№3 J.コルトレーン!「もどき」とは《ジョー・ヘンダーソン(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
      ジャズサックス「ジョー・ヘンダーソン」のレコード紹介です。ルンルン

 

超激・圧倒・硬派ド真ん中、腕が唸る

ルトレーン部隊のリズム陣、発破を掛ける

コルトレーンの陰に 人気度はマイチ・・

一句

“ スピリッチャル スタイル似てりゃ 「どき」とは ”
③『イン・ン・アウト』(64)
《In'n Out/Joe Henderson》
ジョー・ヘンダーソン(ts)、ケニー・ドーハム(tp)、マッコイ・タイナー(p)、

リチャード・デイヴィス(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)。

《Joe Henderson Blog紹介》

①『Page One』(63)        ②『Our Thing』(63)

№1 デビュー!名門ブルー・ノート       №2 読めない・掴めない摩訶不思議観


このアルバムには超・圧倒する凄さがある。
前年録音の②『Our Thing』の何倍もの圧力を浴びせる。
破を掛け、炎上・爆発させるのはエルヴィンのドラム。

そしてピアノのマッコイ。
 

A#1のタイトル曲は以前の①・②には無かった、

烈なスピードでリズムが奔る。
①・②のへんてこなフレーズは出てこない。

硬質で力強い音が暴れまくる。

凄味を浴びせ、硬派ド真ん中の剛腕ジョー・ヘン。
だが世の中では、あまり「パッ」としない。

第一線・スーパー級ジャズマン扱いではない。


当時は偉人J.コルトレーンがスーパースター。
コルトレーンの陰となり人気度はマイチだった。

硬質な音・スピリッチャルなスタイルが似てるから、

他界以降(67年)後継者とも言われたジョー・ヘン。

 

当③はコルトレーン部隊のエルヴィンとマッコイとの共演。
コルトレーンどきの演奏となるのは止むを得ないのでは。
時代が悪かったのか「もどき」では可哀想なもんである。

今はコルトレーンを聴かず、あえてジョー・ヘンを聴いてるが。

一句

 “ スピリッチャル スタイル似てりゃ 「どき」とは ”

 

音譜 コルトレーン部隊のエルヴィン(ds)とマッコイ(p)との共演で味を聴かす。