№2 塩落花生!テンション落ち《(スイス)ロマン・シュヴァラー(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
  ジャズサックス「ロマン・シュヴァラー」のレコード紹介です。音符

 

独国近隣三国同体グループ

伝統の有名曲、50年代の暮ったさが

スリル・ンションの高いテナーは何処へ

一句

 “ 野暮ったい テンション落ちた 花生 ”

②『ソルト・ピーナッツ』(82)
《Salt Peanuts/Klaus Weiss/Roman Schwaller 》
クラウス・ワイス(ds)、ロマン・シュヴァラー(ts)、フリッツ・パウアー(p)、

イスラ・エッキンガー(b)、ジョン・シュロウダー(g)。

《Roman Schwaller Bog紹介》

①『Roman Schwaller Quartet』(79)

№1 狂気&ロマン!共演か
 

シュヴァラーのリーダ作をレコードで入手するのは難しい。

まぐれ当りの①『~カルテット』くらい、だから役ものを購入。

リーダはドラムのワイス。

①の3年後の録音。
シュヴァラーのテナーは硬く・潔く切り込んでくる。

まるで「」、力強さは①と変わらないのが嬉しい。
 

音質はJ.コルトレーンを彿とさせる。
残念なのはシュヴァラーのオリジナル曲が無い。

従来の有名曲のためフレーズは50年代の野暮ったさが漂う。

①のようにスリル・ンションの高い演奏が聴けない。

 一句

   “ 野暮ったい テンション落ちた 花生 ”


面白いのは独国近隣三国同体のメンバであること。
ドラムとギターは独、テナーとベースはスイス、ピアノはオーストリアの出身。
独JETON社による独録音。
独らしく「チッ」とした妥協・緩みの無い録音は好感がもてる。

同じようにワイスのドラムは独人らしく無駄もなく的確。

メリハリの効いた重い一発を聴かす。
ただ、スタイルが古くーチングバンド風ドラムが様にならない。

 

音譜 スリル・テンションはイマイチだがり込んでくるシュヴァラーをお楽しみ下さい。