№2 叩く・叩け!自由奔放に《フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズドラム「フィリー・ジョー・ジョーンズ」のレコード紹介です。音符

 

随分とえ目、54歳・老いるにはまだ

自由放なドラミング、得意芸のはず

4バースも・ソロも長いだけ、々と・・・

 

一句

  “ 五十代 叩けよパワー れ ”

②『フィリー・ミグノン』(77)  

《Philly Mignon/Philly Joe Jones》
ナット・アドレー(cor.)、

フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)、ジョージ・ケイブルス(p)、

ロン・カーター(b)、アイラ・サリヴァンorデクスター・ゴードン(ts)。

 

《Philly Joe Jones Blog紹介》

①『Blues For Dracula』(58)№1 叩くほど!騒音雑音

 

この②のジョーンズは随分とえ目。
4バースも音数は少ない。

長いソロも淡々と音数が少ない。

この時54歳、老いるにはまだまだだが。

 

 一句

  “ 五十代 叩けよパワー れ ”


D.ゴードンも54歳、いぼれたのか勢いがない。
重量物でも引きずるように全くグルーヴ感がない。

ピアノレス・2ホーンのカルテットが面白い。
ホーンとドラムの絡みを巧く調和している。

ドラムを調するアレンジが上手い。

エルヴィン(ds)はピアノスのアルバムが多い。

スティック・ワークのアピールにはベストなのだろう。
 

フィリーは自由放なプレイで有名といわれる。

ヒジを使いドラムの皮を押さえ、音程を作る等の軽業師。

ちなみに、同名のジョー・ジョーンズに敬意を表し、

出身地フィラデルフィアから「フィリー」を付け足したとのこと。

 

音譜 随分とえ目な4バース&ソロだが、フィリー「らしさ」のドラミングです。