(続)№7 錯乱!突然変異・爆裂音《ボブ・バーグ(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「ボブ・バーグ」のレコード紹介です。 ルンルン

 

ジョーンズのラッパ、太く・しくテーマを

バーグ、突然変異の如く音場を
突拍子なく・がさつな音、音場を

一句

 “錯乱か 然変異 ボブバーグ”

⑦『ライト・フライト』(77)
《Lite Flite/Kenny Drew/Bob Berg》
ケニー・ドリュー(p)、サド・ジョーンズ(tp)、

ボブ・バーグ(ts)、ジョージ・ムラーツ(b)、ジミー・コブ(ds)。

《Bob Berg Blog紹介》

⑤『Dreams』(89)№5 ハンバーグ?狂暴フルバーグ 
⑥『Silver'n Voices』(76)№6 コーラス相手に脅し上げ


リーダはドリュー、演奏はタイトルどおりイト。

ヘヴィーなのは脇役のバーグだけ。
②『Eastern Rebellion 2』と同年録音。

 

②よりは僅かにタイトな音質。

だが、硬い「リ・ゴリ」感は変わらない。
 

A#3「Percious Lady」が面白い・意表を突く。
3拍子でジョーンズ(tp)が太く・しく奏でる。
バーグの登場で、一揆に音場を豹変させる。

 

突拍子もないガサツな音で場を乱する。
突然変異を勃発させる。

いつものバーグが愉快で堪らない。

  一句

  “乱か 然変異の ボブバーグ”


ピアノのドリューは落ち着き払った鍵盤さばき。
ジョーンズも落ち着き・安定感のアドリヴ。
両者共にメリハリ感も無く、々と一生懸命。

そんな中のバーグの音質・フレーズは質。
「我こそは」とプッシュする存在感は単独行動。
残念なのはリズム陣のインタープレイがない。
この演奏が平で際立ち感が無いのは、そのせいだろう。

 

音譜 突然変異を勃発させ、音場を乱するバーグをお楽しみ下さい