№2 アレンジは?パワー勝負か《ベニー・ゴルソン(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
  ジャズサックス「ベニー・ゴルソン」のレコード紹介です。音符

 

C.フラーとの協演、『Blues-Ette』の演か?

アレンジ&ハーモニー無視、例のアルバム!

強いアタック&強引な抑揚、さのゴルソン!

一句

 “ 協演の 聴かせ所は ワージャズ ”

②『ゲッティン・ウィズ・イット』(59)
《Gettin' With It/Benny Golson》
ベニー・ゴルソン(ts)、カーティス・フラー(tb)、

トミー・フラナガン(p)、ダグ・ワトキンス(b)、

アーサー・テイラー(ds)。
《Benny Golson Blog紹介》

①『Reunion』(57) №1 三重苦!だらだらと


フラー(tb)との2管で攻める。
このコンビで有名なのは『Blues-Ette』、同年の録音である。
だが、当②ではフラーとのハーモニーの妙技をみせない。

A#2「April In Paris」はハーモニー重視のはず。

だが、ゴルソンの単プレイで終ってしまう。
①『Reunion』の「どろどろ」だらしないフレーズが嘘のようだ。

ゴルソンらしからぬ曲はA#3「Blue Streak」。
強いリハリの音がグイグイと迫る。
間を空けない・長~い「くねくね」のフレーズは変わらないが。


アタックの強さ・強引な抑揚のうねりが際立つ。
アレンジ&ハーモニー重視のゴルソンを投げ捨てた作品といえる。
ゴルソンらしくない例のアルバムだ。

 一句

 “ 協演の 聴かせ所は ワージャズ ”

 

音譜 強いメリハリの音でグイグイ迫るゴルソンをお楽しみ下さい。