(続)№5 よれよれと、浸みる音《ジョージ・ウォリントン(p)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズピアノ「ジョージ・ウォリントン」のレコード紹介です。音符

 

この時33歳、引退間際に残したプレイ。
勢いのホーン部隊に隠れ、よれれと。

たどたどしいピアノ、「じめ」な末路が。

 

一句

 “浸みる音や 路のピアノ よれよれと”


⑤-1『レナード・フェザー・プレンゼンツ』(57)
《Leonard Feather Presents 52nd St./George Wallington》

ジョージ・ウォリントン(p)、アイドレス・サリバンorサド・ジョーンズ(tp)、

フィル・ウッズ(as)、カーリー・ラッセル(b)、

デンジル・ベストorアート・テイラー(ds)。

 


⑤-2 《Leonard Feather Presents BOP》


ウォリントンの名がトップをるが。
誰がリーダーか分からない。
オリジナル盤は、ウォリントンがリーダーとされている。

リーダー作は④『The Prestidigitator』が最期。
同年録音された当⑤、この時33歳。
その後、引退したという。

有名人の侘しい末路としかいいようがない。

ウォリントンのプレイは⑤と変わりない。
薬中ピアノか?とも思える「よれれ」プレイ。

 

 一句

 “浸みる音や 路のピアノ よれよれと”


艶がありスピードにのるアルトのウッズ。
いつもながら、ウッズは快感で聴かす。
ところが、ピアノの出番となると・・。


朴とつで・たどたどしいシングルトーンが。
ウッズの影に隠れ、じめとしかいいようがない。

 

音譜 勢いにのったホーン部隊の後に、よれれと・・・ピアノが。