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ジャズサックス「エリック・ドルフィー」のレコード紹介です。
「ボェ・ヴヒィ・ヴヒィ~」バスクラが「いななく」!
「ゴオォ~・ボオォ~」チェロの音が地を這う!
象 or カバ or 鯨 が「あくび」をしたらこんな音?
一句
④『ホェアー』(61.6)
《Where ?/Eric Dolphy》
エリック・ドルフィー(as,bcl,fl)、マル・ウォルドロン(p)、ロン・カーター(b,cello)、
ジョージ・デュヴィヴィエ(b)、チャーリー・パーシップ(ds)。
《Eric Dolphy Blog紹介》
②『Out There』(60.10)№2 狂鳴音!バスクラ&チェロの響鳴
③『Far Cry ! 』(60.12)№3 キリン顔!サックス噛つき
「ボェ・ボェ・ヴヒィ・ヴヒィ~」
まるで、象の「いななき」バスクラリネットの音。
1曲目からバスクラ・パワー全快「いななき」始める。
よっぽどロンのチェロがお気に入りか。
チェロと被ったバスクラは象の「いななき」で襲い掛かる。
A#3「Softly As In A Morning Sunrise」。
何と、テーマをチェロで「ゴオォ~・ボオォ~」。
とても朝の爽やかさなどありゃしない。
この音創りは何を表現したいのか?
録音は名手R.ヴァンゲルダー。
凄まじい「極」低音が這いずり回る。
象orカバor鯨が「あくび」をしたらこんな音か?
一句
“地を這うや カバのあくびか チェロの音”
ドルフィーとドラムの4バースはいきり立つ叫び。
喧嘩腰でドラムとの一騎打ち。
この曲、このレコード1番の聴かせ所。
《Where ?/Ron Cater》
冒頭のジャケットと比較して下さい。
リーダ名が逆転し演奏は同じ。
共にプレスティッジ・レーベルの正規もの。
R.カーターがリーダでも良い?ソロを多く起用。
両方買ってしまい、非常に気分が悪い。
チェロの地を這う「極」低音とバスクラのいななきをお聴き下さい。
全く「爽やか」ではない「朝陽のように爽やかに」をお聴き下さい。