№1 癖&訛り!まるで大阪人《J.R.モンテローズ(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「J.R.モンテローズ」のレコード紹介です。ルンルン

 

穴埋め式問題 欄だらけのアドリヴ

「・・・ンガ」「・・・ブガッ」、間の後に発音

何処でも「癖&り」の大阪人、のような

一句

 “ 大阪の 癖とりや モンテローズ ”

①『J.R.モンテローズ』(56)
《J.R.Monterose》
J.R.モンテローズ(ts)、アイラ・サリヴァン(tp)、

ホレス・シルヴァー(p)、ウィルバー・ウェア(b)、

フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)。

クロスワード・パズル 穴埋め式問題? 

欄に「音」を埋めよ、そんなアドリヴを吹く。


つまり一瞬の間がやたらと起こる。

空間「ンガ」・空間「ブガッ」。

間の後に拍子もない音が勃発。
フレーズに「訛り」が、こんな「癖」だらけの方も珍しい。


西海岸の白人テナー屋さん。

だが、ズ太い音質と癖の強さ。

白人らしさ何か塵も無い。

当作品は初リーダ作。

とは思えぬ堂々とした厳がある。


C.ミンガス、K.ドーハム・グループで修行を積んだからか。
「訛り」だらけのフレーズで堂々と勝負。

何処にいっても「癖&訛り」の阪人、のような。

 一句

   “ 大阪の 癖とりや モンテローズ ”


強力リズム陣相手ではあるが。

初リーダでも一歩も引かない。
押しの強いべース、ごつい音を轟かすドラム。
重戦車にブルドーザーの轟音迫力は味がある。

 

音譜 「癖&訛り」の阪人に似たモンテローズ&強力リズム陣の凄味をお楽しみ下さい