福岡便り2-2
福岡便り2月号―22026年2月11日 松本 徹編集福岡県に来て一か月が経過しようとしている。その間国政選挙があり僕の住んでいる田川市には小泉防衛大臣が来た。また隣の行橋市には高市総理が応援演説に来ていた。 論点の少ない意味の無い選挙だと言われていたが、蓋を開けてみると見事に高市総理の狙い通りの結果に終わった。これで物価高対策とか17項目の新規事業戦略だとか防衛問題だとか憲法改定の議論も一気に進みそうな気配がして来た。政治でも事業でも停滞することが一番良くない事だと僕は考えている。動いていれば良い案が出て来るものだ。話は変わるが本田宗一郎は歩きながら考えると言っていた。僕が本田技術研究所に入社した時既に本田は世界の本田になっていたが、仕事の進め方はまだまだ中小企業のやり方がまかり通っていた様な気がする。自分で量産する工場を探しに行くこともあり、 新規の会社を採用する事で様々なドラマも生まれた。 メーカーを変える事で死活問題だと言われた事はないが、 コスト、 品質面から新しい会社を採用する事もあった。 中小企業で本田の量産が決まれば一気にその会社の売り上げはアップする事になるので、その会社の中で様々な人間ドラマが生まれた。 僕の知っている会社では本田の製品を量産した事で社長と常務の仲が険悪になり、 常務が会社を辞める事になった。またある会社では常務と課長、係長の仲が険悪になり課長、係長が会社を辞めて、 自分で新しい会社を立ち上げると言うケースもあった。その様な事を経験すると新規の会社を新たに本田に入れると言う仕事には嫌気がさし、なるべく変化点を作らないような仕事に没頭する様になって行った。 更には新規の会社を本田で採用してもその会社から結果的に恨まれる事もあるので、この様な仕事は割に合わないと思うようになって行ったのである。さて加藤商事は100年続く老舗の商社であり、今は日産系の仕事を多く手掛けている。主な仕事は選別だとかラインに検査員を入れたりする業務請負の仕事もある。加藤商事の事務所のすぐ隣には日産の九州工場があり、その近くにはトヨタ自動車九州の工場もある。事務所は巨大な工業団地の中にあり、昔お世話になったウスイの物流倉庫、フォレシア九州の工場もある。この様なロケーションで仕事をするとそれだけでモチベーションは上がり、昔やって来たことが走馬灯のように蘇って来た。思い返してみると楽しいというより辛い経験が多く、その事で今の自分の血となり肉となっている様な気がする。この様な経験から今では工場の中を歩くだけで、改善項目が直感的に分ったりする。だから加藤商事の事務所に初めて来た時もすぐに5S をやる必要があると思い、メンバーで事務所の5S 活動を始めた。また九州支店のミッションが明確になっていなかったので、取締役と相談しながら KPI(営業目標)も明確にした。勿論この目標を達成したら社員で北海道旅行にでも行こうと考えている。僕は今月から田川市にあるフォレシアのシートフレーム工場で品質の改善活動にあたる事が正式に決まった。また新規で業務請負の話を頂いており、プレゼン用の資料を作成した。この仕事が決まれば北海道旅行が一歩近づく事になるので品質を前面に打ち出したプレゼンに期待しているところだ。さて2月になりここ田川市でも積雪があり久しぶりに雪を見た。沼津市で生活していると雪を見る事はなかったので一夜で町の景色を一変させてしまう雪の美しさに改めて感動した。自然の美しさに触れて感動をするこの感情をいつまでも大切にしたいと考えている今日この頃なのである。さて新しい名刺が手元に届き気持ちを新たにしている所だ。品質をキーワードに新しい仕事にチャレンジしたいと考えている。どんな些細なことでも良いので何かありましあたら是非連絡をして頂ければ、真摯に対応させて頂きますので引き続きご指導、ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。