昨夜はラジオ「ジャズ・トゥナイト」を１時迄聴いとったせいで、春分の日の今朝は起きたの９時過ぎで、鼻詰まりくしゃみ４連発。朝食は昨夜スーパーで半額になったんで買うとったのり弁当。デザートは栃木産とちおとめ。昨日から微熱があり、これ花粉症によるものなのかそれとも風邪なのか判然とせぬ状態やが、花粉症の薬飲んだ。
「NIKITA/ニキータ シーズン２」をギャオで見た。ライアン・フレッチャーがあっさり殺されるとは思わんかった、と思うとったら・・・
それから、山中千尋をユーチューブで聴いとったら１３時近くでしたわ。
昼食には「花坊」へ行こうとフェイスブック確認してみたら満席と載せとったんで、裏浅草へ出掛けて「うんすけ」に初めて入ってみた。座ろうと何気なく前見たら、草間彌生の赤！{女将、そうゆう趣味なんか}と思いつつ、１０００円の一汁三菜ランチを頼む。健康的な食事やった。黒豆の小鉢付きで、ありがちな漬物が付いとらんのがええ。赤星を置いとるさかい、夜は真っ当な飲み屋でもあるようや。
帰宅したらすぐ、Ｍちゃんから電話来たんで、「ハイ、ホラッチョ伸一郎川上です」と出たら、大笑いされ、「Ｓ吉、男を見る目があるよね」と云われる。以前一緒に飲んだ時、川上が報道ステーションでコメントしとる様子をホラ吹きっぽいと云うたからなんや。得意になっとったら、「つり堀武蔵野園」の件を確認するの忘れた。
筋トレ小一時間して、大相撲をラジオで聞いとったが、稀勢の里が８戦全勝と久し振りに調子ええがな。
りんごジュース飲みながら本田竹曠をユーチューブで聴いた。
夕食を近くのスーパーに買いに行って来て、半額になった海鮮丼食うた。デザートはグレープフルーツジュース入れたヨーグルト。
風呂に一時間浸って、鴻海のシャープ買収交渉からグローバル化経済の事を改めて考えとった。グローバル化経済は、ええばかりやないから、一方で進み、また他方では止まるやろ。
先々週ＥＩ君と酒飲んだ時、お互いに真剣に語り合うたの、過去の記憶が薄れたり人物の固有名詞が出て来ないちゅう嘆き事で、それではと記憶合わせをしてみたんやけど、二軒目のキャッシュ・オン・デリバリー・スタイルの立ち飲み居酒屋でワテの記憶に全く無い事を云われたんや。
ＥＩ君とＭちゃんと三人で善福寺川沿いの杉並区にある和田堀公園の一画にある「つり堀武蔵野園」へ行って一緒に釣りしたと云うんやけれど・・・
運ばれて来たニラレバの代金支払い、それ食いながら尋ねた。「それはいつ頃の事？」
「俺が西永福駅の近くに住んでた時だから、学生最後の時期から社会人１年生迄の間だ」
「古い話やね。京王井の頭線の西永福かあ。あの駅に降りたのはお前様の住まいへ行ったのが初めてやったなあ。それからン十年後に仕事で行くようになるとは思わんかったわ」
「流石にあの辺りも変わったろうが、住んで居た時は竿持参で「つり堀武蔵野園」へ通っていたもんだ」云うてビール飲み、「アットホームな雰囲気がよかった」と付け加えた。
「お前様が一時期釣り堀好きになり通うとったのは知っとるけどな、一緒に行ったのは憶えてないがな。行った季節は？」
「季節は憶えてないが、泊めてやった翌日に歩いて地元住民の憩いの場である和田堀公園入って釣り堀へ連れて行っただろ」
ワテは飲んどったビールのジョッキをテーブルに置き、頭捻って暫く記憶引き出そうとしたものの、釣り堀は影も形も浮かんで来ぬ。「誰かと勘違いしとらん？大概忘れとってもうっすらとは記憶があるもんやが、全く無い。これ迄Ｍちゃんと酒飲んだ時にもそないな話出た事無いしなあ」
「緑に囲まれたのどかな所で幾つも釣り堀並んでただろ。本当に何も憶えてないのか？」
「ああ。あそこには三度泊めてもろた。それは一宿一飯の義理として憶えとるんやが、釣り堀の記憶はトンと無いねん」
「何匹か釣り上げたらすぐに飽きて、釣り竿持つ手も重そうにしてただろ。俺とＭちゃんは釣りに集中してたのに、何かと話し掛けて来て、その内他人の釣果見て回ってたな」
「よう憶えとるな。そこでは平和に坦々と時が過ぎたから、ワテは憶えてないんやろなあ。もしそこに凶暴なＭ子でも居ったらよう憶えとったろうに」
「確かにその場に仲のいいＭ子が居たら互いを釣り上げ合って大騒ぎしていたかもしれないが、男三人だけの釣りで静かだったのは間違いないとしても、全然記憶が無いと云われると寂しい」と、ちょっちしんみりしたＥＩ君、店員にハムカツを注文してから尋ねたんや。「そうだＳ吉、Ｍちゃんと泊まった事は憶えているのか？」
「三度の内一度だけＭちゃんと泊めてもろたのは記憶しとる。その時はお前様の所に酒持ち寄って遅く迄飲んで、Ｍちゃんが酔いつぶれてしもたんや」
「そこ迄は憶えてるのに、翌日の事は忘れてしまっているのか・・・」ＥＩ君は暫く記憶呼び戻すような目しジョッキのビール飲み干し、ちょっち前屈みになり云うた。「傍の八幡宮参ってから行っただろ。大宮八幡宮と教えたよな」
「参ったなあ、全く憶えとらんわ」
駄洒落理解し顔しかめたＥＩ君、店員にビールのお代わり注文してから視線をワテに向け云うた。「その内釣り止めて独りで善福寺川公園へ行ってしまっただろ。なかなか戻らないから、Ｍちゃんと心配していたんだ」
「善福寺川公園？憶えとらんなあ」
「腹空かせて戻って来た時、鷺が居たと喜んでただろ」
「鷺？」と呟いたところで、ＥＩ君「オレオレ詐欺ではない。先手打っておかないとな」と、ワテの顔見てニヤリとして続けた。「鷺見たと、Ｓ吉はしゃいでた」
「ワテがそないなベタな駄洒落云うかいな。それに鷺はいろんな所で見とるからなあ、始祖鳥でも見とれば善福寺川公園は忘れ得ぬ場所になったんやけど」
「あそこは野鳥の宝庫で川辺の水鳥も多く見られるんだ。遠方からバードウォッチングしに来る人も居る」
「ジビエやな。猪や鹿は居らんのやろか？猪ならマルカッサン旨いでえ」
そう云うたのをあっさり無視したＥＩ君、ざわめく店内の店員へ大声で肉豆腐の注文しとった。
酒飲んどった時にはＥＩ君が錯覚しとるんやと思うたんやけども、今考えてみればワテは釣りすぐに飽きるやろし、そしたらフラフラ近辺歩き回る事は十分考えられるさかい、ワテが忘れてしまっとるんやろか？
兎に角、ワテの記憶が脳の奥底に沈殿した儘なんか、それとも、ＥＩ君が他の誰かと取り違えてとるのかは、来週Ｍちゃんと会うた際尋ねての判断になる。
ＥＩ君によれば、都内に釣り堀はバブルの際の地上げで売られてしまい、ほとんど無くなってしもたんやて。
ネット立ち上げ調べてみると、「つり堀武蔵野園」は健在で、画像もそこそこあってレトロなお姿じっくり見てみたんやけど、やはり何も思い出せなかったわ。
ＥＩ君に、和田堀公園、善福寺川公園の最もええ時節は桜の開花時なんで、咲いたら行ってみないかと誘われたんやけど、桜好きでもないんで、桜見は恒例となっとるＤＯＤ、ＯＫとのだけで十分やから、夫婦水入らずで楽しんで来てくれとお断りしたわ。