ご訪問ありがとうございます。
ジャズサックス「エリック・ドルフィー」のレコード紹介です。
「クィイ~・キィイ~」気味悪いバスクラ音!
バスクラ&チェロ、「狂鳴」音の行先は?
「Out There」向こうに何かあるのか?
一句
“響き合う バスクラ・チェロが 狂鳴し”
②『アウト・ゼア』(60.10)
《Out There/Eric Dolphy》
エリック・ドルフィー(as,bcl,fl)、
ロン・カーター(cello)、ジョージ・デュヴィヴィエ(b)、ロイ・ヘインズ(ds)。
《Eric Dolphy Blog紹介》
①『Outward Bound』(60.4)№1 狂人!象の「いななき」
気味が悪い。
「クィイ~・キィイ~」バスクラの高く伸ばす音。
激しい上下運動だけのフレーズの繰り返し。
伸ばした高い音が不気味でしょうがない。
バスクラの不気味なテーマ。
被さってくるチェロ・弓の音。
この異常な狂った響き、初体験する音の空間。
一句
“響き合う バスクラ・チェロが 狂鳴し”
ピアノレスで、チェロがフロントに出現。
特殊な編成はフリージャズの臭いを予感。
だが、リズムを崩さない正統なH.バップ。
フリージャズの「香辛料」を山盛りばら撒く演奏。
ジャケットが面白い、まるで「ダリ」の絵画。
チェロにシンバルを突立て、砂漠上を浮遊。
止まったメトロノームは何なのか?
奇抜なデザインに翻弄される。
ドルフィーが魔界・新境地へ誘う。
「Out There」向こうに何かあるとでも言うのか?
バスクラ&チェロが狂鳴し合う不気味な音をお聴き下さい。