№1 粗削れ、テキサステナー《ジェイムス・クレイ(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「ジェイムス・クレイ」のレコード紹介です。音符

 

粗くたい奴等、「ぐぉん・ぐぉん」攻める。

W.ケリーだって「わびさび」し、力で迫る。

似たり寄ったりの荒くれ者も、つなもんです。

 

一句

 “両雄の テキサステナー 削る”

①『ザ・サウンド・オブ・ザ・ワイド・オープン・スペイス!!!!』(60)
《The Sound Of The Wide Open Spaces!!!!/James Clay&David Newman》
ジェイムス・クレイ(ts)、ウィントン・ケリー(p)、

デイヴィッド・ニューマン(ts)、サム・ジョーンズ(b)、アーサー・テイラー(ds)。

 

《James Clay(ts) Blog紹介》

①『Tenorman』(56)№1 ドラム叩いて、何故テナーマン?

 

《David Newman(ts) Blog紹介》

①『Straight Ahead』(60)№1 ジャズ・ポップス!渡り歩き


まぁ~、これは凄い・凄い。
粗くたい奴等が「ぐぉん・ぐぉん」攻める。

2本のテナーだって粗い・い、荒っぽい。

リズム陣だって、力づく勝負で攻める。
「ころころ」ピンポン玉が転がるケリーのピアノ。
のはずだが、ここでは「わびさび」隠し、力で迫る。

クレイはテキサステナーの男っぷりの鳴り。
テキサステナーといえば、アーネットコブだが。
比べれば、コブよりはえ目な荒くれぶり。


強さで押すが、弱腰テキサステナーといえる。
だからか、55年に西海岸へ移住し活動する。

こんな黒々・盛り盛りテナーなんだが。
西海岸のアッサリ・カラーに、受け入れられる?

と心配するほど、ンマッチと思うが。

 

 一句

 “両雄の テキサステナー 削る”


そんな荒くれ者をっ張っる奴がいる。

それは、ドラムのローレンス・マラブル。
 

マラブル&クレイの『ナーマン』を紹介した。

ドラムがリーダなんだが『テナーマン』とは。
そんな理由は以前のブログを参考に。

テナー2本、どっちがっち?と気にはなる。
太く荒い(Rch)音がクレイ。

途切れ途切れの尖ったテナー(Lch)がニューマン。
 

似たり寄ったりの荒くれテナーを楽しむ。
ってのも、つなもんです。

 

音譜 荒くれテナー2本に、荒くれドラムが囃し立てる快感があります。