バックロード④ | 80年代オーディオを使っている

80年代オーディオを使っている

80年代のオーディオを延命しながら使用中、いつまで持つことやら…。


いつもならこの時期はとっくに閉鎖しているエアコンの無いオーディオ部屋、よりによってバックロードキャビネットを入手してしまったので閉鎖出来ずにいる。

理屈的には軽量コーンでないとダメと分かっていても、色々試してみないと納得出来ないのでもうしばらくは灼熱の中でオーディオ弄り。

そろそろ暑さがヤバいので、この辺で最後の作業にしないと熱中症になりかねないが…。


今までの検証だと、

T650、そのままではダメ、イコライザーでどうにか聴ける状態。

ビクターアルニコ、高域が物足りないが一番自然な感じ、ツィーターを足せば良さそう。

Dynaudioユニット、ウーファーのサイズが合っているので試したが、やはりウーファーだった。

ツィーターを追加したらまともになるのだろうか…?


と言う事で、Dynaudioのユニットでツィーターを追加してみた、結局はAIR12のバックロード化みたいになってしまっが…。

元々AIR12は2wayなのでユニットをバックロードに移植。(乗せただけ)



アンプも含めてAIR12のシステムでバックロード化。

見た目で気になったのは、ツィーターがオリジナルより離れている事、バックロードの良さに逆行しているような…。


いざ音出し…。

ん…、そのまんま高域が追加されただけ、アルニコの方が低域のキレがある。

やはりダメな低域に高域を足しても、低域は変わらない。

Q0が肝のバックロード、試していて感じるのは10cm位のユニットがいちばん恩恵がありそうに思えて来たが、今更10cmモデルと言う訳にもいかず。


ただ、色々試していて通常の箱スピでは分からないスピーカーの鳴り方?に気付く事がいくつかあった。

例えば、ビクターのアルニコだとスネアなどのキレは気持ち良く決まるが、ピアノの余韻などはT650の方がいい感じだった。

AIR12のツィーターを追加した場合も、ユニットが離れているせいか音がまとまらない。

通常の箱スピだとクロスや位相をしっかりまとめて音作りをしているので、良くも悪くもマヌケな音にはならないだろう。


スピーカーのうんちくは色々と聞いて来たが、実際に体感すると、あーこの事だなぁ…、と改めてスピーカー作りの難しさを考えさせられる。

まだ色々試したい事はあるが、最近の気温上昇でオーディオ部屋での作業は困難なため、しばらくは閉鎖状態になりそうだ。