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ジャズサックス「ベニー・カーター」のレコード紹介です。
「艶」のアルトが耀き、跳ねる!
「カラッ」と・軽く、西海岸のリズム陣!
馬鹿陽気に、悪のり「ファーザー」が・・・
一句
③『スィンギン・ザ・20s』(58)
《Swingin' The '20s/Benny Carter》
ベニー・カーター(as,tp)、アール・ハインズ(p)、
ルロイ・ヴィネガー(b)、シェリー・マン(ds)。
《Benny Carter Blog紹介》
①『Jazz Giant』(57,58)№1 アルトBig3!艶の音
②『Makin' Whoopee』(58)№2 手癖ピアノ!馬鹿陽気
「艶」のアルトが耀き・リズミカルに跳ね回る。
カーターの良さが思う存分に聴けるアルバム。
「カラッ」と明るい音に、ウェスト・コーストのリズム陣がピタッシ。
S.マンのドラムが軽く・粒立ち良く・叩き出す。
NYの重く脂っこい「ゴン・ゴン」乗りとは随分異なる。
悪のり・明るさの主役はピアノのハインズ。
「ファーザー」ピアノの父と呼ばれるが。
跳ねる音が嫌いだ。
どんな曲でも馬鹿陽気に跳ねる音が肌に合わない。
一句
“ ハインズや 艶を邪魔する 跳ねる音 ”
往年の名手ハインズとカーターの二大看板。
それが売りのアルバム、なのは分かるが・・・。
小技の効いたドラムとの相性を考えれば、
アンドレ・プレビンのようにモダンで明るいピアノが欲しい。
「艶」のアルト、陽気なピアノ&西海岸リズム陣の演奏をお楽しみ下さい。