中ノ沢温泉「花見屋旅館」 | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

今朝は7時半に起きた。

風呂に小一時間浸り考えとった。ポジティブシンキングが推奨されとる。長期的にはええが、短期にはネガティブに考えてみる事は必要や。

朝食に北海道産ゆめぴりか米でご飯炊き、くめ納豆、紀州産梅干で二膳。デザートは長崎産早生みかん4個。

腰はまだ痛み残る。腰痛20日目になった。

マイルス・デイヴィスのアルバム「バグスグルーブ」をCDで聴いた。

虎ノ門2丁目タワーへ歩って行き1階エントランスホールで中島心(フルート)、田中裕士(ピアノ)の演奏聴いた。ポップスに片寄った選曲が残念やった。
昼食は久し振りに新橋「舞浜」。店頭に5名並んで待つ人あり。注文したのは鯖味噌煮定食。刺身、茶碗蒸し、シラスおろし、あら汁にワテが食えぬ沢庵が付き1000円也。使うとる米に難ありと思われるが、ご飯不味いのが残念。

帰宅迄にスーパー2軒寄り食料買うた。

牛乳飲んだ後、筋トレ30分して、ラジオで大相撲中継聞いた。

夕食にタイ産鶏肉、茨城産大根、北海道産人参、長野産ぶなしめじを炒めて、ご飯と食うた。デザートは山形産ラフランス。

 

 

89年の夏、T之君との二泊三日の湯治の一泊目に猪苗代町の中ノ沢温泉「花見屋旅館」へ行った。今回もT之君が運転しワテがナビゲーターや。

中ノ沢温泉は安達太良山の麓にあるのんびりした温泉場や。胃腸病に効くんで有名や。ちゅうてもワテもT之君も胃腸は丈夫ですわ。

浴衣に着替え、冷蔵庫にワテがつくって来たジンにコアントロー、グレープフルーツジュース、ポッカレモン混ぜたカクテルを入れてから、庭園露天風呂へ向かった。

広い庭の中に大きい露天風呂があって、先客が7名浸っとったが気にならんかった。大きいのはええ。しかも、湯温がちょっちぬるめ好きのワテに適温。手入れの行き届いた庭眺めつつ硫黄な臭いして湯に小さな湯の花舞うとる浅めの湯船に寝そべる形でとっぷり浸かったんですわ。

内湯に行くと、陽光で明るい浴室やったが誰も入って居らんかった。

湯船に入ってみると熱めの湯でちょっちピリッとしたが、T之君はピリッとせんと云う。肌がぶ厚いのか?目を下に移すと、湯船の底に湯の花がごそっと沈殿しとった。足で掻き混ぜてみると、青白い湯が乳白色になったわ。

飲泉をしてみると、出来損ないのレモン水のような感じでしたがな。胃腸には効くんやろけど。

暫くして入って来た爺さんの顔がひょうきんそうやったんで、話し掛けてみたんやが返答せずブスっとしとる。不愛想やった。我関せず、陶然たる様子で浸っとったわ。

泉質は硫化水素酸性緑ばん泉。

夕食に呼ばれて食事処へ行くと、ほぼ料理は出揃うとって、ビールを一本頼んで飲みながら食うた。

品数が多くどれもなかなか旨いんやけど、これぞちゅうもんが無かった。そして残念やったのは、熱くてはならぬもんが冷めとった事。

酔う前にと、また大露天風呂へ入りに行ったら、仲ええ若人♂ふたりが話しながら浸ってた。

「あのふたり、あっちの関係かな?」とT之君が小声で云うんや。

「ワテ等も負けずに仲ええ様子見せなならんわな」と、T之君の耳元で囁いたら、「バカ!」と云われた。それで、夜空の星眺めながら浸ったがな。

部屋に戻り、持参した菓子食いカクテル飲みながらダラダラおバカ話しとったら、明日になる時間近付いたさかい寝た。

翌朝、目覚めるとT之君が居らん。タオル掛けに彼のタオルが掛かっとらんかったんで、大露天風呂へ急いだら、昨夜の若人♂ふたりとT之君の三人が浸って居った。

T之君の傍に行って、「ふたりの仲を壊したいのか」と囁いたら、「バカ者!」と云われた。