月?日(?)号| 第10話連載開始『天城越え』
           |1959(昭和34)年11月?日(?)号| 第10話連載終了『天城越え』『サンデー毎日特別号』…本シリーズとは別に掲載された作品だが、単行本化時に追加
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 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%BC%E8%A8%80_(%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E6%B8%85%E5%BC%B5)#.E6.98.A0.E7.94.BB
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