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ジャズサックス「ソニー・スティット」のレコード紹介です。
生涯100枚以上のリーダ作を残した！
駄盤は無い！ 似た演奏ばかりだから？
C.パーカーもどき？ だからテナーを？
一句
“売れた奴 似てると云われ パーカーに”
①『スティッツ・ビッツ』(50.6)
《Stitt's Bits/Sonny Stitt》
ソニー・スティット(ts)、デューク･ジョーダン、
ジュニア・マンス(p)、ジーン・ライト、
トミー･ポッター(b)、アートブレイキー、ウェスリー・ランダース(ds)。
生涯100枚以上のリーダ作を残した人。
我家にも20枚以上のスティットが眠っている。
好きでもないのに買ってたら・・。
無駄としか言えない？
聴くことが殆ど無いから。
駄盤は無いと、Z.シムズのように語られる。
言い換えれば、似た物ばかりだから駄盤がない。
とも言えるか。
本業はアルト屋と思うが、テナーを吹いてる。
偉人C.パーカー「もどき」と陰口を叩かれたから、
パーカー他界の55年まで、テナーを本業にしたようだ。
貧乏でサックス１本しか買えなかった、とも言われる。
一句
“売れた奴 似てると云われ パーカーに”
当①は丸ごとテナーを吹く。
音が太く・重く・堂々とした鳴りっぷり。
強烈な音ではないが、インパクトはある。
流暢な節回しで次から次へとメロディーが湧き出る。
特徴はアドリヴが明るく・ブルース臭さが無い。
これはSP盤等の寄せ集めアルバム。
４グループ構成だが、この頃はどれもお定まりのワンパターン。
だから余計にスティットのテクが浮き立つ。
基本的に巧い、それだけでスリルも無く・面白くも無い。
どっかレスター・ヤングに似たような。
個性・グループ毎の変化も無く、人畜無害B級レベル。
と、言われてもしょうが無いのでは。
太く・重く・堂々とした鳴りっぷり、駄盤なしと言われたスティットです。
