オートバイのツアーを扱う会社の大きな仕事をはじめて2週間ちょっと。最初のうちはバイクの仕様カタログみたいな内容で、その次の部分が実際のツアー。
けっこう地元アリゾナの北部の小さな町とかが紹介されていておもしろかった。
ハーレーに乗って北に向かって、ペイソンとかウィンズローとかセドナとか、いろいろ回ったら紅葉もきれいでいいかも、なんて思ったりしたけど、今日の翻訳部分はバイクラリー。フェスティバル的な集会で全米からバイカーが集まって、バイク関連の展示会とか、コンサートとか楽しむらしい。でも、ポーカー大会とか、いれずみ展示会とか、うーん、バイカーのステレオタイプそのものだなあ。残念ながらやっぱり世界が違う。
バイクに乗って大自然の中を走る開放感は魅力的だけど、私的にはどっちかっていうとランナーのほうが性にあってるかなあ。今は腰を痛めて走れなくなっちゃったけど、朝5時とか5時半にきちっと起きて、30分とか45分とか、3マイルとか5マイルとか自分の決めた時間や距離をきちっと走る。よく言えばきちんとまじめなタイプ、悪く言うと融通が利かなくておもしろくないタイプ。ま、ランナーでも面白おかしく結構衝動的って人もいるかもしれないけど、どっちかっていうと、わりとスケジュール重視で、毎週走ったマイレージを記録してその距離が伸びるのを喜んだりっていう印象。

家からさほど遠くないクイーンクリークというところにバイカーのバーがあって、ハーレーがいっぱい並んでいるよー、って話を昨日聞いて、そっか、じゃ、リサーチ目的で行こうか、なんて冗談言ってたんだけど、やめというたほうが無難。ちなみにランナーズ・バーっていうのはきかないっもんね。あっても、ジュースバーとかスムージーバーみたいなんだろうなあ。
翻訳の正確さを検証する方法の1つとして、バックトランスレーション(BT)がある。
私の仕事の場合は和訳だから、私の訳文を誰かが英語に訳しなおして、次に検証者がその英文と原文の英文を照らし合わせて違いを見つけて、コメントの入ったファイルを送ってくる。
特に原文に忠実な訳が要求される製薬会社の仕事でこの方法が取られることが多い。

昨日はこの忙しいのにそのBTのファイルが来て、原文はこうなっているのに、BTではこうだ、という羅列がいっぱい。でも、BTと和訳、原文の3つを比較すると、BTに誤りがあるものばっかり。日本語読み違えているじゃないの!この用語は定訳っていうのが決まっているのになんで別の英語になっちゃうの?もう、そんなものばっかり。この会社ではBTと原文の違いに合わせて和訳を修正する作業は翻訳の一環とみなしているため料金はなし。だけどね、ファイルを3つ比較してBTの間違いを英語で記入していくのってすごく時間がかかって、なんでこんな無能な翻訳者をBTに雇うんだ!ってかっかしてくるし、あまりに頭に来たので、この会社の仕事を一緒にすることがある仲良しの翻訳者二人に愚痴のメール書いたりしているうちにますます時間が遅くなってしまった。昨日はビリーの朝練が朝5時からだったので4時半に起きたので、早く寝ようと思ったのに、結局仕事を終えたのは11時過ぎ。そしたら今朝もまた4時半に目が覚めてしまった!

ま、早起きは三文の得で、朝のうちに仕事が片付くからいいんだけど、寝不足はお肌の大敵。疲れも出て甘いものが無性に食べたくなってダイエットにも大敵。要注意!

ふー、11月10日締め切りの大きな仕事、第2週目に突入。
先週はオートバイの仕様とか、外観、乗り心地などの話が延々と続いたので、そのたびにGoogleして画像を見て、関連のブログから試乗記事、広告など、ヒットするものを片端から読んでいたので、時間がものすごくかかって、これじゃあ締め切りまでに終わらないかも、と青息吐息だった。それに加えて、数字もマイルからキロメートルに、ポンドからキログラムに、インチからミリメートル(車関係のスペックはなぜか長さがすべてmmです)に変換しなきゃならないし、燃費のガロン当たり何マイルっていうのをリッター当たり何キロメートルに変えたりと、それにも時間がかかる。トルクなんてftlbからNmなので、その変換ができるサイトも見つけなきゃならない。
しかし、それが終わって今日はごくごく一般的なレンタル手続きの話、キャンセル料とか手付金とかっていう日常生活の範囲なので、ちょっと進み具合も加速した感じ。でも、まだ気は許せない。

なにしろ大きな仕事なので、他の案件をばっさばっさと切り捨てている。いいのかなあ、こんなに断っていたら今に誰も相手にしてくれなくなるかも。。。それと仕事が終わってインボイスを出してそれから1か月以上かかって支払いがくるわけなので、他の仕事を断り続けていると4週間の間、他の収入はなし、ということになって、この仕事の支払いが入ってくるまでちょっと無収入の期間が続く恐れもある。それからなんせ大きな仕事だけに金額も大きいから踏み倒されたら最悪。というのは、仲良しの翻訳者さんの今日のブログのテーマがそれ、なんですよ。そのブログはここです。http://ameblo.jp/holeyflower/entry-11941867805.html?frm_src=favoritemail

怖いなあ。私自身は25年プラスのフリーランス生活で踏み倒されたのはラスベガスの不動産デベロッパーによる仕事だけ。あとはなんとか回収できている。でも友人の翻訳者には当時の物価で小さな新車が1台変える額を踏み倒された人もいる。私も同じプロジェクトやってたんだけど、私の担当マニュアルが終わって、その続きの技術者向けのインストールマニュアルを彼女は訳して、それができ上がる頃にその翻訳会社は跡形もなく消えてしまったのでした。発注先事態はかなり大きなハイテク会社だったけど、私たちフリーランスはそことは何のコネクションもないから間に入っている翻訳会社が倒れた場合、まず回収はできない。お友達は弁護士にも相談したんだけど、ミリオン単位(ドルです、円じゃないよ)じゃないと、弁護士雇う意味はまったくない、と言われて、結局泣く泣くあきらめました。という怖い話。

あああ、この仕事は長年おつきあいがある会社で支払いもきちんとしているところから引き受けているので、まさかそんなことはないとは思うけど、まったくないとは絶対に言い切れないだけに、ほんとあまり大きな仕事を引き受けて、他の仕事を断ってしまうのは得策ではありません。