№7 時代の波!「陽気」を超え激変《コンテ・カンドリ(tp)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルン ご訪問ありがとうございます。
ジャズトランペット「コンテ・カンドリ」のレコード紹介です。ルンルン

馬鹿陽気ラッパから10年以上経ち
時代の波に乗り、「」で格好良く

熱く一生懸命・割れる程・力強くける音

一句

 “時に乗り 陽気を超えた ける音”

⑦『コンヴァーセイション』(73)
《Conversation/Conte Candoli》
コンテ・カンドリ(tp)、フランク・ロリーリーノ(tb)、フランコ・ダンドレア(p)、

ジョヴァンニ・トマーソ(b)、ジェジェ・ムナーリ(ds)。

《Conte Candoli Blog紹介》

⑤『Jazzin' Around』(59) №5「3年連続リリース!陽気兄弟

⑥『Little Band Big Jazz』(60)№6「大げさ」タイトル!格好も・・


⑥『Little Band-Big Jazz』から10年以上も経った演奏。
カンドリはまだまだ46歳だが、随分と白髪に。(右側)

50年代の面影がしっかり残ってる。

10年以上も経ち、音は随分と変った。
馬鹿陽気・ブリリアントな音から棘の取れた「ろやか」音に。
フレーズも落着き、安定感ある音が心地良い。 

聴き処はB#1「Attention」。

①『West Coast Wailers』を想い起こすいプレイ。
60年と70年代の演奏の違いが良く分かる

 

ピアノのバッキング、ドラムのレガートが大きく変わった。
時代のに乗ったカンドリの変化に耳を疑う。

あの馬鹿陽気なラッパは「」に格好良く。
こんな変化があるからジャズは面白い。

 一句

 “ 時に乗り 陽気を超えた ける音 ”


ハイトーン一発、強弱あるフレーズ。

割れる程・力強く裂け、一生懸命な熱い音がやっと聴けた。
この曲はロソリーノのオリジナル。
他のカンドリのオリジナル曲は、陽気さが抜けない。

間のけたテーマとアドリヴを今でも引きずっている。

 

音譜 時代の波に乗った「一生懸命」な熱い音をお聴き下さい《B#1「Attention」》