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女性ジャズヴォーカル「アン・ウィリアムス」のレコード紹介です。
豊かな歌声だが、はっきり・くっきりし過ぎ。
霞がかかる「ヴァーモントの月」、なんだが。
霞がとれ、ロマンチックな光景が吹っ飛びます。
一句
“ジャズの歌 くっきり過ぎて ロマン飛ぶ”
①『ファースト・タイム・アウト』(61)
《First Time Out/Ann Williams》
アン・ウィリアムス(vo)、クラーク・テリー(tp)、
フランク・ウィリアムス(p)、ミルト・ヒントン(b)、
オシー・ジョンソン(ds)、他。
《女性ジャズヴォーカル ブログ紹介》
②『Applause!/Pearl Bailey』(70)№2 降参です、激怒歌唱
《Clark Terry(tp) Blog紹介》
①『Serenade To A Bus ~』№1 ぐいっぐい!そこ退けラッパ
《ヴァーモントの月(Johnny Smith) Blog紹介》
①-1『Jazz At n.b.c』(52)№1 穏やかに漂う海月が鮪に
ちょっと気味悪そうで、近寄り難いんだが。
そんなジャケットのアン。
そんな見た目とは異なり、豊かな歌声が飛び出してくる。
はっきりとした、明瞭な唄い方をするアン。
タイトルどおり、当①はアンのデビュー・アルバム。
ミュージカルでも、観てるような聴いてるような。
ダイナミックで&語る口調で、繊細であったり。
ドラマチックで&歌詞を活き活きと浮かばせる。
そして、ハスキーヴォイスが何ともいえぬ色を忍ばせてくれる。
歌伴は5~6人のグループ。
だから、余計にアンの唄声をくっきりと深堀してくれる。
明瞭に、ダイナミックに。
「ぽっかり」と、アンの口元が音場に浮かぶ。
曲毎の表現力・巧さは圧倒するものがある。
少々、濃厚ぎみな味付けではあるが。
「Moonlight In Vermont」(ヴァーモントの月)。
あなたと私とヴァーモントの月明り。
ロマンチックな光景を描写した美しい曲です。
ギターのジョニー・スミスを想い出す。
彼が弾くこの曲、私の好きなメロディーです。
アンはちょっとオーバーに。
ちょっとダイナミック過ぎに唄う。
霞のかかった月は、霞が吹っ飛ぶようで。
私の好みを外したかな、と思える唄い方ではあります。
一句
“ジャズの歌 くっきり過ぎて ロマン飛ぶ”
こうもはっきりと唄われると、霞のとれた・くっきり月に・・・。