(続)№5 比べてがっくし、あのプレイ《ドナルド・バード(tp)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズトランペット「ドナルド・バード」のレコード紹介です。音符

 

芯の強い・り詰めた輝きで、バラードを。

前年の④『Fuego』、勢い&味で迫った。

比べると、辺り一辺倒・通っぽくて残念。

 

一句

“『Fuego』聴き べてがっくし あのプレイ”

⑤『バード・イン・フライト』(60)
《Byrd In Flight/Donald Byrd》
ドナルド・バード(tp)、デューク・ピアソン(p)、
ダグ・ワトキンスorレジナルド・ワークマン(b)、

ハンク・モブレーorジャッキー・マクリーン(ts,as)、レックス・ハンフリー(ds)。


《Donald Byrd Blog紹介》

④『Fuego』(59)№4 惑・惑、実体感が蘇る

 

《Hank Mobley Blog紹介》

⑯『And His All Stars』№17 未成熟!誰がリーダー?


バラードの「Little Boy Blue」。
通常優しく聴かす曲だが、軟さは見せない。


ソフトに・マイルドに何て、弱腰ではない。
張り詰めたきが、ラッパの音を覆う。
芯の強い音を、思いっ切り吹き放つ。


強く・重いロングトーンが、伸びる・伸びる。
バードの力、ちょっと中々聴けないのでは。

H.モブレーorマクリーンの2セッションを収録。
モブレーに期待したんだが。
一歩退いた音が、何とも情けない。

 

何時もながらのモブレーではあるんだが。

遠慮がちな弱腰な性格が、ここでも出ている。
「ぐいぐい」マクリーンの張り詰めた音。

彼と比べたら、どうもモブレーは見りがする。

当⑤は、④『Fuego』の翌年の録音。
④とメンバーの違いは、僅かではあるんだが。
勢いと凄味の④は、テンションの高さに参った。

比べると、当⑤は辺り一辺倒・通っぽくて残念ではある。

 

一句

“『Fuego』聴き べてがっくし あのプレイ”

 

音譜 強く・いロングトーンが伸びる・伸びる、お楽しみ下さい。