ジョホールバルの会社でローカルスタッフを雇う 第2弾 | ジョホールバル不動産 JJ Brights Consultantのブログ

ジョホールバル不動産 JJ Brights Consultantのブログ

シンガポール中心から車で30分。ジョホールバルは、言わばシンガポールの郊外不動産。東京より高いシンガポールのベッドタウンで、これからの発展が期待大。そんなジョホールバルに拠点を置き、現地で仕入れた最新情報をお届けします。

SOCSO(PERKESO)の話をまた、書きたいと思います。
「ソクソ」と読みます。

日本でいう「労災」です。

先日、勉強会に出席したブログを以下に書きましたが
http://ameblo.jp/jbfudosan/entry-12053697931.html

その中で聞いたことのひとつをここでシェアさせていただきます。


PERKESO


「何か」が起きた時。
考えたくないですが、


通勤中の事故。
勤務中の事故。


もし「何か」が起きたら、本人の身の安全一番に考えますよね。

病院に搬送、
付き添い、
家族への説明、
もし社内で起きた事故なら、
現場検証、原因の究明も並行して行わなければいけません。


もし日本なら救急車がさっとやってきて、
数時間のうちに病院に運ばれるかもしれませんが
ここマレーシア・ジョホールバルならそうもいきません。
病院の手続きだけで、あっという間に夕方になりそうです。


でも、忘れてならないのがSOCSO
なんと、「何か」の発生から48時間以内に、SOCSOに届ける義務がありますよ、と司会者が言いました。


ああ、そうですか。へーえ。
でも2日もあればまあ、届出くらいできますよ。
うちの会社からSOCSO近いし。
と私が思った瞬間。

出席者の一人が不満気に声をあげました。

「それが非常に問題だ!!48時間は短すぎる!」

「SOCSOは届出をしても、書類が完璧じゃないと受け付けないじゃないか!!
48時間以内にどうやって完璧に申請しろと!?」


え?!


どうも、
48時間以内の届出というのは、いかにも現場を考えないルールらしいのです。
注意が必要です。

なんと申請時に、状況によって
警察へのレポートなど、諸々の証拠を完備するよう求められるとのこと。

問題は、その書類がすべて揃わないと、
受付の窓口の係員が、受付のハンコを押すのを拒否するらしいのです。
係員は係員で、きちんと揃ってから提出しないと上から怒られるので、
それもごもっともなのだそうです。

ダメなシステムですね・・・・


でも、ここではそんなことも、なんとなく「よくあること」と感じてしまうようになりましたが。



ここで補足情報として・・・

警察のレポートは、事故発生から24時間以内に届ける義務があります。
ところが、24時間以内に届けても、もし通常勤務時間を過ぎてると、
レポートの写しを貰えません。
それだけで48時間はすでに厳しそうですが
例えば、事故の当事者が意識不明な場合は、警察のレポート作成は、
意識が戻るのを待ち、当事者が自ら警察署へ来るのを待ちます。
私は数ヶ月にやっと、警察のレポートが作成されたケースを知ってます。
48時間どころじゃないですね。





勉強会の司会者曰く、
受け付けてもらえなくても、
紙に日付けと名前、簡単な状況を書き、
とにかく48時間以内にSOCSOに行く←ここ大事
「本日、知らせに来ましたが、後日書類を揃えてきます」と一言書いて
その紙にSOCSO側のハンコ(チョップ、といいます)を押してもらう、つまり、最低限、48時間以内に来たということの証拠を残しておく、のが
あとで揉め事にならない賢いやり方だそうです。←ここ大事

これは是非知っておいたほうがいい裏技だと思いました。


勉強会、行ってよかったです。




*こちらで書いたことは勉強会で見聞きしたことであり、状況にもより変わることだと思いますので
実際何かがあった場合には、最寄りのSOCSOに直接お問い合わせいただくのが一番適切な対応かと思います。