深夜3時に一旦目覚め、今朝は6時半に起きた。もっと寝ていたかったんやけど。
キース・ジャレットのアルバム「ソロ・コンサーツ」をレコードで聴いた。
朝食に新潟産新之助でご飯炊き、くめ納豆、海苔で一膳半。デザートは熊本産パール柑。
貞吉なおこ→須田晶子→西田千穂→片野麻代→平野翔子→岩波邦江→坂井レイラ知美と歌をユーチューブで聴いた。
昼食は裏浅草「とんかつ やまと」へ行き、頼んだのヒレカツ定食。ご飯、味噌汁、新香が付き1000円也。
満足して店出て、スーパーで食料買うて帰宅。
アンドレア・モティス→高瀬龍一→山崎千裕→村田千紘と、これ迄ライブ聴いとるトランぺッターをユーチューブで聴いた。
友人にメール送付した。
風呂に小一時間浸り考えとった。「偽善者は素晴らしい約束をする。約束を守るつもりがないからである。それには費用も掛かからず、想像力以外の何の苦労も要らない」エドマンド・バークの言葉や。膨大な費用掛かる大阪万博2025が中止されぬ儘やりよる迄一年切ったが、云いっ放し、裏付けが無い。
昨日会うとった友人達にメール送付した。
夕食はカナダ産豚肉、宮崎産ピーマン、茨城産レタス、新潟産舞茸を炒めて、ご飯と食うた。デザートはフィリピン産バナナ。
ラジオ「テイスト・オブ・ジャズ」を聴いた。
今朝の夢にEみさんが出て来て布団から離れないのを叱られた。烏共の鳴き声に目覚めさせられたが、烏共が来なかったら暫く叱られとるところやった。メモ書きから彼女との遣り取りを写しますわ。
「日が延びたなあ。もう5時なのに明るいでえ」
「春だもん」と応えたが、読んどる女性週刊誌から目離さぬEみさん。
「ところで、今日の夕食は何やろ?」
彼女、週刊誌から目離して云うた。「どこに食べに行こうか?風が冷たいから首にマフラーグルグル巻いて出ないといけないねぇ」
{質問に質問で返しよったな}と思いつつ「Eみちゃんの旨い手料理でおもてなしして欲しいねん」
「残念。お料理する材料が乏しいんだね」
{やはり怪しい}と思いつつ「ほな、買い出しに行かなならんな」
「駄目だね」
「どうしてや?真冬みたいな北風がピューピュー吹いとるから出たくないんか?」
「それもあるけどぉ、給料日前だからお金無いんだょ」と云い、一呼吸置いて続けた。「食材いっぱい買いたいけど、無い袖は振れないってやつさ」
「また無駄遣いをしたんや。それで食材買えん。贖罪せな」
「違うね。事情も知らずに決めつけてはいけないでしょ」
「どないな事情があるんちゅうんや」
「奉加帳が回って来たんだょ」
「寺への寄進ちゅう事?」
「お寺じゅない、会社。もう桜のお花も咲き出してるでしょ。だからお花見会があるのさ」
「寄進は強制やないやろ」
「断りにくいでしょ。協調性発揮しないとねぇ」
{それ、ワテに対しても発揮せえ}と思いつつ「確かに断り難くはあるわな。デモストライキ、正直に貧乏な身の上を話して今回はご勘弁を、お代官様と云うべきや」
「正直はいいけどぉ、お金の使用時期を間違えてはいけないなぁ」云うて、ニッコリして「分かったぁ、今の駄洒落?」
「ああ、使用時期の発音が可笑しかったからな」
「それと定年退職する人の送別会があるんだょ。幹事を仰せつかって、その役を果たしてるから、出席しないとは云えないしねぇ」
「無駄遣いだけやないのは分かったわ。ほな、今夜の晩飯を考えよ」
「分かった。マフラーグルグル巻いてピューピューな外に出るかぁ」
{ちっともワテの思い分かっとらん}と思いつつ「Eみちゃんの旨い手料理が食いたいねん」
「じゃぁ、ある物でつくろう」
「冷蔵庫の中はスカスカやでえ。納豆はあったが、野菜は青ねぎしかあらへん」
「しっかりチェックしてたか。それと卵はいっぱいあるでしょ」
「牛乳飲んだ時に確認したんや。米はあるんやろ?」
「まだちょっち残ってる」
「ほな、凌げそうやな」
「青ねぎあるし、バターもあるから、久し振りにS吉が好きな納豆オムレツつくるょ」
「ええね。バターたっぷり入れ、オリーブオイルたっぷりひいてつくってや」
「分かったぁ」
「牛乳も忘れてはあかん。今夜もご飯食うの楽しみや」
「けど、ご飯は無しだね。だからオムライスじゃなくてオムレツなのさ」
「え~、米ある云うたやろ」
「云ったぁ。ちょっち、ってね。もし今夜大食いのS吉がご飯食べちゃったら、明日の朝も明後日の朝も食べる物が無くなってしまうね。卵かけごはんも出来ないょ」
「あっけらかんと云うなあ。今夜も明日の朝も選択肢は無いんかい」
「ありません」
「日本人なら米は常備しとかな。それ、食生活の基本の基やでえ」
「ご飯いっぱいぱい食べる人に云われたくないなぁ。ご飯好きで人一倍食べる人がお米を背負って来なくっちゃ。それが日本の常識ってもんだね」
「ワテを当てにしてばかりではあかん。そもそもお前様が金パッパッ、パッパッと使うてまうからこないな事態になるんや」
「出た、そもそも攻撃。君は理解力が足りないなあ。Eみがお金を使ってるのはS吉と楽しみを分かち合いたいからでしょ。幸せを共有する為でしょ」
{上手い言い訳しよる}と思いつつ{お上手に騙されてはあかん}とも思い云うた。「多くの金使わんでも楽しみは分かち合えるがな」
「お金に拘っちゃいけないね。人生寂しくなるね」
{その返し可笑しいやろ}と思いつつ「計画的な使い方した方がええと云うとんねん」
「金は天下の回り物で、いつの間にか回ってしまうんだょ。だから無いの」
「天下はな。Eみちゃん個人が金欠なのはまた別」
そんな会話しとると、腹が空き、夕食時となって、ワテもつくるの手伝わされた。
「ねぎをみじん切りにしてるから、君は溶き卵をつくりたまえ。卵白と卵黄に分けて溶いてから混ぜるんだょ」
「え、そうなん?」
「そうした方が美味しいのさ。やっぱりぱり、知らないと思ったょ」
彼女はフライパンにバターとオリーブオイルを入れて熱し、混ぜた溶き卵に牛乳や胡椒を加え流し入れて、火加減見ながら焼いて、半熟に固まったところで火を落とし、納豆と青ねぎ入れて折りたたみ半月形に整えた。手際ええ。
テーブル上に載っとるんは大きめのオムレツと牛乳入ったコップのみとちょっち寂しい夕食やった。
「ほな、いただきます」
箸取って口に運んだら、旨いやないの。
「流石Eみちゃん、ええ出来や」
「でしょ~」
「これで豚肉生姜焼きがあれば幸せなんやけど」
「何て贅沢なんでしょ。給料日前は質素に暮らさないと」
{そうせざるを得ないんやろ}と思いつつオムレツを完食した。