№1 新人賞!癒し・愛され《ルビー・ブラフ(tp)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズトランペット「ルビー・ブラフ」のレコード紹介です。音符

55年ダウンビート誌、人賞獲得

他界(03年・75歳)まで、一貫した間派
安定感のメロディー、「癒し」され続け

一句

 “ 癒されて き続け ルビーの環 ”
 

①『ブラフ!!』(56)  《Braff!!/Ruby Braff》
ルビー・ブラフ(tp)、アーニー・ケイサーズ(bs)、

フレディー・グリーン(g)、デイヴ・マッケナ(g)、

コールマン・ホーキンス(ts)、ローレンス・ブラウン(tb)、

ドン・エリオット(vib)、エディー・ジョーンズ(b)、バジー・ロゥーティン(ds)。
○EPICレーベル
ちょっと珍しい「EPIC」レーベルのオリジナル盤で聴いている。
「ザッ・ザッ・・・」F.グリーンのリズムギターが太く・太くて驚く。

3セッションの構成。

クィンテットではリズムギターがクローズアップ。

つい、ギターの音だけに集中。

 

うき」をぶつけるような音に時を忘れる。
同じ音ばかりだが、他のレコードには無い音だ。

2003年・75歳の他界まで、一貫したスタイルのブラフ。
安定したメロディーは、真っ当な中間派。
ただ、ミュートの高音は好きになれないが。

歩くような速さのノーマルなラッパに「ほっ」とする。
変らぬスタイル、安定感の音は一種の「し」。


55年ダウンビート誌で人賞を獲得。
前年はクリフォード・ブラウンが同賞を受賞。
表・裏ほど真逆なスタイルのブラフ。
いつでも同じスタイルがされたのだろう。

 一句

  “ 癒されて き続け ルビーの環 ”


楽しく聴けるのはB#3「It's Been So Long」。
ブラフの間派メロディーに対し、

ピアノ・ドラムのモダンさが対比でき面白い。
 

音譜 「ザッ・ザッ・・・」、「うき」をぶつけるようなリズムギターの音をお楽しみください。