№13 薬中か?音を聴けば・・《アート・ペッパー(as)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「アート・ペッパー」のレコード紹介です。ルンルン

 

テンションは低いが、性の創造性が

『Gettin' Together』の息え絶えよりマシ

薬中地獄下、精神的イ状態か
一句

 “薬中か 良さも悪さも にでる”

⑬『スマックアップ』(60.10)
《Smack Up/Art pepper》
アート・
ペッパー(as)、ジャック・シェルドン(tp)、

ピート・ジョリー(p)、ジミー・ボンド(b)、フランク・バトラー(ds)。

 

《Art pepper Blog紹介》

⑪『The Art of Pepper Vol.2』№11 重く紡ぐ音!ベースデュオ

⑫『Gettin' Together!』(60.2)№12 たじたじ!Vs. NYリズム陣
 

テンションの低いペッパーだが。

ンプロヴィゼイションは天性。
手癖フレーズ、一瞬間を置くタイミング。

 

ペッパー節、つい「イイネェ~」。

何度聴いても飽きはこない。

聴き処はオリジナル「Las Cuevas de Mario」。
面白いテーマ、以前と異なる囲気を味わう。


⑫『Gettin' Together』から半年後の演奏。
⑫の途切れ途切れ・息え絶え薬中地獄。

そんな演奏より少しはまし。
58,59年の麻薬療養前の力強さには到底及ばないが。

 一句

 “薬中か 良さも悪さも にでる”


西海岸のメンバだから「しさ」が良く出ている。
ドラムの「バタバタ」は、スマートさに欠ける。

だが、迫力満点ではある。
 

シンバルの「ゴツ・ゴツ」感が巧く同調。

生々しい香りが充満する。

 

シェルドンのラッパが古っぽい。

どうも中間派の匂いが好きになれない。

これではペッパーの切れ味良い音に釣合い。
 

音譜 面白いテーマ、ちょっと「変わり」なアドリヴをお楽しみ下さい