『五木の子守唄』  | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

今朝は7時半に起き、朝食にフルーツグラノーラと牛乳。デザートは山形産桃。

挾間美帆→石川さゆりをユーチューブで聴いた。

筋トレを30分してから、風呂に小一時間浸り、副総理兼財務相の麻生太郎が「動機は問わない。結果が大事だ。幾ら動機が正しくても何百万人殺しちゃったヒトラーはやっぱり駄目だ」と発言したが、ヒトラーの動機は正しかったんかいな?しかし案山子、その動機ちゅうの何なんか麻生に尋ねようとせぬマスコミはどうなんやと考えとった。

風呂上り携帯電話を確認したら、また詐欺ショートメールが来とって、ごっつ腹立たしかった。詐欺しよる輩は火蟻を体に這わせる刑にすべきや。

怒ったら腹減ったんで、早目に昼食に出掛け、駒形「花坊」に入って頼んだのはグレープフルーツの入ったサラダ、八寸、地鶏と新生姜の炊き込みご飯、赤出汁味噌汁、胡麻だれの汁粉のランチ1080円也。

満足して帰宅した。

「後宮の涙」第27話をギャオで見た。

 

 

先月、T夫さんとJちゃんと蕎麦居酒屋で侃侃諤諤した時、Jちゃんが石川さゆりの歌唱を貶しとったの思い出したんや。

そやろか、と疑問に思うた儘やったんで、彼女の歌をユーチューブで何曲か聴いてみたが、上手い。やはり貶す理由分からんがな。

聴いた中に熊本県五木村で歌われていた子守唄もあった。石川さゆりの歌に、子守娘の気持ちが滲んでるとは云えぬが、歌は上手い。

しかし、『五木の子守唄』は心に沁みるええ歌やなあ。

ええ歌やけど、この歌を幼い頃から聴いとるのに、ワテは大人になる迄その歌われとる内容がはっきり分からんかった。奉公に来て赤ん坊を世話しとる極貧の子守娘の気持ちを歌うたもんで、羨みや悲しみや諦めが歌われとるの、薄らぼんやりと感じとってはいたが。


おどま盆ぎり盆ぎり
盆から先ゃおらんと
盆が早よくりゃ早よ戻る

 

おどま勧進勧進
あん人たちゃよか衆
よか衆ゃよか帯よか着物

 

おどんが打死だちゅて 
誰が泣てくりゅきゃ 
裏の松山 蝉が鳴く 

おどんが打死だば 
道端ゃいけろ 
通る人ごち 花あぎゅう 

花はなんの花 つんつん椿 
水は天から もらい水 

 

貧しい家の親に口減らしの為住み込み奉公に出された子守娘は、背負うた赤ん坊の重み感じつつ指折り数える程に盆が待ち遠しいんや。なぜなら盆が年季明けやからや。

すぐ泣く赤ん坊をあやすのは容易な事やあらしまへん。しかも、その赤ん坊は弟や妹やなくて雇われた先の子供や。

ところが、赤ん坊が静かにしとってくれんと、扱いが悪いと癇癪起こして子守をいたぶる大人も居るやろ。奉公先で肩身の狭い子守娘は早うそんな身の上から解放されたいんや。

お付き合いいただいとったWみさんにそない教えてもろたんですわ。

そして、その後改めて歌詞を読んで涙目になったなあ。歌詞理解して、ワテも大人になったと思うたもんや。

李香蘭こと山口淑子が歌うの聴くとしみじみする。
山崎ハコが歌うとブルースや。