№9 全集中!薬中ぶっ跳べ異次元へ《アート・ペッパー(as)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
ジャズサックス「アート・ペッパー」のレコード紹介です。ルンルン

 

別格もの・次元のペッパーがここに
脂っぽく・汗と熱を放射するNYCのリズム陣

薬中もうろう・集中NYCジャズとの融合

一句

 “全集中 薬中ぶっ跳べ 次元へ”

⑨『ミーツ・ザ・リズム・セクション』(57.1)
《Art pepper Meets The Rhythm Section》
アート・ペッパー(as)、レッド・ガーランド(p)、

ポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)。

 

《Art pepper Blog紹介》

⑦『Modern Art』(57.1)№7 ベースデュオ!音場独り占め

⑧『The Artistry Of Pepper』(56)№8 乱発・乱売!似た写真

当⑨は別格もの、次元の存在といえる。
50年代を連続で聴くと、そう思わざるを得ない。

当⑨で激辛ペッパーの壷にはまった。


この「リズムセクション」の部隊は、

イルス・グループの一陣。

マイルスのロスツアーで、リズム陣だけと共演。
NYCで活躍する連中、以前の西海岸の部隊とは段ちに異なる。

ピアノは強く重く明確な音でブルース臭く。
力強く・靭なベースが跳ね上がる。

ドラムはリズムを食い尽くし・前のめりに。
西海岸の連中と異なり、っぽく・汗と熱を放射してくる。


ペッパーが受ける刺激は計り知れない。
以前に無い強い音が噴上がる。

 

緊張感からか音が「ウッ」と詰まる。
間が空く瞬間が聴き取れる。
中療養から1年経つが、再度薬中ドップリでは

イマジネーションの極地。

集中の頂点が聴ける。

薬中もうろう、全神経集中・緊張感の極限か
このレコードの異常な精神状態を覗いて見たいもんだ。

  一句

  “全集中 薬中ぶっ跳べ 次元へ”

 

音譜  50年代、こんな力いペッパーは他に無い。どうぞお楽しみ下さい