なにかを成し遂げる。
その際、重要な役目を果たすのが「継続する力」。
そこで前回は、“継続力”の高め方について、書いてみました。
その関連として今回は、継続的努力をいつから始めるか、
そのタイミングについて、記したく思います。
◎前回記載については、こちらをご覧ください。
なにかに触発され、あるいはアドバイスを受け、
新たなことをスタートさせる、ということがあると思います。
例えば、勉強時間を毎日確保しようとか、読書タイムを設けようとか、
あるいはダイエットや早起きなど、新たな生活習慣の取り込み、
といったこともあるかもしれません。
それをいつから始めるか。
よくあるのが、区切りを意識したパターン。
「来月の頭(1日)から」とか「来週から」とするケースです。
確かに区切りというのは、
けじめという視点から大切なように思えますが、
これ、厳しい言い方をすると、“先延ばし”に他なりません。
なにか物事を始めるなら、
そのスタートは“今この瞬間”がベストです。
なぜなら“今この瞬間”が、新たな取り組みに対し、
最もモチベーションが高まっているタイミングだから。
◎“モチベーション”の意味については、こちらをご覧ください。
そういった好機を逃し、開始を後ろ倒しすればするほど、
徐々にその意気込みは後退します。
最悪の場合、決めた日が近づくと、
「今は落ち着かないから、もう少し先になってから始めよう」
となる可能性も否定できません。
“よかれ”と思うことを始めるのに、
区切りを意識する必要など、まったくもってないのです。
それが「真に必要だ」と感じるなら、スタートは、
東進ハイスクール現代文講師・林修先生ではないですが、
『今でしょ!』。
「すぐ始める」、それが一番大切なことと言えます。
もしあなたが「問題を先送りしがち」であるなら、
まずはどれか一つ、今この瞬間から始めて見ませんか?