弘前公園 桜花映える頃 | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

弘前の居酒屋で独りで酒飲む夢見た今朝も7時半に起き、植物に水遣りした。

朝食は昨夜スーパーで買うた半額のおふくろ弁当。デザートは栃木産とちおとめ苺。

ビル・エバンス&ジム・ホールのアルバム「アンダーカレント」をCDで聴き、アンブローズ・アキンムシーレ→キーヨン・ハロルド→村田千紘とトランペッターの演奏をユーチューブで聴いた。

映画を観るつもりなんで、「キングダム」の第9話~第12話をギャオで見た。一昨日から見始めたんやが、春秋戦国時代の無名の野心に満ちた戦争孤児で下僕の成長と秦が始皇帝政によって中央集権国家つくる物語のようや。

昼食は西浅草「イマージュ」へ行った。注文したのはワンプレートランチ。きのことほうれん草のキッシュ、ローストポーク、鰹のマリネ、サラダ、パン、プチデザートにコーヒーゼリーが付き、飲み物がドリンクバーで1080円也。

満足して店を出て、八百屋で果物買うて帰宅。

筋トレ30分し、りんごジュース飲んだ。

 

 

北東北地方の春はこれからが本番や。

青森県の弘前へは行かれた事あるやろうか?

弘前藩の城下町やった地で、たまに見惚れる程の美人と擦れ違う街や。

弘前駅からバスに乗って10分位で江戸時代に建てられた天守や櫓が現存しとる津軽氏の居城弘前城に着く。今は市民会館や植物園に護国神社もある広い弘前公園の中にあるんや。

桜花愛でるなら弘前城は外せない。卯月下旬から皐月上旬には津軽の春来たりと園内の至る所に開花時期異なる色んな種類の桜が咲き彩り競演する。しかも、桜花が見易いように木々が仕立てられとるんや。訪れた桜見客の目を楽しませる名だたる名所や。そやからその時節はごっつ賑わうんですわ。

桜花をわざわざ見に行く事あらんワテでさえ、城越しに名峰岩木山との対比が映える弘前公園の園内を覆い尽くす桜花の光景には惹かれますんや。そやから上司と同行出張の時に彼が訪問先に行く前にタクシーの車窓からでええから見たいとせがまれて公園の周囲一周したの含めると、ワテはこれ迄4回見とる。

多くの桜が満開迎えた時、石垣の濠の水面に桜花が映る姿がええ。

広がる樹木から花の散り際がまたごっつええねん。

桜花が濠の水面を流れるのを花筏と云うんやて。堀をキャンバスに桜花で色々な模様が描かれますんや。

濠でボートに乗れるんやけれど、そこで忘れ難い記憶があるんですわ。風がそよそよ吹き花吹雪が舞う中、ある若い無口なカップルがボートに乗っとった。櫂漕いどったんは体格ええ男なんやけど、真っ直ぐ進まんのや。そうしたい様子がありありと窺われるんやが、いつまで経っても旋回してまうんや。“為せば成る為さねば成らぬ何事も”的にひたすら頑張っとったが、他のボートが進むのに邪魔になっとった。しかも、男に腕力はあって推進力強いだけにボートの動きは速いから、水面の花筏を壊して進む様が何とも可笑しいねん。同情すべきところやけれど、小母ちゃん達は要領の悪さを揶揄し、中学生らしき坊主達は哄笑して通り過ぎ、ワテは笑いを押し殺してその様子を暫く眺めとったがな。

ボートに乗っただんまりな女のコの表情は読み取れんかったが、あのカップルは陸に上がった後でどないな会話交わしたんやろ?