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ジャズサックス「ハーブ・ゲラー｣のレコード紹介です。
妻ロレイン入院(？)、夫ハーブ・勢い失くし！
タイトル「西海岸の炎」、グループは熱く！
翌58年10月、妻ロレイン白血病で他界！
一句
“ 勢いは 妻のピアノに 頼るジャズ ”
⑤『ファイアー・イン・ザ・ウェスト』(57)
《Fire In The West/Herb Geller》
○スペイン盤ジャケット
ハーブ・ゲラー(as)、ケニー・ドーハム(tp)、
ハロルド・ランド(ts)、ルー・レヴィー(p)、
レイ・ブラウン(b)、ローレンス・マラブル(ds)。
《Herb Geller Blog紹介》
③『The Gellers』(55) №3 果てるまで！夫婦競演
④『The Herb Geller Sextet』№4 西海岸！カラッと軽く
エマーシー・レーベルからジュビリーへ移籍。
レコード会社が変わると演奏も変わる。
妻ロレインを外し、メンバもガラッと変更。
ウェスト・コーストの軽い匂いがぶっ飛び、
熱いNYサウンドに様変わり。
オール白人から黒人の加入で熱っぽい音に。
タイトル「西海岸の炎」？ 確かに「熱」っぽい。
ただでさえ、ゲラーの音はNYよりだが、
グループ丸ごと東海岸の熱風たっぷり。
ゲラーのアルトに勢いが無い。
④以前の妻ロレインとの共演と比べると。
音に元気が無く強さを失った。
ロレインは翌年58年10月に白血病で他界する。
ピアノが弾ける状態ではなかったのだろう。
夫婦共に強さで演りきった演奏が懐かしい。
一句
“ 勢いは 妻のピアノに 頼るジャズ ”
妻ロレインは病(？)で未加入、少々勢いのない夫君をお聴きください。
