№13 絵の具!撒き散らす音《ジョニー・グリフィン(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「ジョニー・グリフィン」のレコード紹介です。ルンルン

 

油絵の具を撒き散らす・色豊かな音
フリーキーにエスカレート、詰め・昇天

デンマーク・城生活だが、フランスで他界

(2008年・80歳)

一句

   “ 撒き散らす 絵の具や 音に化す ”

⑬『ツー・ザ・レイディース』(79.11)
《To The Ladies/Johnny Griffin》
ジョニー・グリフィン(ts)、ロン・マシューズ(p)、

レイ・ドラモンド(b)、アイドリス・マハマド(ds)。

 

《Johnny Griffin Blog紹介》

⑪『Blues For Harvey』№11 普通っぽい?野性味・牙抜かれ    

⑫『Return Of The Griffin』№12 蘇る音!リターンN.Y.C.


「エキサイトな男」をグッと押さえた。
そんなグリフィンが居る。
サンバもどきのリズムや、3拍子にのるグリフィン。

A#3「Jean Marie」3拍子の曲。
アドリヴの導入部で、強さを殺し多種多様に。
音色をもてあそび、色豊かに音を拡散。

アドリヴ後半、豊な色彩に力強さを上塗り。
フリーキーにエスカレートし。
天するように昇り詰める。

 

油絵の具をブチ撒ける、音の色彩感に陥る。
50歳を超えたが、テク&パワーに服。

 

 一句

 “ 撒き散らす 絵の具や 音に化す ”


①『Johnny Griffin』は、地元での初リーダ作。
まだまだ、本調子には至らない。
②『Introducing』はNYに進出した初アルバム。
②から約20年以上経った当⑬と基本的に変化は無い。

 

湧き上るフレーズ。

力強く男らしいキサイティングな音。
H.バップ・ド真ん中で貫き通す演奏を絶賛。


63年以降コペンハーゲンで。

城での安定した生活を、のはずだが。

2008年・80歳・フランスで界している。

 

音譜 A#3・3拍子の曲、グリフィンのアドリヴのトーリー性をお楽しみ下さい。