№1 春がきて!ハル唄う《ハル・シンガー(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「ハル・シンガー」のレコード紹介です。音符

 

「ンガァア~」える、がむしゃらテナー!
ラフorソフトにも、最の相棒ラッパと!

ど壷のUSからパリへ、一躍有人へ!

 

一句

 “春がきて ハルが唄えば えテナー”

①『ブルー・ストンピン』(59)
《Blue Stompin'/Hal Singer》
ハル・シンガー(ts)、レイ・ブライアント(p)、

チャーリー・シェイヴァース(tp)、

ウェンデル・マーシャル(b)、オシー・ジョンソン(ds)。

 

《Charlie Shavers Blog紹介》 

①『Charlie Digs Paree』(59)№1 旧いジャズ&旧い原盤に

 

《Eddie Lockjaw Davis Blog紹介》

⑥『Jaw's Blues』(81)№6 むせび泣き!わびさびで聴かす

 

「ンガァア~」吠える、えるテナー。
荒っぽい、粗っぽい、がむしゃらに。
ホーンカーに、一歩踏み込んだ暴れテナー。


アメリカの酒場で、ブルースで乗り・乗りに。
そんな状景が、眼に浮かびそうな・・。


たまにこんなの聴くと、「ふっ」切った爽感が。
と思えば、優しくソフトに中間派スウィングで。

結局乗りまくれば、やっぱえまくる。
こんなのをカンサス・スタイルと称す。

もし、エディー・ロックジョーとバトルしたら。

まるで野の争い?抜群の凄味で聴けるだろう。


そして、棒のシェイバース(tp)がいい。
粗っぽく迫るテナー&最良のラッパで聴かす。
テナーがソフトなら、ラッパは中間派スウィングで対応する。


安っぽいムードテナーでくれば。

心地良くラッパが、歩調を合す。
色とりどりの両者コーディネート、中々のもんです。

 

 一句

 “春がきて ハルが唄えば えテナー”


「まぁ~安っぽい」と、激批判もあれば。

or 乗りが良い、と善評価する方もあったり。
この類のみは、色々でしょうが。


とはいっても、この方随分無名なテナーマン。
USで鳴かず飛ばずで、65年リへ移住。

移住後、多くのアルバムをリリースし有名に。
ただ、私の手元にはこれ1枚しかないのです。

 

音譜 「ンガァア~」えるテナー&ラッパ・バトルを楽しんで下さい。