№1 真夏のソフトクリーム《レスター・ヤング(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「レスター・ヤング」のレコード紹介です。音符

 

36年・27歳デビュー、38年&44年の音源!

「とろ~」弱く滑らか、真夏のフトクリーム?

滑らかでけてしまいそうな、そんな音が・・

一句

 “ レスターの ける音色に 耳澄まし ”

①『ウィズ・カンサス・シティ 6』(38,44)
《With The Kansas City 6/Lester Young》
レスター・ヤング(ts)、バック・クレイトン(tp)、

エディ・ダーハム(tb)、フレディー・グリーン(g)、

ウォルター・ペイジ(b)、ジョー・ジョーンズ(ds)、他。

レスターは36年・27歳でレコードデビュー。

30年代後半・最も個性を発揮、といわれる。
当①は有名なレコードだが、ラッパのB.クレイトンが目立ち過ぎ。

 

レスターの短いアドリブを聴き込むしかない。
A面は38年、B面は44年の演奏。
まさしくA面が一生涯の品となる。

とにかく音が弱い。

滑らかなフレーズが弱々しく「ふわ~・とろ~」。
まさしく真夏のソフトクリーム。
滑らかに溶けてしまいそうな、そんな音。

 一句

 “ レスターの ける音色に 耳澄まし ”


B面44年の演奏はちょっと元気が良い音だ。
看板の「落ち着いたソフトトーン」は何処へ。
艶のある「滑らかさ」は30年代で終止符か?

 

音譜 滑らかにけてしまいそうな・・レスターをお聴きください。