一旦３時に目覚め、マッチンと山登る夢見た今朝は７時半に起きた。
ザ・ハイ・ローズのアルバム「ナウ」をレコードで聴いた。
朝食は新潟産こしひかりを炊き、生姜の味噌漬け、紀州産梅干で一膳半食うた。デザートは愛媛産伊予柑。
小島のり子→小宅珠美→酒井麻生代と、これ迄ライブ聴いとるフルーティストをユーチューブで聴いた。
「今宵、若様は恋におちる」第一話をユーチューブで見てみた。やはりポン・シャオラン美しい。加奈那も美しい。
タイガー大越→大野俊三→松井秀太郎→佐藤秀徳とトランペット演奏をユーチューブで聴いた。
浅草散歩に出掛け、昼食は初めて裏浅草「ダイニング宇田川」に入った。日替わりランチのエビフライと豚肉生姜焼きを注文した。スープ、ご飯が付いて１０００円也。豚肉生姜焼きの味が３年８ヵ月お付き合いいただいた御方のつくったもんに似とった。
郵便局で金下ろし帰宅。
風呂に一時間浸り考えとった。中国共産党は日本産水産物の輸入停止措置を続けとる。ところが、２２年に中国の原発が放出した排水に含まれる放射性物質トリチウムの量が、東京電力福島第１原発処理水の年間放出計画量の上限と比べて最大９倍に上るのが中国の公式資料で明らかになった。これこそが習近平中国共産党ですわ。国際会議でこの問題を提起すると共に、中国全人民にこの事実を知らせてやらなならん。
ソニー・クラークのアルバム「クール・ストラッティン」をレコードで聴いた。
夕食はブラジル産鶏肉、北海道産じゃが芋と玉ねぎ、千葉産人参をタジン鍋で蒸して、ご飯食うた。デザートはチーズケーキ。
オープン戦１０連敗免れた下半身タイガースのファンの友人達にメール送付した。
湯の平温泉「松泉閣」には二度泊まっとる。最初がＴ之君とその同僚の三人でやった。もう一度はマッチンとや。
マッチンと一緒に宿泊旅行したんは一度だけやが、それが日本秘湯を守る会の会員宿から選んだ湯の平温泉「松泉閣」ですわ。日本秘湯を守る会には会員宿に１０回宿泊すると一泊無料招待ちゅうのがあるんやが、ワテあの頃よう温泉へ行っとったが宿泊先はそれ目指して選んでたんや。
ほな、メモ書きから。
マッチンと吾妻郡六合村の湯の平温泉「松泉閣」へ行った。
吾妻線長野原草津口駅からバスに乗り２５分で温泉口バス停留所。下車した時は寒かったんやが、それから徐々に体は温まるんや。宿へと歩かなならんからな。
雪の降った後がまだ残る道を鳥の鳴き声耳にしながらそこそこ急な坂を下って行くと、「露天風呂が見える」とマッチン。下り続けると綺麗な白砂川の上に架かる吊り橋があり渡ったら、そこからは細く急な坂道上って行かなならん。
マッチンから愚痴が漏れた。「折角ひたすら下って来たのに」
若山牧水の歌書いた木札が幾つもあって、それを見たりしてたら赤い屋根の宿に着く迄１５分掛かった。お馴染みの日本秘湯を守る会の提灯が玄関脇に下がった木造モルタル二階建ての一軒宿や。玄関前でマッチン「一汗搔いたよ」
宿に入って宿の人に「週末だから沢山の方が泊まられてますか？」と尋ねるマッチン。
「週末はいつも混んでるんですけど、何かしら大きな行事があるんでしょ。今日はどうしてか空いてますね」そう勿体をつけた答えが返って来た。
指定の部屋から外見ると川が見下ろせた。
旅装を解いて浴衣褞袍に着替え、マッチンが持参したコーヒーを淹れてくれ喫した後、寒がりなマッチンは内湯に、ワテは露天風呂へと分かれて向かうた。
階段下りるんやが、スリッパからサンダルに履き替え進み川沿いの露天風呂に移動。粗末な脱衣所で脱ぎ、風呂見ると石をコンクリートで固めたもんや。
誰も居らんかった。寒いもんなあ。
湯船の湯はほぼ無色透明ですわ。幾らか薄茶色の湯の花が見られた。
入ってすぐ気がついた。前方上の方に道路が見えるやないの。{丸見えやな}と思うたところに冷たい一陣の風がピューっと吹き抜けて行った。めっちゃ顔が冷たかったがな。
湯船の底にパイプあり、時折気泡がポッコポコと浮き上がっとって、その辺りは熱いんや。
ワテに適温の所を見つけて、最初は雪景色眺め、見飽きたら川のせせらぎ耳にしながら目瞑って浸っとったが、その間もずっと一人やった。来た途中で帰った人が居るんやなかろうかと思われる程、度々冷たい風が吹いたがな。
帰りは上りになるんで、のぼせる程浸っとると難儀するやろ。
それから母屋に隣接の内湯へ行ったら、浴室の窓が大きい。タイル張りの変形湯船と四角のと二つの湯船があるんや。
やはり湯は無色透明で、ちょっちとろみある。ちょっち石膏臭がしたわ。
泉質はナトリウム・カルシウム一硫酸塩・塩化物泉。
部屋にはマッチンが戻ってた。「長風呂じゃん」と云われた。
浴後はぬくもった。
夕食に呼ばれる迄、またコーヒー好きマッチンが淹れたコーヒー飲みながらふたりでテレビ放送に突っ込み入れつつ見てた。
夕食は里山料理や。ビールを１本注文し、ゆっくり飲みながら食うた。きのこと野菜の鍋が旨かった。マッチンは刺し身コンニャクが旨いと云うとった。
部屋に戻って、すぐ布団に入って話をした。列車に乗ってた時のような雑談やない。近頃プロパガンダに惑わされる人が多いに始まって、大衆が画一化されようとしとるちゅう意見をワテが述べて、政治屋のプロパガンダをナチズムやファシズム例に語り合うた。ヒットラーはプロパガンダを体現しとった。大衆を発火させる事がごっつ巧みな天才やった。日本にはヒットラーやムッソリーニの如き政治指導者も居なけりゃシャルル・ド・ゴールの如きごっつ悪賢く国に大きな利益もたらす政治指導者も居らん。ふたりの結論は、政治屋に籠絡されんよう気つけなならんちゅう事やった。
そんな話をした後で寝る段になって、マッチン「ひっそりしてる。外は暗い闇が広がってるだろうね」云うて灯り消した。
朝目覚めると、先にマッチンが起きとって、既に朝湯に行って来た云う。
ワテも２４時間入れる内湯へ行ったが、小父さん達が三人浸ってた。
朝食に出されたもんにマッチン「これこれ、このラインナップ。旅館の定番だよね」と嬉しそうに食うてた。
部屋に戻って、コーヒー飲みながらマッチンが好きな「平家物語」の話をした。藤原行長ちゅう人がつくり、生仏ちゅう盲目の僧が語り伝えたと云うんや。知らんかった。
精算済ませ、外に出ると、ええ天気やった。
「渓谷の奥にある閑静な宿なんだね」と、今更気づいたように云うたマッチン。
駐車場と旅館と谷跨いで荷物等の運搬にはリフトがあるんや。重い荷物ある時には便利やね。