神楽坂 JAZZ | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

今週は風邪で会社休んだり半休したりの一週間で、今日も午前中の会議の時から熱っぽく吐き気がし動悸が激しくなり出したんで、午後半休し帰宅して熱を測ったら37.9度やった。
持ち帰った豚肉の甘辛味噌炒め弁当を食い、風邪薬飲んで寝た。

18時ちょっち前に目覚めた時の熱は36.7度。
夕食に納豆パスタを岩手産椎茸、岐阜産かいわれ大根入れてつくって食うた。デザートは山形産ラ・フランス。
それから、牛乳ゴクゴク飲んで四日振りで風呂に入って考えとったがな。正義は己が属する所の文化やして来た経験で異なるもんや。そやから正義はぶつかり合う。


この数日Nっぺとメールの遣り取りをしとる。
ひょうきん税理士Nっぺが送って寄越すのは、相変わらず人を食うた如きメールですわ。
それは、
[19日土曜日の午後空いてるか?
神楽坂毘沙門天でガイジン(金髪の女性ボーカル)のジャズがあるでえ~
2人で申し込んでいるんだが、参加者少ないみたい。
神楽坂に来るのなら、13時45分開場だから、申し込んでやるよ。
2,000円でドリンク付きでっしゃろ。]
ちゅうメールからでしたわ。
怪しいやろ。善國寺で小唄ならまあ分かるがJAZZやでえ。
そやから、
[髪金云えば鼻の下長くしてワテが騙されると思うとるのか、この戯け者。]
ちゅうメールを返したんや。
その後の彼のメールで知ったんやけど、ライブは17時迄やから三時間も遣るんや。そのライブは観客が少なくて、金髪のシンガーをわざわざ海外から呼んで、番茶の一杯も出すようやから、大赤字なんは税理士やなくとも分かるわ。
それに、観客少ない寺での舞台にプロのシンガーが喜んで出るとは思えぬ。ごっつええ出演料貰えるなら別や。
善國寺の坊主がJAZZに熱い思い入れあるとは聞いた事が無いしな。海外からたまたま遊びに来たカラオケ好きな素人に歌わせるつもりなんやろか、と疑ったワテはまたNっぺにメールした。
[それって、遠征して来たM夫ちゃんが、髪金カツラ被って腰くねくね振り踊りながら出るに決まっとる。
満面の笑み浮かべ、「あたし、ゲイ人よ。吉原の芸者は芸は売っても身は売らないわ」とか云うてな。
そして例によって、直立不動で「ケツケツ火火木金珍」と歌うんや。間違いあらへん。
その手は桑名の焼きハマグリ。]
ちゅうもんや。
M夫ちゃんとは、Nっぺとワテの共通の友で、日本の軍歌しか歌わぬカラオケ好きやねん。「木口小平は死んでもマイクを放しませんでした」云うてな。
そもそも、今の神楽坂にJAZZは似合うやろか?どない思います。
花街の面影薄くなっとるさかい小唄が似合いもせぬ。ましてやJAZZよりも、シャンソンやカンッオーネの方が似合うやないかちゅうくらいフレンチやイタリアンが多いしな。
そんな神楽坂でJAZZと云えば、思い起こす処が2店ある。
まずは「ケーズ・バー」になる。アグネスホテルにあるバーで、ライブを遣っとる。Nっぺもときどき行っとる云う。
ここは昼間抱えた慌しさを忘れさせ、落ち着くんや。
それと、「紀の善」の脇を曲がるとある神楽小路のみちくさ横丁の奥に鎮座する「ジャズスポット・コーナーポケット」ですわ。
ジャズスポットと名乗りながら憂歌団が掛かったりしとった。久しくご無沙汰しとるけど、あのミュージシャン然としたマスターは健在やろか?