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ジャズサックス「アート・ペッパー」のレコード紹介です。
テンションは低いが、天性の創造性が!
『Gettin' Together』の息絶え絶えよりマシ!
薬中地獄下、精神的ハイ状態か?
一句
⑬『スマックアップ』(60.10)
《Smack Up/Art pepper》
アート・ペッパー(as)、ジャック・シェルドン(tp)、
ピート・ジョリー(p)、ジミー・ボンド(b)、フランク・バトラー(ds)。
《Art pepper Blog紹介》
⑪『The Art of Pepper Vol.2』№11 重く紡ぐ音!ベースデュオ
⑫『Gettin' Together!』(60.2)№12 たじたじ!Vs. NYリズム陣
テンションの低いペッパーだが。
インプロヴィゼイションは天性。
手癖フレーズ、一瞬間を置くタイミング。
ペッパー節、つい「イイネェ~」。
何度聴いても飽きはこない。
聴き処はオリジナル「Las Cuevas de Mario」。
面白いテーマ、以前と異なる雰囲気を味わう。
⑫『Gettin' Together』から半年後の演奏。
⑫の途切れ途切れ・息絶え絶え薬中地獄。
そんな演奏より少しはまし。
58,59年の麻薬療養前の力強さには到底及ばないが。
一句
“薬中か 良さも悪さも 音にでる”
西海岸のメンバだから「らしさ」が良く出ている。
ドラムの「バタバタ」は、スマートさに欠ける。
だが、迫力満点ではある。
シンバルの「ゴツ・ゴツ」感が巧く同調。
生々しい香りが充満する。
シェルドンのラッパが古っぽい。
どうも中間派の匂いが好きになれない。
これではペッパーの切れ味良い音に不釣合い。
面白いテーマ、ちょっと「風変わり」なアドリヴをお楽しみ下さい